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。 ワァシズムと労働

と労働。、
*伊文化研究曾編

東京 競表松堂書店落 。
|R藩エ
選 歪IRI頭潤際

彦定ー不*
-
スァシズム z 労働政策
II FaScism0 e La Politica

del Lavor0

Prefazione del Principe


Tomohide Ivacura e
di mirko Ardemagni

Pubblicato a cura dell”“Isti


tuto di Studi italo-tedeschi,

1940

Ciansciodo。Tochio
*

私ども志を同じくする者が相ひ集って、昭和十三年七月鋼伊文化研究倉を創立した。現代の
日本が恐らくは有史以来最も重大なシ期に直面し、新時代のシに一歩み出してみるので、
一面には、吾が園の僅統及び思想を再認すると同時に、他面には、欧米の新文化を参割するこ
とを緊切と考へたからである。
本倉の事業として濁伊文化を先づ吾が園に停へるために一昨年十一月『ファッショ常政治論』
を講出し、本年は 組合制園家と統制経済』を醸した。今日『ファシズムと労働政策』を出
版し盆々ラァシスト伊太利の諸制度の紹介に努めて来た。
本書は伊太利政府の支持の下にカスタルディ出版協曾の出版せる11 Fascisnocondustade
“*として本 で組 したものである。そしてそれには本倉 日八木 三郎氏
序 一
字 1
が主として扱った。 この野、 同民の勝を減さればならない。
最後に、 本會の事業、 特に本書の出版に登って世大た後期を襲った他 太利大使並びに同倫的
情報官ミルコ ・ アルデマー 版に厚く調意を表す。
昭和 十 五年 三 月 二 十 五 日

獨使文化研究會會長
公頃 者 具 第

遼遠なる人類の歴史の尺度で測つたら、質に驚くべき速さで、僅々数十年の間に所請工業プ
ロレクリャが創造され、数十萬、数千萬の人間を、キリスト出現の二千年も前から継績して来
た生活の博統的様式が擁ぎ離して、彼等の身に作業服を著せ、人間の大部分を編隊させ、俸給
の魅惑で人生を機械化し得ると信じ、サイレンで大衆を集合させ、時計仕掛で精確な時刻に彼
等を工場に入らせ、そして個人の要求に擁らすして材料の要求に従つて、人間も、抵抗力も、
呼吸も、食懲も、睡眠も規則づけられ得ると信じたのである。農民を大地から、牛飼を厩舎か
ら、山男を教場からi引き離し、彼等を近代都市の十階、十五階の安住宅の鮮の地に押し込
、細胞の中に細胞を作らせ、そして醸測せざる結果を惹起する事なく、肉鶴的及び精碑的法
則の均衡を破る事なく、思ふが使に一切を成し得ると信じたのである。地球上に棲息する人間
序 1
序 - 二
を騙り立て、銘々の後に駆け出させ、拾も澤布の水の永久止まる所なきが如くなし得ると信
じたのである。そしてその瀬藩より生する避くべからさる結果については考へる事を しなか
つたのである。
欧米は人間を機械化して、大工場の中に挿入すべき部分品としようとした。之によって初め
の間は生産を増加し得たとしても、永久に人間から努働の意思と努働に封する愛着とを減殺し
た。
大工場の労働、工場の様式に擁る労働は、人間の自然的傾向の強制である。人間は機械化せ
られ得ないものであるのに、之を弾ひて機械化せんとするものである。
大工場創設の後、工業資本家は第六感を以て己れの過失を自覚した。そこであらゆる手段を
講じて之を橋正しようと試みた。かくて 工場内の娯楽施設となり、食堂となり、庭園となり、
遊戦場となり、ラチオとなり、工場内の演劇映書の倉となり、遂には作業時間内の体 時にお
ける授乳のための抵見所とまでなった。しかし之等一切の努力を以てしても、募 者の側から
自己の職業に封する愛情を保持する事は出来なかった。
欧米人はボルシェビキと同一 の過失を犯してみる。即ち彼等は大施設を組織して、人間をそ
の部分品とした。奴隷時代においてすら、決して雇主を憎悪した事のない人間が、この時から
雇主と工場と募働と、一切を憎悪し始めた。そして募働時間の短縮を継績的に要求する事によ
つて、この憎悪と慣満 とを現はした。かくて八時間勢働に到達したが、恐らく将来は更にそれ
以下に達するであらう。何となれば現今の失業の現象を以て考へても、募働者の数が過剰であ
るからである。しかし之は大きなる過誤であらねばならぬ。と言ふのは、世界にはまだ成すべ
き事が山ほど堆積してみて、人生の必要の最小部分を満足させるためにも、人間は書夜乗行で
働いてもなほ足りない程である。
そもそも天地開闘の初めから、人間は欧米の資本主義制度が樹立し
計に働いて来た。人間の労働能力は非常に大きいもので、八時間労働
盆となるには、まだ遥かに以下である事を考慮しなければならぬ。近代の交通機闘の発達、娯
序 三
序 四
楽施設の完備、生活の質際化と簡易化等のために、個人は己れの休息と慰安とのために、また
図濃的にも理智的にも、必要以上の時間を持ってみる。故に一面から考へたら、八時間勢働は

に失する事を認めなければならぬ。しかし他の一面から考へると、工場内で現在のシス
を 以て強制された八時間は、除りに多きに失するとも請へる。それが多きに失する事は、

て論すると、この八時間募働が、いろんな理由で人間には極端に重荷となるので
ある。時間割に伸縮の自由といふものを残さないのがその第一である。個人の本能に逆行する
幾つかの要素の混成物である事がその第二である。人間の人格を無祀する制度である事がその
第三である。人間のあらゆる弱獣を認めない厳格な規律の冷やかな雰園気の中で%働が強制的
に地められる事がそのシである。シ主を代表する工場長のシ
上に且つ自分に封立して光ってみるとの感を抱いてみる事がその第五である。之を要するに人
間が機械として考へられてみるからである。
然らはこのシステムの鉄獣は那遂に存するか。
このシステムの鉄陥は募働の人間味を奪ひ去った事に存する。日本が吾人に教ふる如く、欧
米においては必要ならざる形式と必要以上の範園にまで努働の人間味を滅却し去った。
奇抜な信念が西洋に生まれた。それはまづ米國において擁頭し、怒ち全欧洲に徹底普及した
信念であるが、之によると、標準生産、大量生産を質現するためには、全然新奇なシステムを
樹立する必要があり、まづ家庭職人制度を全廃し、小工業を潰滅又は併合し、設備を一個所に
集中し、連 作業を確立し、生産債格を引下げるために最高限度まで作業を 執化する“事
が必要であると信じたのである。
もし人間が動物であったら、一切の之等の計書は極めてうまく行ったであらう。自分のさ、
やかな家庭で、又自分の小さい仕事場で、平静に、幸顧に十五時間も働いてみる人間が、荷馬
車を取代へる馬のやうに、その偉ソックリ、何等心理的動揺を感ぜしめる事なく、大工場の眞
序 五
序 六
中に移されるものであったら、この新しいシステムは成功したに違ひない、自分の家庭での仕
事をやめた職人が家庭において享受すると同様の元気と、同様の上機嫌と、同様の倫脱とを以
て、直ちに大工場の巨大なバラックや暗次色の作業場の中に移され得るものならば、このシス
テムは必す成功しよう。
しかしそれは出来さうもない空想であり、また質際出来なかった現質である。
家庭職人は工場職工になって一種の衝撃を感じた。それは征長が二等卒になったやうな感じ
である。自己の中の何物かゞ破壊されたやうな感じである。何か精神的博染病のパチルスに犯
されたゃうな感じである。一種不快不安の念に捉はれたのである。最早募働が今までのやうに
*
楽しいものではなくなったのである。
フォード派であらうと反フォード派であらうと、米園人の特徴として陥った大きな心理的
陥が、欧米の生産界を風勝した。かくて不幸な人々、不満の人々の数を全面的に擁大して、産
業界の殆んど一切の表現に、集中主義の様式、所請『水平連鎖』 (この名稲のいかに皮肉なる
事よ!) の制度を擁充したのである。しかし兵営式の工場は、生産の比較的少数の部門にのみ
必須のものであるに過ぎぬ。
この様式採用の結果は如何。その結果は前に述べたる如く、欧米の工業資本家は生産を擁張
するために、標準化するために、常にョリ多数の人にョリ多くの製品を買り附けるために、こ
のシステムを採用して、勢働大衆を常にョリ不満なる大衆と化して行った。
一九二二年十月のフアツショ 革命以来、イタリャは勢働政策において、世界の歴史に前例の
ない大規模な、且つ大膳な改革を断行した。コルポラチビズモによる國家鶴制の完成はそれで
ある。変働の規律を制定する諸法規、所㎞の『職業組合』 (ァッッチァッィォーニ・プ"フ
ッショナーリ)と艦の『シ』(ョルボラッィォー )とによるシの全面的シ、シ
裁判、園鶴契約、七種の強制 労働保険、『募働の後 、募働動章、 職能代表を以て組織する議曾
- - - - - -
等々、その質現し得たる偉業は、疑ひもなく世界に誇るに足るべきものである。
て の新制度の根幹を成すものは、質に人間を機械化し了りたる欧米の産業制度に反
序 七
序 八
抗して、動%に封する愛着、換言すればが働の人間味を祀園愛に目覚めたる全国民に確保せし
-
めんとするに在る。 -
本書を譲む日本國民が更生イタリャのこの分野についての認識を深め、そしてそれが興隆途
上の日本に何等かの示唆と碑盆とを獅らすことを所って止まぬ。
ファッショ 第十八年三月十五日
伊太利亜大使館附
情報官 ミルコ ・ アルデマーニ

世界の自由主義園に於いては伊太利のファシズムは保守的な資本家運動又は有産者運動と看
倣され、労働者階級は全く判られないものとされてみる。吾が園に於ても同様の考へをもって
ファシズムを極端に排尿する人も多々あるゃうである。しかしそれはファシズムの賞経を究め
ないもの〜落ち入った誤りであり、新興伊太利の情勢を認識せないもの\侵した罪でもある。
が働者と資本家の雨範疇が同一水準に立ってその各々の赴倉的使命に向って突進してみるの
が現在伊太利の眞の姿である。そして 『持たざる國』伊太利をして新興の喩路に押し進め欧米
の『悪れたる園』に征して不動の園際的地位の基礎を固めてみる。ここに必要なのはシ
の利盆の貸め國民継ての労働力の協力の強化と國民のェネルギーの倍加を再組織することであ
る。これがためラァシスト伊太利の採用せる労働政策は協同鶴園家理念より派生せるものであ
序 一
序 メ
つて、世界の自由主義園に於てその例をみざるものである。
今攻事鍵以来聖戦の眞の意味を理解し、徹頭徹尾日本を支持して来た伊太利を認識すること
は現下の國際情勢下に於て最も緊要なることである。この意味に於ても新興伊太利の眞の姿を
手取り早く把握し、且つ特色ある勢働政策を理解するにはこの小書は好箇のものと思考する。
昭和十 五年三月二十五日 。

