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マラウイ国 初等教育環境改善プログラム

学校ベース・イニシアティブに基づいた活動推進のための

アクション・プラン案作成ワークショップ

実施報告書

平成17年 5月 20日
マラウイ共和国教育科学技術省 計画局
教育行政アドバイザー
中山 嘉人
派遣期間:2002 年 6 月 24 日~2005 年 6 月 23 日
専門家番号:B-02-44027
―目次―

1. 実施背景...................................................................................................................... 2
2. 実施目的...................................................................................................................... 2
3. 期待された成果/目標 .................................................................................................. 3
4. 実施日程案 .................................................................................................................. 3
1) 日時: .................................................................................................................................... 3

2) 場所: .................................................................................................................................... 3

3) プログラム: .......................................................................................................................... 3

4) 参加者: ............................................................................................................................... 4

5. 実施内容...................................................................................................................... 4
1) セント・ジョーンズ小学校での学校ベース INSET の経験の共有................................................. 4

2) 学校ベース活動推進に係るアクション・プラン案作成................................................................. 5

6.成果と課題 ..................................................................................................................... 7
1) 期待した成果/目標の達成状況............................................................................................... 7

2) 今後の活動と支援方向性.......................................................................................................... 7

別添
1:Lilongwe Urban 地方教育事務所長 Mrs. Mandala によるプレゼンテーション資料
2:「How to promote school-based initiatives」プレゼンテーション資料
3:Step by Step School-Based Initiatives Strategic Action Plan Manual
4:リロングウェ市内の各教育事務所のアクション・プラン案

*なお、本ワークショップでは、開発調査 NIPDEP によって昨年度改定した『District Education Plans


2005/06-07/08』のコピーを各参加者に配布した。

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1. 実施背景
1994 年のマラウイ政府教育省(以下「教育省」)は、初等教育無償化政策施行以降、急増した就学者に対処
するため、初等教育教員養成や施設の拡充、学習教材の配布など同サブ・セクター強化のための戦略行動計
画の策定とその実施に努めてきた。その中でも学校施設や教員不足は主に農村部で深刻であったため、教育
省や開発パートナーの初等開発プログラム/プロジェクトはこれまで主に農村部を中心に行われてきた。一方、
農村部からの人口移動や、都市部の拡大から都市部郊外における人口増加も激しく、それに伴い、学齢人口も
急増している。例えば、首都のリロングウェ(Lilongwe)市内には約 460 校の小学校が存在し、約 40 万人(全国の
就学者の約 13%)が収容されている。
このような状況の中で、2002 年 12 月、リロングウェ市内セント・ジョーンズ小学校の学校運営委員会(SMC)か
ら、教室増設支援の申請書(当初は、「草の根無償資金協力」)が JICA マラウイ事務所に出された。それを受け
て、学校の現状及び SMC をはじめとする学校運営状況の調査を行い、支援の妥当性、及び必要性の高さととも
に、特に、支援の緊急性が確認されたことから、当初申請のあった「草の根無償資金協力」よりも更に迅速性の
ある専門家現地適用化費(現地業務費)を活用し、7 ブロック(14 教室)の建設及び生徒用二人掛机・椅子 180
セット、教員用机・椅子 15 セットの供与支援を行った(2003 年度)。この協力により、教室数が既存の 8 教室から
22 教室に増加するとともに、生徒用机・椅子セットは、80 セットから 260 セットに増加した。教育環境も、過去に雨
季の時期には授業が中断せざるを得ない状況であったが、通年で授業を実施できるようになるとともに、一クラス
当りの生徒数も協力前の約 419 人から 152 人へと改善し、より効果的な授業が実施できるようになった。
更に、初等教育は最も地方分権化を奨励しているサブ・セクターであり、教育の地方分権化の最終的な目標
は、学校レベルでの学校運営学校レベルでの学校運営マネジメント能力の強化であることから、施設改善支援
後の専門家による学校運営のモニタリングや教員再訓練の技術的支援により、学校教育の質の向上に向けた
ニーズ調査及びプロポーザル作成等のキャパシティ・ディベロップメントを支援し、2005 年 2,3 月には、1)音楽
教育に関する教授法指導、2)一クラス 100 名を超える大クラスの教室運営向上、を目的とした現職教員研修を
行った。
このようにセント・ジョーンズ小学校をモデルに実施してきた「学校ベースのイニシアティブに基づいた活動」に
ついて同市内の Lilongwe Urban, Lilongwe Rural East, Lilongwe West の3つの県教育事務所から、その活動拡
大支援について要請があった。
このような背景の下、本会議は、セント・ジョーンズ小学校でこれまで実施されてきた「学校ベースの活動経験
と教訓」を同市内の県教育事務所関係者と共有するとともに、今後同様の活動を推進していくためにアクション・
プラン(案)を作成することを目的として実施した。

