クックブック

サイエンス観光マップのすすめ

2007 年 3 月
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
2006 年度ウェブ実習チーム

クックブック
サイエンス観光マップのすすめ

2007 年 3 月
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
2006 年度ウェブ実習チーム

【注意】
z

この文書は、北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット 2006 年度ウェブ実習で培っ
たノウハウを基に制作したものです。「サイエンス観光マップ」づくりの一例として、参考にしてく
ださい。

z

この文書の情報は、予告なく変更されることがあります。

z

この文書の著作権は、北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット 2006 年度ウェブ実
習チーム(受講生ならびに教員)にあります。

z

2006 年度ウェブ実習チームは 2007 年 3 月 17 日をもって解散します(ウェブ実習は次年度継続
しません)ので、原則としてこの文書の内容についてのご質問にお答えすることはできません
が、可能な範囲であれば教員がお答えします。

z

「株式会社 はてな」の提供するサービスについてのお問い合わせは、「株式会社 はてな」に
お願いします。

z

この文書の情報に基づいて行われたあらゆる行為の結果について、この文書の発行者ならび
に執筆者は責任を負いません。

z

この文書のPDFファイルを、http://d.hatena.ne.jp/costep_cookbook/ からダウンロードすること
ができます。

はじめに
2005 年 12 月、札幌の街のあちこちに隠れている<科学>を紹介し、普通の「観光ガイド」には載っ
ていない札幌の魅力を描き出すウェブサイト「さっぽろサイエンス観光マップ」
(http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/)がオープンしました。<場所>と<科学>を結び付けて、
札幌に親しみのある読者には科学に興味を持ってもらうと同時に、科学に興味のある読者には札幌
の新しい魅力を発見してもらう、というコンセプトのサイトです。
現在(2007 年 3 月 8 日)までのアクセス数は 62,000 を越え、様々なサイトで紹介されたり、このサイト
のコンテンツを基にしたコラム『散歩でサイエンス』が北海道新聞で連載されたりするなど、好評を
博しています。
この本『クックブック サイエンス観光マップのすすめ』は、読者のみなさんが自分たちの街で自分た
ちの「サイエンス観光マップ」を作ることができるように、ウェブサイトの立ち上げやコンテンツ制作の
方法、複数のメンバーでサイトをつくる際の共同作業のノウハウなどについて解説したものです。
「さっぽろサイエンス観光マップ」は、北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)
のウェブ実習の一環として制作されています。CoSTEP とは、科学の専門家と一般社会の間に立っ
て双方向のコミュニケーションを実現する人材を育てる目的で 2005 年に設立された、北海道大学
の教育組織です。
この本は、私たちウェブ制作実習チームが、今まで「さっぽろサイエンス観光マップ」の制作に取り組
んできた経験をまとめることによって作られました。この本がきっかけになって、様々な「サイエンス観
光マップ」が全国各地で作られることになれば、これ以上うれしいことはありません。

2007 年 3 月
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
2006 年度ウェブ実習チーム

【目次】
注意
はじめに
1.サイエンス観光マップのすすめ
1-1.「さっぽろサイエンス観光マップ」とは?
1-2.サイエンス観光マップをつくろう
1-3.この本の使い方
2.立ち上げ
2-1.メンバーを集めよう
2-2.必要な道具をそろえる
2-3.サイトの準備をする
2-3-1.

公開用サイトと推敲用サイト

2-3-2.

「はてな」のサービスを利用する

2-3-3.

リーダーのすること

2-3-4.

公開用サイトをつくる

2-3-5.

推敲用サイトをつくる

2-3-6.

メンバーのすること

3.運営
3-1.記事制作をはじめる前に
3-1-1.

運営方針を決める

3-1-2.

記事の制作方針を決める

3-2.記事制作にあたって
3-2-1.

自分の記事を制作する

3-2-2.

他のメンバーをサポートする

3-2-3.

メンバー間の円滑なコミュニケーションのために

3-3.公開用サイトを管理する
3-4.多くの人にサイトを知ってもらおう
4.記事を制作する
4-1.テーマを決める
4-1-1.

記事制作の出発はテーマを決めること

4-1-2.

場所・科学の話題からメッセージを洗い出す

4-1-3.

テーマを確定する

4-1-4.

記事公開までの制作予定を考える

4-2.企画に沿った情報収集をする
4-2-1.

現場調査をする

4-2-2.

資料調査をする

4-2-3.

インタビューをする

4-2-4.

記事の信頼性を高める

4-3.記事を執筆する
4-3-1.

構成を立てる

4-3-2.

タイトル(題名)をつける

4-3-3.

テキストをつくる

4-4.推敲する
4-5.記事を公開する
4-6.記事制作の反省をする
5.記事制作の実例

--- 巻末資料 --1.サイト立ち上げ時に必要な設定等
1-1.公開用サイトの詳細デザイン設定
1-2.推敲用サイトの詳細デザイン設定
2.記事のフォーマットを整えるための技術
2-1.記事にタイトルをつける
2-2.記事の最後に場所情報(住所、アクセス、公式サイトなど)をつける
2-3.画像を作成する
2-4.画像をはてなダイアリーに掲載する
2-5.記事から地図(はてなマップ)ヘのリンクをつける
2-6.地図(はてなマップ)から記事へのリンクをつける
3.魅力的なブログにするための技術
3-1.文字を装飾するための基本的な記法
3-2.文字にリンクを張る

3-3.音声や動画をアップする
3-4.リスト表示にする
3-5.脚注をつける
3-6.OS・ブラウザ環境への配慮
3-7.様々な表記法
4.取材依頼書の例
5.写真撮影のポイント
5-1.写真撮影の基本
5-2.よい写真と悪い写真の例
5-3.よい写真を撮るために

1.サイエンス観光マップのすすめ
この章では、「さっぽろサイエンス観光マップ」の概要を説明し、その魅力と面白さを紹介します。サ
イエンス観光マップには、読む楽しさだけではなく、作る楽しさもあります。本章を読んだ方が、ちょっ
と自分たちでも作ってみようかな、と思っていただけたら嬉しいです。
1-1.「さっぽろサイエンス観光マップ」とは?
「さっぽろサイエンス観光マップ(http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/)」とは、札幌の街や近郊
のあちこちに隠れていて、普段はあまり意識しない<科学>を見つけて調査、取材をし、その場所と
そこにある科学を結び付けて紹介するウェブサイトです。一般の観光ガイドとは一味違った切口で札
幌の街の魅力を描き出しています。一つ一つの記事と、その記事が扱っている場所の地図がサイト
上で連動して表示されるので、記事の場所が一目瞭然です。
サイトのオープンは 2005 年 12 月 20 日で、それ以来 3 日から 1 週間程度の間隔で記事を更新して
きました。2007 年 2 月 1 日の記事で通算 100 本目を迎えました。
[サイトコンセプト]
「さっぽろサイエンス観光マップ」のサイトコンセプトは「札幌の街を舞台に<場所>と<科学>を結
びつけて物語をつくる」というものです。札幌に親しみのある読者に科学に興味を持ってもらうと同時
に、科学に興味のある読者に札幌の新しい魅力を発見してもらうことをねらいとしています。
[「さっぽろサイエンス観光マップ」を読む楽しさ]
札幌の街を科学的視点から見ると、知っている場所でも印象がずいぶん違うものです。例えば、有
名な観光地の建物一つとっても、そこで使われている建材に産業技術史的な意味があったり、工法
上の必然的な理由があったりします。そんなことをちょっと知るだけで、その場所に今まで以上に愛
着が湧きませんか。また、学校で習った理科や数学といった、「何の役に立つの?」と思っていた学
問が、意外に身近に使われていることも分かります。ちょっと知的な大人の「へー」をたくさん感じて、
札幌の魅力を再発見してみませんか。
[どうやって作っているの?]
「さっぽろサイエンス観光マップ」は複数のメンバーが共同で作っています。2006 年度は記事の執
筆に 11 人、その他に CoSTEP の教員が数名アドバイザーとして関わっています。

1

1-2.サイエンス観光マップをつくろう
「さっぽろサイエンス観光マップ」は読むだけでなく、作ることも魅力の 1 つです。ここでは「さっぽろサ
イエンス観光マップ」を作る魅力について紹介します。
[「さっぽろサイエンス観光マップ」を作る楽しさ]
11 人の執筆者たちは、決して簡単に記事を仕上げているわけではありません。取材や内容の検討
にかなりの時間と労力を費やしています。しかし、各自がサイエンス観光マップを作る楽しさを十分
味わっているからこそ、新しい記事が誕生しているのです。では、作る楽しさとは、どんなものなので
しょうか。
まず自分で取材する楽しさがあります。自分で取材や資料収集をしなければなりませんが、行きつけ
の場所でも、取材という目的で行くと、新たな発見があることがあります。取材先で普段は目にできな
い場所を案内してもらうこともあります。
次に記事を書く楽しさがあります。取材を基に記事を書き始めますが、他のメンバーからアドバイスを
もらい、だんだんと記事が洗練されていくのは嬉しいものです。また記事を書くにつれ、自分でも文章
力が向上していくのが実感できます。
また他人の記事を読んで推敲したり、アドバイスをしたりする楽しみがあります。「4.記事を制作す
る」で詳しく述べますが、メンバーは互いの記事に質問やアドバイスを送ります。他人の記事を読み、
「自分ならこう書くなー」とか「このネタをそう料理するか!」というように、自分とは異なる視点を持つ
人の思考に触れるのは色々な意味で刺激的です。
[あなたもサイエンス観光マップを作ってみよう]
サイエンス観光マップは一人で作るものではなく、仲間との共同作業の成果です。私たちも、お互い
にそれまで全く知らなかったメンバーですが、仲間という表現がぴったりの関係ができたと思います。
また、そのような関係ができないと、サイトを維持するのは大変です。
自分自身を成長させ、科学を通して自分の街や社会を見直すきっかけにもなるサイエンス観光マッ
プ。ちょっと知的な大人の趣味として、あなたも始めてみませんか。

2

1-3.この本の使い方
この本は、私たち CoSTEP ウェブ制作実習チームが、今まで「さっぽろサイエンス観光マップ」の制
作に取り組んできた経験をまとめることによって作られました。以下のように、各章ごとに「さっぽろサイ
エンス観光マップ」の制作過程で培った経験、知っておくと便利な情報について書かれています。
z

本章「1.サイエンス観光マップのすすめ」では、さっぽろサイエンス観光マップのコンセプト、そ
して制作活動をしていく中で得られる楽しみや醍醐味などについて触れています。

z

「2.立ち上げ」では、サイエンス観光マップの制作活動をはじめるときに必要な事柄について
説明します。

z

「3.運営」では、共同作業の運営方法、ウェブサイトの管理について説明します。

z

「4.記事を制作する」では、記事の作成方法について説明します。

z

「5.記事制作の実例」では、実際の記事を例にとって、制作の様子を紹介します。

z

【巻末資料】には、サイトを立ち上げたり記事を制作したりするにあたって役に立つ具体的な情
報が記載されています。

読者のみなさんも、この本を使って日本中のいろんな地域でサイエンス観光マップをはじめてはい
かがでしょうか?