濁伊文化研究曾曾員
八木 常 三郎
政策



フアシズム


目 七 タ* 五 四 三 二



働二



フアシスト
國民
:四 者 : 判所 シシジカル
裁二

勢一 :
組織

一 政i

#

二策 主義
一 國丸際

帝國
: 一五質般 :

運動
特フアシスト

: 伊三




・太利


目次 二
八 職能 組合: 三五
九 職能組合の組織と事業:: 三毛
* * ● * ** ** * *・
三吾
第二章 伊太利に於ける勢働者の現在の地位
働 組合:: 三吾
二 義勇兵と 勢働者: ・ ・ ・ ・・・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・、、、、、。。、、、、。。、、、 三入
三、表示賃銀と賞質賃銀:i 三丸
i 四四
四 ファシスト赴倉厚生國民施設 * * 』 * * * - * * * * * * *
五 フアシスト工業傷害保険國民事業: 四毛
ハ 母性及幼見保護國民事業: 四入
七 無料法律相談所
八 羯 庁 種 文 資金:·་ 安
، » 教師從頭利用國民組織 • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • -
五五
| 人利人の生活機: 五元
二 大利 の アビシニア 他服の影響:
三 ) » ) 位原の前提: /
第四章 フアシズム 社會車人間の前進 : 也
| 羯 庁 の 改造:: :也
二 新 トラスト 法 ------
: 七五
口 攻 -]
日 次
三 外國貿易の國家 統制 * * * * * * ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● * * * as * ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● "
* * き き ● ● * * * * * ● * ● ● * * * ● ● * ● ● * * ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● * g ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● *
四 組合 経済
五 決勝線に向つて

-つ

ファシスト時代に於て継ての磐働は個人及園鶴の國家的並に赴曾的 す 用
度を計量する唯一 の基準となった。 ムッソリー ニ
第一章 戦後の無秩序状態より新赴曾秩序へ
一 一九 一九年の伊太利
ファシズムとは革命運動たるよりも、むしろ反動的運動として多くの外國人は考察してみる。
革命は一般に大衆の騒援と観察され、ラアシスト行動は、少くとも最も良く了解されてみる方
面に於てさへ伊太利の赴曾生活を支配する赴曾主義園鶴に封抗して隆起したもので、従つてフ
アシズムは民衆、 民主主義及び募働者に封する反搬であるとされてみる。
この結論には誤認と偽善の含まれてみることを容易に誇明し得る。
#大戦後間もなくシが参りを得るに至ったから、ッァシズムはこの間 をシ
第 一章 戦後の無秩序状態より新赴曾秩序 へ 三
一 一九一九年の伊太利 四
するに密り保守的な自衛の目的をもっ資本家運動又は有産者運動として活動したとされてみる。
比の種の理論はコジッケである。先づ戦後の伊太利の眞の情勢とファシズムの本質を考へる

べきである。
過去の事件にして、連座に不問に付せられ又忘却せられたもののなかには裁る 要なるシ
が存在する。先づこれを強調するには、その過去の事件を再考することが必要である。
フアシズムは募働者の組織を破壊したものではない。ファシズムは赴曾主義園讃と戦ひ旦っ
それを一掃した。この赴曾主義園鶴は、伊太利の募働者の闘心と一般の顧利を亡失したもので、
唯だ単に選撃の目的に封して努働者の投票を利用するのみで、努働者の正常な要求を代表する
ものではなかった。
事質、『伊太利戦闘園』の綱領と奮政治園鶴の綱領とは全く別物である。即ち質際的な赴
改革家は募働者自身の利益を保護するため國民募働組合に加入することを建議し、継ての募働
者にもその加入を要求した。
にも太利








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経済
二 フアシスト運動の 一般的特質 -

伊太利の多くの一般的利益を彼等賞派の狭い利益に置き換へた。何人も伊太利再建設の必要に
眞面目に取組むものはなかった。その結果、無秩序と混園とが日毎に増常するのみとなった。

伊て


目的



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他方、フアシズムは明確に計書
つ業大て


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事、

の遂行を可能ならしめる政治的、赴曾的秩序を建設し、又将来平和に
「チ介 にい
指導
國民
秩序
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を建設するにあった。
何人が伊太利の無秩序状態によって最大の被害をうけてみるか? 又何人がこの無秩序状態
のために困窮してみる國民を苦境から救済し得るか?
それは確に資本家だけでない。資本家の財産上、政治上の勢力は容易に資本家の全資本を挑
へて資本家を移住せしむるものである。しかして募働者でもない。勝働者はかかる時に常って、
一園内で日々のパンに用ふる小妻を海外から輸入せねばならぬといふその生活維持の手段は不
確質なものである。
ファシズムの採用した新秩序は、勢働者に封して適用されたものとは大いに相違があり、明
瞭に貧民階級全鶴に封して有利にして且つその本質には継ての者が同じく感じてみた安定と秩
序に封する希望を表示してみる。更に又ファシズムが有産者階級の利盆のためにその行動の根
擁を置いてみるものとすれば、それは明確に政府の権力を擁護したものである。その権力は長
きラァシストの争闘、即ちローマ進軍の光薬ある挿話によって喪失された。
吾々はファシズムの起源は一般的であることを表示した。フアシズムを建設した人々をも明
示した。しかしなほ吾々の争闘を誇明すべき他のものがある。即ち、フアシズムの創設者並に
首機者の素性と生涯及び人格についてである。
ベニィート・ムッッリーニはかって小學校の教員であり、革命宣博のためスイスで流刑に虚
せられたことがあり、石工でもあったし、その郷里に於いては農夫又鐵匠でもあった。それで
変働の継ての苦汁を知り、人生の継ての州従の苦否をなめ、銀難を概得してみる。
この革命募働者が彼の同輩券働者を裏切り得るか。この人が新築家屋の歩道板の上を彼の背
第一章 戦後の無秩序状態より新赴倉秩序へ -

* 七
二 フアシスト運動の 一般的特質 、八
にセメントの重い荷物をのせて運び、鐵床の上で鐵棒を曲げ、鍋をもって重い土を働いてみた
のにも拘らず、又時には彼の子供達と共に飢えに苦みぬいたのに拘らす、有産者や資本家の利
参のシ者となり得るか。
否むしろ、彼ムッソリーニは肉鶴勢働者であり、困苦による屈服の戦士ではなかったか。
フアシズムの赴曾綱領は、質際フアシズム組織の生成前既にベニィート・ ムッソリーニの言
葉によってダルマインの金属勢働者ストライキの大集合園に向って務せられてみる。ファシス
トの宣博は常に大多数の勢働者に、又奮い政治的賞派との間にその身分を決定しかねてみる若
い見習ひ勢働者に封してなされた。政治勢力の征服後、ファシズムは募働者の利益のために魔
大にして又建設的赴曾改造を断行した。かくて伊太利は、その分野に於いて世界中最も進歩的
-・ 、
な國々の首位を占むるに至った。 **
以下譲者はこの状態の深遠なる誇左を知り得る。

三 帝國主義と國際主義
ファシズムとは園家主義の狂信的、個狭的 後であり、Hっ世界平和に封する永久の危険性
があるといふことを世人に信じせしめんとする計書が再三なされた。
かくの如き説明は、フアシズムを反民主的運動であり、反動的であると叙述する故意の誤っ
た表現によるものであって、伊太利の赴倉主義賞を破滅さすものである。そして彼等によると
反赴曾主義とは戦争屋と同意語であるといふ。
ここに再び過去の歴史を呼び起す必要が生する。
伊太利の赴倉主義賞は他の園のそれとは異って最悪なものの博統であった。伊太利の赴倉主
伊太利國士の利益に反封した態度を持績し旦っ又反封方策を取って来たものであるから、

最悪なものの博統といふ非難を止むを得すうけ入れなければならない。一八九六年のァ
戦 カに於ける伊太利の支配に封してなされたこの強兵を防害するための計
第一章 戦後の無秩序状態より新赴倉 秩序 へ 九
ある


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一義
この誤つた信念によって唯だ人々は、世界最古の伊太利の文明は世界平和に封して 一 つの脅
威となってみることを認めるのである。 ミ
共の上更にファシズムは園際生活と離れて保持し得ないものである。これに反して國際主義
が國家間の友論的進歩のために質際上の貢獣を意味し、且つ又各國の利益と必需品に闘する充
分なる認識をもつものならば、吾々フアシズムは國際主義であることを員に認める者である。
これに闘連して、質際上の事質は、主要な魔望或ひは曖昧な哺撃を唯だ単に公表するよりも
更に重大なものがある。
吾々はここに、変動者の如き吾々の最も深い利害闘係のあるものを引用する必要が多分にあ
る。又同時に、何人もフアシスト組織の曾員であるかぎりは、國際聯盟勢働局に於けるラァシ
スト伊太利の事業及び提唱を非難することは出来ない。
伊太利は、従来の多くの國際曾議に於ける最も重要な國々の首席に着いてみた。備蘭西及び
英園赴倉主義代表及び他の諸園の代表者が立誇する如く、伊太利募働者、雇傭主、政府の代表
第一章 戦後の無秩序状態より新赴曾秩序へ 一二
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進展







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く別個のものであり、且つその効果については如何なる先例をも許さない。
シンジ

カリズムは以前、階級の除去を通じて勢力を得るために階級闘争 に
級闘争に革命手段を使用し
た。生産者の継てが完全に同上の水準に立ち自由に生産者相互の相違獣を論する機倉を興へ、
且つフアシストのシンジカル組織はこの生産者の種々なる範疇間に闘争の存在を認めてみる。
その主要なる目的は曖味な一般原則としてでなく、継ての相互の利盆の無理のない決定のため
に必要なるものとして階級合作の効果を現さんとしたものである。
ファシズムの*むところの階級合作は、現存の状態を公認し、保全することについては、
最に何等のシはなく、全園長の高度の利益に基いて生産をシんとするものである。それ
に闘して、静的なもの或ひは保守的なものは何ものも存在しない。しかし、むしろ継ての静的
利益に封して計算を継続する建設的活動の傾向は向ほ存在する。
の フアシスト革命によって生じた強力な政府によってのみ到達し得るものである。
この政府は窯派的な園鶴を認めす、又國内、國外の資本主義から濁立してみる。かくして成立
第一章 戦後の無秩序状態より新赴曾秩序 へ 一三
-
四 新 赴 倉 政策 一四
した國家は継ての正常なる利益を國民に纏括し、又常に賞派争闘から離別して存在するもので
ある。
伊太利が継ての形態及び色彩の政治家の有力なる徒賞から解放されて後、ファシズムが二っ
の重要な原則に基いてその政策を敷き、後には公形式の努働免許制によって確認された。
一、継ての形態の勢働は赴曾的義務である。

