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DynamicFM受信機

アイ・センス・マイクロ

iSense Microについて

フォナック・ジャパン株式会社
目次

 iSense Microの概要
 iSense Microにできること
 音量について
 補足

フォナック・ジャパン株式会社
iSense Micro (アイ・センス・マイクロ)の概要

 レシーバ内蔵FM受信機
 Dynamic FM機能を搭載
 既存のFMシステムとの併用可能
– 169MHz帯のFM電波を使うFM送信機が利用可能

FM電波(169MHz帯)

アイ・センス・マイクロ

FM送信機(インスパイロ)
補聴器・人工内耳のFM
フォナック・ジャパン株式会社
iSense Micro (アイ・センス・マイクロ)の概要
- Dynamic FM機能とは?
 周りの騒音に応じてiSense Microの音量を自動調整する機能
– FM送信機のマイクは、話し手の声を拾うだけでなく、話し手が話を
していないときには、周りの騒音を測定しています
– 周りの騒音が57dBより大きくなると、自動的に調整されます
– 補聴器・人工内耳に取り付けて利用するフォナックのFMシステムは
このDynamic FM機能を持っているため、騒音下での聞き取りをより向
上させます

人工内耳とFMの組み合わせ

聞き取りテスト結果
での聞き取りテストの結果
論文内に記載のテスト結果
- 騒音が大きくないときには差異はない
- 騒音が大きくなってもDynamic FMでは、
聞き取りの低下が小さい テスト環境の騒音 (dB)
Dynamic FM 1世代前のFM
Jace Wolfe, J Am Acad Audiol 20:409–421 (2009)
Evaluation of Speech Recognition in Noise with Cochlear Implants and Dynamic FM
Journal of the American Academy of Audiology / Volume 20, Number 7, 2009
フォナック・ジャパン株式会社
iSense Micro (アイ・センス・マイクロ)の概要
- iSense Micro各部の名称

 オープン型耳せんの場合
① ストッパー
② 電池ホルダー
③ xレシーバ
④ オープン型耳せん(S / M / L)

 スリムチップ(オーダー耳せん)の場合
① スリムチップ
② 電池ホルダー
③ xレシーバ
④ 取り出し用テグス

※ 購入時に、xレシーバ(標準)の左右およびサイズ選択が必要になります
※ オープン型耳せんではしっかり固定できず、装用時に落下する可能性が高い場合は、
スリムチップを選択してください
フォナック・ジャパン株式会社
iSense Microにできること

 FM送信機のマイクが拾う声を補聴器・人工内耳なしで確認できる
– FMシステムの動作確認(モニター用)
– FMシステムのトラブルシューティング
 聞き取りが難しい(SN比が悪い)環境での聞き取りを向上できる
– SN比が悪い環境で聞き取りが困難な方の聞き取り向上
• 言語習得過程の方(外国語など)
• 一側性難聴の方
• etc

フォナック・ジャパン株式会社
iSense Microにできること
モニター用受信機

 学校でFMを使う先生方の課題
– FM電波は目に見えず、本当に自分の声がFM装用児に届いてい
るのかわからない
– FMシステムに不具合があったときに、送信機・受信機のどこ
に不具合があるかわかりにくい

FM送信機を装用する先生がiSense Microを装用し、
自分の声がFMシステムを介して届いているか確認する

フォナック・ジャパン株式会社
iSense Microにできること
一側性難聴の方へ

 一側性難聴の児童は騒がしい学校の教室での聞き取りが課題
 良聴耳が難聴ではない場合にiSense Microが聞き取りを向上させる
デバイスとして活用可能
 難聴ではない良聴耳にiSense Microを装用し、学校の先生にFM送信
機を装着してもらう
 一側性難聴の場合、騒音下の環境ではFMシステム(iSense Micro)
が効果的(Kenworthy et al., 1990)
– CROS補聴システムを利用する場合、マイク側からの騒音が大きい場合、
聞き取りは難しい

フォナック・ジャパン株式会社
iSense Microの音量

 静かな環境、騒がしい環境で音量が変わってきます
– DynamicFMの自動FM音量コントローラー機能により入出力特性
が変わります
 どのような環境であっても、102dBより大きい出力は出ません
 静かな環境
– 送信機からの入力に応じて、出力が決定
 騒がしい環境
– 送信機からの入力、および周りの騒音に応じて出力が決定

フォナック・ジャパン株式会社
iSense Microの音量
静かな環境=周りの騒音が57dB以下

iSense Microからの出力 この環境下では、90dB以上の出力が


(dB SPL) でることはありません。

90

80

70

60

50
FM送信機
50 60 70 80 90 100 への入力
フォナック・ジャパン株式会社 (dB SPL)
iSense Microの音量
自動音量調整

 音量の自動調整幅
– 周りの騒音が57dB以上になると自動調整機能がオン
– 周りの騒音が2dB大きくなると、音量も2dBずつ大きくなる
– 最大約15dBまで増加
• デフォルトの設定では、最大の変動幅は12dB
• iSense Microは102dBが最大なので、デフォルト設定では
12dBが変更範囲
2dB
2dB
2dB
12dB
2dB
2dB
2dB
フォナック・ジャパン株式会社
iSense Microの音量
- 周りの騒音が57dBより大きい場合
iSense Microからの出力 この環境下では、102dB以上の出力が
(dB SPL) でることはありません。

102
12dB
90

80
出力の変動幅
(最大で12dB)
70

60

50 FM送信機
への入力
(dB SPL)
50 60 70 80 90 100
フォナック・ジャパン株式会社
補足

フォナック・ジャパン株式会社
iSense Microの音量で設定可能な作業
 FM送信機インスパイロを利用している場合
– ±8dBの範囲で全体の音量の増減が可能
 フォナックへ送付いただいての調整
– ±8dBより大きな範囲での音量調整が可能 102dB以上の出力を
出すことはできません
iSense Microからの出力 (dB SPL)

+8dB
90 - 8dB
80

70

60

50 FM送信機
への入力
50 60 70 80 90 100 (dB SPL)
フォナック・ジャパン株式会社
インスパイロで音量を-8dBに設定した場合

iSense Microからの出力 (dB SPL)

100

90 15dB

80
• 最大出力は97dBです
70 • 自動音量調整機能での変動幅は
15dBです
60

50

50 60 70 80 90 100
フォナック・ジャパン株式会社
インスパイロで音量を+8dB増加させた場合

iSense Microからの出力 (dB SPL)

102
98 4dB

90

80
• 最大出力は102dBです
70 • 自動音量調整機能での変動幅は
4dBです
60

50

50 60 70 80 90 100
フォナック・ジャパン株式会社

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