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最終 回は人事 の専 門家 に集 まっても

村 山 昇 ・文十乾 芳江 ・牢
、 。
ら い 座 談会 を行 った 企 業 の人事部

か ら 2人 人材 紹介 会 社 から 2人 の

構 成 で アーマは ﹁ 人 財 価値 与 キ ャリ
アの自律 ︵
自 分 の思 いを組 み立 て行 動
に移 す と い つ意 味 で ︻ で はなく
自立 一

自 律 ﹂と し たと など 参 加 者 は日本

アイ・ ビ ー 土 ム人材企画担当部長 の平

林 久 典 氏 住 友 商 事 人事 部 長 の 三浦

一朗氏 キャリアインキ ュベーシF/社

長 の荒 井 裕 之 氏 インテリジ Fンスの
キャリアコ/サ ルタント古 川哲久氏 の
4氏 であ る。

昨今の労働市場を見ると 人の
二極 化 が進 んでいるよ う に思 わ れ ま

す リストラさ れてし まう 人 がいる 一
、 、
方 早期 選抜さ れたり 転職 してキ ャ
リアステージ を上げ る人もいる。コイン

ザイ﹂を 材料 の﹁人材﹂と宝 の ﹁
人財﹂

と に分 けた場合 両者 の違 いはど こに

あるのでし ょう
平林 lT米 界 は技術 キ新 のスピー
ド が述 く 要求 され るも のも ど んど ん
。 、
変 わ っていき ま す そ う は 言 っても
SE︶のよ
キ 米 や シる アムエンジ ニア ︵

う な 1 つの専門性 も しく はリーダー

095: \!.yria ,200303 os


性 のどち らを 肛 め るかを 自 分 で明白

にし て な おか つそ の部分 で会社 に貞
Skill Uロ
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2003.08.05
し て仮 説を 立 て、チャレンジし てみて
ること
した。デフ吹 不況と日本の雇用状況は厳しいな しっかりとしたキ
人事のプロ4人 よ 今求められる人財について率直な意見を交換

髭 あると 全員

身 につけ てもやがて陣腐 化します句そ


が語った。ますは、今 いる会社で確日たる実績を積み上tす

どう だ つた かと い つような 仕事を いく 、 、
んな 中 で 何 が大手 かと言 われたら
、 、
つ経験 しているか そ こが問 われてい 学 び続 け る力 常 に何 か新 し い武 器
ャリアを積んでぃけば 何歳になっても転聴は可有

ます。 を手 にし よう と挑 戦す る行 動姿 勢 で
、 。
古 川 や はり アウトプ ットを 残 せ はな いでし ょう か 様 々なと ころから
。0 、
る人 が ﹁財 ﹂でし ょう 2 代 後 半 から オ ファーが来 る人 は 何 となく いて

、 、
卸代 にな ると 専 門性 と 即 戦 力を 求 いるのではなく 自分 はこう いヽ つこと
めら れます﹁採 用企業 は アウトプツト を今 の仕事 の中 で成 し遂 げ た いので、
を期 待 し ています。3
0 でも いま 、
代 だ

こう 考 え て テ ﹂う や つています と 、自
自 分 の専 門性 の見 極 めができず 様 々 。
分 でし つかり と語 れ る人 な ん です
が先決だ

、 、
な 職 種 を 渡 り 歩 いた り 会 社 の中 で 先 日 あ る会 社 の役 員 と 話 を し た

成績を残 せず に次 のと ころに移 ってし ら 結 局 は ﹁や る気 と 性 格 ﹂ではな い
ま ったり と で つよう な人 だと 、な かな 。
かと言 っていま した やる気 と いヽ つの
。 、
か職を 得 ら れな いでし ょう は学 び続 けると か 逆境 に陥 った時 で

も そ れを はね 返 していく 気 力 だと 。
やる気と性格﹂
人財 の要件は ﹁ 、 、
そ し て 性 格 と いう のは ポジ ティブ
に集約される ︱︱ 荒井
に物 事 を考 え ら れ るかどう かと いう
︱十 人 を
財 構成 す る要素 を単 純 に こと でし た。
、 、
分 けると 1 つに は ﹁スキ ル ・機 能﹂が 古 川 スキ ルや資格 を持 っていても