3

2.立ち上げ
サイエンス観光マップを作るには、記事を書くメンバー、記事を作成するための道具、インターネット
上で記事を制作・公開する場所が必要です。

2-1.メンバーを集めよう
サイエンス観光マップは1人で作ることもできます。しかし、1人ではどうしても、こまめに記事を追加し、
長続きさせることがむずかしくなります。また、お互いに記事をチェックしあったり、情報提供しあったり
することで、記事のクオリティが高くなります。ですから、ある程度の人数を確保してから始めることを
おすすめします。
[どのくらいの人数がいいの?]
5~6 人が活動しやすいでしょう。もちろん、これより多くても少なくても大丈夫です。「さっぽろサイエ
ンス観光マップ」の場合は、11 人のメンバーが教員の支援のもとで記事を作成してきました(2006 年
度)。
[どんなメンバーを集めればいいの?]
できれば、多様なバックグラウンドを持つ人を集めましょう。記事の分野に幅が出ます。また、専門が
異なる人からのアドバイスや疑問は記事をよりわかりやすくしてくれます。
[リーダー]
チームを統括するリーダーを置くとよいでしょう。リーダーの具体的な仕事は後述します。

4

2-2.必要な道具をそろえる
[必ず用意するもの]
z

インターネットに接続しているコンピュータ

z

デジタルカメラ(記事に写真を添えることで、場所や現象のイメージがより具体的に伝わります)

[あるとよいもの]
z

スキャナー

z

画像変換ソフト(画像加工ソフト)

z

イラスト作成ソフト

5

2-3.サイトの準備をする
それでは、いよいよサイトを立ち上げましょう。
「さっぽろサイエンス観光マップ」は、「株式会社はてな(http://www.hatena.ne.jp/)」のブログを利
用して作っています。
ブログとは、記事を日記のように日付ごとに公開できるサービスです。ある程度決められたフォーマッ
トの画面にワープロ感覚で文章を打ち込んで行けばよいので、Web サイトを作るための知識がなくて
も手軽に利用できます。

2-3-1.公開用サイトと推敲用サイト
「サイエンス観光マップ」をつくるためには、記事を公開するためのサイト(=公開用サイト)のほかに、
メンバーが記事を作成するために利用するサイト(=推敲用サイト)を立ち上げます。
[推敲用サイトとは]
メンバーが記事を作成するためにグループで利用するサイト(グループウェア)です。推敲用サイトは、
メンバー1人ずつのブログと、連絡や情報交換のための掲示板で構成されます。各メンバーは自分
のブログに構成案や草稿を書き、他のメンバーがそれに対してアドバイスや推敲、情報の提供を行
います。

2-3-2.「はてな」のサービスを利用する
[ユーザー登録する]
「はてな」のサービスを利用するためには、まずユーザー登録をしなければなりません(メンバー全員
が登録する必要があります)。ユーザー登録は、「はてな」のトップページ
(http://www.hatena.ne.jp/)の「無料ユーザー登録」メニューから行うことができます(図1)。
※「はてな」の基本的な使い方については、「無料ユーザー登録」メニューの真下の「はてなってな
に?」メニューを参考にしてください。

6

図 1 はてなトップページ
[費用]
「はてな」のサービスは無料でも利用できますが、「さっぽろサイエンス観光マップ」では、運営上の
必要から公開用サイト、推敲用サイトともに有料オプションを使っています。有料オプションを使うと、
以下のような機能を利用できます。
z

z

公開用サイト
¾

アクセス解析

¾

複数ユーザーによるサイトの編集

¾

上部メニュー画面の消去

推敲用サイト
¾

サイトの非公開設定

7

2-3-3.リーダーのすること
リーダーはユーザー登録をした後、公開用サイトと推敲用サイトを開設します。

2-3-4.公開用サイトをつくる
公開用サイトをつくるには、リーダーは、最初に取得したアカウントのほかにもう一つ、サブアカウント
を取得する必要があります。
[メールアドレスをもう一つ用意する]
サブアカウント取得時にはユーザー登録時と別のメールアドレスが必要になります。
複数のメールアドレスがない場合は、フリーのメールアドレスを利用するとよいでしょう。
Yahoo や Google などの Web メール利用を申し込むとフリーのメールアドレスが取得できます。
[サブアカウントを設定する]
(1)

ログインし、はてなトップページから「My はてな (http://www.hatena.ne.jp/my)」へ移動
(図2)

図 2

8

(2)

「ユーザー登録・変更」タブをクリック(図3)

図 3
(3)

「サブアカウント設定」を選ぶ → 画面の指示に従い、パスワードを入力 (パスワードはユ
ーザー登録時と同じもの)

(4)

「サブアカウント設定」画面でサブアカウント用のユーザー名、メールアドレスを入力し、「追
加」ボタンをクリック→基本情報を登録する

[公開用サイトをつくる]
(1)

はてなトップページから「はてなダイアリー」へ(http://d.hatena.ne.jp/)

(2)

画面右の「ダイアリーをはじめる」をクリック

(3)

デザインを決定し、「利用規約に同意してはてなダイアリーを使い始める」をクリック

(4)

初期設定が完了すると通知メールが届く

公開用サイトでは、開設したユーザー(=リーダー)だけが記事を公開できます。メンバーは原稿をリ
ーダーに送付し、公開してもらいます(前述のように、有料オプションを利用するとメンバーもこのサイ
トに記事を直接公開できるようになります)。
※「はてなダイアリー」の基本的な使い方については、「はてなダイアリーはじめてガイド
(http://d.hatena.ne.jp/guide/)」も参考にしてください。

9

[公開用サイトのデザインを決める]
「はてなダイアリー」は、ブログのデザインをカスタマイズする機能を備えています。はてなダイアリー
のトップページのメニューから「管理」(図4)を選んで管理画面に入った後、「デザイン」のメニュー
(図5)を選び、必要に応じてデザインを変更してください。

図 4

図 5
「さっぽろサイエンス観光マップ」の場合は、図6のようなデザインで構成されています。「さっぽろサ
イエンス観光マップ」のデザイン指定部分の記述を「【巻末資料】1-1.公開用サイトの詳細デザイ
ン設定」に載せておきますので、こちらを参考にして公開用サイトのデザインをつくってみてください。

10

タイトル画像
サイトニュース
「舞台裏」サイトへのリンク
すべての記事で扱っている場所を
一覧できる地図(はてなマップ)
へのリンク(虫眼鏡アイコン A)
記事タイトル
記事で扱っている場所の地図(は
てなマップ)へのリンク(虫眼鏡
アイコン B)
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図 6
11

「さっぽろサイエンス観光マップ」の場合、グラフィックデザイナーの方に、タイトル画像と、虫眼鏡ア
イコン A、B をデザインしてもらいました。
虫眼鏡アイコンは、「地図と科学記事をリンクする」というサイトの特徴を象徴するものです。各記事
の冒頭で、このアイコンがはてなマップへのリンクボタンとして使われました。
また、「舞台裏」サイトとは、スタッフや受講生がウェブ制作実習チームの活動の様子を伝えるために
開設した別ブログのことです。
[はてなマップをつくる]
はてなマップ(http://map.hatena.ne.jp/アカウント名/)はアカウントを取得すると自動的につくられ
ます。ただし、はてなマップのタイトルは初期状態では「○○(アカウント名)の地図」となっています。
タイトルを変更するには、はてなのトップページから「Myはてな」→「オンラインマップ」→「設定」とメ
ニューをたどって書き換える必要があります。

2-3-5.推敲用サイトをつくる
[グループをつくる]
(1)

ログインし、はてなトップページから「My はてな」へ
(http://www.hatena.ne.jp/my)

(2)

サービス一覧から「グループウェア」を選択

(3)

「グループを作成する」ボタンをクリック → パスワードの入力

(4)

グループ名を決め、「利用規約に同意し新しいはてなグループを作成する」をクリック

(5)

グループ管理画面へ進む→「変更する」ボタンをクリック → パスワードの入力

(6)

「グループへの参加」を「招待」に変更する(図 7)。

(7)

推敲用サイトを非公開にしたい場合は「グループの公開」を「プライベート」に変更する(図
7)(有料オプションでのみ可能)。

(8)

最後に「変更する」ボタンをクリックする。

12

図 7
※プライベートモードは有料オプションを申し込むと使えるようになります。料金は、「ポイント」を購入
して、これで支払います。
[サイトのデザインを決定する]
次にリーダーは、以下の手順に従って推敲用サイトのデザインや構成を決定します。
(1)

タイトルバーの下にある「グループ」というメニュー(図8)からグループ一覧ページを開き、該
当グループの「管理」(図9)をクリックすると管理画面が開く(図 10)(あるいは、推敲用サイト
の「管理」メニューをクリックしてもよい)。

図 8

13

図 9
(2)

グループの管理画面内にある「グループの設定」で、サイトのタイトルやデザインを決定す
る。

(3)

「グループの設定」の「テーマ 1 」のプルダウンメニューを「Asterisk-***」にする。***部分は
好きなものを選んでよい。これ以外のテーマを選ぶと、(4)で作成する部分のレイアウトが
崩れてしまうので注意。

(4)

画面内の「トップページの HTML(HTML タグ利用可)」の入力欄の内容を、「【巻末資料】1
-2.推敲用サイトの詳細デザイン設定」の HTML を丸ごとコピーして入れ替える。

(5)

必要に応じてコンテンツの書き換え、追加・削除を行って調整する(英数字はすべて半角
で入力する)。

(6)

「ページのヘッダ」「ページのフッタ」「スタイルシート」の入力欄の内容はすべて削除する。

(7)

「この内容に変更する」ボタンをクリック → 画面最上部「管理権限ユーザーの設定」のと
ころでグループ名をクリックするとデザインを確認できる。

このようにデザインを指定すると、図 11 のような推敲用サイトが出来上がります。

1

サイト全体の基本デザインのことです。
14

グループの設定

テーマ
(サイト全体の基本デザイン指定)

トップページの HTML(HTML タグ
利用可)

図 10

推敲用サイトの管理画面
15

グループ名

公開用サイトのコンセプ
ト、推敲用サイトの主旨な
ど、メンバーで共有してお
くべき基本的な事柄
推敲用サイトへの参加メン
バー一覧

記事制作手順の簡単な説明

推敲用サイトでの活動のル
ール
リンク集
参加メンバーの日記一覧
掲示板一覧

図 11

16

[メンバーをグループに招待する]
メンバーはグループに招待されて、初めて推敲用サイトを利用できるようになります。
(1)

○○(ユーザー名)さんのグループ一覧(http://g.hatena.ne.jp/ユーザー名/)から「参加者
一覧」をクリック

(2)

最下段の空欄に招待するメンバーのユーザー名を入力し、「追加」ボタンをクリック。招待す
るメンバーのユーザー名が追加されて「ユーザー承認待ち」にマークがつく(図 12)。

図 12
[掲示板(スレッド)をつくる]
サイトのトップページ「最新日記一覧」の下にある「スレッド一覧」をクリック
→ 「グループ掲示板」 → 「新規スレッド作成」という欄にスレッド名を入力する。
[その他]
必要に応じて「はてな」への問い合わせ、サービス改善の申し込みなどを行う
(http://www.hatena.ne.jp/faq/)
利用料金がかかる場合は支払いを行う。

2-3-6.メンバーのすること
[推敲用サイト(はてなグループ)に参加する]
(1)ユーザー登録がすんだら、リーダーにユーザー名を連絡する。
(2)はてなグループからの招待メールの指示にしたがって参加承認を行う。
(3)自分の日記をつくる(グループのトップページで、右上のメニューから「日記を書く」を選択。ここ
に何か書き込むと、自動的に日記が作成される)。

17

3.運営
複数のメンバーでサイトの制作活動をスムーズに行っていくためには、運営に関する大まかな取り決
めをしておくとよいでしょう。この章では、「3-1.記事制作を始める前に」「3-2.記事制作にあたっ
て」「3-3.公開用サイトを管理する」「3-4.多くの人にサイトを知ってもらおう」の4つの段階につい
て運営上のポイントをまとめました。