2. 実施目的
① 先日実施した「セント・ジョーンズ小学校における学校ベース現職教員再研修 (INSET)」の経験につい
てリロングウェ市内県教育事務所関係者と共有する。
② リロングウェ都市部における「学校ベース INSET」推進のための体制作りに必要なアクション・プラン
(案)を作成する。

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3. 期待された成果/目標
本ワークショップの成果目標を以下のとおり設定した。
① 平成17年2,3月に実施した「セント・ジョーンズ小学校INSET」(「セント・ジョーンズ小学校現職教員研
修実施報告書」参照)の経験と教訓がリロングウェ市内地方教育事務所関係者で共有され、他学区で
の初等教育向上活動についての意識が向上する。
② 「学校ベースINSET」推進のためのアクション・プラン(案)がリロングウェ市内の3つの県教育事務所ごと
に作成される。

4. 実施日程
1) 日時:
2005 年 5 月 18 日(水) 7:45-13:00
2) 場所:
コリア・ガーデン・ロッジ 会議場
3) プログラム:

Person in charge Objectives


Mr. F. Ngwenya (Programme
7:45-8:00 : Registration * Participants are registered and identified
Officer/JICA)
Logistical Mr. Y. Nakayama * All necessary logistical matters are
8:00-8:15 :
Announcement (Education Advisor/MOE) informed to participants
* All participants are welcomed and the
8:15-8:30 : Opening Remarks LLW Rural West DEM
meeting is officially opened
Participants
8:30-9:00 : All participants * We become to know each other
Self-introduction
Sharing Experiences
<Presentation> * An experience of School-based INSET
School-Based INSET - Mr. Mkwakatira (Head teacher conducted at St. John's Primary School is
9:00-9:20 :
in the case of St. John's of St. John's Primary School) presented by all participants from
Primary School organisers' perspective
<Presentation> * Achievement and lesson learned of
Achievement and Lesson Mrs. Mandala (DEM of LLW the case of St. John's Primary School are
9:20-9:40
Learned from the Urban) critically assessed and shared from the
Experience administrative point of view
9:40-10:10 : Q & A All * Clarification, Discussion in depth
10:10-10:30 : Tea Break Networking
Drafting Action Plan
* Some ideas or guidelines how to initiate
<Presentation> How Mr. Y. Nakayama School-based INSET and how to make an
10:30-11:00 :
to make Action Plan (Education Advisor/MOE) Action Plan for promoting this type of
activity
<Group Work> Drafting
11:00-12:15 : All * Making a draft of Action Plan
Action Plan
<Presentation> Sharing Presenters from Each District * Sharing idea with all participants and
12:15-12:45 :
the Draft Action Plan Education Office incorporate suggestions into the original
* The meeting is evaluated and official
12:45-12:55 : Closing Remarks LLW Rural West DEM
closed

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The way forward and
Mr. Y. Nakayama * Announcement about the way forward
12:55-13:00 : Logistical
(Education Advisor/MOE) and logistical matter
Announcement