二、私経営は國家的利盆の一機能である。
換言すれば、募働は勢働者の義務であって、止むを得す受けるか或ひは出来得る限り回避し
た人生の虜刑でない。否むしろ赴曾の進歩に封する必要な貢獣であり、又歓喜を以て遂行する
-
-
日常の努力である。
面して又生産は資本の義務である。それは質に個人の利盆を得んとする雇傭主側の単なる計
書ではない。赴曾の富を増すべき必要なる手段である。
更に公正な賃銀を得ることは努働者の権利であって、その賃銀は生活維持に普通必要程度の
ものであり、且つ成就した仕事の量に封して充分なる割合のものである。塔働時間の正常な制
限、養老年金、傷害保険、生産の利盆に参興する権利は無用な束縛をうくることなく自由に生
活する権利を努働者にあたへるものである。
ストライキの権利は無産者から剥奪されてみる。この権利は議曾政治國に於ては強力な武器
であるが、労働者及び園長にとっては破壊的なものである。このストライキの権利の代りに、
不必要な争闘をした後に努働者の強化した勢力を承認するまでもなく、勢働者の権限を承認す
る厳正なる保謎が興へられておる。
資本も等しく努働者及びその家族の生活に永績的で且つ充分なる幸顧をもたらすべき努力を
なす以外には工場閉鎖の武器は剣奪されてみる。
資本と%働とはかくの如く、その相互の権利と義務上の同一基礎の上におかれ、攻第にその
緊密の度を共に進展せしめてみる。そしてこの募資は雨者の共同上の必要を充分に了解し、又
全鶴として國家の経済的赴倉的改造に共働することを了知してみる。
第一章 戦後の無秩序状態より新赴倉秩序へ -
一五
働由みせ者

か残忍
のに


奴隷
自られる


國家 ある


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--



テ代表










図 るの
みープル
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如國
この





程度
太利のくるか主 う肉っ



状態
エこの






皮に










ない
知れ
かも
デン

政一



四六

も存っにの
更の

なより



残暴虐


してみるのである。
五 シシジカル組織

伊太 利 の現在の協調的シンジカル組織は瀬攻達成し

*
如く
した
説明ンジ
ズム
リ・



シ既に
フアシスト

赴曾主義者、共産主義者の標競を持つ
てみる同じ運動に反封して祀り、シ者の質 上の利益を擁護するためにこれ等の主義者と
闘した。しかしフアシスト運動の始まってから敷年後或ひはローマ進軍より四年後、即ち一九
二六年四月三日の法律によって認められ、一九三四年一月五日には協調の本義に闘する法律が
務布され、一九三四年三月十八日にムッソリーニはその演説に於て、現在伊太利に存在してお
る諸種の組織の規模及びその管理上の諸機闘について説明してみる。
國家が基礎づけられておる組織の根本はシンジケートであって、これに努働者、雇傭主、自
由職業家、 衛家が各別箇の組織ごとに関してみる。
第 一章 戦後の無秩序状態より新計 資秩序へ 一七
五 シンジカル組織 一八
これが本質上又その基本上の完全なる制度であって、その職能は経済的、政治的、専門的
ものばかりでなく、赴曾的顧赴、法律上の要求、道徳的支援に闘するものもある。
各生産部門には、都市シンジケート及び府懸シンジケートがあり、これ等は府懸聯合曾に結
合され、更に府懸聯合曾は國家シンジケート及びシンジケート聯盟に統合されておる。この組
の活動を例 するに って、 ミラン懸の工業 労働者の場合を一例として考察してみよう。ミ
ラン懸の工業勢働者の仕事は織維、金属、建築の各々 シンジケートに属してみる。纏てこれ等
のシンジケートは工業募働者の懸聯合倉によって懸内に統合されておる。そしてその各々のシ
ンジケートは他府懸の同種シンジケートと共に織維、金属、建築者の各々のシンジケートの園
家聯盟に統合されておる。
更にこの園家職盟が攻の諸機闘の下に統一される。即ち、工業が働者園家㎞、府㎞合
曾の國家側、及びその代表範疇の最高組織である。
次にこの募働組合の中央及び地方組織と同一なる組織は、雇傭主の組織である。例へば府懸
不施るの扱平行

個人
取によって

もを
あふ

。 依同定銀傭日養週間態り 約

状定
時て

休一募
祭の
賃雇日


決解

共等


約定 ら同準則定許務本るれ が

根み興



免職。


制は

原制

一般
基した
共に


し 目ついて





に有




不論








特別
一致





位 組る




もの









よう
述べ
について
基金
積立
相互織


要 基者

組織
カル



努 礎
っ フ工アシストる業

あ家





聯盟
。 労アシスト







雇傭



フ、


労働
工業
として
組織働 國家




高 働して属る合業ん者
%


並の

工と
聯で


あ庭

と倉



金。


シンジケート

雇傭











シンジケート







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る 組等

多く




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最者のる局も
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無秩序序

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より
状態

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ら(



み)
こて
多、

組理由
シの

t織くのるれhatic
同よって

雇傭
及び


に敷



され
管理


から
。 一


五 シンジカル組織 二O
共同約定の商議は國家シンジケート聯盟の仕事である。しかし一定の府懸のみに通用する約
定に闘しては國家シンジケート聯盟の機能は府懸シンジケートに委ねられるものである。この
場合個人の不平をも府懸聯合曾で取扱ふものである。
共同約定は法律上の制定手績が終り且っ官報及び府懸報に示されてから法律としてその効力
を務し、そして一生産部門或ひは生産の範疇の全募働者及び雇傭主を拘束するものである。
共同約定の詳細に闘しては、雇傭主の代表者と共に定期の曾議に参集した勢働者の闘係方面
-
の代表者とによって主張がかはされ常に補足されてみる。
j
これに闘連して興味のあることは地方シンジケートが最大の自治構を有し、特にその努 働 範
-
疇の利益の擁護に闘してはこの自治権が附興されてみる。
勢働者及び雇傭主のシンジケート組織は 組合大臣の監督下にあり、その大臣は國家の機闘た
る以上初論公平である。
この大臣は組合の監督といふ特別に附興された業務がある。その業務は共同約定が充分に溢
- -
ー*} }}
奉されてみるか、又総ての赴曾法が適切に遅守されてみるかを監督
監督することである。監督官吏
は工場を祀察し、賃銀の記入してある帳簿を検査する権限が興へられておる。この官吏の業務
に能率的なることは組合監督者がこれまでに雇傭主に二萬九千件の科料虜分をなし、この内一
千四百件は共同約定に違犯したものであった事質を以て立謎し得るものである。
六 募 働 裁判所
上記の 状態に於て究め得るものはシンジカル聯盟の理事が紛争
が紛争の解決を取扱ふ場合に鼓舞せ










個人

三川 に優越すべきものにして國民全鶴の最上の繁築に 封し個々 の部門の


利益を代表せんとする希望とは常に紛争解決に際して充分決定的要素となり得るかどうかの同
題である。
これを更に換言すれば、募働者、雇傭主の雨側の好意や調和的希望では解決し得ない相封立
する特質をもってみる勢資間の紛争は起るかどうかの問題で あ
二一
六 勢 働 裁判所 二二
かかる場合に、過去の極端なる解決方法たるストライキ、工場閉鎖はフアシスト・サンジカ
ズム
によって魔止され又法律上無効とされてみるから、これの解決には何が最も適常である
質際上は、協調的な過去の解決手段たるラアシスト賞、組合大臣の調停は雨者に不満が現れ
-
るかも計り難いものである。
かくの如き場合をあらかじめ考慮して、ファシスト組織は、解決に不満のある場合募働裁判
所で取扱ふ準備をしてみる。この募働裁判所は一九二六年四月三日の上述の法律によって設立
されたものである。
募働裁判所は簡単且つ有効な訴訟手績によって、共同約定に闘する継ての紛争及び共同約定
の適用に闘する紛争を判決し、又新勢働状態から起る新局面をも判決する。
しかし、シ判所は上述の如き場合には、唯だ、シンジカル職盟、組合、政治闘機によっ
て継ての加重に反封して募働者の権利の主張がなしっくされた後に初めて介入するものである。
シ所はシの存在する場所ならば何 にても設置されておる。そしてそれは判事と
鑑定人を以て構成されてみる。伊太利の裁判官は行政部から全然濁立してみることを比虜に再
び注意を擁して置く。されは裁判所は裁判の公平と有数が充分に保護されておるものである。
が働闘係の争ひは個人的な特質を有し得るものであり又全く 人的なものがある。その場合
に共同約定に闘する規定は個人勢働者を取扱に常つて全部又は一部削除してみる。
かくの如き場合にシンデカル組織はその紛争を調査する。しかし時には集園的紛争の場合の
如く何等一致酷に到達せないことが起る。
の場合に、募働者の属するシンジケートから法律上選出されてみる代表勢働者が所請 『努
』 に依頼し得ることになってみる。その勢働長官とは、募働問題の権威者二人によって
助され、その権限の範園内で援助する地方裁判所である。
募働長官はファシスト法規の定むるところの新しい制度であつて、個人的募
その業務としてみる。この施設の主要なる特質は訴訟手績の迅速と貧困の勢働者が容易
第一章 戦後の無秩序状態より新赴曾秩序へ 二三

七 國民フアシスト賞と勢働者 二四
し得る訴訟費用の制限とである。
七 國民フアシスト賞と勢働者
ファシズムの反封は伊太利の政治組織に封して歴々なされ、特に園民ファシスト賞に封して
は演説や文書を以てファシスト政鶴の 『政治的歴迫』 の主要なる手段としてなされた。
國民ファシスト賞によって行はれたる抑歴が、次掲の如き状態で質施された場合には、質に
奇妙な又常態を失したものとみられる。
(a) 伊太利の最小の都市にまでわたって、ファシスト政鶴によって制定された赴曾法ー
即ち殆んど全部 募働者に闘する法律ーの眞直なる浮奉に封して纏てのシンシガル組織及職能
組合組織の機闘を統制すること。國民ファシスト賞は工場や家庭に於ける努働者の要求を調査
し得る役人を養成するために赴倉厚生に闘する高級撃校を更に設立した。
(b) ファシスト賞書記官に統轄されてみて、曾員を数百萬人もつ勢働除暇利用國民組織を
先づ第一として%働者の道徳的教育的顧赴に封する総ての組織を指導、統制奨励すること。
(c) 募働者の子弟を無料にて山嶺や海演の休日行楽地に送ること。
比れ等は労働者の幸顧に闘するファシスト賞の仕事の極く僅少な一部分である。
フアシスト賞の殆んど大部分の窯員は自己の牧入と自己の努働によって生活する人々である。
だから國民ファシスト賞は「勢働者の賞」といふ方が正確かも知れない。
八 ・職能 組合
勾 じ
ここに現今伊太利に於いて保護されてみる勢働に闘して一般的説明を興へる。この組織は総
白 *