3-1.記事制作をはじめる前に
記事制作をはじめる前に、複数のメンバーでサイト制作活動をしていくための運営方針と、記事の制
作方針を決めておきましょう。

3-1-1.運営方針を決める
[運営のためのルールを作る]
複数の人数で推敲用サイトと公開用サイトを運営していくので、利用するためのルール作りが必要に
なります。基本的には本章に書かれていることをメンバー同士で確認しあい、役割分担を決めておく
とよいでしょう。活動中に、問題が生じた場合は、その都度メンバーで話し合って、さらに良いルール
を作っていきましょう。
[記事の制作・公開のスケジュールを決める]
サイエンス観光マップを長く続けていくためには、記事の制作・公開のスケジュールを決めておく必
要があります。読み手にとっては、コンスタントに記事が更新されることにより、サイトとしての魅力が
増します。作り手にとっても、あらかじめ3~6ヶ月くらいのスケジュールを決めておくと制作の準備がし
やすいでしょう。メンバーの人数や、各個人の作業可能な状況に応じて、記事の公開スケジュール
を決めます。そこから逆算して、少なくとも、公開日から 3 週間前には記事構成案を決め、2 週間前に
は推敲用サイトに草稿をのせるなどの、記事制作スケジュールも合わせて決めます。

18

3-1-2.記事の制作方針を決める
[コンセプトを共有する]
「<場所>と<科学>を結びつけて物語をつくる」というサイエンス観光マップの中心コンセプトをメ
ンバー全員で確認しあいましょう。具体例としては、「さっぽろサイエンス観光マップ」の記事を参考
にしてください。
[想定する読者層を決める]
「さっぽろサイエンス観光マップ」では、中学3年生程度を対象としました。このレベルにすると、一般
の大人も問題なく読むことが出来ます。
[記事のデザインとフォーマットを統一する]
複数の執筆者が書いてもサイトとしての統一感を出すためには、基本的なデザインや記事のフォー
マットを決めておくことが重要なポイントになります。(「【巻末資料】2.記事のフォーマットを整えるた
めの技術」を参照ください)

19

3-2.記事制作にあたって
運営方針と記事の制作方針が決まったら、いよいよスケジュールに従って記事制作にとりかかりましょ
う。記事の制作は、「企画」「資料収集」「取材」「執筆」「推敲」「公開」という手順で行いますが、サイ
エンス観光マップの特徴は、メンバーが共同作業で一つの記事を作り上げるところにあります。具体
的な記事の書き方については、「4.記事を制作する」で解説しますので、ここでは特にこの「共同作
業」の部分を中心に解説します。

3-2-1.自分の記事を制作する
[記事制作の進捗状況をメンバーに知らせる]
企画案段階から少しずつでも推敲用サイトに公開して、進行状況をメンバーに知らせることが大切で
す。早めに進めることによって、他のメンバーからの意見や情報などが得られます。
[他のメンバーのコメントを参考にして記事を修正する]
科学的知識の正確さをチェックしたり、記事内容をわかりやすくしたり、誤字脱字などの添削を複数
の目で行なうために、他のメンバーからのコメントを参考にします。自分の草稿案に対しての意見は
真摯に受け止めましょう。必要に応じて、コメントに対する返答を行い、記事の推敲のために活かしま
す。
[記事が完成したらスケジュールに合わせて公開する]
公開用サイトに記事を公開するためのゴーサインを出す係(リーダーが望ましい)を決めておきます。
その人の承認をもって、記事の完成とし、スケジュールに合わせて公開します。メンバーは完成した
記事をリーダーに送付し、リーダーが公開します(有料オプションを利用しない場合)。
[スケジュールを守る]
魅力あるブログのためには、定期的な記事の更新が不可欠です。そのため、更新スケジュールを守
ることが大切になります。もし、やむをえない理由で公開予定日を変更しなくてはいけない場合は、リ
ーダーに、出来るだけ早めに連絡をしましょう。公開日を他のメンバーと交換したり、記事の更新間
隔を一時的に変更するなど、グループとしての調整を考えましょう。

3-2-2.他のメンバーをサポートする
[他のメンバーの記事にコメントをつける]
各メンバーの推敲用サイトの日記のコメント欄を利用して、お互いの記事にコメントをつけます。
自分の記事を複数の目で仕上げていくことが大切なように、他のメンバーの作成中の記事に目を向
けることは大切なことです。最初のうちは、他のメンバーの原稿にコメントをつけにくいかもしれません。

20

しかし、質問や意見を出しあうことによって、原稿はより良いものに仕上がっていきます。
コメントする場合は、自分の立場を明確にしましょう。一読者としての意見なのか、それとも内容の分
野に精通していての意見なのかによって、書き方はずいぶん変わってきます。
また、質問や、訂正意見ばかりではなく、記事に関係する情報提供も積極的に行うとよいでしょう。
[他のメンバーの記事作成に協力する]
情報提供、写真提供、詳しい知識を持っている人の紹介、取材同行等々、他のメンバーの記事作
成に協力できることは、たくさんあります。これにより、一人で書くよりも豊かな内容を持つ記事を作る
ことができます。

3-2-3.メンバー間の円滑なコミュニケーションのために
[推敲用サイトに定期的にアクセスする]
自分の記事へのコメントを確認すると共に、他のメンバーに対してコメントを付けたり、進捗を確認す
るために、推敲用サイトに定期的にアクセスする習慣をつけましょう。毎日でも2,3日おきでも構いま
せん。習慣づけることが、大切です。
[メンバーをグループ分けする]
記事を書くメンバーの人数が多くなるとコメントをつけるための活動の負担が大きくなります。メンバ
ーの数が多いと感じられる場合には、グループ分けをお勧めします。「さっぽろサイエンス観光マッ
プ」では 11 人のメンバーを2つのグループに分けていました(2006 年度)。
[直接会って話し合う]
メンバーが直接集まることが可能であれば、ミーティングを持ったり、懇親会を開くことも有効でしょう。
顔を見て話し合うことで、それ以降のインターネット上のコミュニケーションがスムーズになります。
[連絡網をつくる]
通常は推敲用サイト内のやり取りで十分なことが多いのですが、場合によっては、メンバー全員に対
して、緊急に確実に連絡することが必要になる場合があります。そのような時に備えて、メーリングリ
ストを作成し、メンバー間連絡網の整備をします。
[必要に応じてコンセプトを再確認する]
長く継続するためには、時々共有するコンセプトにずれがないか確認しましょう。

21

[流れに乗れないメンバーをフォローする]
活動メンバーの中には企画案がうまく作れないとか、パソコンソフトがうまく使いこなせないとか、推敲
案がうまく書けないなど、様々な理由で活動の流れにのれずに困っている人がいるかもしれません。
そのような場合には、原因を取り除いてあげるためのフォローやアドバイスが必要になります。

22

3-3.公開用サイトを管理する
ウェブの世界はいまや双方向通信の時代であり、ブログはその象徴とも言えるでしょう。公開した記事
を読んでくれた読者の中には、コメントやトラックバックを返してくれる方がいます。これらの読者から
の反応を受けて、よりよいコミュニケーションを行うためには、公開用サイトを適切に管理する必要が
あります。

[コメントや質問に対応する]
公開された記事に対して、公開用サイトの中のコメント機能を用いて、コメントや質問がくることがあり
ます。これに対しては、できるだけ早く対応することが大切です。まず、お礼の返事を書きましょう。そ
の上で、必要ならば、調査した後に追加の返事を書きましょう。
[スパムや中傷コメントに対処する]
スパム 2 や中傷コメントが付いた場合は、速やかに削除し、このサイトがしっかり管理されていることを
アピールすることが大切です。

3-4.多くの人にサイトを知ってもらおう
インターネット上には、星の数ほどのサイトがあるので、自分たちのサイトの存在をアピールしないと、
訪れてもらうことができません。より多くの読者に読んでもらうために、広報活動を積極的に行ないまし
ょう。
まず広報の基本になるのは、そもそもの記事の更新頻度を維持することです。適切に更新が行われ
ているサイトは、活動的なサイトとみなされ、一度訪れてきた読者が、リピーターとして再び訪れてく
れる可能性が高くなります。さっぽろサイエンス観光マップでは、サイトの元気さを印象付けるための
最低維持するべき更新頻度を「1 週間に 1 度」と考えました。
[相互リンクをはる]
記事作成の取材で知り合いになった相手に、相互リンクを持ちかけることは有効な広報活動になりま
す。相互リンクを張ると、相手のサイトを訪れた人が、自分たちのサイトへも訪れてくれる可能性が高
くなります。

2営利目的に無差別に大量配信されるインターネットを利用したコメントやトラックバック。

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[他のウェブサイトにトラックバックを送る]
科学記事サイトにトラックバック 3 を送ることも考えられます。トラックバックを送っておくと、2つの記事
は関連性が高いとみなされ、相手の科学記事サイトの記事を読んだ読者が、こちらの記事も訪れて
くれることがよくあります。
[取材先に告知してもらう]
記事を書く際に取材した相手に、周囲の人々にサイエンス観光マップを紹介してもらうのも大変有
効な広報活動です。記事に取り上げられている施設に関係する人たちは、当然のことながら、記事
の内容や取り上げられ方に高い関心を示してくれます。
[検索エンジンでヒットしやすくする]
なるべく記事の中に、時事的用語を取り入れることにより、検索エンジン 4 にヒットしやすくすることがで
きます。
[他の組織と連携する]
広報活動を行いたいもの同士が協力することも有効です。地域に NPO や情報交換グループがある
場合、それらとのつながりを作ることで、自分たちのサイトの存在を知ってもらうことができます。
[メディアで紹介してもらう]
2006 年 1 月、「さっぽろサイエンス観光マップ」の制作活動が北海道新聞の記事に取り上げられまし
た。掲載日にはサイトへのアクセス数がそれまでの 10 倍ほどに跳ね上がりました。メディアに取り上げ
られると、広い範囲に広報を行うことができます。地方都市の場合マスコミに活動を知らせると、大都
市に比べて取り上げてもらえる可能性が高いのではないでしょうか。
また、インターネット系の雑誌に取り上げてもらうことも効果があるでしょう。「さっぽろサイエンス観光
マップ」は、雑誌『ヤフー・インターネット・ガイド』2006 年 12 月号の「自薦他薦コーナー」に自薦して、
取り上げてもらったことがあります。
[アクセス解析を活用する]
アクセス解析とは、サイトを訪れてくれた人のデータを元に、どのようなインターネット上の経路からき
てくれたのかを調べることです。さらに、何曜日、どの時間帯、どの記事にアクセスが多いのか、など
を統計的に調べることができます。アクセス解析のデータをよく分析して、効果的な広報活動の作
戦を立てましょう。

3 サイトの記事を、別のサイトの関連する記事と、記事同士でリンクを張ること。
4 インターネット上に存在する情報を検索する機能をもつシステムのこと。GoogleやYahooなどが有名。

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[その他]
サイトの URL を入れたビラやポスターを作成し、公共施設やイベント会場などで配布・掲示したり、
学会・展示会で発表したりすることも効果があるでしょう。

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4.記事を制作する
サイト運営の準備ができたら、いよいよ個々のメンバーが記事を書く作業に入ります。記事制作の大
まかな流れを図 13 にあらわしました。本章では、この流れのそれぞれのステップについて順に説明し
ます。

図 13 記事制作の流れ

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4-1.記事のテーマを決める
4-1-1.記事制作の出発はテーマをみつけること
サイエンスマップの記事は次のような要素から成り立っています。