4) 参加者:
・ リロングウェ市内 3 つの地方教育事務所(Lilongwe Urban, Rural East, Rural West District
Education Office)の各事務所長、初等教育アドバイザー、初等教育担当官、財務会計担当官
(計 57 名)
・ 教育本省初等教育局担当官(1 名)
・ セント・ジョーンズ小学校教員及び学校運営委員会議長(4 名)
計 62 名

5. 実施内容
1) セント・ジョーンズ小学校での学校ベース INSET の経験の共有
① 先日、セント・ジョーンズ小学校において計画、実施した INSET の経験について、当学校長、SMC 議長
及び学校を管轄している Lilongwe Urban 地方教育事務所長から発表がなされた。
② 学校長及び SMC 議長からの発表では以下の点が強調された。
INSET 実施に当たって計画段階から学校関係者(教員、SMC メンバー)が深く関与し、教育本省及
び地方教育事務所の教育行政機関と連携しつつ、時間をかけて準備を進めていった。
プログラム実施においては、参加者各自が「Time Management」の認識を改め、一日のプログラム目
標を達成できるように責任を持って行動した。
運営においては、特にプログラムの予算の適正な運用と会計処理についての意識改革が図られた。
毎回のワークショップには地方教育事務所と教育省からモニタリングが為され、研修内容の質の維持
と向上が図られた。
プログラムの計画、準備、実施、モニタリングの一連の流れを通じて、教育の質の向上には各学校の
イニシアティブと行動力がキーとなることを再認識した。
教室施設の運営維持管理については、各生徒から MK20 を徴収して行い、また、学校内の安全を確
保するためのガードマン雇用もこの学校ベースの「開発予算」によって賄っているなど、学校の自治が
強化されている。
③ 一方、Lilongwe Urban 地方教育事務所長の Mrs. Mandala からは別紙1のとおり発表が為され、今回の
ワークショップの効果として、学校のイニシアティブにより教員の業務執行チェックリストの開発され、学
校長が日々それに基づいて授業のモニタリングと助言を行い始めたこと等が紹介された。
④ これらの発表の後、質疑応答が行われた。主な協議内容は以下のとおり。

学校で開発した「業務執行チェックリスト」について、どのような経緯で作成されたのか。また、そ
のチェックリストの記入を怠った教員に対してはどのような指導が為されるのか。
=>チェックリストの作成は、教職員全員の合意の下に学校長と副校長で作成した。作成に対して反対す
る教職員は全くおらず、それだけ業務の質の向上に対する意識が高まった証拠だと言える。また、記

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入を怠った教員に対しては、基本的に学校長から助言と指導をするようにしているが、それ以上に特
に処分などは現在のところ行っていない。
セント・ジョーンズ小学校には、約 3,700 名の児童数に対して、教室数 22 (校庭の壁に設置して
ある黒板の数 21 も入れると 43)で、教職員が 74 名いるということだが、効率的に時間割と教員の
配置を行えば、大人数」となる学級の問題は解決されると思うが、なぜ、「Large Class」のマネジメ
ントが問題なのか。
=>確かに教職員は「記録の上」では 74 名いるが、実際は、家庭の事情(病人の看病、葬式の出席など)
で全員が学校に出勤している状態はほとんどなく、限られた数の教職員で授業を実施しなければなら
ない。したがって、どうしても 100 名を越すクラス運営が必要になっているのが現状である。

学校施設の運営維持管理やガードマン雇用のために父兄から資金を徴収しているということだ
が、これは、政府が実施している「初等教育無償化政策」と矛盾するものではないか。また、父兄
に対してどのような説明を行っているのか。
=>学校独自の開発予算を確保するために資金を徴収することについては父兄から了承を得ている。近
隣の学校で女子児童に対する性的嫌がらせ等が発生しており、父兄も自分達の子供の安全を確保
するために自分達で何かしなければならないという認識が高い。本来ならば、政府がガードマン雇用
に関する予算を出すべきだが、以前、政府から来たガードマンは昼間から酒を飲むなど全く信用でき
なかった。したがって、やむを得ず、コミュニティーでお金を出し合い、我々が実際にインタビューを行
い信頼できる人物を雇用している。したがって、本件に関して「初等教育無償化政策」と反することは
全くなく、問題の原因が適切な方策をとらない政府自身から来ていることを認識してほしい。