の課税が設定された場合これに封して勢働者の権利を最大限度に保護することを理論上否定
することは出来ない。
組合は、國家の組織であり、又ファシスト賞の代表者から形成されてみるものであり、又行
政の組織でもあり、且つ生産、勢働者、雇傭主、専門家等々 の各種部門の組織である。即ち共
第一章 戦後の無秩序状態より新赴倉秋序へ 二五
の代表者は雇傭主の代表者と絶封に同上水準に立ちて、組合活動に参加し、且つ完全
の立場に於て生産の範園にも参加するものである。
私経営者の利翁古行動に停止を命じ、公盆の要素を考慮するものである。
しかしながら、この新機軸の意味及び目的は充分に了解されねばならない。吾々はこれによ
つて赴曾主義及び共産主義の新國家形態を取入れるものでない。
個人的企業を奨励することは組合の精紳である。されば私的繁栄は農失しない。しかしこの
私営の本質は新意義及び新赴倉見識をあたへることによって、赴倉の一般的利益へ合理的に鍵
*
化してみるものである。
組合はその組織の絶えざる統制によって、個人的有用性と赴曾的有用性が一致することを確
保するものである。
この方法に於て、企業活動に直接たづさはる者は継て生産に共働し、生産の努力と利益の均
一 の分配を保誇されるものである。
現在二十二の組合が創設され、それらには経済活動の全部門が含まれておる。そして既にそ
の活動は大々的になされ、質際上の効果を納めてみ
次に掲ぐるものは組合の主要な部門である。
A 穀物、油類、酒、花、野菜、果質、砂糖、 大根、家畜、 魚類、木材、織維製品を取扱ふ
*
組合
B 治金、機械、化寧工業、織物、紙、印刷、建築業、水、瓦斯、電気、鎌山、硝子、陶器
-
-
業を取扱ふ組合
c 保険、信用、藝術、自由職業、海空輸送、國内輸送、公共事業、ホテル業を取扱ふ組合
九 職能組合の組織と事業
戦後の無秩序状態より新赴曾秩序 へ 二七
九 職能組合の組織と事業 二八
記の組合の表により、その経済的重要性は明瞭である。ファシスト規定により一定の目的
のために継ての仕事と生産は存在するものであるから、組合の業務は生産を規定し又継ての経
、 ・
済的闘係を形成するものである。 -
例へば組合は新産業成生の安定を考慮し、その目的上新に許可すべきものと、拒否すべきも
のとに分けてみる。新工業はシ的競争をもうけることなく、又ェネルギーの池費をもなさな
い。しかして他面に於て或る部門の生産を増加し、且つ或る有害な濁占を破壊するに役立っも
-
のである。 -
これだけを以て、組合が直接生産発展にたづさはるものと思ふては誤りである。他に、更に
最も重要なる業務は種々なる製品及生産物の費用計算及び債格の決定をなすものである。
或る種類の産業及び企業の質際上の財源が不明瞭なる場合に、賃銀の増額は如何にして適用
され得るか。
同賃銀が無反省に要求さる時にはその結果は徒募に騎するものである。生産の均衡は最初賃

銀の昇騰によって利益を得た同一賃銀取の損害となって債格の騰貴が必す速座に現れるもので
ある

組合組織ではこれを回避してみる。即ち一定の利害園鶴を代表してみる組合は、生産力の活
動的事情を理取することが出来るからである。それ故に又、費用、債格、及び賃銀は単一なる
原則に継て総合することが出来、又それは自粛的でもあり且つ出来得る限り正義と平等の理念
-
に添んとするものである。 *
各組合に闘係のある部門のこの自己決定は、組合主義と園家赴倉主義との深い相違獣と
ものである。
組合の主要な業務は上記の形態で行はれるために、募働者の活動が赴曾利益をうみ、それが
反って変働者の生活上に大きな反響をもたらすものである。しかし又各生産者階級が特別に要
求する問題のため他の重要な組合の活動がある。少くとも各組合は一年に一度必すこの目的
ために曾議の期節に入るものである。

第一章 戦後の無秩序状態より新赴 秋序へ
川 二九

九 職能組合の組織と事業 三○
-
*
ニ 法定機能
組合は募働闘係の訓戒のため規定を務布する。それはシシジカル同盟の要求及び共同約定及
停止條件で制限されておない事情にあてはめるためである。
ニ 調停
-

各部門の代表者から成立せる調停園ー紛争に直接闘係の浅き常局の統轄するーを通じて
組合は、労働裁判所に依頼する以前に相反する部門間に生じたる継ての相違獣を調停せんと努
力するものである。この方法によって、法律上の争ひは最少限度に減少し、これがためシ
シとは大いに 約される。
四 顧問の職責
組合原則が質際上完全に適用されない時には、組合のまっ先の業務は勧告である。これは生
-
産の継ての部門に闘して重要なものである。
奮政鶴に多かった委員及委員倉との交渉も組合の顧問制度が直接闘係のある階級の意見を表
調
明してみた。
政府にとって顧問制は二十二組合の生産部門の一部門に属する或る要素に闘する問題
へばB部類の組合に属する一要素たる紙の生産に封する細胞の問題ーを調査する場合に必要
である。そして顧問制は二つ或ひはそれ以上の組合に闘すて必要なる要素である。例へば國民
燃料の問題の如き、獅中から酒精を抽出するのはA部類及び『部類の組合に関係するもので
ある。第一の場合には取扱ふべき問題と合致する組合委員が指命され、第二の場合には類似的
-
中間組合委員が指名されるものである。 -
これ等の技術上の委員は組合の軽便なる形態と稲せられてみる。それは彼等の業務を容易な
らしめる以外に、全組合の召集を待つことなく、問題の解決を迅速に虜理するものであるから
--
である。
-**
*
組合は園家の 園である。しかし組合は生産に関する競ての階 のシするシ

第一章 戦後の無秩序状態より新赴曾秩序へ 三一
制Bは合の正度 大臣
組合 。
A 組るく織
如組合


あは

制る












制度
組合
によって


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れ 必ァシスト

組織
あ組合
明で

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では
伊太利


政権 どよって
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場所






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生産


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伊太利


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方 、るれ断由己 。

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方まで

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な般に

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生産



聯合合 たる



る 催 フアセエス
によって








代表


する


議長



組合
又は
首長
政府の

員 撃

改國民
もの

こされ


組に
又は

代くっる員立のに席表
出『
更者

こする

設スシシジケート
委シ
おの
おを


が 三
職業織能
組九

事組合

等しく絡合し


な、

施政
組中央

連政府






ない




ところ
これも赤代表者を出席せしむ。
C 中央組合委員 組合管理の最高の合同組織である。その言要性と機能とはその構成によ
って充分に説明される。即ちそれは二十二の組合副委員長によって形成されておる。組合大
臣は各組合の委員長であるが、副委員長は、ファシスト窯の書記、副書記、財政部書記、及
び内務、農事、林業、交通、大蔵、公共事業、司法、交部、組合の各大臣及び戦備材料委員
が就任するものである。かくの如く中央組合委員は國家の各生産勢力を集中してその孤置に
つかしめてみる。
D 組合の主要曾議 上記の如く、伊太利全國匿域は府懸曾議を以て擁充し、Aの項目に於
て述べた如く、組合活動はこの府懸曾議に地方分権され、その地方組織はこの曾議に参加する。
知事は府懸曾議の委員長にして、勢働が資本主義と共に完成すべき権限の存する纏ての経済

活動を指導するものであって且つ公正無私にしてその園鶴を確保するものである。曾議は雇傭
年間 私に
主及募働者の府懸聯合倉の委員長の占めてみる各匿域によって匿分せらる。これはシンジケー
第一章 戦後の無秩序状態より新赴曾秩序 へ 三三
九 職能組合の組織と事業 三四
トの活動と曾議の活動とを直接の闘係にをき又自由職業聯合間の協力を保誇するものである。
地方組合委員倉は中央組合委員倉惑ひは組合相互の 日に一封のものと考へられておる。
-
-
倉議は更に次の如き義務を負ふ。
一 債格 の
債格を決定し日つ確保し又府懸匿域内に慣格の統制を 賞施すべきこと。この機能は勢働者
の利害に重要な闘係を有するものなれば、必要な構限を以 て 地方組織にもとづいて、公正に又
永久に賞施すべきである。
ニ 府懸内に効力をもっ共同約定の迅速なる協議のためシシジカル圓鶴と協力すべきこと。
三 従来シンジケートに於て地位を保ついてみた努働者の解雇に闘し判定を公表すること。
敷言を以てこの組織の機能を詳細に説明することは確に困難である。しかし組合の権限を地
方分轄することは、中央組合と地方組合間、又その反封間に交合を意味すること、及び組合組
織によって表現されたファシスト國家に於ける継ての活動について一つの意義あることを表明
したものである。
第二章 伊太利に於ける勢働者の現在の地位
既にしばしば述べた如く、伊太利の募働組合は、ファシズムに充分理解を有せざる努働者を
っ的
を から働で

状、









け態者っ織る
組引き
あ強制一歩

進め
獲得し得る位置に置き換へるものである。即ち募働者の属する階級の経済的道徳的務展 手

を興へるものである。
法律の明記するところにより組合に加入することは全々自由である。募働者の支援を得るた
めに歴迫を加ふるが如きことはいづこにもなく、そして又全募働者が組合に加入してみるわけ
でない。
更に法律の命するところによれば組合は、同一生産部門及び同一範疇の組合加入の勢働者及
*
伊 太利に於ける勢働者の現在の地位 三五
一 勢 働 組合 三六
び不加入の募働者双方の利益を擁護せなければならない。
フアシスト赴曾制度に於ける全勢働者取扱の平等性はこれに闘する継ての諸法律によって明
瞭に規定されてみる。
フアシスト賞の賞員或ひは組合加入者のみが就職を見出し得るといふ噂は無意味な虐構であ
る。
伊太利は、組合の非加入者を援助することを要求する獣に於て世界中唯一の園である。これ
は赴倉正義の存する政鶴の標語として政権の威信に大いにかかわるものである。
更に又伊太利に於ける所請「専制々度」と一般に呼稲されてみるものとは格段に相違して、
組合の委員長は募働者の投票によりて自由に選び得るものであり、それは募働者自身の範疇の
権限を維持するために募働者間の能力、教育、組合に封する熱意の獣に於て最適任者を常然彼
等募働者の仲間の内から選ぶものである。府懸シンシケードの委員長も赤自由選揮される*の
でる。そしてシは立場を代 てそのシする。
*だシ長、即ち法律によって認められた組合の総ての主㎞者のみは必ずしも任命さ
れるものでなくシ合の書記によって選任せらる。これは不適任者、不債権な者が高度の政
治的責任を負ふべき地位に就任することを園家として拒否せしめたものであり他方職合倉の書
記はこれにょって選持に常って常に良好なる判断を表示し且つ國家が候補を拒否するの必要な
きものとするのである。
この選採組織の形態は、募働者に自己の利益が判然と擁護される保謎を附興するのみでなく、
又募働者が組合最高の地位につくべき能力があればその地位につき得る謙遜を募働者にあたへ
るものである。
々はここに一九三四年八月十六日の命令に依りて認められた園家的券働者職合の規定から
二つ三つの修項を再記する。
「第十條 聯合の各曾員は府懸募働組合に統括される:」
「第十三條 シンジケート組織は次の如し
第二章 伊太利に於ける勢働者の現在の地位 三七
-
一 勢 働 組合 三八
(A)曾議 (B) 委員長 (C)組合の書記
「第十四條 府懸シンジケート倉議は各府懸の各種全募働者を以て組織し、倉議はシシジヶ
ート委員長及書記を選任する」
ニ 義勇兵と勢働者
フアシスト組合制度は伊太利募働者によって完全に了解され、そしてファシスト政鶴に封す
る熱烈なる信修によって日々に保護されてみる
この支援は形式的表現や修辞的な誇張に限定さるものでなく、勇敢な行動によって表現され