サイエンスマップの記事 = 場所 + 科学 + 筆者のメッセージ

サイエンス観光マップの記事ですから、記事の中に「場所」と、そこに結びつく「科学」の話が必要に
なります。しかし、それだけでは記事にはなりません。
記事には筆者のメッセージ、つまりその記事のテーマ(主題)が必要です。
具体的に考えてみましょう。「観光」マップですから、まずはその場所に行ってみたいなあと思わせる、
場所の素晴らしさがテーマになるという場合もあります。もちろんそこにまつわる科学の話をテーマに
据えることもできます。さらにさっぽろサイエンス観光マップでは、「こんな場所にこんなものが」や「こ
んな場所にこんな科学の話が」という意外性を記事のテーマにしているものもあります。またその場で
聞こえた音、その場で行われた行事、その場で作られたもの、その場で特別なときにだけ起きる現
象などがテーマの記事もありました。個人的な思い出がこめられた記事もあります。
テーマを決めるときのポイントは、場所と科学を話題として筆者のメッセージを語ることができるもの
を見つけることです。それでは、テーマを見つけるコツを紹介します。
[テーマを見つける]
テーマを見つけるには、次のようないくつかのパターンに分類することができます。
① 場所に存在している科学を考える
たとえば、家の近所や行きつけの場所の歴史・風物・自然に関係する科学を見つける。また、様々
な観光ガイドまたは公共機関発行の叢書(札幌市の場合では「札幌文庫」など)や郷土資料に取り
上げられている場所や施設に関係する科学を見つける。さらに、常に科学を意識してネタ探し的に、
街を歩くことや四季折々の季節の話題から科学を見つける。自分が「興味を持った場所」にとりあえ
ず行ってみることが、思いもよらない科学と出くわすことにつながるかもしれません。普段とは違って、
常に科学を意識した目で街を見ることで、見慣れた風景が新鮮なものになります。そこから、ふと記
事のイメージが湧き上がってくるかもしれません。
② 科学が存在する場所を考える
①では、場所から科学を見つけるという方法を紹介しましたが、その逆に特定の科学のトピックに関
係する場所を見つけるという方法もあります。もともと紹介したいと思っていた科学の研究や情報に関

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係する場所を見つける、気になっていた科学技術が利用されている場所を見つけてテーマとする方
法です。
③ マスコミ、口コミの情報から科学・場所を考える。
自分ひとりでは、やはり限界もありアイデアに困るということも必ず起こります。そこで、他人の力を借り
るというのも重要かつ有効です。テレビ・ラジオなどのマスコミで取り上げられていた話題やニュース
からヒントをもらう。友人や知人にサイエンス観光マップの活動を宣伝して、リクエストや情報をもらう。
また、サイエンス観光マップの活動メンバーでネタの蓄積をする。ネタ倉庫になりそうなブログやホ
ームページなどのウェブサイトを見つけておくと参考になります。
④ 自分の好きなことから科学・場所を考える。
科学・場所というキーワード以外に、自分の好きなことや好きなものから科学・場所を考えるという方
法もあります。自分の趣味や好きな食べ物・おいしいもの、好きなスポーツやペットから科学・場所を
考えてみましょう。最後に紹介したこの方法が、案外、最も基本的なテーマの見つけ方なのかもしれ
ません。

4-1-2.場所・科学の話題からメッセージを洗い出す
場所・科学を見つけたら、その場所・科学の話題から読者に伝えたいメッセージを見つめなおします。
この作業を怠るとオチのない記事になってしまいます。
サイエンス観光マップは、科学技術コミュニケーションを目的としています。ですから、科学の話を
読者に届けることが一番大切な記事の目的になります。しかし、多くの人にとって科学の話はとっつき
にくい、難しい、関心がわかないものかもしれません。そこで、魅力的な場所と結び付けたり、場所と
の意外な関係で読者をひきつけます。さらに、なぜその場所、その科学の話を選んだのか。記者の
驚きや感動、問題意識といったメッセージを加えることで、読者は科学の話を「読まされた」とすら感
じずに、そのメッセージを受け取りながら、科学の話を読み終えていることでしょう。明確なメッセージ
なしには、最後まで読んでもらえる記事にすることはできませんし、そもそも記事を書き終えることすら
できません。

4-1-3.テーマを確定する
読者に伝えたいメッセージを見つめなおしたら、いよいよテーマを確定します。テーマを確定するた
めに、以下の事について確認しましょう。
①過去の記事とダブっていないかのチェック
過去の記事と要素がダブっていないかどうかをチェックします。場所がダブっていても、その記事と

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違う科学の話を書くことはできます。しかし場所が違っても、同じ科学の話をすることはできません。
あくまでもサイエンス観光マップは科学の話が記事の本体になります。
②テーマを表現するためのアイディアが実現できるかを判断
決定した場所・科学・メッセージが、無理なく一本の記事として書き上げることができるかどうかを判
断することも重要です。判断をする視点として次のようなものがあげられます。
(イ)情報・資料は十分に集めることができるか。
(ロ)科学的な裏づけを十分に保証できるか。
(ハ)書こうとしていることが自分の知識や表現能力から大きくかけ離れていないか。
③ジャンル(カテゴリ)が偏っていないかチェック
私たちが制作した、さっぽろサイエンス観光マップでは、記事の内容から生物・地学・物理・化学・
数学・機械・電子などいったジャンル別けをしていました。このようなジャンルに強くしばられる必要は
ないと思います。しかし、物事を捉える切り口の多彩さや記事の内容の多様性を確保するためには、
ある程度意識をすると良いかもしれません。
*ここで行った作業は、実際に記事を書いている途中でふりかえって、改めてやり直さなくてはなら
なくなることがあります。「4-3記事を執筆する」の項も参照してください。
[テーマを見つける参考サイト例]
札幌ふるさと文化百選
http://white.freespace.jp/layla/furusato_list-back.html

4-1-4.記事公開までの制作予定を考える
テーマを確定したら記事公開までの制作作業の予定を考えます。活動を長く続けるためには、自分
の仕事(本業)等にあわせた予定を立てることが大切です。作業予定を考える時には、以下のことに
注意して決めていきます。

公開日

公開日から逆算して必要な作業の予定を見積もる。「情報・資料の収集」「取材」「執筆」「推
敲」など、それぞれに必要な日時を見積もります。

活動を構成するメンバー同士で予定の擦り合わせをして、記事の公開日を柔軟に変更できる
ようにする。

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4-2.企画に沿った情報収集をする
記事のテーマが決まったら、記事を書くための材料(情報)を集めましょう。
記事の説得力は、正確な情報に裏打ちされます。ここでは情報収集の仕方を解説します。
4-2-1.現場調査をする
[自分の目で場所を確かめる]
場所を紹介するサイトに現地の情報は必要不可欠。実際に足を運んで現地の情報を仕入れましょう。
実際に足を運ぶことで、記事に必要な場所の情報を集めることができます。出かけるときにはデジタ
ルカメラを持参して、たくさん写真を撮りましょう。記事に関係のあるものだけでなく、看板や全体の風
景など、いろいろな角度から場所の写真を撮ってみてください。(→「【巻末資料】5.写真撮影のポ
イント」)

4-2-2.資料調査をする
[科学の切り口についての資料を集める]
テーマに取り入れる科学の切り口について、正確な情報を得る必要があります。憶測や自分の知識
だけで記事を書いてはいけません。本や雑誌などのほかに、インターネットも強力な資料です。図書
を探すときは、自宅から図書館のオンライン蔵書検索を利用すると便利です。書店の在庫検索もオ
ンラインで利用できます。インターネットを利用する際は、検索エンジンを用いたキーワード検索が
便利です(例:google,yahoo,検索デスクなど)。また、wikipedia や All About といったサイトも情報が
豊富です。企業が作成した資料やパンフレットもよい資料となります。ただし、インターネットの情報
は、情報の更新日が不明だったり、どこかの情報を不正確にコピーしていたりすることがあります。イ
ンターネットから得られた情報は、別の情報源で確認すると安心です。
[場所についての資料を集める]
紹介場所の歴史などを知るためにも書籍は有効です。図書館の郷土資料などを参考にしましょう。
その場所の歴史的背景などが詳しくわかります。

4-2-3.インタビューをする
[インタビューの勧め]
「インタビュー」と聞くと、プロ記者の人達だけができる特別なこと・・・と考えがちです。しかし、一般市
民でもいろいろなインタビューに取り組むことができます。大学の先生、企業、そして公的機関。きち
んとアポイントメントをとれば、意外とすんなりインタビューのお時間をいただくことができます。科学の
専門家や、場所に詳しい方(その場所で働く人や管理する人)の話は、大変参考になりますので、で
きるだけ、インタビュー取材に挑戦されることをお勧めします。

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[アポイントの必要性ととり方]
インタビューをするときはまず、「誰に・なんのために」取材をするのかを自分の中で明確にします(頭
の中で考えているだけでなく、書いてみるのをお勧めします。取材依頼書を書くときには必ず必要に
なります)。
「時は金なり」です。人の時間をいただいて話を聞かせてもらう場合は、貴重な時間をいただいてい
るという自覚をしっかり持って、取材の趣旨を明確にし、相手にできるだけ迷惑をかけないようにした
いものです。
また、本来なら喜んでお話くださる方でも、突然こられたのでは都合が悪く、きちんと対応できず、お
互いにいやな思いをすることになります。取材相手(多くは問い合わせ窓口か、広報が最初の窓口
になります)に必ずアポイントメントを取ります。方法は電話やメール、FAX がいいでしょう。提出を求
められることもあるので、取材依頼書を作成するとよいでしょう。(→「【巻末資料】4.取材依頼書の
例」)

[当日もっていくと便利な「取材七つ道具」]
・企画書
・筆記用具
・テープレコーダー
・カメラ
・組織を説明する資料
・ノート(メモ帳)2 冊
・名刺(サイエンス観光マップ執筆者としての名刺を用意しましょう。)
[インタビューの注意点]
取材を楽しく進行させることは大変重要です。しかし、相手と親しくなることで、記事の内容が相手の
伝えたいことに引きずられてしまうことがあります。そうならないためにも、取材の趣旨を明確にしてい
くことは大切です。また、インタビューをしたときは、取材相手の名前を記事で紹介してよいかを尋ね
ましょう。
場所を撮影する場合には、許可が必要なときがあります。撮影可能かどうか、管理者に確認しましょ
う。申請が必要なときには、申請をします(このときに掲載場所がインターネット上であることをきちん
と伝えましょう)。
また、人物の写真がある場合には、肖像権に留意しましょう。
(→「【巻末資料】5.写真撮影のポイント」参照)

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[体験型の取材]
相手へのインタビュー以外にも、自分が実際に体験をしてみることも取材の一つです。スポーツを題
材にするときは、実際に自分がやってみる。乗り物をテーマにするときには乗ってみる。そういうことを
記事に盛り込むと、記事が活き活きとします。

4-2-4.記事の信頼性を高める
[情報が正しいか見極める]
収集した情報が果たして真実なのか、確認することが必要です。前述しましたが、特にインターネッ
トの情報は注意が必要ですが、それ以外の情報も、できるだけ複数の資料をあたり、情報の確認を
行いましょう。
[出典を記録する]
情報収集のときに参考にした資料の名前やウェブページのアドレスは必ず記録します。記事の最後
に参考資料として記載しましょう。

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4-3.記事を執筆する
4-3-1.構成を立てる
[構成をたてるとは]
これまで集めた情報をもとに、記事の構成を考えてみましょう。記事の構成をつくるということは、記事
の始まりから終わりまでのストーリーをつくることです。([4-1記事のテーマを決める]参照)
[最初(最小)の構成案をつくる]
「4-1.記事のテーマを決める」で決めた記事の 3 要素が最初の構成案となります。
①場所
②科学ネタ
③場所と科学ネタをつなぐ題材、テーマ
[書きたい内容を箇条書きにする(記事の部品を作る)]
この三点が固まったら、書きたい事、調べたことを箇条書きにしてみます。記事を構成する部品をつ
くる作業です。図や写真も部品と考えることもできます。
[部品をつないで全体のストーリーを作る]
部品がそろってきたら、順番をつけて並べなおして、全体のストーリーを組み立てます。このときには、
次のような点に注意するとよいです。
[ストーリー作りの注意点]
①読者の思考の流れが最後まで途切れないように心がけ、話を進める
②論理の飛躍がないか、提起した問題と結論が対応しているか確認する
③話題を盛り込みすぎない(多くて2、3個)
④読者を結論に引きずり込む「方向付け」をする:大きな事から小さな事へ話を絞り込んでゆく、ある
いはその逆。
[起承転結形式で書く]
ストーリーを作るといっても、慣れないうちは難しいものです。難しい方には、学校で習った方も多い、
「起承転結」構成のストーリー作りをお勧めします。「さっぽろサイエンス観光マップ」の記事の形式を
「起承転結」に対応させると、それぞれのパーツの中身は以下のような内容にすることができます。
①「起」・・・場所を示す
身近な「場所」を入り口として、科学ネタに抵抗なく入り込ませるマエフリ。読者との接点として機能し
ます。場所を紹介するテクニックとして以下のような工夫ができます。
・ その場所までの道筋を道案内するように書く。

