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NPシリーズ

本体/ツール

プログラマブル
ターミナル
ユーザーズマニュアル NP-Designer
形NP3-MQ000□
形NP3-MQ001□
形NP-NPDC0-V1

Man. No. SBSA-530A


おことわり
(1) 本マニュアルの内容の一部または全部を無断で複写、複製、転載することを禁じます。
(2) 本マニュアルの内容に関しては、改良のため予告なしに仕様などを変更することがありますので、
予めご了承ください。
(3) 本マニュアルの内容に関しては万全を期しておりますが、万一ご不審な点や誤りなどお気付きの
ことがありましたら、お手数ですが巻末記載の弊社支店または営業所までご連絡ください。
その際、巻末記載のマニュアルNo.も併せてお知らせください。

● 表示不良画素について:
液晶パネルは非常に高度な技術で作られていますが、一部に欠けや輝点(点灯したままの点)
などの表示不良画素が存在することがあります。これらは液晶特有のものであり、故障ではあり
ません。これらの表示不良画素を極力少なくするよう管理していますが、現在の製造技術では皆
無にすることができませんのであらかじめご了承ください。
● 表示デバイスに関しては、改良のため予告なしに変更することがありますのであらかじめご了承
ください。

著作権・商標について

・Windows はマイクロソフト社の登録商標です。
・その他、本文中に掲載しているシステム名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
はじめに
このたびは、プログラマブルターミナル NP シリーズをお買い上げいただき、誠に
ありがとうございます。
NP シリーズは、FA の生産現場などで生じる様々な情報を伝達するプログラマブル
ターミナル(PT)です。プログラマブルターミナルの機能や性能などを十分にご理
解のうえ、正しくお使いください。

●対象となる読者の方々
本マニュアルは、次の方を対象に記述しています。
電気の知識(電気工事士あるいは同等の知識)を有する方で
・FA 機器の導入を担当される方
・FA システムを設計される方
・FA 機器を設置、接続される方
・FA 現場を管理される方

●お願い
・本マニュアルは、NP シリーズの接続や設定を行ううえで、必要な情報を記載して
います。お使いになる前に本マニュアルをよく読んで、十分に理解してください。
また、お読みになった後も本マニュアルは大切に保管して、いつも手元において
お使いください。

●「ご使用に際してのご承諾事項」について
1. 保証内容
①保証期間
当社商品の保証期間は、ご購入後またはご指定の場所に納入後1年といたします。
②保証範囲
上記保証期間中に当社側の責により当社商品に故障を生じた場合は、代替品の提
供または故障品の修理対応を、製品の購入場所において無償で実施いたします。
ただし、故障の原因が次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外いたし
ます。
a)カタログまたは取扱説明書などに記載されている以外の条件・環境・取り扱いならびにご
使用による場合
b)当社商品以外の原因の場合
c)当社以外による改造または修理による場合
d)当社商品本来の使い方以外の使用による場合
e)当社出荷当時の科学・技術の水準では予見できなかった場合
f)その他、天災、災害など当社側の責ではない原因による場合
なお、ここでの保証は、当社商品単体の保証を意味するもので、当社商品の故障により誘発さ
れる損害は保証の対象から除かれるものとします。

2. 責任の制限
① 当社商品に起因して生じた特別損害、間接損害、または消極損害に関しては、
当社はいかなる場合も責任を負いません。
② プログラミング可能な当社商品については当社以外の者が行ったプログラム、
またはそれにより生じた結果について当社は責任を負いません。
3. 適合用途の条件
① 当社商品を他の商品と組み合わせて使用される場合、お客様が適合すべき規
格・法規または規制をご確認ください。また、お客様が使用されるシステム、
機械、装置への当社商品の適合性は、お客様自身でご確認ください。これらを
実施されない場合は、当社は当社商品の適合性について責任を負いません。
② 下記用途に使用される場合、当社営業担当者までご相談のうえ仕様書などによ
りご確認いただくとともに、定格・性能に対し余裕を持った使い方や、万一故
障があっても危険を最小にする安全回路などの安全対策を講じてください。
a)屋外の用途、潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途またはカタ
ログ・取扱説明書などに記載のない条件や環境での使用
b)原子力制御設備、焼却設備、鉄道・航空・車両設備、医用機械、娯楽機械、
安全装置、および行政機関や個別業界の規制に従う設備
c)人命や財産に危険が及びうるシステム・機械・装置
d)ガス、水道、電気の供給システムや 24 時間連続運転システムなど高い信頼性
が必要な設備
e)その他、上記 a)∼d)に準ずる、高度な安全性が必要とされる用途
③ お客様が当社商品を人命や財産に重大な危険を及ぼすような用途に使用され
る場合には、システム全体として危険を知らせたり、冗長設計により必要な安
全性を確保できるよう設計されたりしていること、および当社商品が全体の中
で意図した用途に対して適切に配電・設置されていることを必ず事前に確認し
てください。
④ カタログなどに記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、ご採
用に際しては機器・装置の機能や安全性をご確認のうえ、ご使用ください。
⑤ 当社商品が正しく使用されずお客様または第三者に不測の損害が生じること
がないよう使用上の禁止事項および注意事項をすべてご理解のうえ守ってく
ださい。