あ ります そ してそ れらを司 る ﹁ 行動 これを持 っているから安心と現状 に満
献 でき る人 が ﹁ 。 。
財﹂だと 思 います 社 荒 井 人材を企業 に紹介 す る立 場 特性﹂ 簡単 に言うと ﹁ 向 き 不向き﹂で 足 してしま つている人 はな かなかう ま
、 、
会 に出 て0
1年も経 って 何 の専門性も で言う と 確 かに若 い人 であ れば 可 、
す が これ が伴 わな いと スキ ルや技 術 く 面援 を 潜 り抜 けら れ ま せんね 。
蓄積 でき ていない人は ﹁
材﹂ではない 能性 や潜在能力 で採用される場合 が 。 ︱I MBA 営
も宝 の持ち腐れです さらにそ の人の ︵
経 学修 士︶ のような高
でし ょう か。 。 、0
あ り ます です が 3歳 以上 にな る 考え方 の基盤となる ﹁
価値観 とと があ 喰クレードの学位 を持 っていてもダメで
、 と、
三浦   ﹁材﹂はまさにマアリアル 素 ど ん な成 果を 上げ てきた かが重 ります。企業 が人財 に求 め る要件 は、 す か?
、 。
材 です か ら 新 卒 採 用 時 であ れ ば 要 な観点 です 今ま でも成 果を上げ これら3つの観点 からす るとどうでし 古 川 M BAに し ても 話 学 に し て
。 0代、 代 に 、 。 、
材﹂で構わな い しかし 3
﹁ 如 てきたし 今後ほかの会社 に移 っても よう か も それ自 体 の知識と いう よりも 、そ
な つて素材 で勝負という わけにはいき 、 、 、
それを再現 できる能力を持 った人 そ 荒 井 知識 や スキ ル 技 術 そ れに れを獲得す るま でのプロセスで得 た自
ません。自分 の持 っているも のを価値 人財﹂と いヽ
れが ﹁ つこと ではないでし ビジネ スモデルでさえ 、世 の中す ごい 、
信 や 音 難 に対 し た時 の乗 り 越 え 方
として実行、実現 できる人 でないと。 ょうか。そのために、自分 で意思決定
命nn
、 、
勢 いで変 化 し ていま す ので いった ん など精 型 山 行動面 のも のが大きいよ

う な 気 が し ます。そ れを そ の後 のビ も ︼ 社 は 1996年 に卸 不 正 取 引
イネスに生 か せ る人 は仲 び る でし ょ
、 、
手 件を起 こしまし て 自 分 のや ってい
、 、
う し 取 ったらおしま いと い つ姿勢 の ること が社会的 人間的 にいいことな
。 、
人 はそ こで止 ま つてしまう でし ょう のか ど う か そ の価 値 観 が非 常 に大
、 。
三浦 住友商事も午門 5人 ほど M 手 だ と 認 識 す る よう にな り ま し た
BAコー スに出 しています が、会 社 の 、
事 件 以降 経 常 理 念 や行 動 持 針 を 9
い に は いろいろな 准 験 を 積 ん だ 社 員 スミト モ・コー
項 H に集 約 した ﹁SC ︵

が いていいと い つ考 え で雑 続 さ せてい ポ レーション︶バリ ュー﹂を作 り そ れ

ま す。ただ MBAは 1つの角度 から に本 づ いて会 社員を■価 しています 。
物手を分析 していく アプローチを修付 これ が価 値 例 の 1つの大 き な 軸 にな

す ること です から 短期プ ログラムで っていまえ
、 、 、
も r 分 だ と い つこと で 今 後 は短 期 平林 スキ ル 行動 特性 価値 観 は
エグゼク︶々 ブ コー スに 切り 背 え て年
ヤ 互 いに密接不可分なも のです”あえ て
0人く ら いの 講 を考 え ていま 。 、 、
間3 受 す 言えば ヽ ﹂の3つを融 合 さ せ て 何 か
、 、
経 験し て 成功し て 次 により高 い次
日本 語で交渉 できな い人 は
元 のも のを さ ら に求 め ると いう マイ
英 語でもできな い︱十 三浦
ンドが重 要 でしょヽ
4 IT業界 にもプ
︱︱総 合商 、
社ですと 海外とのやり ロジ ェクト マみジメント のよう な資 格

取り や海 外赴 任 で語学 も 重 要 です よ 制度 があり ます 1つの能力を示すも

ね , ≡一
浦 さ んも米 国 に駐 在 さ れてい のと して非常 に価 値あ るも のです が
、 。 、
ましたが いかがです か 現 場 で人 を 採 用す る時 は 資 格 があ

三浦 日本訴 でち やんと交渉 できな る か ら と いう こと ではな く そ れ を
、 、 ︲
い人 は 英語 でも交渉 できま せん 非 使 ってど んな成果を1げ てきた のかと
常 に単純な話 ですれMBAにしても話 いう ことを 報 り送 し出く こと にし て
、 。
学 に し ても そ れで何 を な す か が問 います
。 、
題 な わけ です 頭 がいいこと と 物手
。 会社と個人は仕事を介して
法 を 実 現 でき る こと は違 いま す ね 住
、 対等な関係にある ︱︱ 平林
携 友 商 事 では 仕事 を 成 し遂 げ る能 力

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︱︱ ﹁
キャリアの自律﹂とい2言葉が
企業にも個人にもいっそう声高 に叫ば



