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2007-11-07
日経平均見解
概要
・ 売り直す暇はさらにありませんでした。
・ 今回は長期見解と併せてお読みください。
・ 最後の下落に入っている模様
・ 順当であれば、この下げは「14481.71 円」付近まで想定するが、これ自体も疑っており実際
には「15500-15000 円」レベルは買い戻しレイヤー。
・ 買いは最悪を考えて「15000-14500 円」のレイヤーを打診で狙う。
・ セクターは「長期見解」を参照。
・ 三空買い向かった向きが多いと思うので調整必須?
解説
前号(11/05)の見解を裏切るように 11/06 の相場はいったん上昇となりました。しかし、安
値を切り下げたこと、さらに 8/17 と 9/11 の安値を結ぶ中期トレンドラインを上抜けることが出
来ず押される展開となりました。
その晩のダウは力強い上昇といいますか、かなり強引なイカサマ風味の上昇でしたが、翌日の
日経平均はご存じの通り後場急落となりました。これについては、朝寄り高かった監視銘柄が一
斉に朝寄り以後急落して以後横ばいになったことからも想定は可能ではありましたが、「もっと
上で売りたい」と考えていたのと下値切り上げの形であったことから売り逃した感がある下げで
した。
さて、本日は小沢が辞意表明を撤回して民主一丸になって頑張ろうという会見が演出されまし
た。前号で「小沢がアメリカの思惑を感じ取って、福田と一緒に連立をお伺いしたところ、アメ
リカに牛耳られているマスコミの反応がいまいちだったので辞意表明した」と書きましたが、一
転して取り消したところを見ると、小沢が「アメリカに抵抗する意志を示した」とも言えそうで
す。であれば、福田も同じ考えを持っているといえます。今度の首相訪米の結果を株価がどう見
るのか興味があるところです。
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(個人的には良いことだと思いますが、株価的にはいささか問題があるかもしれません。)
しばらくご無沙汰していたカウントを見てみます。
図1:日経平均日足
大きい図 http://photozou.jp/photo/photo_only/151386/5842258?size=800
基本的にはサイクルでⅡの調整波が進行中と言う見方です。そして、その最後の下落波である
プライマリーの(c)が始まっているのだろうと考えています。
下落が3波構成であっても5波構成であっても、急落で長いというのに変わりはないので通常
は 8/17 安値「15262 円」は割ると思います。しかし、私は 15500-15000 円レベルでは売り玉をす
べて買い戻す考えであることは前号から変わりません。念には念を入れてです。よって、大筋の
結論は前号と変わりありません。
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短期見解では、木曜上限は「16190.53 円」、金曜上限は「16050.50 円」です。先物ではこの
金曜の上限まで売られたようです。月曜の上限は「15913.52 円」です。
よって、朝寄りで「16190.53 円以下は弱気」で(これはそうなりそうです)、上げた場合の
上値もそう考えます。下値は月曜上限の「15913.52 円」まで見ておきます。終値予測は金曜上
限の「16050.50 円」ですが、弱い場合は月曜上限の「15913.52 円」で見ます。「16190.53 円」
まで上げた場合は戻り売り体制となります。
セクターについては「長期見解」見てください。