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4. 仕様の変更
カタログ・取扱説明書などに記載の商品の仕様および付属品は改善またはその
他の事由により、必要に応じて、変更する場合があります。当社営業担当者ま
でご相談のうえ当社商品の実際の仕様をご確認ください。
5. サービスの範囲
本製品の価格には、技術者派遣などのサービス費用は含まれておりません。お
客様のご要望がございましたら当社営業担当者までご相談ください。
6. 適用範囲
以上の内容は、日本国内での取引および使用を前提としております。

●海外でのご使用について
本製品のうち、外国為替および外国貿易管理法に定める輸出許可、承認対象貨物
(または役務)に該当するものを輸出(または非居住者に提供)する場合は、同法
に基づく輸出許可、承認(または役務取引許可)が必要です。

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安全上のご注意
●安全に使用していただくための表示と意味について
本マニュアルでは、NP シリーズを安全に使用していただくために、注意事項を次の
ような表示と図記号で示しています。ここで示した注意事項は、安全に関する重大
な内容を記載しています。必ず守ってください。
表示と意味は次のとおりです。

正しい取り扱いをしなければ、この危険のた
めに、軽傷・中程度の傷害を負ったり万一の
警告 場合には重傷や死亡に至る恐れがあります。
また、同様に重大な物的損害をもたらす恐れ
があります。

製品を安全に使用するために実施または回避すべきことを示します。

製品が動作不能、誤動作、または性能・機能への悪影響を予防するために実施また
は回避すべきことを示します。

●図記号の説明
●禁止
一般的な禁止を意味します。

●分解禁止
機器を分解することで感電などの傷害が起こる可能性があ
ります。絶対に分解しないでください。

●注意
一般的な注意、警告、危険を意味します。

4
警告
NP 本体の設置、点検、保守に関しては、それらが正しく実行された
ことを「責任者」が必ず確認してください。
「責任者」とは、機械設計・設置・運用・保守・廃棄の各段階におい
て、安全を確保するための資格および権限と責任のある人物のことで
す。