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・ 読者がその場所に向かって歩いているような気持ちにさせる
・ 読者の記憶(写真やテレビで見た、実際に行った)を呼び起こし、記事への親近感を持たせる。
次の科学の話へつながる導入部を含めることもありますが、導入部ですから、あまり長く引っ張らず、
速やかに科学ネタへ移るようにしましょう。
②「承」・・・その場所にある「科学」について書く。
「起」の部分に科学の話をきりださなかった場合、ここで科学の話を導入します。その場所の写真で
一目で科学の話に転換できるような場合には、いきなり科学の話に入っていけます。そうでなければ、
その場所と科学の話のつなぐ必要があります。以下のような手法が考えられます。
・ その場所の「科学的な見どころ」を示し、記事の焦点を絞る。
・ あるいは、読者に問いかける形式でその記事で解説する科学の話題を提起する。
・ その場所の歴史、人の営み、季節、風物などが、科学の話へとつながっていく。
「承」と「転」は明確に分けずに、3 部構成の記事にすることもあります。

③「転」・・・さらに科学の話を深める
「起承転結」式の文章の山場は、「転」の部分です。「実は」、「ところで」などの言葉で話題を大きく
転換したりします。一般的には劇的な場面転換の場と考えられますが、サイエンス観光マップでは、
場所から完全に科学の話題に移るパート、複数ある話題の切り替えのパートとして位置づけられます。
以下のような工夫をして、科学の解説話がダラダラ続く印象を与えないようにしましょう。
・ 記事の中に複数のテーマがあるとき、「さて」と話を変える。
・ 読者への問いかけをおこなう「では、~なのはどうしてでしょうか?」
・ 問いかけたら、必ず明快に「答え」がわかるようにする。

④「結」・・・オチをつける
「こんな場所があります」「そこに関連付けてこんな科学の話ができます」。サイエンス観光マップの
記事の骨格は、この二つに尽きます。しかし、それだけで終わっている記事はありません。その場所
を選んだ、その科学の話を選んだ、その場所と科学の話を結びつけた、筆者のセンスやメッセージ
が盛り込まれています。逆に言えば、それがあるからこそ、サイエンス観光マップの記事はおもしろく、
読者の心に残るものになります。それを表現するのがこのパートです。以下のようなパートと整理でき
ます。
・ 筆者が伝えたいメッセージをそれとなくもりこむ。
・ 筆者の「顔」を見せられる部分でもある。
・ 読者の心の中にあるもの(読者と筆者が共有できる記憶、感情等)に訴える。

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[ボリュームが多くなったときには]
ひとつの現象に複数の科学的な要素が含まれていて、ボリュームが多いときは、複数回の記事に分
けてシリーズ化した構成を考えることもできます。この例としては、「さっぽろサイエンス観光マップ」
記事「光のいたずら・蜃気楼」を参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/20060712
http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/20060820
[構成は最後まで変化するもの]
実際に記事を書いてみると、最初に立てた構成のとおりに記事が仕上がることはなかなかありません。
推敲用サイトでのメンバーの意見を取り入れたり、筆者の調査や理解が進むことにより、公開の直前
まで記事の構成が変化していくためです。

4-3-2.タイトル(題名)をつける
[タイトルの形式]
記事の見出しとなるタイトルを考えることも必要です。タイトルの後には、副題として場所の名前を入
れます。
[タイトルの役割とは]
タイトルは、記事の内容を簡潔に伝え、読者の気をひきつけるものがよいです。そのためには、書き
手が伝えたいメッセージを読者の心の中に連想させるような、含みのある言葉を選ぶことや、掛け言
葉、時には「だじゃれ」を使うこともよいでしょう。(例えば、囲碁の老化防止効果を扱った記事で、「い
ごよろしく」と題名をつけた記事があります。http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/20060804)

4-3-3.テキストをつくる
[文章執筆の注意点]
構成を立てることが終わると、いよいよ文章の細部を整え、完成を目指します。「さっぽろサイエンス
観光マップ」の記事の執筆については、次の点に注意しました。
・ 中学3年生が理解できる言葉(中学生が知っている漢字や熟語かチェックする)で書く
・ 専門用語はなるべく使わない
・ 使わざるを得ないときは、脚注などで詳しく説明する
・ 適当な文字数(1000-1500 字程度)に記事を収める。
・ 一文が三行以上にならないよう気をつける(三行ルール)
・ 文末の「~のです」は多用しがちだが、多いと文章がくどくなるので、ここ一番で使う(あるいはな

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るべく使わない)よう注意する
・ 接続助詞の「が」を多用しない。だらだらとした文になりがち。
・ 筆者の見える文章、筆者の心の動きを伝える文章を心がける
・ 読者に呼びかけるつもりで書く
・ 読者をその場所に行きたい気持ちにさせることを心がける
[ブログの場合の注意点]
ブログの場合では、「文章の見た目」を考慮することも大切です。例えば、空白の行を文章の中に挿
入して、画面がみっちり文字で埋め尽くされないようにすると、すっきりとした印象を与えることができ
ます。また、漢字が多いと文章が固く見え、ひらがなが多いと文章が柔らかく見えます(幼稚な印象
を与えることもあります)。テーマによって漢字とひらがなの割合を使い分けるのも効果的だと思いま
す。
[はじめは定型の構成で書く]
はじめて記事を書くときには、「場所の紹介 => 題材の紹介 => 科学的な解説」のような定型
の構成で文章を作成することをお勧めします。前述した「起承転結」式も、参考にしてください。
[慣れてきたら応用編]
何本か記事を書き、執筆に慣れてきたら、単に場所と科学の紹介をするだけではなく、最後の「オ
チ」にこだわってみる(読後に余韻を残すもの、笑いで一本取るもの、場所から始まった科学の話を
再び場所に引き戻すものなど、よい「オチ」は記事の印象を強める効果があります)と、より印象深く
味わいのある記事が書けると思います。

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4-4.推敲する
推敲段階ではいくつかの作業があります。
・ 推敲用サイトに記事をアップする
・ 取材先に記事を見てもらい、誤りがないかチェックしてもらう 5 。
・ 身近な人に読んでもらいコメントをもらう。
・ 記事を紙に印刷して誤字脱字をチェックする(印刷して見直すとディスプレイで見るより誤字、脱
字が発見しやすく、全体の構成の点検もしやすくなります)。
さっぽろサイエンス観光マップでは、推敲用サイトという非公開(グループのメンバーのみ閲覧可能)
なサイトを作り、グループ全体で記事の推敲を進めていきます。記事は、完成を待たず、「草稿」と呼
ばれる完成前の段階で、この推敲用サイトにアップします。構成メモの段階からこまめに記事をアッ
プし、仲間の意見をもらうこともできます。ここでの作業を、筆者が行う作業と、他のメンバーから筆者
への協力作業に分けて説明します。
[筆者が行う作業]
・ 草稿を推敲用サイトに公開する。
・ 未完成の部分があっても、修正を加えるたびにこまめにアップロードして周りから意見をもらうとよ
い。メンバーに記事の進捗を伝える意味もある。
・ 疑問点や探している資料を同時にコメントしておくと、メンバーが教えてくれることがある。
・ 推敲用サイトで意見や疑問が出た点について表現や内容を練り直す。
・ 文書スタイル、フォーマットを過去の記事と統一する。

[他のメンバーから筆者への協力]
・ 記事に対して、場の空気を考えたコメント(励まし系、和み系など)をつける。読み手と書き手の
互いが敬意をはらってコメントをつけ、返答する。ネットの文字でのやりとりでは、言葉遣いによっ
ては怒りや侮辱といった感情を相手に抱かせることも多いので、注意を払い、建設的なやりとりを
心がける。
・ 重箱の隅をつつくようなコメント(誤字、脱字等、筆者が気づきにくい些細なミスを指摘する)も時
には必要:ただし、単なる揚げ足とりにならないよう配慮する
・ 草稿を読んで湧き上がる感情(面白かったツボ、もっと知りたいところ、文章から連想した記憶、
物、etc)を筆者とメンバーに伝える。そこから話が広がってゆくことがある。
・ 記事全体の構成のチェック(読んでいて話がスムーズに流れるか、図や写真の追加や削除の
5報道記事の場合は独立性・批判性を保つためにこのようなチェックを避けることも多いのですが、サイエンス観光マッ

プの場合は若干スタンスが異なるのではないでしょうか。このプロセスが必要かどうかは、それぞれのグループで議論
してみましょう。

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アドバイス)
・ 記事に関連する情報の提供(関連サイトの紹介、写真、口コミ情報、取材協力者の紹介等)

[グループでの推敲作業の持つ意味]
書きながら調べ、調べては書き、周りからコメントをもらいまた考えることで、少しずつ自分の書きたい
ことが明らかになってきます。筆者1人が抱え込んでしまわずに、メンバーから意見をもらいながら足
らないところを加えて、記事をまとめてゆくことができるのが、グループ制作の利点です。
また、他のメンバーが知りたがるところは、記事の核心であり、疑問に思うところは、十分に語られて
いないところであることが多いようです。「最初の読者」として、また、共に体験を共有して記事を作り
上げた経験者として、メンバーの意見は重要です。
[推敲作業終了の判断基準]
推敲作業は記事の公開直前まで続きます。この項の冒頭でも書きましたが、取材先にチェックしても
らったことや、身近の人からもらったコメントなどは、随時、推敲用サイトの記事に反映していきましょ
う。
記事の公開の判断(推敲作業の終了の判断)を誰がどういうタイミングで行うかは、サイエンス観光
マップを作る仲間の間であらかじめ明確にしておくことをお勧めします。リーダが行う、記者本人が行
うなどいろいろなケースが考えられます。
※「さっぽろサイエンス観光マップ」では CoSTEP の教員が行っていました。教員は、以下の[コメント
のつけ方のヒント] の「③ 収束」の段階をクリアしたと判断したら、記事公開のゴーサインを出しまし
た。

[コメントの付け方のヒント]
推敲用サイトでのメンバーのコメントが、記事をブラッシュアップしていきます。コメントが「いちゃも
ん」にならず、記事完成というゴールを目指す記者の良き伴走者となるためには、記事の完成段階
に応じて心がけることがあります。
記事制作の時間的流れを三つの段階にわけて、それぞれの段階に応じたコメントをつけることを意
識してみましょう。かならずしも厳密に守る必要はありませんが、目安にしてください。
① 発散
ここは「足し算」の段階です。「面白いところ」を膨らませるようなコメントを心がけます。ただし、うまくい
かない可能性が高い方向に進みそうなときには注意します。

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②調整
記事で言及している事実についてきちんと裏づけが取れているか、文章展開が論理的か、科学的
に間違っていないか、魅力のあるストーリーになっているか、などの観点から意見を述べます。一読
者の立場を想像して理解しづらいと思われる部分について質問し、説明の工夫を促します。
③ 収束
この段階になると「引き算」を考えます。科学的裏づけが怪しいところ、論理的でないところ、意味が
とりづらいところ、誤字脱字など、「このまま公開したら問題がある」という部分を無くすようにコメントし
ます。