旦つ祀國のために努働者が生命を犠牲にすることに依っても表現されてみる。
多くの労働者は義勇兵として東アフリカ及びスペインに於て彼等の生命を犠牲にしてみる。
そしてこの義勇兵の大部分は組合に加入してみるものである。
このことはシンジケートの最高の名興 を祀曾的地位に引き上げるべき役割をはたす貸めに仲
伊太利
















多く






に 家





位 流討細のる弱にりく行 に
多て

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によって

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伊三


け第

働に
地現募

太利位在者る

表銀




賃銀示



三 表示賃銀と質質賃銀 -
四○
るから、伊太利の賃銀 は外國賃銀よりは遥かに低位にある。しかし、質際上の生活費用に封し




平る
充分

あ 均

ことは明瞭である。
貨銀は貨幣債値のみによって判断さるを得す、質際上の購買力に依って判断さるべきもので
-
ある。
似値と費用の恒常均衡の失してみる諸園に於ては努働者は一日百リラ或ひはそれ以上と等債
のものを容易に得てみるが、これは伊太利の高賃銀に属し、その園では質際に必要なものであ
る。
伊太利は経済閉鎖中に園内市場の均衡保持について完全に検討され組合制度の優越性が保誇
された。
伊太利の園内資源を以て伊太利を負って立った経験から、伊太利に大植民地の経営の端著が
生れ、且っ募働者の日常生活に最も必要な諸物品の債格の昇勝を防ぐこととなった。
諸外國との商業闘係が再開された時に、 國際市場の動揺は伊太利をして或る物品の債格を昇
隠せしめざるを得なかった。しかしシシジカル同地は生活費用の増 のために、シ
の適常な増額に封して時々直接意見の一致を認めたた

伊太利募働者の生活標準に闘して 「表示賃銀」 外に 「質質賃銀」 が相常高率であることに
注意することが最も重要である。
買銀とは、或る一定量の慰安を得る可能性の外に、日々のパンから見苦しからぬ家庭に至る
範園、子弟の教育から子供に玩具を買ひ興へ得る範園、現在の安全保謎から将来の安全保護に
至る範園、シし得さる事情にし得る可能性から老後平和な生湖を得も得るシに重って何
-
を意味するか。
これ等のうち、いづれが伊太利務働者賃銀によって償はれておるか。
母性及幼見保護國民事業 (Opera Nazionale Matenitaeurozu) は禁働者の
し、又幼見には食物、衣服を支給し、優秀な健康を得る機倉をあたるものである。
第二章 伊太利に於ける勢働者の現在の地位 四一
三 表示賃銀と質質賃銀 *

四二
バリラア國民施設 (Oper Nazonae BauaONB) 現在は Govena runae
Littorio(GLL ) に鍵ってみるが、近年では子供を教育し、衣服を着せ旦つ保護し更にスポ
ーッ、訓練によって健康に優れたる生涯を指導するものである。
相互積立資金(C Mu )は労働者の疾病の場合、その支挑を援助し旦貸金の道を開き
又補助金を交付する。更に募働者に封して警療費を無料になし得る組織である。
ファシスト赴曾顧赴國民施設 (1stituto Nazionale Fascista la Previdenza Sociale) は不本
意に失業したる場合に失業者に補助金を興へ、結核病に封して勢働者を保護し、無力の時に日
々のパンを保誇し、何等の懸念なく老齢に向ふことの出来る如く募働者を保護する。更にその
が働者が家長である場合には、「これは婦人労働者にも 要するーその給料以外にその扶
養せる家族の敷に應じて家族補助金 (Assegni Faniari)を附加する。これは募働に適せざる
一百萬の見童にも適用され、見童一人につき週間四リラ乃至五リラが分興されてみる。
勢働者の子弟に闘する他の保護はフアシスト常 の海演及山間の休日韓地である。これには毎
年数千の見童が健康回復のため牧容されてみる。
無料法律相談所は保険事項の係争に際して無料にて募働者を援助するものである。
募働除暇利用國民事業 (Opera Nazionale Dopolavoro-C.N.D.)は勢働者に旅行、娯楽、教
育、クラブを無料又は極めて低廉なる料金をもって提供するものである。又この事業の曾員カ
ードによつて公開演藝場の座席料金の三○%乃至四○%の割引の資格があたへられてみる。
他の施設として清楚にして相常な合理的家屋を手の出し易い債格で提供し、その家族には家
-
内工業をなし得る手段を興へるものである。
上記の諸施設に封する勢働者の費用負擁は相互積立資金、赴曾厚生施設、家庭補助金施設に
封し小額を挑ふのみである。
吾々は上述の如き施設機闘から計算さるべき表示賃銀以上の増額量は何であるかといふこと
*
をここに問ひ得るものである。
これを述ぶることは容易でないが、提供された赴曾奉仕、又他の質質上の利益を考量するな
-
第二 伊太利に於ける勢働者の現在の地位 四三
四 フアシスト赴曾厚生國民施設 四四
らば少くとも五○%に相常する増額のあることは疑ひの除地はない。
伊太利の現情勢からみて、伊太利募働者の生活標準は、多くの諸外園の努働者の生活標準よ
-
りも現在は高いといふことを充分に認め得るものである。
しかし、これを以てこれ以上の務展が闘られてみたいといふことを意味するものでない。募
働者の生活標準は藩攻改善されてみる。これは質に組合組織の目的とするところであり、面し
てこの組合組織はラアシスト國家によって助成されてみるものである。
四 フアシスト赴曾厚生國民施設
ファシスト赴曾厚生事業は、赴曾顧赴の分野に於て、フアシスト政鶴の赴曾政策を質行する
中央機闘であり又継ての厚生組織の基本と考へ得る組合組織と同一精神によって鼓舞されてお
る。結核病、老齢、療疾、失業に封する強制されてみる保険は強制赴曾保険の主要部門である。
各種形態の赴倉顧祀の特典に浴してみる六百萬の募働者に、結核病に封してみる努働者家族八
五歲以上 に記 さればたらgº
榮耀祥の宗は妻であって 三 年から 九 六年に至る間に約
萬作の共湖群は二十億5ラ以上の金額を支流っておる。 現在は三十 萬元十四日也中 の共關
作數に封して年タニ僑大千六百四十四萬 元 十リラ支那れるº
この施設の準備金は二十 五千歳)であるか は既に水泳に彼ら
-


J3/}

たる のであって、 更に五十億)は後 將を受ける酵素のため れ
1年平均大湖人の共關村が承認されておる。
農業の側を備は 、従業 基 中後から 中心に、 この うけるほか
ある。 そして帰情主はその割常想の支那に封して完分の責任があるº
結核機械の問題は このファシスト政體の線(初期よりファシズムに依 つて吸抚瓮綱的許制
にあて議論された原則なる儀器を以て解決さるものとあべられてある。
素所設立に対する事実証は既に 部分類され、 集中 に 輝元人 の執筆者に設備
第 二章 件 大利 に於ける秘術者 の 現在 の 地位 四五
四 N アシスト 社會學生氣 民地設 四六
を提供する赤くなり、 文武王子のベットを設 へる四十二の病院が既に開設されておる。
カ年より カ元年まで 十四萬人の結核武者が 低 五千萬リラ以上 の敵 を以て保護され

て来た。 しかし 一 萬人手人の忠者は既に開始された保險組織の代表的方法たる激素敵に敗 孝 %
れておるº
社會學生源義は他の諸神の基金を吸取っておる。 その内には農民雄性基金があって、 これは
十五歲から五十歲までの継ての続人從業員、 続人物學者を保護するものである。 從來までに保
書きれた敵人數 十 三年に大十四萬 千元七十七人を食べたか には市徽
千二百三十九人に上った。 近年 恢に千四百三十五人子百十人)が赤松、 神性植物
~としてセ石也高也十二 月十 八リラ が支那れたº
最近に施設された基金は家族制動の基金であって、 御に述べた知く家族の大きさに割合して
故郷の判 のためにたきるものである。 最初この地動は興によって承認されたものであるが、
大一 六年以後は観家の法律によって承認された- 大 ヒ年四 月 の この 人 日 學的 規定は
こC
多勢家族を奨励する規定の基本に立っ家族補助を設定した。
伊太利の賃銀制度はこの方針に於て家族賃銀制度に成りつつあるといふことを述べても過言
でない。その制度とは全家族員の生涯と繁栄が確定的に保謎され得る最も慈愛に富むる賃銀制
-
度である。
五 ラアシスト工業傷害保険國民事業
比の施設は募働者の職務上の疾病及事故を保謎し、その目的はまづ勢働者の健康及び能力を
従前の状態に回復し、攻には事故、疾病から生じた永久的損害に封し労働者を保護する。この
施設は工場地に於ける救 事業、又主要なる工業中心地に於ける診療所、病院の建設の如き健
康の分野に於ける多くの有用方策を質施してみる。病院事業のうち最も有名なものはボオロチ
ァに於ける模範的ムッソリーニ病院であって、この一年間の救療活動は平均入院患者四千二百
八十三人、治療延べ日敷八萬七千四百九十六日、初診患者一萬千百四十一人、継績受診者六萬
第二章 伊太利に於ける勢働者の現在の地位 四七
五 フアシスト工業傷害保険國民事業 四八
五千二百人であって、この全事業は一年間八百萬リラの獄を以て無料診療を質施してみる。
一九三六年の事故保護要求は五十一萬三千百九十九件であって、 神文挑金三億五千部。ッ
となってみる。ー
六 母性及幼見保護國民事業
この施設の根本に封してフアシスト政権は母性及び幼見の保護、次代の保護の事業を委ねて
-
みる。
この事業は姫娠初月から開始され、産れるべき幼見が摘子たると否とに拘らず、最も良好に
して満足なる状態の分鶴を保護し、シに封してはシなるシする。ので
ある。この施設は幼見の出産より離乳期まで母鶴と幼見を保護し、それ以後は幼見のみの面倒
をみる。
伊太利に於いて、分鏡のため母性、幼見の死亡率、幼見の生育後に於いて堕落又は自活する
シった。シ、シのため死亡したるシ
シ、シでに死亡したるシ
捨てられ、その内一萬八千人は堕落し感化院に牧容されてみた。
このシはこの状態の改善のため大いに努力を挑ひ、十一萬九千九百九十三人の施婦及び授
シ『九百十一人を産科診療所、シ所、 性ホーム、補助金等の方法を以
てシーた。この事業部の診療所では幼見にミルクを配給し、窮乏の家庭には補助金を支給し、
シってシ十五人のシ
* 「七百三十三人の幼見、三歳より六歳までの子供二十二萬八千五百八十一人に封して提
された。更に又この事業部は六歳より十四歳までの子供一年平均六萬六千六百九十五人、十
シょり十八歳までの四千五百七十九人の青少年に封し、寧校に於け教育の世話をなし、又結
校護防のため常設のホームを提供した。
『にこの事業は就職を幹旋し、私生見に封してその両親を探す援助をなし、
六 母性及幼見保護國民事業 五○
封し承認することを奨励した。これがため平均一萬三千三百五十四人の未婚の母性及姫婦の推
定上の父性を見出す援助をなし、且っ私生見認定の手報をなす助援をなした。平均五萬丸千八
百七人の青年が就職、寄宿の援助を得、かっ法律上の手績の助援を得てみる。
七 無料法律相談所
これは労働者同盟の機闘であって、就業中の事故の被害が働者及び務科、老齢、職業上の疾
婦病
場、
如の