これらセント・ジョーンズ小学校での経験の共有の後に、具体的に各地方教育事務所が教育行政として如何
に「学校ベース」の活動を支援していくか、そのアクション・プラン作成についての協議に移った。

2) 学校ベース活動推進に係るアクション・プラン案作成
① まず、別添 2 の「プレゼンテーション資料」と別添 3
の「Step by Step School-Based Initiatives Strategic
Action Plan Manual」を併用しながらアクション・プラ
4. Steps to make Action Plan
Step 1: Knowing the Customers’ Needs
ン案の作成手順について説明を行った。
What do they want through SBI?
② 最初に「学校ベースの活動推進」の意義、地方分権
Students
化など国の教育行政や地方教育開発計画(District Teachers
Communities
Education Plans: DEPs)との関係、そして、アクショ To know customers’ needs, what should we do?
=> Action Plan Manual
ン・プラン(案)作成手順について説明を行った。
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③ 第一段階として、生徒、教員、地域コミュニティーの
ニーズを把握する。その際、これら学校関係者を「Customers」と表現し、教育行政サービスはこれら
「Customer」に満足される教育を提供することにあることを強調した。

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④ 第 2 段階として、5W2H (What, Who & To Whom, Why,
4. Steps to make Action Plan
When & By When, Where, How, How Much) を検討しな
Step 2: Setting common and clear goals
and strategy (5W2H) がら、具体的な目標と活動について検討するよう指示した。
5W 2H
What: How:
Who & To Whom : How much:
Why:
When & By when
Where To set the goal, what should we do?
=> Action Plan Manual 7

⑤ 第 3 段階では、これまでの学校関係者のニーズ把握に
基づいた具体的な行動計画を実施するに当たって、現 4. Steps to make Action Plan
在、各地方教育事務所で活用可能な資源は何かを検 Step 3: Identifying what we have in our
existing resources
討することを要請した。 Hard 3s Soft 4s
System Staff
⑥ これは、何か活動を行う時にまず始めに議論になるのが、 Structure Style
Strategy Skills
「資金がない」、「機材がない」というものだが、そのように、
Shared-culture
「ないもの」を理由に活動ができないとするのではなく、 Peters and Waterman (1982) In Search for Excellence
To identify what we have, what should we do?
=> Action Plan Manual
「あるもの」から何が生み出せるのかを考えてもらうため
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にこの段階を設定した。特に、ハード面よりもソフト面
(Staff, Style, Skills, Shared-culture)が効果的なマネジメ
ントには重要であることを強調した。

⑦ 次に、上述の「7 つの S」の各項目についての「ギャップ分
4. Steps to make Action Plan
Step 4: Identifying Gaps (Goals & Existing
析」を行う。活用可能な資源は何なのかを認識した上で、更
Resources) to attain the goals に外部からの支援が必要なものは何なのかを把握する必
=> Hard 3s & Soft 4s again
Hard 3s Soft 4s 要がある。
System Staff
Structure Style
Strategy Skills
Shared-culture
To identify gaps, what should we do?
9
=> Action Plan Manual
4. Steps to make Action Plan

⑧ そして最後に、これまで検討した項目を「アクション・プラン」 Step 5: Draw Action Plan


Step 1: Needs
のマトリックするに落としていく作業を行う。 Step 2: Goals
Step 3: Existing Resources
⑨ 上述のアクション・プラン作成マニュアルの説明に従って、 Step 4: Necessary Support to fill gaps
Step 5: Mapping All these information on
各県教育事務所ごとにグループワークに移り、作業を進め Action Plan

ていった。各事務所によるアウトプットは別添 4 のとおり。 10

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6.成果と課題
1) 期待した成果/目標の達成状況
上述3のとおり、計画では、本ワークショップで達成すべき成果目標を以下のとおり設定した。

