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100117 定例会メモ

岡田浦漁港の現状を知り、自分たちにできることを考えてみよう!!

話し手:岡田浦漁業協同組合・出口さん

【ヒアリング】
・組合員 70 日人、35~45 歳くらいが一番多い(立ち上げ時の青年部)、その後若者が入ってきていないので同じ
メンバー
・若い人はゼロではないがほとんど入ってこない
・自分たちも子供を漁師にさせたくない
・大きな商売ではないので外の人を雇うなどはできない、身内の商売である
・どんどん不安定になっている、物価・必要経費は上がる一方の中、魚の値段は安くなるので生活は大変
・天気が悪かったり寒かったりして漁自体が大変、怒られて大変でも会社の中にいた方が楽
・人間は魚よりかしこくなってしまった
・水温がおかしくなり、魚はいつ産卵したらいいか、どこにいったらいいか、わからなくなってしまう
・今までより子供の姿を見るのが 1 か月遅れたり、数が少なかったりする(カレイ、あなご、シャコ)
・だめなときは一部ではなく全部だめになるので困る、そのあいだは別の仕事をしたりする
・カレイ、おこぜの放流がさかん、放流したいものを大阪府の水産課担当に言うとやってくれる
・放流している魚は、養殖の技術が進んでいる魚(稚魚の用意が簡単)、収入になる単価の高い魚をおすすめ
・みんなが単価の高い魚を頑張って作りすぎてしまい、値段が大暴落してしまうこともある(フグなど)
・小さい魚はとってはいけない(自主規制)、しかし船の油代だけでもと思いついとってしまう、あったらあっただけ
取ってしまう漁師の性質
・観光で日銭を稼いでいけば、魚を取る量も減っていけると考えている
・うまくまわっていけば息子もやってくれるかもしれない
・魚に関することで取り組んでいること、加工して付加価値をつけること
・やってみてよかったこと、地引網体験(簡単でやりやすく、家族連れに人気)、日曜市
・失敗したことは?料理教室、魚のさばき方など、宣伝が不十分なこともあるかもしれない、準備や子供が大変、
体験漁業、夏は魚が取れないこともありがっかりさせてしまうことも
・関空埋め立てでできた穴
・岡田浦産のものは赤いタグやシールがついていてブランド化しようと思っていた(あなご)
・ブランド化すれば値段が上がると思っていたが、今では他の漁港もやっているので(泉佐野、青タグ)当たり前
になってきている
・シール代や手間を考えて、シールやタグなしで出荷することも
・岡田浦のあなご、昔は高くても良いものが求められたが今は高さにある程度の上限があり、それが無理なら代
替えで構わないという人が多い
・確実に魚がとれるわけではないので、HP で注文などあるが応えられない
・きちんとした規格が当たり前と思われている
・すりみの開発、勉強
・まわりのひとたち(わたしたち)が漁港のことを気にしてくれてうれしい
・魚が取れたときにすぐ売れるつながりを大切にしたい、今まではタイミングがだめなら仕方ないと諦めていた
・組合員さんの家族、みんな子供もいる
・子供には全然違う仕事についてもらいたい、継がれたらしばらく一緒に漁業をやらないといけないし、養っても
らいたい
・15 年前に青年部を立ち上げたきっかけはとくに関空は関係ない(15 年前)
・オレンジパーカーの JF、15 万円/月
・市場に出して 1 日 6~7 万円、1隻あたり
・1月は10日も海に出ない、稼ぎ時は春と秋
・朝市のお客さんは和歌山や大阪市内からも
・おろしに出すには規格外だと安く買いたたかれる
・規格外の魚も売らないと食べていけない、生活が厳しい
・都会で働けなくなった人が一次産業に戻っていくとき、どんな人なら受け入れられるか?漁師しかいらないとき
は体力だけが重要だったが
今は観光にも力を入れているので事業展開できるような人も来てほしい
・市場はスーパーと違っておいしい食べ方やさばき方も教えられる、頼めばさばいて渡せる、さばけない人は多く
ニーズはある
・今の施設は家族(子供)と来たいとは思うが、魚を食べて帰ってしまうと思う(イオン、アウトレットに行ってしまう)、
遊ぶところがあれば(浮いている船に乗れる、BBQ など)

【ミーティング】
・漁業が合併する、大口の顧客と付き合える、1つの漁港あたりの漁獲高が伸びる、今は考えてないよう
・少量しか売れないことで困ることはあるか、輸送費が高い
・少量しか必要ない場所を探していくのがとりあえずの解決策になるか、旅館・仕出し屋・料亭など少量を必要と
している場所自体が減ってきている
・養殖はこれ以上増えない(エサも魚であるため)
・昭和58年と比べて1/10の漁獲高(今1万 t)
・泉佐野の漁師をヒアリング、漁業補償で 2500 万ほどもらった、香川の伊吹島から来た(水軍)
・漁業全体の再生:①漁師個人の収益増加、②資源の増大、活性化させつつの長期的なビジョン、うまくいけば
後継者のことなども自然と解決に向かうと思う
・朝市をもっと宣伝すれば、イオンのステージなど
・今日は天気が良いのでお客さんが多い(天気で左右される)
・市とスーパーの鮮度はそんなに変わらない
・売り子の違い、魚屋さん
・流通の話に興味を持ってくれた(料理屋にヒアリング)
・その日あるものを知らせて買いに来てもらう仕組み、会員制
・岸和田の商店街に 2 つの魚屋さん、なぜ高いのか、その魚はどこで買っているかヒアリングしている
★ビジョン
・5 年後(魚が育つまで 4 年かかる)
・資源の回復
・漁業以外の収入を増やす
・持続可能な漁業
・日本の沿岸漁業の回復、日本人が国産の魚を食べられるため
・その土地の人がその土地のおいしい魚を食べ続けられる

★現状
・漁業従事者 23 万人のうち 20 万人が沿岸漁業従事者
・収入不安定
・資源不足(昭和 58 年 11 万 t から現在は 1 万 t に、稚魚をとってしまう、水温上昇など)
・営業努力足りない
・地引網はうまくいっている
・漁業外収入は全体の 20%くらい

★原因
・自主規制が緩く稚魚をとってしまう
・放流がうまくいっていない(機能)
・規格がグローバル化
・魚価の低迷
・水産技術センターを見学してみては?

★転換前
・あきらめ、自分が漁業をする間だけうまくいけばよい
・次世代を見ていない
・3 年間青年団をやってきてよかった、
・出口さんはなぜ部長をやめたのか?

★転換後、生活に密着してもっと親しくなる
★解決、放流事業を成功させて資源を回復

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