を以て
こ援形式
結何なる 。



目的
する
核病れ助合人

汗可
女 右ー な
限 努














構者
すれ
説明
助成成







『 こ 江国










権に



明確
-
--
常 認められてみるものでない。
保険園鶴は事故及疾病の原因について勢働者に抗争する。園鶴が、事故、疾病の原因を勢働
者の職業に原因することを認めないとすれば保険金増補の要求を拒否するものである。
かくの如き場合に於て努働者は止むを得す賢師の診断に待つの外なく、法律家は賢師が適常

に診断した結果を無効にするため事故上の指
断 補要求を特殊化するものである。そして保険園鶴

権利は裁判の場合法律家によって法廷で支持されるものである。
保険園鶴が警師及び法律家に支挑ふ手数料は、勢働者に支挑ふ大部分よりも低いものである

ことは容易に了解されてみる。
かくの如き場合、募働者同盟は無料法律相談所の業務を努働者に提供する。この相談所には
、相談所事任の賢師、法律家がその任に常り、募働者の健康状態を認め、勢働者に支挑ふべき全
金額を自己の名義で請求し、且つその全額を募働者に渡すものである。
一九三六年のみで無料法律相談所は八萬三千七百十七件の工業事故を取扱ひ、そのシ働
者及その家族に一億三千八百二十萬四千八百三十八リラの支場をなさし、且っ五 六千七百四
十五件の農業事故に封し四千四百五十六萬六千六百二十四リラの全金額の支挑をなさしめた。
同所は赤一萬五十一件の療疾扶助料要求に封し八百四十三萬二千二百七十二リラの金額を又、
養老扶助料要求七千二百四十三件に封し全金額三百八十一萬三千三百八十三リラを支挑しむる
第三章 作去利に於ける変働者の現在の地在 *
五一
-
*
セ 態射法律相談所 五一
に至ったº
文三千六 百四十五作の死亡靈 寶 元)の支脈、 五千六 百七作の性動會
五十四萬 千五十リラ、 二千五十五作の結核 武者地動會總領土 衛五千百二十四川 の支脈を
保證した。 更に同所は農業事故三千四百五十作、 社會保險 +西五五十六作の訴訟を法廷にて
接関して おるº -
-
無敵疎開は東アフリカの勝者保護のために同地に支所を設けておる。 同文所の事業
を講義すれば、 工業事故に封しカ五六十萬三千五十三 97、 熱帶氣による義共關東金額1
+入義大手 )、 張の他の楽科三十七萬人手)の支援を獲勝しておる。
相互 惠 文 資金
フアシスト時代前に於ては相互活動は貴族上重要たらさる構 少た敵機的團體が連絡性のたい
關頭に限定され ておた。
その時代の相互援助園鶴は小都市のクラブであって、その主要目的は相互選採の組織であっ
たか、或ひは大部分は北部伊太利の或る工場に於いて努働者の或る特定の園鶴を援助すること
であった。これ等の相互援助闘艦によって興へられた質際上の扶助は賢師の往診に限られてお
C

ラァシスト・サンジカリズムは早くも赴倉改 上優秀なる内容をもつ相互援助原理の深遠な
る道徳的赴曾的債値を洞察した。
この結果として各産業部門の組合は、相互積立資金の創設に積極的の活動をとった。そして
雇備主、募働者が比のイニシャチーブの生涯に封して同一程度に貢職することに成功した。
この結果として数年間に変働者及びその家族の疾病に勤して保護を得ることになった。この
方法は世界中の多くのが働者にとって唯一のみである。
相互援助基金敷の従業の増加は、その業務を更に又能率的にするために基金の問題にまで進
んだ。
第二章 伊太利に於ける勢働者の現在の地位 五三
八 相互 積立 資金 五四
この問題はシンジカル園鶴が相互援助資金職盟を迅速に進排せしむることによって解消した。
共の目的は同一各間 に封して一定の制限を設け、更に弾力なる協同健康組合を設立するため -
に小額の積立基金の合同を速進した。 -
現在、伊太利の相互積立資金数は二千百に及び加入敷四百三十萬、資産約二億萬リラである。
この基金は募働者に封して普通の疾病の場合には一般診療を病院、家庭にて提供し、又必要に
鷹じて特別診療をなし、又病院には外科共の他の診療をなす。又シの場合に於ける貨銀は約
五o%に相常する支挑をなし、窮乏者には補助金、貸付金を興へ、死亡の時には葬儀費を支挑
ふものである。
婦人勢働者は分晩に際しても補助金の支給をうける。
相互積立資金同盟及び聯盟は最良にして、 療養室、施
最初の方法を以て建設されたる病院、
築所の建設に便宜をあたへる。面してこの施設は多くの外國科學者の研究するところである。
九 磐働除暇利用國民組織
この事業は簡単にo・N・Dと稀せられ伊太利園民の内鶴的精神的発展を図るべき施設にし
てが働者の変働後の除設利用に封して注意するものである。約三百萬の倉員を有する三 の各
部門園鶴を有し、毎年その倉員に封して一萬五千の示威運動を組織してみる。この事業活動は
四部に分たれ、身鶴教育、墓術教育、純教育、赴曾奉仕となってみる。
伊太利の募働者は、これらの事業ー重要な要素たるーにその効果を確認する場合にのみ
魔道もない。 又フアシスト賞、又は募働
参加を勧誘されてみる。ここには何等の負擁もなく、
組合の倉員カードの必要もなく、又他の如何なる間 にも加入してみる必要もない。
唯だ二つの必要條件がある。即ち、伊太利市民であり、勢働者であることである。C ・N ・
Dの組織する身鶴教育はバスケットボール、戦争競技、球ころがし、競遭、登山、冬期スボー
ツの如き普通のスポーツをも含んでみる。
第三章 伊太利に於ける勢働者の現在の地位 五五
シ利用の組織するスボーッの主要な要素は競技のみに存するものでなく、又競争は主
要目的でない。これに反して各人が
人の年齢及備力に鷹じてその部所につくことが主要な要
-
素となってみる。
。、 シに活動上の 味を 得せしめるものがあって、選手になるといふ不必
な自己陶酔に落ちてみない。
藝術的教育は素人の演劇園、音楽協曾、講演、演奏倉等にラチオ或ひは演劇車(carofn
。を以て じさせるものである。 劇事は事 で持ち運れるシであって、の動
シの部分もあって、それは小都市の四ッ#でオペラシを数時間に互って演す
るために造られたものである。純教育は一般文化及び職業特殊部門の教程を以て質施されてお
る。
シ設は二種に分たれてみる。一っは保健施設で施薬所、病院、療養ホーム、保健地、夏
期*「シプ等であって、継ての倉員に特別の設備を施してある。二は赴倉施設であって法律上
3

の要求及び共の他の要求の援切をなすものである。尚、0・N ・Dの示威中にこの事業の曾員
の契約した継ての病弱者に封する保険料の無料の如き赴曾顧祀を含めてみる。共の他私的生活
に於て曾員が事故を起した場合の牛額保険料保険の如きもそうである。ただしこれは強制的保
陰によって保護されず、又o・N・Bの示威中の保険によって保護されないことが必要である。
比れ等施設以外に他の多くの便宜が興へられるものであつて店輔、病院、保健地に於ける割引、
鐵道汽船運賃の五o%引、演劇場、映書館入場料の三o%の割引の如きである。
一般列車について特別の説明が必要である。これは現今外園でも模倣された組織があり、毎
年六月から九月まで週末中に於て継ての伊太利市民が伊太利の最も遠くにある都市まで驚くは
かりの低廉な料金を以て訪問することの出来る遊覧列車が無数に仕立てられるのである。近年
この列車の旅客が平均八十萬人以上に達した。
「観劇土曜」 は第働者が低い料金で最上の演劇、歌劇を見に行くことの出来る日であつて、こ
れには有名なミランのsu及ローマの帝國オペラ劇場をも含れてみる。一九三七年には三百
第二章 伊太利に於ける勢働者の現在の地位 五七
目 L
九 勢働除暇利用國民組織
糸 五八
七の演劇が三十四萬四千五百三十三の観覧者によって観賞され、十八列車が劇場行きの観覧者
-
を運搬のため仕立られた。
今日、伊太利には、クラブ、映書館、 劇場、闘書館、鶴育館、講演室、酒保及娯楽、衛生教
育上の他の設備を含む各都市自身の勢働除暇利用事業部をもたない近代的形態の都市といふも
-
-
のはない位である。
伊太利が東アフリカ戦征を行った時に不常な「 といふ非難が起り 「資本家戦争」と呼

として ェチオピャ
し稲







如は
のかし
資何なる
さ國種類れ府明いの
本家

、は、し

な文

争位
もその國民の生命、財産、生存を安全にする必要に共の基礎を置いてみる。伊太利の
き人日が狭い國土内に息づまるまでに調密してみる時には、少くとも世界の或る場所に未だ何
人も手を付けてみない生活資料及び業務がなるならば、そこに更に多くの仕事と顧赴を得るこ
とは許さるべきことであるといふ立場は公平な観方である。
フアシスト同志のN ・ レオン ・ブルウムが、或る國家は多産系人種の過剰人口の増加を國内
に何等の計書もなく、押し込めて置かねばならないことは不可能であるとかって論じたことが
第三章 勢 働 帝國 五九
いる求て