期待された成果
[1] 平成17年2,3月に実施した「セント・ジョーンズ小学校INSET」の経験と教訓がリロングウェ市内地
方教育事務所関係者で共有され、他学区での初等教育向上活動についての意識が向上する。
[2] 「学校ベースINSET」推進のためのアクション・プラン(案)がリロングウェ市内の3つの県教育事務
所ごとに作成される。
① [1]の経験の共有に関しては、セント・ジョーンズ小学校関係者が企画、準備、実施までの一連の活動を自
分達のイニシアティブで行い、そのように自分達で動くことで学校環境が改善されていったという事実が、
自負心に溢れたプレゼンテーションとなり、参加者に学校ベースでの活動を推進していくことが重要である
という関係者間の認識が向上したといえるだろう。
② また、来年度(2005 年 7 月~)から初等教育サブセクターの予算が地方レベルへと委譲されることが予定さ
れている中で、本事例を使って学校レベルでの活動を推進し教育の質の向上を図る上での地方教育行政
の役割を再検討することができたことは意義のあるものであったといえる。
③ 一方、[2]の成果に関しては、本ワークショップでは中途半端に終わってしまった感はぬぐえない。
④ 理由としては、1)半日のワークショップで経験共有とアクション・プラン案作成の2つの大きな活動を行った
ことにより時間的な制約があったこと、2)地方教育事務所側にこのような学校ベースでの活動を推進する
上での自らの役割についての認識がまだ統一されていなかったこと、3)「ドナーが支援してくれる活動の一
環」という認識、すなわち「オーナーシップ不足」が、特にセント・ジョーンズ小学校を管轄している Lilongwe
Urban 地方教育事務所以外の2事務所にとっては未だに強く残っていたこと、等が考えられる。
⑤ アクション・プラン案作成過程において重要な部分である「第 3 段階:活用できる現有資源は何か」という作
業が全く手がつけられていないことや、最終アウトプットの質の違いなどにも上述オーナーシップ不足が表
れている。

2) 今後の活動と支援方向性
① 本ワークショップは、前回セント・ジョーンズ小学校で実施した INSET の成果を共有したいという関係者から
の要望にこたえた形で実施した。
② そして、このような学校ベースの活動を推進していくためには地方教育事務所の役割が重要であり、具体
的な行動計画に基づいて日々の学校モニタリング活動を実施し、その中でニーズが的確に把握された場
合に、どのように現有資源を動員し、また不足している場合にはどのような方法で教育省やドナーにコンタ
クトをとりながらそのギャップを埋めていくかを自らが考えていかなければならないという、自助努力の認識
を高めるきっかけになることを期待して実施した。
③ しかし、各教育事務所間でも「オーナーシップ」の度合いや、各職員の認識に差があることから、本ワークシ
ョップのアウトプットの質にも違いが見られた。今後具体的な支援を行っていく際には、各事務所の行政能
力レベルや管轄している小学校の置かれた学習環境、ニーズに応じたきめ細かな支援が必要を検討する

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必要がある。
④ このような「学校ベース」の活動を推進していくことは、教育省側も具体的な政策「地域参加型の初等教育
改善」を有しており、今回のワークショップにも担当官が参加し、その推進に高い関心を示した。
⑤ また、欧州ドナーから資金援助を受けている NGO(CARE International、CRECOM 等)が他の地域でも同
様の支援を行っていることから、教育省が調整を行い活動進捗に関する情報の交換や支援手法の共有を
図ることが望まれる。
⑥ 今後、本ワークショップで作成したアクション・プラン案をどこまで各事務所で検討し、再度、教
育省や JICA にコンタクトを取ってくるかを大いに期待し、それに応じて必要な支援を検討してい
くような協力姿勢を継続していくことがオーナーシップを重視した協力となるためには重要であ
り、それに応じた柔軟な支援プログラムを今後も長期的に検討していくことが重要である。

以上

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