2017.

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2018 年 1 月 COMBINE/BAMI gallery は京都・島原に移転し丁度 3 年を迎えます。又、COMBINE/BAMI
gallery という枠組みを始業させたのが 2008 年 12 月 8 日であり、つまり来年は 10 年目を迎える事にもな
ります。以下企画はそれらの記念展として位置づけております。

企画名:ビーテンテン
会期 : 2018 年 1 月 5 日(金)~1 月 14 日(日) 営業時間:12:00-18:00 ※1/10(水)休廊
会場 : BAMI gallery 〒600-8824 京都市下京区二人司町21番地 TEL・FAX.075-754-8154
作品 : 日本画・洋画・アクリル絵画・乾漆・木彫・陶芸・桐塑等、各ジャンルのアーティスト 11 名が B10
サイズ 32×45 ㎜の世界に挑みます。全て壁面展示作品、各作家 3 点合計 33 点の展覧です。
出品作家 : 阿部瑞樹、遠藤良太郎、太田夏紀、岡部賢亮、釜匠、公庄直樹、小橋順明、佐野暁、松本
央、宮本大地、八木佑介
企画主意 : B10 という最小規格サイズの世界での表現。ごくごく小さな世界の中の大きな表現と志。

企画意味:
我々の生活の中には一定の基準というものが存在します。それは目に見えない事象・行動・思考に対し
て存在する法規や、ある一定の環境下における慣例や独自のルール等、又、目に見える部分では様々
な標準値というものの取り決めがあります。

つまり我々はそういった目に見える見えないを別にして、ある種の枠組みの中で生活しています。それ
は国内基準もあれば国際的な基準も存在します。特に、我々が生業としている“芸術”の世界ですが、元
来“自由な表現”とイメージしがちですが、、、実はかなりの部分が数値で枠組みされている事に気付か
されます。

例えば平面作品においては、そのほとんどがサイズというものの枠内で表現活動が行われています。又
立体に於いても、制作上様々な道具及び展示においても基準的なサイズがあり、知らず知らずにその枠
内で物事を進めています。

ある意味、冷静な見方をすれば、それらの基準と言うのはある種の合理性=経済性=生産性から割り
出されたものであり、我々の仕事も実はその枠組みの中で消化消費されていることに気付かされます。

良いか悪いかは別にして、現実我々の活動も社会の生産性の中で担保されているという事に他ならな
いと言うことです。又、別の考えの中で思考した場合、ある意味、現実視認できる事物は全て物理学上
の計算値の上に成り立っており、感情と言う側面を除けば、世の中は全て“数値の森”であると見えなく
もありません。

法規においても、その殆どが、道徳的感情・歴史的経験の積算といえども、その結論は刑期や罰金・賠
償額等、数値化して社会へ因果関係の結果を報告します。

極論かもしれませんが、芸術家がもっとも関わる数値とは、サイズだと感じませんか?ある意味自由な
心象の具現化という仕事をしていたとしても最終的には、このサイズという枠との関わりが濃密であると
言わざるを得ません。
今回の企画はその部分を逆手に考えて起案しています。平易に言えば、いくら何と言っても芸術もサイ
ズの中の出来事=数値の森の中の記憶。

あえてこの企画は、サイズと言うものが厳然と存在する社会の可視化を根底に据えた点をコンセプトとし
ています。

B10 サイズの成り立ち:
そこで B10 サイズという事ですが。我々の仕事のサイズ、例えば絵画では FMPS というサイズが存在し
ますが、それはあくまでドメスティックな環境下でのサイズでしかなく、一般的ではありません。それよりも、
同じ平面の基準サイズで日常頻繁に登場するのがAというラインとBというラインです。

実は調べるとこのA・Bのサイズは非常に面白い事が分かりました。

日本で使用されている紙のサイズは、大きく分けて A 判と B 判の 2 つがあります。A 判は 世界各国で使
われている国際規格(ISO)ですが、B 判は日本独自規格(JIS)です。公官庁では、長い間 B 判の使用を
原則としてきましたが、1992 年 11 月の各省庁事務連絡会議の申合せ(「行政文書の用紙規格の A 判化
に係る実施方針について」)に基づき、1993 年 4 月から行政文書の A 判化を計画的に推進し、1997 年に
は行政文書の 100%が A 判化したとしています。

つまり、ついこの間決まったと言うことです。もう一つ面白いのは、所謂現代やたら騒がれている、グロバ
リゼーションという国際化の起点との関わりが非常に高い点です。

B 判は日本独自規格であり、江戸時代に徳川将軍家の御用紙であった美濃紙のサイズがルーツとなっ
ています。 明治政府が公文書は江戸時代の美濃紙(B 判)サイズを引き継ぎ、戦後も日本工業規格
(JIS)が「帳簿類の寸法は B 判を原則とする。」と定めていたことなどから、1980 年代までは国の文書の
9 割が B 判でした。

A 列は ISO と全く同じだが、B 列は ISO と寸法が異なるローカル規格となっており、国際規格とは互換性
がない。JIS B 列は殆ど日本・中国・台湾の三国のみで使われている。

但し、国際規格はA列のみかといえば?そうではなくB列も存在します。ただ JIS 日本の規格とは違うサ
イズになります。因みに 1SO の B10 は 31×44 ㎜でJISの B10 は 32×45 ㎜。

僅か、、、1 ミリづつの違いです。

日本の B 列は「ルート長方形」という数式から割り出され、縦横比率が「白銀比」と呼ばれる「縦:横=1:
√2」となっており、どこまで半分にしても同じ形、相似形の長方形です。古来より美しい比の形として好
まれてきました。

国際標準規格ではない、日本独自の標準規格、その狭間(僅か1ミリ)に存在する、規格サイズの“最小”
で作品を制作してもらうと言うのが今回の主旨です。

最小のあえて歴史的に意味ある標準規格サイズの中でどれくらい大きな世界を謳えるか!

COMBINE/BAMI gallery
代表 上山潤
080-3100-1605

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