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4-5.記事を公開する
記事の執筆者は、公開用サイト投稿前に記事のフォーマット(グループで定めた記事の書式)を整え
ます。
・ 記事タイトル(副題に地名を入れる)をつける。
・ カテゴリ(記事で取り上げた地域、科学技術の分野)を入れる
・ はてなマップと記事をリンクさせる
・ 著者名を記名する。
・ 住所、アクセス方法、参考文献、参考リンクを所定の書式で記す
こうした過程を経て、新しい記事が公開されます。
[記事のカテゴリー分けをする]
サイエンス観光マップのような記事の場合、記事が書かれてから後で参照したくなることがしばしば
あります。そのために検索しやすいカテゴリーを付けておくと便利です。「さっぽろサイエンス観光マ
ップ」の場合、「科学の分野」によるカテゴリーと「地域別」のカテゴリーの 2 種類を採用しています。
[はてなマップと記事をリンクさせる]
以下の二つの作業を行います。具体的な方法は【巻末資料】をごらんください。
z

記事冒頭に、はてなマップ上の実際の地点へのリンクをつける。(→【巻末資料】2-5.記事か
ら地図(はてなマップ)ヘのリンクをつける)

z

はてなマップ上にクリップをつけ、記事にリンクさせる。(→【巻末資料】2-6.地図(はてなマッ
プ)から記事ヘのリンクをつける)

[図、写真、データの著作権に配慮する]
図や写真は可能な限り自分で用意しますが、時には他所から借用する必要も生じます。Web 上のデ
ータを利用する場合、個人・団体・機関が管理するデータを利用する場合(写真・音楽など)、施設
等の写真を利用する場合(一般公開していない場所の写真)、図書館・博物館等の資料を利用す
る場合など、それぞれ配慮が必要です。
これらを利用する場合には、著作権者、管理者への確認をするのに加え、記事末尾の「参考文献」
の項目に、出典を明記しましょう。

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[記事を公開する]
有料オプションを申し込んでいない場合、リーダーに記事のソースコード(推敲用サイトの編集用画
面に入力した内容)を送付し、公開してもらいます。有料オプションを申し込んでいる場合は、自分
でソースコードを公開用サイトの編集画面の入力欄にコピー&ペーストして、記事を公開します。

41

4-6.記事制作の反省をする
[反省とは、個人の経験をメンバーが共有すること]
記事を書いた後には、反省点や体験談、感想を書いて推敲用サイトにアップしておくと、1人の筆者
の経験をメンバー全員で共有することができます。例えば次のようなことをまとめるとよいでしょう。
・ 取材不足、調査不足な点はなかったか
・ 記事に書ききれなかったこぼれ話
・ 他のメンバーにも役立ちそうなノウハウの公開(ソフトの使い方、訪問取材時の感想、ちょっとし
た失敗談等)
・ コメント、情報提供を頂いたメンバーへのお礼

42

5.記事制作の実例
「ねぎぼうずの咲くところ ~丘珠の玉ねぎ畑~」(2006 年 8 月 12 日公開)
http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/20060812
2006.7.11. [題材探し・構成案作成をおこなう]
・ 住んでいるアパートの周り(札幌都心から地下鉄でほんの三駅の場所)に玉ねぎ畑が妙に多い
のが気になっていた。
・ そういえば、玉ねぎは身近にあるのに、どうやって育つのか、スーパーの店頭に並ぶまでどれほ
どの時間と手間がかかっているのか良く知らないことに気が付いた。
・ 題材を「玉ねぎ」に設定
・ 場所は近くの玉ねぎ畑か、これもアパートの近くにある札幌市郷土資料館(多分歴史がわかるの
で)とする事にした。
・ 取材は北海道農業研究センターに話を聞けばよいと思っていた
・ 「玉ねぎ」と「科学」がうまく結びつかない。
・ 記事を読んだ後、冷蔵庫にでもある玉ねぎを手にとって「へぇー」と思ってもらいたかった。
・ 玉ねぎがなんで丸いか、同心円構造なのはなぜかと思い始めた。形の話で攻めることにして、
構成案を推敲サイトにアップ
・ 農学が専門の M 先生から札幌が有名な玉ねぎ生産地であったことをコメントで教えてもらう。在
来種に「札幌黄」という玉ねぎがあること、札幌から遠く離れた消費地へ運ぶため保存(流通)特
性を改良した、F1 品種の品種改良について書いてみてはとコメントがあった。でもこの時点では
形にこだわっていて(生物学を履修したことがないので、品種改良が書きにくいテーマだと思っ
て)スルーしている。
・ メンバーの M さんの知り合いの知り合いに玉ねぎ農家がいらっしゃることが判明。しかも札幌黄を
作っているとの事。後に取材の大きなポイントとなるのだが、この時点では何も動かず(人見知り
が激しいのでできれば直接取材は避けたかった・・・)スルーしている。
2006.7.18. [玉ねぎ畑が多いのには理由があった]
・ とりあえずネットで情報検索をしてより詳しい構成案を作る。
・ アパート近くの札幌市郷土資料館のあるあたりが、実は日本の玉ねぎ栽培発祥の地であること
が判明してびっくりする。
・ 「科学」の切り口は、植物学上の分類、玉ねぎの一生、F1 品種とまだ絞りきれていない。
2006.7.23. [下見・最初の草稿アップ]
・ 札幌市郷土資料館でお話を伺い、丘珠空港の近くの玉ねぎ畑を下見する。
・ 札幌黄の種や玉ねぎ畑など何枚か写真を撮り適当に並べて間を文章でつないだ、最初の草稿
を推敲用サイトにアップする。

43

・ この時点では、玉ねぎの構造(全体の形、玉ねぎが葉が重なってできたものなど)や植え込み間
隔から収量を求めることなどを書いている。
・ M 先生から品種改良の話にすることを再度勧められるが、この時点でも自信がなくてスルーして
いる。
・ 玉ねぎの全体の姿や生えているところを写真で示したかったのだが、それには畑の所有者の承
諾が必要になると思い始める(畑の不法侵入、作物を無断で抜き取った疑いがかかる?)。
・ 大学の図書館で玉ねぎ関係の本を借りて読み始める
2006.7.25. [やっぱり農家の取材が必要と思い、重い腰をあげる]
・ 玉ねぎ農家の取材をメンバーの M さんにお願いする。取材日は仕事と授業のない日曜にしたい
とお願いする。
2006.7.26. [玉砕]
・ 玉ねぎの一生を追いかけるため、玉ねぎの花や発芽の写真が借りられないかと北海道農業研
究センターに電話をかけてみるが断られる。北大ならば専門の先生や図書館を探せばそのよう
な写真は入手できるだろうとの事。電話一本で事を済まそうとしたのは甘かった・・。
2006.7.28. [チャンス到来]
・ M さんが玉ねぎ農家の S さんに取材の話をつけてくださり、取材に行けることになる。電話でご挨
拶したところ、「ねぎぼうず」の花がちょうど咲いているとの事。めったにないチャンスかもしれない。
あわてて質問事項をノートに書き出す。
2006.7.30. [玉ねぎ農家を取材]
・ S さんのお宅に伺い、ねぎぼうずの写真や畑の札幌黄の写真を取らせて頂く。2時間ほど話を伺
う。
・ ねぎぼうずの花は派手ではないけど、白くてきれいだった。
・ お話を伺うと、長年にわたって受け継がれてきた玉ねぎにこだわり、大切に育てていることが伝
わってきた。この頃には本で札幌黄の歴史は知っていたが、作っている人の言葉は強い。
2006.7.31. [ねぎぼうずを接点にする]
・ 「玉ねぎの形」と「品種改良」の二つを軸に二回目の草稿を推敲用サイトにアップ。
・ 「品種改良」の話を避けていたのは、日常生活の中で見られるものの中に接点を見つけることが
できなかった点もあった。
・ 畑で見た「ねぎぼうず」の印象が強かったせいなのか、「花」を狂言回しに品種改良の話が語れ
ることにこのあたりで気が付いた。
・ 花を咲かせて世代を重ねる系統選抜(札幌黄)と、外から種を買うため花を咲かせる必要のな

44

い一代雑種(F1 品種)を対比してみる。
2006.8.1. [品種改良の話に絞る]
・ 三回目の草稿アップ。M 先生担当の道新コラム原稿(文字数制限が 1000~1200 字:blog 画面
で 20 行前後)とするため、「品種改良」の話にしぼってまとめてゆくことにする。
・ アドバイザーの T 先生から札幌黄が輸出されていた時期があいまい(「かつて」としか触れてい
なかった)なこと、F1 品種の親品種を明記すべきとコメントがある
・ 時期については調べがすぐついたが、親品種については北海道で生産されている F1 品種の製
造会社が品種登録を行っていないため、知的財産上の問題で教えてもらえない可能性がある
こと、品種はなじみが薄いので「記号」以上の意味を持たないと考え、F1 品種が札幌黄より優れ
ていた点を書くつもりと返答する。
・ 札幌黄と F1 品種が交代した時期がいつ頃なのか気になり始める。
・ F1, F2 の説明に図があるとよいとの指摘をうけ、あわてて図をつくる。
・ 実習責任者の I 先生から、説明に飛躍がある、問題提起と回答が対応していないと指摘がある。
対応を考える。
・ 記事の題名を「さよならねぎぼうず」とつける。科学ネタを題名にしないほうが読者のとっつきがよ
いと思ったため。
2006.8.8. [ねぎぼうずの花が消えたのはいつ?]
・ 4回目の草稿アップ(コメントの量が多くなり見にくくなったので、日付を変えてアップ)
・ タイトルを「ねぎぼうずの咲くところ」に変更。「さよなら」したくなかったので。
・ はてなマップへのリンク、アクセス、参考文献等を入れ、記事の形に仕上げる。
・ 札幌黄と F1 品種が交代した時期は農家の S さんの話から70年代末~80年代初頭と推定して
記事に入れたが、裏づけとなるデータが見つけられない。
・ I 先生から F1 品種では種を取る前に玉ねぎをすべて収穫することをはっきり書くように指摘があ
る。
・ F1 品種への交代時期の裏づけがとれたら完成稿としてよいと I 先生から公開 OK のサインがで
る。これで一安心と思っていたが・・・。
2006.8.11. [記事完成と思いきや・・・]
・ 指摘があった点をできるだけ訂正、補足し、「決定稿」としてアップする。
・ 札幌黄と F1 品種が交代した時期は、「証言」レベルの複数の話から時期は70年代末~80年代
初頭と推定できたが、統計等の裏づけとなるデータが入手できなかったので結局記事から削除
した(弱腰だったか? でも危ない橋は渡らない方がいいと思った)。
・ 「決定稿」としてアップ後に、ライティング担当の N 先生から文章の構成を手直ししたファイルが
送られてくる。

45

2006.8.12. [公開]
・ N 先生の添削を参考に文章の構成を変更。
・ この日の夜に公開予定だったので、「決定稿(その2)」として早朝にアップして、夜まで札幌を遊
び歩く。
・ 部屋に帰って推敲用サイトを確認したが、問題点を指摘するコメントはなかったので、そのまま
公開用サイトにアップ。皆様、お疲れ様でした。

46

【巻末資料】

47

1.サイトの立ち上げ時に必要な設定等
サイトの立ち上げ時に必要な設定等について説明します。

1-1.公開用サイトの詳細デザイン設定
トップページからメニューを「管理」→「デザイン」→「詳細」とたどると図 14 のような「詳細デザイン設
定」のページが開かれます。こちらでデザインを設定します。