要の

あ急速




され 地た

以外
利用





したため













。 主



鶴 園太利






伊持


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手段



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位置


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ァビショァ




















アヒシニア




ち 國類る場益民



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アビシニア
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ァビシニア






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制課

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ア、

ビシニ
太利で来民め限た 植いふ
原過去

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か品

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大控

目こと
置の


たい的鶴ら等料民


伊太利




- 活


C 盆

-
人種の凝楽であった。これは抗奪と惨殺をその統治方法としてみた武人階級によって大いに征
服されたものである。この統治方法を吾々伊太利の植民地に質施せんとする計書は伊太利政府
による活気に満々たる歩みによって打破された。それに績いて伊太利はこの帝國を平定し、ア
ビシニア人は平和と文明を得、奴隷はその東縛から解放された。
二 伊太利のアビシニア征服の影響
アビシニア征服は伊太利、アビシニア、世界文明に各々 利 盆を興へた。その直接の影響だけ
如ビシニア


アを



する
要約
にく

封して。
アビシニアには無数の人種と多くの暴漢によって治められてみた封建的匿域の土地に
おふを常業とした遊牧民が住んでみたのであって、百除種の異民族が階級的専制政治によって
生活を営み、又國際聯盟の統計によればそこには二百萬の奴隷が住み、又十萬人 の天然病及び
共の他の疾病患者が勝手気偉に放浪してみる。更にそこには五萬人にも達する瀬病患者が恐し **、
第三章 勢 働 帝國 ハ一

二 伊太利のアビシニア征服の影響 -
六二
い病源の徳橋を自由に行ってみる。比れ等の諸問題に封し近世文明は充分の設備があり、又そ
の國民をそれから助けてみる。
アビシニア帝國の基礎は奴隷と封建制度のために破壊された。現今のァビシニアには継督の
治める正規の政府があり、百七十四萬平方キ 業のシに大洲園家の法律を 行し、 リト
リエア、ソマリヤ、アムララ、ガラア、シグマ、これ等にアジス ・アベバ地方を加へた匿域を
五政府に分轄してみる。最上の伊太利行政官の数人は政府の首機部に位置し、秩序、衛生、
祀を昔からの文明の経験によって確保してみる。
欧洲文明に封して。既に述べた如く、伊太利の征服前にはァビシニア政府は不注意にして旦
つ無能な放牧者と同様なものであった。
新帝國には最近まで利用されなかった富の生産及仕事に封する大量の可能性の存在してみる
*
ことが良く知られておる。
伊太利はこの富源の開拓に他の諸園との協力を拒否するものでない。又かくの如き協力が現
すっる
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結は





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そみ空

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制度
支奴隷
軍的
勝と

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貿易
アアビシニア

輸送
なる



ブチ
バーチ
アベ






鐵道 要



チェラ
海岸
シッマリ




ペルペラ











たため














二 伊太利のアビシニア征服の影響 六四
伊来る
太利来る響接 結ぶ
出何時


に 近限り
境は
國植酷
貿の
ともの
取地




で太利り易民隣地

る。


直アこれ
あ影征服
将で
伊ビシニア。






が紅海の 我が
帝國に移住する時地中海の文明は爆然と輝くのである。
伊太利に封して。伊太利人、特に伊太利の勢働者にはエチオピアの占領は常然最大の利盆を
もたらした。
伊太利の彼の有名なるボシティネの沼地を開塾した失業者園民事業部では、全懸にわたって
土地を所有してみたェチオピア皇帝の財産を植民化することについて委託された。既に多くの
農民は最も近づき易い土地にその家族をつれて移住した。ここに帝國政府は土地に封して何ら
の手段を用ひなくとも即ちこの魔大なる地域に住む人日は僅に一千萬人を出ないからである。
尚多くの土地の除裕を存するものである。
一日平均十萬人の労働者を以て、次に掲ぐる道路網が最も近代的ョーロッパ技術によって建
設されてみる。
オン ・ アゲール1 ブングアール デブクマ ・ クアメー|デ H シュ :六五Oキロ
デブラア ・ クアバ 1|アデス ・ アベス: 五OO キロ
ァディグラァット|ディシスース|アジス ・ アベス ------
八五Oキロ
アス アパ デイ シース: 五OOキロ
アジス ・ アペパジイマ : 三OCキロ
アジス ・ アペパ *>~- -- - - - -
| | OOキロ
最後の道路を除けば、 上述の全通路服或はニケ年以内に完成するものである。
1 オ、 この魔大たる領土の織出、 工業、 商業上の開發は藩家進步しておる。 この目的に特殊
各社が設立され、 その株主には伊大利國民の継ての階級が編織されておるº 會社は攻 の如卡車
** *る。 佛 羅金、 瑞金、 省 會社、 陈寿、動力、 メ
ット工場、 建築材料會社、 機械及職業會社
文書の 民の際によって利を得る立場にあり、 文斯(たすことをもって利多
ë$ ㎞ º ㎝ _
六百
二 伊太利の アビシニア征服の影響 六六
へてみる かるが 、ョード・ァッシ に封するシなく、シ
成功は辛苦銀難の賜でないといふ空想のもとに最上の地域を濁占せんとする如き野心を抱く人
人の無秩序活動の除地もない。技術組合の植民諸問機闘ー工業、商業、交通、募働、信用、
農業に各一機闘をもっ―によってそのイニシャチープを誇明されなければ事業もシ
することが出来ない。比等の諸問機闘に封して変働者は 常に園家の他の建ての組合に於ける
如く代表してみる
園家は園家自身の機闘で伊太利の外観を鍵へる方法と同一の手段によって主要なる公共事業
を血管行してみる その機闘には次の如き濁立道路部 (Azienda Autononadella Strada)、
公共事業省の大臣官房、東アフリカ一般家屋所、工兵部、東アフリカ鎌山の政府部門 (既に専
門家を以て組織されてみる)及び伊太利石油倉赴がある。
伊太利の全電気曾赴は東アフリカに合同支店を持ち、遠洋漁業は別箇の曾赴の勢力範園にあ
り、有名な加里鱗山は再開された。伊太利銀行、ローマ銀行 (Bancod Rona)、ラボロ銀行
(unguari)を含む伊太利の銀行は東アフリカの主要中心地に支店を開いてみる。
現在アビシニアに於て伊太利の曾赴は九三九の多きに上り、その内六○六が商業曾赴、三三
三が工業倉赴である。これは征服終了後一ヶ年の敷字である。
ァッッワァ港、モガアディシュ 港の従来の貿易状態は知り難いが、現在ではアフリカの主要
キよ
商港中に位してみる。アサアブ港は非常な暑気と荒廃せる港であったが、三年以内に新港の最
初の岸壁が建設されることになってみる。アスマラ港は以前二萬人足らすの住民の港であつた
が現在では十一萬人を突破してみる。アジス ・アべパ市はネガス懸の廣い不潔な首都であつた
が欧洲式都市計書の衛生更生が進められてみる。
局はァチス・ァペパに於ける変働監督官の管理のもとにあるが、この局は各地に労働者
勢働局は
の数を増しっっある%働者のシンジケートの援助及法律上の援助のために各政府に設けられて
みる。伊太利政府は征服と同時に母園募働者をも含む直接のシンジカル援助を起さなかった。
これを以て伊太 利 が植民地シンジカリズムを置く前提にあることを疑ひもなく推定することが
第三章 勢 働 帝國 ハ七

三 アビシニア征服の前提 六八
出来る。
伊太利征服の有利なる影響を述べる向は多くの場面がある。それは伊太利の生涯が一九三六
年以後伊太利帝園の発達に向って直接導入さされたものと同じであって、伊太利募働者の顧赴
と生活の標準を改良すべき手段を見す望みが多分に存するものである。
三 アビシニア征服の前提
アビシニア支配者が伊太利の文明上の合作を受入れ得る充分なものがあったならば、ァビシ
ニアは軍事的征服をうけなくとも済んだことを歴史上の事質によって更にもう一度回顧する必
要を感するものである。一九二三年に伊太利はアビシニアの承認に封して國際聯盟に賛意を表
し、一九二八にはアビシニアの廣大な匿域と友論的闘係を宣揚するに役立ち且っァビシニア伊
太利の相互利盆のために通商を発達せしむるに役立っ政治通商條約をェチオピア皇帝(zu )
と結んだ。又アビシニアの海への通路を開くためにァザァブ港に於いて自由地域がアビシニア
な反何太利める逆かく動等





叛?
すは



た的

伊防御


植 撤るの念兵 又


より
断アフリカ

こと
もする

あせしめ

。 事リトリア






エた

結果

ソマリア
及び




こと
する
東 件





り 受け入れ

明か


られ 行し












た 動

意 はず


伊又















もの
得る
。太利





る ため

如太利るれき

斯く

行動
終準備
流血
な且つ

ら唆






み刺
伊て

間 首太利
望誤アビシニア
こ基た

事した

伊等


取が

立を
てっ柄れ因み領 伊ネバ

伊太利
す近年

し企業


侵アビシニア



ゼ九





に太利略たる 責して








なを

そ履行




アビシニア

の かっ


争 戦太利

伊太利







伊と















した争





使
*

承認



され
帝國






u
-
三 アビシニア征服の前提 七○
民地に巨大な軍隊を止める費用の計上を績け得るか?
この回答について、何等疑ふ除地がない。何故ならば、 アビシニア人の生活標準を他國人の
生活標準に引き上げるに功績のあった伊太利の全人 民氏に依つて企てられたアフリカ計書の事質
口 ぶ
について何等疑ふ除地がないからである。従来 の 放 何 なる種類の計書にも優ってこの計書は義
7
つして



そ勇



その

は め

働者であった。 その指導者の決断を扶助するに常って

この種の歴倒的方法を人々がかつて用ひたことはなかっ
この征服の後、伊太利の除剰精力の琉け日を求めてみたその眞質を誇明するために伊太利は
「充された國民」と伊太利自身を宣言しておる。伊太利がベルサイユ條約によって何等植民地

上の報酬を受けて居ない唯一 の國であるといふことを知ってみる人々にとっては、この宣言の

値は無祀することは出来ないものである。換言すれば伊太利が得たものを見離さずに何等他
國に望みをかけす、伊太利自身の力で正義を獲得した。
更に征服の後植民大臣は伊太利アフリカ大臣の名稀に鍵更して、あだかも伊太利が今後何虜
打日

