Press Release

Tanaka Takashi Collection 10 No.002

2010 .09 .18 (sat) − 10 .03 (sun)

No.0001 “YORU NI NARU” 2010 graphictape + paper 257 x 182

Slant. 1-2-32 Hirosaka .Kanazawa Ishikawa.Japan

tel076-225-7746 http://slant.jp
展覧会 Tanaka Takashi Collection 10 No.002

会期 2010 .09 .18 (sat) − 10 .03 (sun)

開廊時間 12：00 − 20：00 入場無料

会場 SLANT.

〒920-0962 石川県金沢市広坂 1-2-32 北山堂ビル 2F Tel 076-225-7746

定休日 会期中無休

発行物 本展を開催するにあたりTanaka Takashiが作品制作過程で影響を受けたものを

まとめたプロフィール的なアーティストブック[POPTIME]を100部限定、

会場のみで販売をいたします。(シルクスクリーン+リソグラフ ※一部手作業が入ります）

担当者 日村 征二 himura@slant.jp

※このプレスリリースに掲載されている画像は、 プレス掲載用に高精細の画像データにてご用意しております。

ご希望の方は上記担当までお問い合わせください。

展示内容

本展は Tanaka Takashi Collection 10 No.002 と題し、本や紙を素材として

2002 年から日記の様に制作してきた Privatework、poptime、blacktime 、

[YORU]をテーマにグラフィックテープを使用した Artwork から構成されています。

僕が子供の頃は四次元の世界が題材になっているテレビドラマやアニメが多かった。

今僕たちが住んでいる三次元の世界と並行して四次元の世界が存在し，そこには全く

同じようだけど、少しだけ違った町や人々が住んでいるという話だ。その二つ並んだ

隣の世界からすり抜けてたまにやってくる人がいたり、こちらの世界から迷い込んで

いってしまったりと、恐怖心と興味が競争しながらテレビから目が離せなかった。

田中君の作品はそんな記憶をよみがえらせてくれる。彼の貼った黒いテープの隙間に

入り込めればその並行する四次元の世界に行けるような気がする。彼のストーリーを

コラージュしたコミックは実は隣の世界では実際に存在しているのではないか?

田中君本人もそちらの人間なのではないかと思わせる節がたまにある。無機質な黒い

線や点で表された世界はこの世のもうひとつの影の存在を感じさせる。やはり僕たちは

別の世界から常に観察されているのではないだろうか?

若木信吾 写真家
作家紹介

田中貴志 tanaka takashi

1977 年生まれ 文化服装学院卒業後、セツモードセミナーに通う。

同セミナーに講師として勤務後、作家活動に入る。

作品にはグラフィックテープを使用した Artwork と本や紙を素材に

制作する Privatework があります。

※グラフィックテープ : 若干の伸縮性があり直線・曲線を自由に引く事が出来る素材です。

URL www.tanaka-takashi.com

2001 - 05 SETSU MODE SEMINAR 職員

1999 - 00 SETSU MODE SEMINAR

1996 - 98 文化服装学院

活動歴

2010 Solo Exhibition limArt annex (Tokyo)

2009 Art Fair EMERGING DIRECTOR'S ART FAIR "ULTRA002" (Tokyo)

2009 Group Exhibition KOMAZAWA MUSEUM × ART (Tokyo)

2008 Web Exhibition www.tanaka-takashi.com (期間限定 Web)

2008 Group Exhibition PAPIER LABO (Tokyo)

2007 Solo Exhibition limArt annex (Tokyo)

2007 Solo Exhibition limArt (Tokyo)

2006 Solo Exhibition a.Pex (Tokyo)

2005 Display H.P DECO (Tokyo)

2005 Solo Exhibition limArt (Tokyo)

2004 Solo Exhibition Funamachi 15 Gallery (Tokyo)

2004 Solo Exhibition LA GALERIE DES NAKAMURA (Tokyo)

2003 Group Exhibition Exhibit live (Tokyo)

Privatework

彼が日記の様に日々作っているのが Privatework です。本を解体し再構築したモノや、

束見本にコラージュしたモノ、身近にある紙を再利用したモノがあります。

No.0002 “HOTEL” 2010 screenprinting + paper

blacktime

彼の好きな漫画の 1 シーン（1 コマ）を切り抜き、他の漫画の 1 シーン（1 コマ）と

組合わせて新しいストーリーを作成したモノが blacktim です。

No.0003 “SECRET WORK” 2009 copy + screentone + collage + paper 257 x 182
poptime

見て楽しめる事をテーマに制作している poptime です。

彼の好きな映画のワンシーンや台詞等をスクリーントーンを使用し、

束見本にコラージュしたものです。

No.0004 “POPTIME NUMBER02 P92” 2007 copy + screentone + collage + paper 295 x 210

No.0005 “POPTIME NUMBER05 P34-35” 2010 copy + collage + paper 235 x 162
Art work

車や電車で移動している時や道を歩いている時などに、

気持ちの良い風景や少し切ない場面に出会う事があります。

音楽を聴いている時、テレビや映画を観ている時なども同じで、

気持ちよくなったり、切なくなったりする時があります。

この日常にある感覚や感情を彼のフィルターを通して表現したものが Art work です。

表現する素材には、無機質な素材で感情的な表現になりすぎない、描く行為では表現出来ない

立体感がでる点でグラフィックテープ（若干の伸び縮みがある素材で、

直線と曲線を自由に引くことができます。幅 0.4mm）を使用しています。

No.0007 “UNTITLED” 2010 graphictape + paper 257 x 182

 No.0007 “UNTITLED” 2010 graphictape + paper 790 x 545

PHOTO:Kenichi Aikawa

Gallery Slant

Tanaka Takashi Collection 10 No.0002

2010 .09 .18(sat) − 10 .03(sun)