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EMC部品 基板シールドの基礎

に選択される。 素材
未組み立てツーピース 一般的に、 基板シールドのシールド効果は、 シールドの開口
シールドは2つの分けら や隙間によって制限される。 殆どの用途では、 RF 性能よりむし
れた部品として出荷され ろ、 コストが素材選択に影
る。 フレームはしばしば基 響する。 基板シールドは、
板上への自動実装のため 冷間圧延鋼、 ニッケルシル
にテープ&リールで出荷さ バー、 りん青銅、 ステンレス
れる。 標準的なピック&プ 合金、そして真鍮などの様々
レース機器は、 基板への な素材から作られる。 素材
実装のために、 フレームの はしばしばハンダ付け性の
クロスバーのピックアップスポットを使用する。 リフロー作業の ためにメッキされる。 もっと
後、シールドの下の部品は要求に応じて検査され、そしてカバー も一般的に、 基板シールドで使用される素材は、 すずめっき冷
が嵌め込まれる。 歩留まりが最適化されていない製造工程で 間圧延鋼である。 低コスト
は、 このシールド方法では、 迅速で簡単な部品へのアクセス 素材であることに加えて、
が可能である。 部品の全品検査が要求されるときにも、 この 鋼板にはまた、 低周波磁
設計オプションが好まれる。 界シールドにおいて特に有
ハンダ付けされない、 モールド ・ イン ・ プレースやフォーム ・ 用であることが示されてい
る特性である優れた透磁性
〔2000〕 がある。 腐食は
しばしば冷間圧延鋼に対す
る懸念として挙げられている。 ツーピースの錫メッキされた冷間
圧延鋼シールドのシールド効果性能は、 この懸念を解決するた
めに評価された。 3GHzまでのシールド効果を評価するために、
シールドは塩水噴霧に96時間曝された。 96時間の塩水噴霧
の後でも、 シールド性能は、 そのような腐食性物質に曝されて
も影響を受けなかった。

トレースの定義
設計段階の初期において、 基板設計者は、 露出した上部の
銅のグランドプレーンのトレースを考慮しなければならない。 こ
れらのトレースは、 6面目のシールドとなるグランドプレーンに
シールドをつなげてファラデー ・ ケージを完成させる。 トレース
幅は、 少なくとも0.031インチ (0.8mm) あるべきであり、 で
きれば0.039インチ (1.0mm) 以上とすることが望ましい。 こ
の幅は、 シールド壁の厚さ、 要求されるハンダフィレットサイズ
〔 通常少なくとも各面において0.006インチ (0.15mm)〕、 そし
て全ての許容値によって決定される。 このトレースが細すぎると、
生産歩留まりが低下することもある。
そのトレースは、 ハンダマスクが正確に上部銅層と調整され、
従って一定のハンダ量を維持するような方法で、 分割されなけ
ればならない。 リフロー中の溶融ハンダを抑制することによって、
イン ・ プレースの導電性のエラストマー技術は、 開口部を持たな 分割されたトレースはリフロープロセスの時間枠を延長して、 精
い一体の “仮想シールド” によって、 複数部品のシールディン 密な組み立てのための“ 時間を買う”。 連続したハンダトレースで
グを達成するために絞り缶と組み合わせることができる。 将来こ は、 もし基板が、 リフロー中に、 完全に水平に保たれていないな
の新しい技術についてもっと耳にすることを期待する。 ら、溶融ハンダは、トレースに沿ってコーナーに流れることもある。

36 Interference Technology 日本語版 2 月 2007

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