テーマ
(サイト全体の基本デザイン設定)

ページのヘッダ

ページのフッタ

図 14 詳細デザイン設定ページ

48

「テーマ 1 」は、「Hatena_simple-blue」を指定します。
次に、公開用サイトのデザインを決める HTML を、「ページのヘッダ」「ページのフッタ」の欄に記入
します。以下に、「さっぽろサイエンス観光マップ」の例を記載しますので、参考にして公開用サイト
のデザインを作ってください。
なお、この書類(『クックブック サイエンス観光マップのすすめ』)は、
http://d.hatena.ne.jp/costep_cookbook/ からPDFファイルとしてダウンロードできますので、下記の
HTMLは手で入力しなくともそちらのファイルからコピーすることができます。
[「ページのヘッダ」の HTML 例]
</br>

①レイアウト調整のために適当な数の改行を入れて

</br>

います。

</br>
</br>
</br>

<!--- ここにサイトニュースを書きます --->
<font color =blue size =2>【News】<a href ="http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/20070201">2
月 1 日の記事</a>にて、公開記事数が 100 本になりました。(2007/2/7)</font></br>
</br>
<div class="main">
<!--- 「全体マップ(すべての記事が地図上で一覧できるはてなマップ)」へのリンクです --->
②この URL の書き方については次の「全体マップの URL
<a

設定」をご覧ください。

href="http://map.hatena.ne.jp/aaaaaaaaaaaaaa/?x=141.36097111138238&y=43.07413032178359
&z=6&type=map">【全体マップ】</a>
</br>

[「全体マップ」の URL 設定]
(1)

公開用サイトのアカウントでログインした後、はてなマップを開く。(トップページ→My はてな
→オンラインマップ)

(2)

自分たちがつくる「サイエンス観光マップ」で扱う範囲が収まるように地図の表示位置と縮尺
を調整する。

(3)
1

調整が終わったら、地図画面上の「このページへのリンク」をクリックする。

サイト全体の基本デザインのことです。
49

(4)

ブラウザの URL 表示欄に表示された URL をコピーする(この URL は何度も使うので、リー
ダーが一度設定したら、メンバー全員でブックマークしておくなどして共有しておくとよいでし
ょう)。

(5)

「ページのヘッダ」の HTML 例の「②」の部分に、URL をペーストする。

■「ページのフッタ」の HTML 例
</br>
<font size =1 color = brown>
■このサイトに掲載されているすべての文章、写真、イラスト等の無断転載を禁じます。</br>
■すべての内容の著作権は、○○○○ならびに各記事の執筆者に帰属します。</br>
</font>
</br>
</br>

</div>
<div class="sidebar">
</br>
</br>
</br>
</br>

③レイアウト調整のために適当な数の改行を入れて
います。

</br>
</br>
<hatena name="profile">
<hatena name="searchform" template="hatena-module">
<hatena name="calendar" template="hatena-module">
<hatena name="calendar2" template="hatena-module">
<hatena name="section" listlimit="20" template="hatena-module">
<hatena name="sectioncategory" template="hatena-module" target="archive">
<hatena name="comment" template="hatena-module">
<hatena name="trackback" template="hatena-module">
<hatena name="counter"></br></br>
<div class="hatena-module">
<div class="hatena-moduletitle">リンク集</div>

50

<div class="hatena-modulebody">
<ul class="hatena-urllist">

<!--- サイトに表示したいリンクをここに書きます --->
<li><a href="http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/">さっぽろサイエンス観光マップ</a></li>
<li><a href="http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/">北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニ
ット(CoSTEP)</a></li>
<li><a href="http://www.hokudai.ac.jp/">北海道大学</a></li>
<li><a href="http://www.city.sapporo.jp/city/">札幌市</a>
</ul>
</div>
</div>
</div>
</div>

51

1-2.推敲用サイトの詳細デザイン設定
推敲用サイトのデザインを決める HTML の例を記載します。推敲用サイトの管理画面の「トップペー
ジの HTML(HTML タグ利用可)」の部分を以下の内容に丸ごと置き換えた後、必要に応じて書き換
えてください。

<!--- 左右をこの記号に囲まれた文章はコメントです。画面には反映されません --->
<div align="center">
<table width="90%" border="0">
<tr>
<td class="sidebar" valign="top">
<hatena name="groupantenna">
<hatena name="bbs">
<img src="/images/dot.gif" width="120" height="1">
</td>
<td class="main" valign="top">
<div class="day">
<h2><span class="title">ここにタイトルを入力します</span></h2>
<div class="body">
<p>
ここに内容を書き込みます。サイトの説明(「○○観光マップの推敲用サイトです」)などを書くとよい
でしょう。
</br>
改行する位置には半角小文字で</br>と入力します。
</br>
</p>
</div>
<!--- ここに参加者の一覧を作成します --->
<h2><span class="title">参加者一覧
</span></h2>
<div class="body"><p>
<h3><span class="title">■メンバー

52

</span></h3>
<p>
<h4>Aチーム</h4>
あおき
いとう
えんどう
おおさわ

(aoki_2007 ←あおきさんのユーザー名)</br>
(いとうさんのユーザー名)</br>
(えんどうさんのユーザー名)</br>
(おおさわさんのユーザー名)</br>

</br>
<h4>Bチーム</h4>
かとう

(かとうさんのユーザー名)</br>

きくち

(きくちさんのユーザー名)</br>

はらだ

(はらださんのユーザー名)</br>

わたなべ

(わたなべさんのユーザー名)</br>

↑ 推敲用サイトの中では、メンバーが「ユーザー名」で表示されますので、ここで本名とユーザー名
がわかるように対応させておくとよいでしょう。
</br>
</p>
<!--- 参加者一覧 ここまで --->
<!--- コンテンツ1 ここから --->
<h2><span class="title">コンテンツ開発の流れ</span></h2>
<div class="body">
<p>
(1)各メンバーは指定された投稿日に、自分の日記スペースに記事を投稿します。
</br>
(2)他のメンバーは「コメント欄」を利用して意見を述べます。</br>
(3)投稿者は、他のメンバーらのコメントを参考にして、記事を修正します。
</br>
(4)指定の公開日になったら、投稿者はリーダーに記事を送って公開してもらいます。</br>
</br>
</p>
</div>
<!--- コンテンツ1 ここまで ---->

53

<!--- コンテンツ2 ここから --->
<h2><span class="title">推敲用サイトでの活動のルール</span></h2>
<div class="body">
<p>
(1)毎日一回は「推敲用サイト」を見る。</br>
(2)自分の日記へのコメントが付いていた場合は、コメント欄にレスポンスを返
す。</br>
(3)自分の日記を修正した場合にはコメント欄でそれを知らせる。</br>
(4)自分の日記だけではなく、他のメンバーの日記が更新されていたら必ず目を通
す。</br>
(5)他のメンバーのコメント欄にも目を通す。</br>
(6)コメントは、感想、関連情報の提供、アドバイス、問題点の指摘等、何でも構
わない。</br>
</br>
</p>
</div>
<!--- コンテンツ2 ここまで --->
<!--- コンテンツ3 ここから

--->

<h2><span class="title">リンク集</span></h2>
<div class="body">
<p>
<a href="http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/">さっぽろサイエンス観光マップ
</a></br>
<a href="http://d.hatena.ne.jp/costep_web_bs/">さっぽろサイエンス観光マップ
の舞台裏</a></br>
</br>
</br>
</br>
</br>
</p>

54

</div>
<!--- コンテンツ3 ここまで --->
<hatena name="keyword" template="diary">
</td>
</tr>
</table>

55

2.記事のフォーマットを整えるための技術
公開する時には、記事のフォーマットを整えましょう。記事ごとに文章の体裁がバラバラになってしま
なわないように「html記法」や「はてな記法」を活用してブログ全体的に統一感を持たせると良いでし
ょう。
ここでは、タイトルの付け方、画像の掲載の仕方、地図とのリンクをさせる方法などを紹介します。
2-1.記事にタイトルをつける
記事のタイトルは、編集画面の入力フォームのタイトル欄ではなく、本文の冒頭に書いてください。書
き方は以下の通りです。

*[カテゴリ] <span style="font-weight:bold;font-size:large;color:#000099;">タイトル ~場所~
</span>
([カテゴリ]の後ろと、タイトルの後ろには全角スペースが入っています。また、フォントのサイズと色
は、これをコピーしていただいてもいいですが、編集画面の入力フォームのメニューからでも指定す
ることが出来ます(公開用サイトのみ)。)
表示結果 7
■[カテゴリ] タイトル ~場所~
「カテゴリ」とは、「物理」「化学」など、その記事の内容にふさわしいと考えられるキーワードです。具
体例は現在の「さっぽろサイエンス観光マップ」の記事をご覧下さい。2つのカテゴリを併記する場
合は、

*[カテゴリ1][カテゴリ2]タイトル

のように表記します。

7

このページをモノクロ印刷した場合には色は反映されません。
56

2-2.記事の最後に場所情報(住所、アクセス、公式サイトなど)をつける
表記法
>>
北海道大学北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
-【アクセス】
JR 札幌駅から徒歩15分
北海道大学正門から約500m
-【住所】
060-0810 札幌市北区北10条西8丁目
<<

表示結果(枠線も含む)
北海道大学北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
・【アクセス】
JR 札幌駅から徒歩15分
北海道大学正門から約500m
・【住所】
060-0810 札幌市北区北10条西8丁目

57

2-3.画像を作成する
文章だけで説明することが難しいことも、写真や図を付加すると理解がしやすくなります。
[写真を加工・編集する]
写真はデジタルカメラなどで撮影したそのままを使っても良いですが、画像加工ソフトで加工や編集
をすることもできます。形式は[jpg]です。必要に応じて、明るさ・コントラストの調整、トリミング(切り取
り)、サイズの調整などを行いましょう。
[図を作成する]
画像作成ソフトで図を作成したら、[jpg][gif]形式で出力します。画像作成ソフトを持っていない場合
は、ワープロソフトで図を作成して、画面のスクリーンショットを取ることも可能です。

58

2-4.画像をはてなダイアリーに掲載する
画像を掲載するには、はてなダイアリーの編集画面にある、Fotolife 機能を使ってください。別ウィン
ドウが開きますので、「最大画像サイズの入力欄」には通常は 320 と記入してください(異なるサイズ
で表示したい場合は変更して構いません)。
「Fotolife」ボタンを押してウィンドウが開いたら、「参照」ボタンを押してパソコンの中のアップロードし
たい画像を指定してください。「アップロード」ボタンを押して、アップロードしてください。そうすると日
記の本文中に、

f:id:hatenadiary:20041007101545j:image

というような行が表示されます。文章中で、画像が表示される位置を変えたいときには、この行を別
の場所に移してください。アップロードした画像を削除するなどの作業は、http://f.hatena.ne.jp/自
分のアカウント/editで行うことが出来ます。
※画像は、大きなサイズのものでも自動的に縮小してアップロードされますが、あらかじめ小さくして
おいたほうが速く処理されます。
※また、うまく画像がアップロードできない、アップロードすると今度は他の画像が消えてしまう、など
の症状が見られるときは、画像を一度画像処理ソフトで開き、「ウェブ用に保存」というオプションで
保存してから再度試みてください。

59

2-5.記事から地図(はてなマップ)ヘのリンクをつける
それぞれの記事の冒頭に、記事が扱っている「場所」を示した地図へのリンクをつけます。
(1)

「【巻末資料】1-1.公開用サイトの詳細デザイン設定」の「「全体マップ」の URL 設定」で設
定した URL にアクセスしてください。

(2)