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。自 、
ること はな いと思 いまえ そ のポジシ

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れるよう になってきました ﹁ 律﹂に る には ど う す れば よ いのか を 価 人
ョンに就 いて、すぐ に エンジ ンが か か
際して最も重 要な こと は何 でしょう が考 え る瓜 ■だ った んでえ
。 三浦 要らない人と いヽ
つこと で考 え つて走 り 出 す こと ができ る のであ れ

、 、 、 。
平林 H本 アイ ‘ ビー ・エムでは 公 ると ︼ 事 者 意 識 の低 い人 間 でし ょ ば 年 齢 は問題 な いでし ょう
、 。 。 、
社 と 個 人 の関 係 は 仕 事 を 介 在 し た う 山律 の反対 です 仕 ■ は受 け身 三浦 住友商事 の場合も 先 日求 人
、 0
対等 な パー ト ナー であ ると いう 立 場 で し か も でき な い場合 はす ぐ に言 広 告を 出しま したが ﹁ 貿 易 経験 1年
。 。 。 、
を 明 確 にし ていま す 社 員 何 人 は白 い訳 を す る これ は も う 四 り ま す 以■﹂と か そ んな条件 でし か考え て
、 、 、 。
分 のキ ャリ ア形成 に自 分 で取り組 み 白 律 と は 山 分 で考 え て 自 分 で行 いま せ ん 抑歳 以上 の人 も 来 る でし
。 、 。 ょう し、要 は人次第 ではな いです か。
働 く 一方 で会 社 は 利 益 を 上 げ る 動 す る だ から山 分 の足 り な い部 分
。 、 5 、0
にはどう したらいいかを考え る そし も 十 分 知 って 賢 明 に頑 張 ろう と す 平林 おそらく 3蔵 限界説 は 1年
、 、 。
て こう で 2礎会 があり ます よ 達成 る こと でし ょヽ
つね 以上も や ってき ていま だ自 分 のプ ロフ
し た場 合 の処 遇 は こう です よと いう エツショナルが確 立されていな いのです

。 3歳以上 になると求められる 、
か そ れ では採 用 は かな いま せ んね

形 で差 し出 す そう で つ中 で社 員 は
、 ものが違 ってく る ︱︱︱古川
どう 進路 選択をす れば いいのか あ れ と い つ話 だと思 いまえ 自分 の強 みの
。 ︱︱ 、 、
これを え な がら や つていく キ ャリ アの自 律 が進 めば 当 然 領城を持 って しかもまだ仲 びる余 地
、 、 、5
会社 に留ま ろう とす る人 も いれば 人財 は流動化して 転職意向 の人が多 が感 じ ら れ る人 であ れば 3歳 は全
、 5 。
社外 に出 ていく人も いまえ 白律 した く なってき ますが よく 3 歳転 職限界 く 関係あ りま せん     ︵終 わり ︶閤

ラス 日経BP社 ベネッセコ ポレ ション NTTデ ータと4社を経験。


1962年生まれ。86年度応義聖大学経済■言B卒業後 企業勤めはプ

インスティチュート オブ デザイン」にて
研究員留学。2003年からキャリア開発支援事業で独立。キャリア ポ
、 。
社員 と は キ ャリアの方 向性 を デザイ 説という ことも耳にします 実際 はど

"ww careerpoAraR,p
、 、 。
ンし て 足りな いも のは何 で ど んな うなのでし ょう か
道 を 行 け ばた どり着 け るかを 個人 で 古 川 転 職 の数 は か な り 少 なく な
。 、 。5
英行 でき る力を持 つ必要 があります りま す が 求 人はあります 3 歳が
、 、5

ートレート コンサルティンクのHPは http7ハ


荒 井 私 がいたリ クルート も そ れ 限界 と いヽ
つより 3 歳 以上 にな ってく

キャリア ポートレート コン"レ ティングイヽ表



ると 求 めら れ るも のが達 ってく ると


に近 い考 え方をす る会 社 で か つての
自分価値をブ汽Fめ る法

、 。
社 訓 は ﹁みず から機 会 を つく り 出 し いう こと ではな いでし ょう か

リrayal―a


94∼95年 イリフイエ科大学 「

村山 昇 ( むらやま のぼる)
そ の機会 によ ってみず からを 変 え る﹂ 荒井 例え ば営業 デ4レクターと か

と で つも のでし た 自 分 で機 会 を 見 バイ スプ レジデント が欲 し いと いう こ


NObO′ り│↓
、 、 、5
つけ て 日標設定を して 日標管 理を と で条 件 があ った 場 合 3歳 は若 い
、 、 、0
し て 日標 達成を して そ のた めの近 ね 4歳く ら いでと いう 前 は よく あり
、 、
道 は何 な のか も っと高 い成 果を上げ ま す から 特 別 にそ の年 齢 が境 にな

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