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小笠原諸島

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小笠原諸島

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ガラパゴス諸島
観光客の増大(オーバーユース)

自然の劣化が深刻化

危機世界遺産リスト
に登録(2007年)

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小笠原諸島の課題

観光客が及ぼす悪影響
侵略的外来種の悪影響

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調査先
東京都
小笠原観光協会
調査内容

世界遺産登録後の観光客の変化
観光客による環境への悪影響
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調査結果
・観光客は増えていない
理由:交通の便が悪い、宿泊施設が少ない等

・観光客による環境への影響は特にない
理由:観光客のエコ意識が比較的高い

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小笠原諸島の課題
しかし!!
動物
外来種の被害
・グリーンアノール
・クマネズミ
・野ヤギ
植物
・アカギ
・ギンネム
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小笠原諸島の課題
外来種が及ぼす影響
「外来種」:人為的に持ち込まれた動植物のこと
小笠原諸島は固有種の保全により、
生態系が保たれている
外来種の増加
固有種が生育場所を
奪われたり、捕食されたりする 12
グリーンアノール
原産地
アメリカ合衆国東部・西インド諸島

被害
小笠原諸島における多く
の固有種は、グリーンア
ノールの捕食圧により多
大な影響を受けた。

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グリーンアノールの駆除法
粘着式のわな(プラスチック製)
→木の幹などに据え付け、グリーンアノールが
入ると足が張り付いて出られなくなる

効果
→2010年までに約1万300匹を捕獲

環境省の委託により
財団法人自然環境研究センターが実施
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アカギ
原産地
東南アジア・ポリネシア
熱帯オーストラリア・沖縄

被害
侵略性が強く、さまざま
な植物や動物を絶滅の
危機に陥らせている。
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アカギの分布

(a) 父島

(b) 母島

出所:田中 信行1*・深澤
圭太2・大津 佳代3・野口
絵美3・小池 文人2『小笠原
におけるアカギの根絶と在
来林の再生』
http://www.airies.or.jp/publi
cation/earth/pdf/14_1-
11.pdf
2011.9.15 アクセス

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アカギの駆除法
除草剤
→ドリルで穴をあけ除草剤を注入後、
コルクで栓をする
結果
→現在、繁殖力に
追いつかず、駆除
しきれていない。
伐採する必要がある

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そこで!!

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事業概 • 事業概要

• OPCの取扱商品について
製品

• 事業のメリット
効果 • 今後の展望

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伐採・ 加工・
販売
仕分け 輸送

OPC

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• 事業概要
事業概要

• OPCの取扱商品について
製品

• 事業のメリット
効果 • 今後の展望

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家具
オフィスのテーブル
公園のベンチなど

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木道

山道が
小笠原諸島も観光客に
整備されてない
踏み荒らされてしまう

登山者により
湿原が踏み荒らされた 26
木道

小笠原諸島でも
ほぼ全領域で
アカギを
木道が整備

木道に利用
木道以外を
踏まない 27
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アカギは繊維が長い
紙用に望ましい
水中で長くもつ
雨に強い紙
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・木材費・・・駆除のための伐採により無償

・伐採費・・・10本/1日の伐採が可能!
※3∼4人で作業
(小笠原諸島の土建会社に依頼した場合)

費用 ・運搬費・・・おがさわら丸を利用
約400本(1エーカー)で¥15,000円
※ アカギ:高さ20m×幅50cm=10㎡(仮定)
→約4046㎡(1エーカー)÷10㎡=約400本

・加工費・・・テーブルの場合
高さ90㎝・幅60㎝で10万円
(沖縄の個人店に依頼した場合)
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• 事業概要
事業概要

• OPCの取扱商品について
製品

• 事業のメリット
効果 • 今後の展望

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参考文献
西山徳明 『文化遺産マネジメントとツーリズムの現状と課題』国立民事苦学博物館、2004年。
真坂昭夫、石森秀三、海津ゆりえ 『エコツーリズムを学ぶ人たちのために』、世界思想社、
2011年。
清水善和 『小笠原諸島に学ぶ進化論』 技術評論社、2010年。
日本エコツーリズム協会 『第6回 2009年度エコツーリズムに関する消費者ニーズ調査』 日
本エコツーリズム教会、2010年。
長谷川 俊介 『危機にある世界遺産 ―ガラパゴス諸島の事例―』国立国会図書館調査及
び立法考査局 (http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200903_698/069801.pdf)
〈2011.8.31アクセス〉。
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟HP (http://www.unesco.jp/contents/isan/) 公益社
団法人 〈2011.8.31アクセス〉。
関東森林管理局、東京都、小笠原村 『世界自然遺産推薦地
小笠原諸島生態系保全アクションプラン』 関東地方環境事務所 (http://ogasawara-
info.jp/pdf/chiiki13/13_shiryou3.pdf) 〈アクセス日2011.8.31〉。
株式会社プレック研究所 『平成 15 年度小笠原地域自然再生推進計画調査(その2)報告書』
環境省 (http://ogasawara-info.jp/pdf/h15_houkoku2/04_h15_2.pdf) 〈2011.9.7アクセス〉

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協力
小笠原村観光協会様
小笠原村観光局様
一般社団法人 小笠原環境計画研究所様
小笠原総合事務所 国有林課様
関東森林管理局様
家具工房(KAN)様
日本製紙クレシア株式会社様
王子製紙株式会社様
日本製紙グループ様

SPECIAL THANKS
佐久間信夫先生
創価大学院の院生の方々
佐久間ゼミのみんな 38

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