地図をスクロール、ズームインして、記事で取り上げている場所が地図の中央に来るようにし
てください。
z

地図の上にカーソルを乗せて、マウスの左ボタンを押したまま動かすことで地図をスク
ロールできます。

z

地図の左側の目盛が縮尺です。これをプラス側に動かすとズームイン、マイナス側に
動かすとズームアウトできます。記事でとりあげている場所の位置がわかりやすくなるよ
うに縮尺を調整してください。

(3)

地図の上にある「このページへのリンク」をクリックすると、ブラウザのアドレス表示欄に

http://map.hatena.ne.jp/aaaaaaaaaaaa/?x=141.3424960556878&y=43.118897516650826&z=4&typ
e=map

といった形式でこのページのアドレスが表示されます。
(4)

上記アドレスをコピーしてください。

(5)

コピーしたアドレスを、下記のソースコードの http://xxx.xxx.xxx の部分にペーストしてくださ
い。

<a href=http://xxx.xxx.xxx>【マップ】</a>

(6)

上記のソースコードを自分の記事の冒頭にペーストしてください。

60

2-6.地図(はてなマップ)から記事ヘのリンクをつける
記事を公開したら、次は「はてなマップ」から記事へのリンクをつくります。記事がとりあげている場所
を「はてなマップ」上で探し、その位置にクリップを表示させます。
このためには公開用サイトのアカウントで作業を行う必要があるので、リーダーが各メンバーを代表
して作業を行います。(なお、クリップの表示は、公開用サイトに記事を載せるときでかまいません。
なぜなら、クリップからリンクする記事の URL が、推敲用サイトと公開用サイトで変わってしまうからで
す。)
クリップの表示の仕方を以下に説明します。
(1)

公開用サイトのアカウントでログインします。

(2)

「巻末資料1-1.公開用サイトの詳細デザイン設定」の「「全体マップ」の URL 設定」で設定
した URL にアクセスしてください。

(3)

スクロール、ズームをしながら、クリップをつけたい位置を探し、その位置を正確にクリックし
ます。

(4)

クリップとウィンドウが表示されますので、ウィンドウの「タイトル」の位置に記事のタイトルをコ
ピーしてください。

(5)

ウィンドウの「URL」の位置に記事の URL をコピーしてください。記事の URL は、公開した記
事の日付の部分をクリックすると、ブラウザの「アドレス」欄に表示されます。

61

3.魅力的なブログにするための技術
ここでは、私たちが「さっぽろサイエンス観光マップ」を魅力的なブログにするために使用した技術を
紹介します。文字を装飾したり、音声や動画などの聴覚的・視覚的な情報を付加することによってブ
ログの魅力が増します。いろいろと工夫してみてください。
3-1.文字を装飾するための基本的な記法
■文字を太くする(html 記法)
表記法
<b>さっぽろサイエンス観光マップ</b>

表示結果
さっぽろサイエンス観光マップ

■文字を大きくする(html 記法)
表記法
<font size="+1">さっぽろサイエンス観光マップ</font>
<font size="+2">さっぽろサイエンス観光マップ</font>

表示結果

さっぽろサイエンス観光マップ

さっぽろサイエンス観光マップ

■文字に色を付ける(html 記法)
表記法
<font color=blue>さっぽろサイエンス観光マップ</font>
<font color=red>さっぽろサイエンス観光マップ</font>
<font color=green>さっぽろサイエンス観光マップ</font>

表示結果 8
さっぽろサイエンス観光マップ
さっぽろサイエンス観光マップ
さっぽろサイエンス観光マップ
8

このページをモノクロ印刷した場合には色は反映されません。
62

63

3-2.文字にリンクを張る
表記法
[http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/:title=北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット]

表示結果
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット

64

3-3.音声や動画をアップする
動画や音声には写真や文章以上の情報があり、より理解を深めます。これらを記事に挿入すること
で、臨場感あふれる魅力的なブログになるでしょう。ここでは、動画や音声の素材を「はてなダイアリ
ー」に組み込む方法を紹介します。
※いずれも、ファイルをアップロードする別のサーバーが必要です。
■音声を組み込む(はてな記法)
別のサーバーに mp3 形式の音声ファイルをアップロードし、ファイルの URL のあとに「:sound」をつけ
て記事に記載することで、音声ファイルを記事に組み込むことができます。
■動画を組み込む(はてな記法)
別のサーバーに flv 形式の動画ファイルをアップロードし、ファイルの URL のあとに「:movie」をつけ
て記事に記載することで、動画ファイルを記事に組み込むことができます。
■gif アニメーションを組み込む(HTML 記法)
別のサーバーに gif アニメーションのファイルファイルをアップロードし、ファイルの URL を下記の
「http://xxxx.xxx.xxx」の部分に置き換えて記事に記載することで、gif アニメーションを記事に組
み込むことができます。

<img src= http://xxxx.xxx.xxx>

65

3-4.リスト表示にする
■リスト表示にする(はてな記法)
表記法
-物理
-化学
-生物
-地学

表示結果
・物理
・化学
・生物
・地学

■番号付きリスト表示にする
表記法
+参考文献 A
+参考文献 B
+参考文献 C
+参考文献 D

表示結果
1. 参考文献 A
2. 参考文献 B
3. 参考文献 C
4. 参考文献 D

66

3-5.脚注をつける
本文中で、さらに詳しい説明には脚注を付けることができます。脚注は複数つけることが可能で、脚
注番号が自動的に割り振られます。
■脚注をつける(はてな記法)
脚注文を「((」と ))」で囲む(「((」と ))」はいずれも半角)。そうすると、脚注文は本文の文末に表
示されます。

67

3-6.OS・ブラウザ環境への配慮
いろいろな OS やブラウザでブログが適正に表示・再生されるように配慮しましょう。
[OS の違いに配慮する]
Windows や Macintosh など OS の違いにより、一部の文字表示が異なるので、機種依存文字を使わ
ないでください。

図 15 機種依存文字の例
[ブラウザの違いに配慮する]
InternetExplorer、Firefox、Safari などブラウザが異なることによって、画像・音声や動画が適正に
表示・再生できない場合があるので、記事を公開したら複数のブラウザで確認するとよいでしょう。

68

3-7.様々な表記法
その他、様々な表記法については、
http://hatenadiary.g.hatena.ne.jp/keyword/%e3%81%af%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%83%80%e3%82%a4
%e3%82%a2%e3%83%aa%e3%83%bc%e6%a9%9f%e8%83%bd%e4%b8%80%e8%a6%a7
http://hatenadiary.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%81%AA%E8%A8%98%E6%B
3%95%E4%B8%80%E8%A6%A7
を参照して下さい。

69

4.取材依頼書の例
NORBESA 観覧車(NORIA)運営事務所 営業担当
○○ ○○ 様
北海道大学 科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)
受講生

●● ●●

観覧車取材ご協力のお願い
ご多忙のところ恐れ入ります。
私は、北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)を受講しております●●●●と
申します。はじめまして。
CoSTEP では一般の市民に科学技術を伝えたり、そのような場をつくりだすことのできる人材を育成
するための講義、実習を行っています。現在、CoSTEP の実習のひとつとして、札幌の街を科学的な
視点で見つめなおし、「さっぽろサイエンス観光マップ」という Web サイトで紹介する活動を行ってい
ます。
「さっぽろサイエンス観光マップ」Web サイト
http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/
今回、私が紹介する場所として、NORBESA の屋上にある観覧車(NORIA)を選びました。オープン
したばかりの目新しさ、ビル街の屋上に観覧車を置くという奇抜さとともに、観覧車が回る仕組みにつ
いて科学的でわかりやすい解説を加えることで、新たな興味を読者の方に持ってもらえるような記事
を書きたいと思っています。
このため、写真撮影と担当者様へのインタビュー取材をお願いしたく思っております。ご多忙のところ
誠に申し訳ございませんが、何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。

取材内容:「さっぽろサイエンス観光マップ」に NORBESA の観覧車(NORIA)を紹介するための写
真撮影、インタビュー
取材担当者: ●● ●●

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取材希望日時:平成 18 年○月○~○日のいずれか ○時より 1 時間程度
掲載 Web サイト 「さっぽろサイエンス観光マップ」
(URL):http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/
連絡先 tel:000-000-0000(自宅) 000-000-0000(携帯)
E-mail:0000000@000000000000
北海道大学 科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)
〒060-0810 札幌市北区北 10 条西 8 丁目
tel:000-000-0000
*取材に関する連絡は全て取材担当者にお願いいたします。
取材希望事項詳細
1. 観覧車駆動部分、観覧車全体等の写真撮影
2. 観覧車の回転の仕組み(ゴムタイヤ駆動)について
3. 観覧車の直径、ゴムタイヤの直径、回転速度、重量等の数値データ
4. ビルの屋上に観覧車を置くにあたって工夫している点、苦労している点
5. 体験搭乗

以上

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5.写真撮影のポイント
5-1.写真撮影の基本
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枚数を多く撮る。

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いろんな角度から撮る。

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水平と垂直に気をつけて撮る。

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フラッシュはなるべく使わない。

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物を撮るときは、大きさがわかりやすいようにものさしを入れて撮る。

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5-2.よい写真と悪い写真の例
[よい写真]

図 15
サイエンス観光マップで、例えば建物を紹介する時は、このように全景をとらえるとよいでしょう。記事
を読む人に建物の全体的なイメージを伝えられるからです。
建物を撮る時は、ちょっとしゃがんで、下からあおるようにとってみましょう。
また、不安定な構図(画面の水平・垂直が被写体の水平・垂直ときちんとそろっていない構図)にな
らないようにすることが大切です。なれないうちは、正面から建物をとって、水平線を意識するとよい
でしょう。

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[悪い写真]

図 16
同じように撮った写真であっても、このような写真は不適切です。不適切なポイントは大きく二つ。露
出が適していないことと、構図が不安定なことです。
逆光や、直射日光があたっているときは、オート露出では不適切になる場合があります。マニュアル
操作で、いくつかちがう露出を設定して撮影しておきましょう。
構図が不安定になると、見ている人にも不安定感を与えます。カメラを構える時はカメラの下に手を
添え、水平になるように心がけましょう。

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図 17
このような写真も不適切です。掲載できる写真の数が限られている場合、このような「看板だけ」の写
真では何も伝えることが出来ません。看板だけを撮影するよりは、建物全体を撮影しましょう。
また、看板だけを取るときは、建物を撮る時よりもさらに水平を心がけましょう。四角いものを取るとき
は、水平・垂直が重要です。
字を見せる時はピント合わせも重要です。撮影後、液晶画面で写真をクローズアップし、字にピント
が合っているかを確認する癖をつけましょう。

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5-3.よい写真を撮るために
始めは同じ角度からでも何枚も撮影したり、違う角度や立ち位置から撮影したりして枚数を増やしま
しょう。たとえ使う写真の数が 1 枚や 2 枚であっても、10 枚から 20 枚は撮影しておいた方がよいです。
ちなみにある日の取材では、100 枚の写真を撮ったことがありました。その中でサイトに載せた写真は
1 枚ほどでしたが、決してむだではありません。デジカメの場合は、沢山撮っても後で消去できます。
しかし、撮影が失敗した場合、とり直しはとても難しいものです。一度の取材できちんと写真を入手で
きるよう、数を沢山撮ることを心がけてください。

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クックブック サイエンス観光マップのすすめ

編集:

石村源生、難波美帆、宮入隆

執筆:

北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット 2006 年度ウェブ実習チーム

協力:

北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット 2005 年度ウェブ実習チーム

発行:

北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット

発行日: 2007 年 3 月 17 日 ver. 1.1

■さっぽろサイエンス観光マップ
http://d.hatena.ne.jp/costep_webteam/
■北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット
〒060-0810 札幌市北区北 10 条西8丁目
電話&FAX:

011-706-3276

E-mail: office@costep.hucc.hokudai.ac.jp
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/

本書内容の無断転載、複製は固くお断りします。

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