種民地を求めないことを に指摘してみる。

第三章 勢 働 帝國
-
一 銀行 の 改造 七二
-
第四章 フアシズム赴曾革命の前進
ァッリカ計書のプロレタリアート的本質は大規模の利盆を得る可能性及び投機上の可能性が
除去されてみる事質によって充分に誇明されてみる。
東ァラリカに活動が開始されるに常り、一九三五年九月五日に法律が制定され、その法律か
ら攻の最も興味ある項を抜率するものである。
『現布告の制定された現倉計年度より向後二ヶ年間、職能組合及び、商工業の継ての範園にわ
たる各倉赴を含む商業倉赴(但し市営倉赴は除外のこと)はその種類の如何を問す公補資本金
の六分以上の配常を貸すを得す』
- 銀行 の 改造
近年生起した徹底的な銀行改造の目的は、継ての生産の公共的特質及不可分的特質に新しい
協同主義による信用機構の規格を加味し調和せしむるものである。
貯蓄及び信用は公共的特質の事柄であると考へる原理から発足して、その先づ目的とする貯
蓄の保護を確立し、信用活動の取締をするにある。この目的のため攻の二機闘が設立された。
『内閣委員曾、貯蓄保護及び信用活動に闘する監督官』
内閣委員倉は政府首脳者が統轄し、その委員には大蔵、組合、農業の各大臣及び伊太利銀行
の継裁が任命される。この委員倉の職責は伊太利の貯金増進、信用機能に封する國民経済の務
達及び必要を加味し調節する目的を以て協同鶴中央委員曾の諸問に應するものである。
監督官の職責は伊太利銀行継裁がこれに常り、内閣委員曾はこれを補佐するものである。即
ちこの職責は監督と委員倉の論告の質行にある。
この銀行改造は金融機闘の管理、合併、整理を規定し、且つ生産企業管理に官吏の参加する
ことを禁止することを規定する三の法律によって到達されてみる。
第四章 フアシズム 赴曾革命の前進 七三
一 銀行 の 改造 七四
この銀行改造の 神と内容とは 私企業及び金融活動は公共的事項であるといふ協同㎞
に合致した理想を発達せしめておる。
この原理の基礎によって改造は顕著と重要性を以て周到なる注意を挑ふ改革の所産となった。
先づ第一に、貨幣は個人企業の思惑に投ぜらることを禁じ、公共的統制に封して従ふ如くな
つた。この統制は殆んど継ての金融機闘即ち貯蓄銀行、公共質屋業者、更に外國銀行支店に封

して監督官によって行使される。 -
内閣委員曾によって承認され且つ評債が要求されて創設された金融分配の原理は特記する債
値がある。これは金融機闘によって監督官の紀律と統制の下に質施される。従つてこれは或る
園 及び階級の特編成ひは優先の目的に代り、これによって小数人がその手中に巨額の園長の
常を無理由に集積する可能性に代るものである。 *
換言すれば、金融上に協同鶴原則を充分に吸集することによって純粋の資本主義が軍に過去
の遺物となり、近世伊太利経済から除外されてみるものである。
他に は注目すべき重要なるものは、この状態の下に於て伊太利 済はよく組織され弾力に
集中された本質をもつものと認むべきものがある。各組合の計書並に要求を検討すべき中央組
合委員倉の助成をうけて、内閣委員倉は一般的行動の方針を決定する。かくして経済生活は一定
の計書によって発達し且つ進展するのであって、その計書に生産上の継力が表示されてみる。
一 新 トラスト 法
生産費を潮次減少せしむる必要と市場を濁占する野望から生起した諸種の曾赴の
これはシンチケート、トラスト、カルテル等種々の名稲が付いてみるが、濁占の確立によって
排他的経済の弊害の大ならしめ務達せしめ且つ確固となすものである。
これ等の職合は市場の必要性に職合自身を適應せしむる代りに、彼等自身の必要に市場を
合せしむることによって、最大の利益を得るために消費者の管血を絞ってみる。この弊害の明
瞭なるものとして濁占的傾向は他の者の利益に間はるものである。
第四章 ファシズム 赴曾革命の前進 七五
二 新 トラスト 法 七六
伊太利に於ては共同鶴の正義の原則に基いて、或る階級の利益が他の階級の
ことを除去するために、比れ等の獅古の発達に干渉する必要に迫った。
この種の聯合化された企業によって生じた自由主義経済機構の典型的所産たる弊害はその経
済機構に於いては充分なる救済策が論理上ない。その一部は自由主義㎞済機構そのものを表現
するものである。であるから協同鶴主義によって促進された法制並に調整は、協同鶴主義の基
本に立つて重要問題たるトラストを解決するにあらざれば完全を期すことが出来ない。
一九三年六月十六日の法律によって伊太利園家は既にトラストを規定する問題に直面した。
しかしこの問題の一般的解決は協同書の存在と活動とを要求した。しかして協同 組織の基礎
が設かれ又質際上の摘要をみた後に再び永久にトラストを規定すべき必要に直面したのである。
これは 相 った倉軌間のトラスト制度及びその質行は同一ェ門に属する』といふ一九三
六年四月十六日に制定された法律によって解決した。この法律は一方にはトラスト相互間に新
しく密接なる整合を質し、他方に於いては協同鶴及協同委員倉との接綱をも獅すものである。
それ故にトラストは公式的利益の側的で活動するの他たく、 かくして協同體の 陰陽に結
“ 永法制に入り、 會社自身の利益を図ると同時に、 その命性に関連する他の経洵
のºS ( *がその各社 と競爭の立場にあるもの 利益をも制 分ものである。
I 分國貿易の頭家統制
*あたる のが、外貿のもとに従事する.…
を何故に長年要求也たかったか?
社會主義が支配的た大部分の観察に於いても仲はこの種の業績からはるかに違いものがある。
1 次年1 月加 の議會に於て、 ファシスト級商會議は、 その後法律とたった末の加拿走
議を愛美したº
ファッスト郡為會議は外國貿易の問題を考及し、 これをファシスト諸將原理に限定して開
後に遠地しもるに盛り、 外國貿易は協同盟國家の直接統制のもとに置き金的利益の機能に 正 J
佛 四章 7 ァシズム 社奉命 の前進 七七
三 外國貿易の風家統制 七八
あることを認めたのである。』
四 組合 経済
至るところに於て自由主義経済、資本主義経済の博統的基礎となってみる大恐慌は、不準備
-
のファシスト園家に於いても生産してみない。 -
新シンジカル組織によって勢働闘係の永久的決定は既に確定されかくして赴曾立法を最高の
発達に いてみる。即ちその主要方面の協同 は既に確立された。
不況の初期の影響が伊太利に感鍋し始めた頃、又大部分の産業がその弱音をはき出した頃、
伊太利園家は経済的活気の象徴を示すべき種類の助成をなし、同時に公共的利盆に鷹すべきこ
とを公表した。
國家はこの目的のために新設された産業復興協曾即ちL ・R ・1と短く稀んでみる組織によ
って、國家及公共園鶴の提供する資本を以てこれを質行した。

にわたって産業界の全部的復興を遂行した。それは不況によって深刻な影響をうけた重要な銀
行に封すると同様のやり方であって、國際経済金融との闘連を負ふものである。
1 ・R ・1の活動は伊太利ァラリカの発達に顕著な債値を表現した。資本が比較的不足して
みるから、伊太利の如き園家では適切なる管理経営によって最大の効果を収める如く努めねば
ならない。それは丁度小部隊をもって軍隊の指揮官が勝利を得るに最大の能力をもって戦略を
ほどこすのと同じである。
國家が産業及び銀行のために干渉をはじめた時に、多くの者は國家赴曾主義を中傷する調子
で語り又ファシズムの衰退を醸言した。
事質、國家としては博統的資本主義組織の終末の近づいて来たことを醸見した。資本主義組
織は最大の決定をもっ不況の結果に 面し、同時に協同 組織を建設すべき基礎をうち立てた
のである。
* シ前 七九
四 組合 経済 八○
新協同鶴々制を質施するに常って園家は主要生産活動を制御 することの必要が容易に了解さ
れる。そしてこれはシを獲得するのが目的である。シを通じて「生産のシと
紀律」 の原則を行使せんとするものである。
主要産業の統制、銀行の改造、トラスト取締、外國貿易の統制は継て、今日では組合経済を
形成したる堅固なる基礎の上に立ち、偉大なる赴倉経験と用意周到なる技術上の準備の援助を
有するものである。
五 決勝線に向つて
一九一九年三月二十三日に革命小数常によって開始されたファシズムの大地軍はその行程の
多くの階様を今や経過した。そして従来と同一精力をもって最後ゴールから尚ほ廣範園に擁大
するであらう。
ここに何等の獅像もない。
一九三六年三月二十三日に革命の指導者は國曾議事堂から募働及び生産から集って来た代表
者に封して将来到達すべき新目的を要約して述べた。
世界の継ての場所の募働者はムッソリーニの言葉の意味を熟考すべきである。
『ファシズムは國民の全経済組織を國家濁占に向けんとするものでは全然ない。協同盟はその
経済組織を規定するが、國家自身の保護即ち祀國の存績と防御 に闘することを除けばその経済
組織は國家が濁占するものでない。情勢上必要に應じて種々鍵化されたこの経済組織に於ては、
他の高度発達をなし又文明化した園と同様に、労働者は同一の権利と同一の義務をもって資本
の供給者及技術上のエキスパートと同一の立場に立って企業の共働をなすものである。ッァシ
スト時代に於ては、募働は無数の形態に於いて個人及び園鶴の赴曾的並に國家的有用性が計量
せらる、唯一の標準となる。』
『私が主要な概説をしたもの、一つとして経済組織は國防と顧祀を保誇すべきものであり、又
國家を形成し、伊太利園の萬全たる支持と國民的自覚の高度なものを示す大多数の國民の道徳
-
第四章 ファシズム赴曾革命の前進 八一
五 決勝線に向つて 八二
的肉鶴的進展をも保誇すべきものである。ファシスト組織に於いては、生産者の各種階級から
分離する距離はこれを縮少すべきものであり、又縮少するものであらう。そして最高の義務と
最重要な責任をもって人々の事載は充分に認識されるのであらう
古代より大 の大きにし、シのための日々のシとなっておたより
高き赴曾正義はファシスト経済組織内に到達されるであらう。』
更に、帝國の征服後一年にして、園曾議事堂にて開催された協同鶴曾議に於て、伊太利の目
的及び資源の平均化に闘してムッッリーニはファシストの行動の根本理念をもう一度魔調した。
『國家の本質及國家援助のファシスト経済は吾等の教書及業績によって明確に摘出されてみる。
そしてその各々は帝國を特長づける潮攻的進展によって発達して来た。これは國民生活に確固
と結合せる努働階級の道徳的肉鶴的改良の不鍵の目的が附随するものである。』
ファシズムと勢働政策(完)
ファッシズム
和 十 五 年 六 月 一 日 初版 印 刷 と勢働政策



初六


発行
日版

定債金 八 拾銭

京東
濁伊文化研究曾
編纂 者 代表者 深 澤 一 彦



東京 市 碑 田 匿 碑 保 町 二 丁目二 番地
発行 者 ㎞ 慶 松堂 書店


代表者 波多野 一

所 刷
東京 市 牛込 匿 山吹 町 一九八番地

込牛
印 刷 者 萩 原 芳 雄
務 免 元 ㎞ 魔 松堂 書店
電話九段3 ㎞
C ご四一三七番 四一三八番
振替 日 座 東京 六 五 五 六 番
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