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2018/03/07
岩田英哉 何故日本文学は衰退したのか3
もぐら通信 谷田昌平著『回想 戦後の文学』の「昭和五十年代の文芸雑誌」の章より:
読者の劣化:「「昭和五十年代に入った頃は、彫琢された文章で書かれた短編から感銘を受ける読者は激減した」
作家の劣化1:「『新潮』では新年号には短編特集を編み、五十五年三月から毎月「今月の短編」を掲載したが、い短編を書ける小説家が減ったことも痛感された。」
A:文化大革命に関する声 筒井康隆著『笑犬楼より眺望』の「年収のガタ減りと小説の衰退」の章より:
明
作家の劣化2:「作家が短編を書かなくなった(略)。小説雑誌の編集者が嘆いて言う古都には、最近短編を書いて
下さいと頼んでも、たいていの作家は長編を書かせてくれとおっしゃるのです。」
筒井康隆著『笑犬楼より眺望』の「ある編集者の告白」の章より:
編集者の劣化1:「うちの若手の編集部インなんですが、この連中もまた、まったく何も言わないですね。ただ黙っ
てお原稿を貰ってくるだけなんですよね。」(1986)
高度経済成長 編集者の劣化1