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勤医協中央病院看護技術マニュアル 2008 版

3-9-2 テルフュージョン輸液ポンプ TE-161SAP 1/6

3-9-2 テルフュージョン輸液ポンプ TE-161SAP 操作方法

Ⅰ.本体の説明

① ⑩ ⑭
② ⑪

③ ⑲


④ ⑫
⑤ ⑮
⑥ ⑯

⑦ ⑰


正面 背面

① 閉塞圧警報 ⑬ バッテリーランプ
L,M,H の 3 段階 ⑭ 輸液セットスイッチ
② 予定量設定スイッチ ⑮ ヒューズ
③ 流量表示画面 ⑯ AC インレット
④ 「アップ」「ダウン」スイッチ ⑰ キーロックスイッチ
⑤ 早送りスイッチ ⑱ 流量設定スイッチ
⑥ 停止・消音スイッチ ⑲ 積算量・予定量表示部
⑦ 開始スイッチ
⑧ 電源スイッチ
⑨ 動作インジケーター
⑩ 各種警報表示部
⑪ 積算量スイッチ
⑫ ドアロックレバー

ME機器管理センター監修 2005 年2月改訂


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3-9-2 テルフュージョン輸液ポンプ TE-161SAP 2/6

Ⅱ.使用手順
輸液ポンプを点滴棒に取り付ける。指示の輸液を準備する。用意する輸液セットは使
用する薬剤により選択する。

① 輸液ポンプのコンセントを差込、準備した輸液を点滴棒にぶら下げる。
② ドアレバーを右図の様に手前に
引き上げドアを開ける。

手前に引く

③ ドアをあけた状態で、前面の電源スイッチ
⑧を入れる。そのとき輸液ポンプ自体が自
己診断を行っています。全ての点灯箇所が
一斉に 3 回点灯し、中のフィンガーポンプ
が波打ちます。そのとき積算表示部位にエ
ラーが発生しないことを確認してください。
警報音と共に気泡混入・閉塞・ドアオープン
ランプが点灯し、動作インジケーターは赤色
で点灯します。停止・消音スイッチ⑥を押し
音を消してください。
フィンガー部が波打つ
ことを確認。

④ チューブクランプを右図の
様にクランプを押し、解除
し、輸液セットをルート溝
に沿ってセットする。 解除する

ME機器管理センター監修 2005 年2月改訂


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⑤ 輸液セットをセットするときは
チューブを真直ぐ装着し、気泡 フィンガーポ
警報センサー部を強く押し込む。 ンプ上部にある
使用する輸液セットは、ポンプ のが気泡センサ
用輸液セットを使用し、使用す -です。
る薬剤により、適正なものを選 輸液セットの
択する。 チューブをしっ
かり挟めてく
ださい。
フィンガーポンプ
下部に閉塞センサ
ーがあります。
薬液の汚れ等に注
意してください。

⑥ ドアを閉めると「カチン」と音がして、自動的にチューブがクランプされます。

⑦ はじめに流量を入力する。

1 流量設定スイッチを押す。

2 「アップ」「ダウン」スイ
ッチで流量を入力する

3 入力した流量値が間違っ
ていないか確認する

⑧ 次に予定量スイッチを押し、
予定量を入力する。
1 予定量スイッチを押す

2 「アップ」「ダウン」スイ
ッチで流量を入力する

3 入力した予定量を確認

ME機器管理センター監修 2005 年2月改訂


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⑨ 患者側の三方活栓や、ルートのクレンメなど開放されていることを確認し、開始
スイッチを押す。開始スイッチに緑色のランプが点灯し、動作インジケーターも緑
色に点灯したことを確認する。同時に滴下が開始となっていることを確認する。
注)流量が予定量より大きい数字の場合「大小判定警報」が発生いたします。
入力を間違えていないか確認してください。よろしければ開始スイッチを
長押し(1 秒以上)してください。輸液が開始されます。

Ⅲ.各種アラームの対処法

気泡混入アラーム
消音・停止を押し、クレンメを閉じ、ドア
開け、原因を取り除く。
原因・気泡が混入していないか、気泡検出部が薬液で汚れていないか。
・チューブの装着が悪くないか。又はドアに挟んでいないか。
・指定外の輸液セットを使用していないか。
・閉塞警報が発生していないか。⇒下図の閉塞アラーム参照

閉塞警報アラーム
消音・停止を押し、クレンメを出来るだけ
下流で止め、輸液セットを外し、原因を取
除く。
原因・クレンメを開け忘れていないか。
・チューブの装着が悪くないか。ドアに挟んでいないか。又は折れていないか。
・フィルター・針が詰まっていないか。
・指定外の輸液セットを使用していないか。

ドアオープンアラーム
ドアが開いています。正しく閉めてください。

バッテリーアラーム
バッテリーの容量が低下しています。速やかに
AC 電源に接続してください。

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メンテナンスタイマー
メンテナンスをする時間になりました。速やかに
ME センターへ連絡してください。

Ⅳ.早送りをする場合
早送りをする場合は、右図の⑥停止
・消音スイッチを押し、次に⑤早送り
スイッチを押す。⑤の早送りスイッチ
を押している間早送りされています。
⑲ の積算量画面に早送りされた量が ⑲
加算されていきます。

Ⅴ.特殊機能(安全機能)

1) 開始時に「予定量」を必ず入力して下さい。予定量が「0」の場合、輸液を開始で
きません。

2) 流量・予定量大小判定警報
流量が予定量より大きい数字の場合は、確認のブザーが鳴ります。確認後、設定が
正しければ、再度「開始」スイッチを 1 秒以上長押しして下さい。
また、予定量が積算量より数字が小さい場合も同様の警報が発生いたします。

3) 開始忘れ警報
開始可能な状態で、停止状態が 2 分以上続くと動作インジケーターが点滅(赤色)
し、ブザーが鳴ります。その状態で、[停止・消音]スイッチを押し続けるとスタン
バイモードに入り、開始忘れ警報発生までの時間が 20 分となります。

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4) パネルロック機能
ドアが開いている状態では、流量・予定量の設定が出来ません。ドアを閉めてから
設定して下さい。

5) 積算クリア機能
[積算量]スイッチを 2 秒間長押しすると、積算量を0にすることが出来ます。

6) キープ・オープン・レート機能
積算量が予定量に達すると、[完了]表示が点滅し、ブザーが鳴ります。同時にキー
プ・オープン・レート機能により 1ml/Hで輸液を継続します。[停止・消音]を押し、
ブザーを止める。もう 1 度[停止・消音]スイッチを押すことで、キープ・オープン・
レート機能が解除されます。
注)ブザーが鳴っているときに[停止・消音]スイッチを押した場合は、消音の
みで、キープ・オープン・レート機能は継続されます。

Ⅵ.輸液セット設定の影響
この輸液ポンプは、背面⑱に輸液セットスイッチがあり設定を変更することが可能で
すが、当院では滴下センサーを付けていない為、設定を変更する必要がありません。
ただし、輸液ポンプ用セットを使用することが必須条件となります。

Ⅶ.エラーリスト

表示 内容
Err2 内部電子回路異常
Err3 モーター回転異常
Err4 内部電子回路異常
Err5 内部電子回路異常
Err7 装置内信号異常
Err8 操作スイッチ異常
ErrA 装置内信号異常
Errb センサー異常
ErrC センサー異常
ErrE センサー異常
ErrF 内部電子回路異常

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