NP 本体の設置と設置後の確認は、設置される機械について十分理解
されている「責任者」が行ってください。

NP 本体のタッチスイッチなどの入力機能を、人命や重大な損害に関
わるところや、緊急の非常停止スイッチ機能としては使用しないでく
ださい。

NP 本体のタッチパネルを同時に 2 点以上押さないでください。2 点
以上押すと、その 2 点の中心付近にあるスイッチが動作する場合があ
ります。

NP 本体の分解や修理、改造はしないでください。本来の安全機能が
失われる危険があります。

5
安全上の要点
・NP 本体および周辺機器は、開封時に製品の外観チェックを行い、損傷のないこと
を確認してください。また、製品を軽く振って、異音がないことを確認してくだ
さい。
・NP 本体は、必ず制御盤内に設置してください。
・取り付けできるパネルの板の厚さは、1.6∼2.5mm です。防水・防塵能力を保つた
め、取り付け金具は 0.7N・m のトルクで均等に締め付けてください。規定以上の
トルクで締め付けたり、締め付けが均等でなかったりすると、フロントシートが
歪む恐れがあります。また、パネルは汚れや歪みがなく、取り付け強度が十分に
保てるものをご使用ください。
・パネル加工時は、金属くずのユニット内部への侵入に気を付けてください。
・DC 電源端子に AC 電源を接続しないでください。
・使用する DC 電源は、電圧変動が小さく、入力に 10ms の瞬停が発生しても安定
して出力を供給できるもの、かつ強化絶縁、または二重化絶縁されたものを使用
してください。端子台の締め付けは 0.51N・m のトルクで行ってください。
定格電源電圧:DC24V(許容範囲 DC21.6∼27.6V)
容量 :12W 以上
・耐圧試験は実施しないでください。
・ノイズによる誤動作防止のため、接地は正しく行ってください。
・基板の実装部分を素手で触れないでください。また人体の静電気は事前に放電し
てください。
・シリアルポート COM1 コネクタの 6 番ピンの DC+5V を使用される場合、供給さ
れる機器の電流容量が 250mA 以下であることを確認のうえ、ご使用ください。
NP 本体の DC+5V 出力は+5V±5%,250mA 最大です。
・ケーブルの着脱は、NP 本体の電源が OFF の状態で行ってください。
・シリアルポート COM1 は、0.6N・m のトルクで締め付けてください。シリアルポ
ート COM2 は、0.2N・m のトルクで締め付けてください。
・コネクタの引っ張り荷重は 30N 以下です。
それ以上の荷重はかけないでください。
・電源を ON/OFF する場合は、システムの安全を確かめてから操作してください。
・電源 ON/OFF のしかたによっては、システム全体が停止することがあります。電
源 ON/OFF は手順に従って行ってください。
・画面データ、マクロ、ホスト側プログラムは十分な動作確認を行ったうえで、実
際の使用を開始してください。
・システムの安全のため、必ず NP 本体 が正常動作していることが確認できるプ
ログラムを組み込んで運転してください。
・画面データを初期化する場合は、作成した画面データがパソコン上でバックアッ
プされていることを確認したうえで、行ってください。

6
・数値入力機能を安全に使うため、必ず上下限設定の機能を使用してください。
・同一パターンを長時間(目安として 24 時間)表示し続けると残像が発生します。
残像を防止するため、スクリーンセーバ機能を使用するか、定期的に表示切り替
えをしてください。
・市販品、および推奨の USB HUB は NP 本体と同等の一般仕様ではありません。ノ
イズ・静電気が発生する環境では正常動作しないことがあります。USB HUB を使
用する際は、ノイズ・静電気遮断対策を十分に行うか、ノイズ・静電気が発生す
る場所には設置しないでください。
・USB コネクタを適応外の機器に接続しないでください。
・USB コネクタに機器を接続する前には、必ず外観チェックを行い、損傷のないこ
とを確認してください。
・タッチスイッチは 30N 以下の力で押してください。
・タッチスイッチは、システムの安全を確認したうえで押してください。
・タッチスイッチを高速に連続して押すと、入力が取り込めない場合があります。
一つの入力を確認した後に、次の入力操作に移ってください。
・タッチスイッチは、バックライトが消灯している場合や、無表示の場合に、不用
意に押さないでください。
・タッチスイッチをドライバなどの器具で操作しないでください。
・経年劣化によりタッチパネルの抵抗値が変化しタッチポイントがズレる可能性が
あります。定期的にキャリブレーションを実施してください。
・絶対にベンジン、シンナーなどの揮発性の溶剤や化学雑巾などは使用しないでく
ださい。
・電池を装着するときは、種類を確認して正しく装着してください。
・電池を分解・ショートさせないでください。
・床に落下させるなどして強い衝撃を与えてしまった電池は、液漏れする恐れがあ
りますので絶対に使用しないでください。
・電池交換する際には、必ず NP 本体の電源を OFF する前にデータバックアップを
実施してください。電池を抜くと NP 本体内のデータが消去されます。
・本体、および不要になった電池の廃棄については、地方自治体により規制を受け
る場合があります。それぞれの自治体規制に従って廃棄してください。

・NP 本体内のバックライトの交換は、お客様では行えません。弊社サービスセンタ
までご連絡ください。
・長時間水・油がかかる場所では、ご使用になれない場合があります。また、長時
間使用するとパッキンが劣化します。点検の上劣化していた場合は弊社サービス
センタへご連絡ください。

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使用上の注意
・次のような環境には設置しないでください。
温度変化が激しい場所
温湿度範囲が仕様値を超える場所
湿度が高く、結露が生じる場所
薬品などが飛び散る場所
油の飛散が激しい場所
腐食性ガス、可燃性ガスのある場所
振動や衝撃が激しい場所
屋外で風雨が直接当たる場所
紫外線の強い場所
・次のような場所で使用する際は遮蔽対策を十分に行ってください。
静電気の発生や、他の機器からのノイズ発生が激しい場所
強い電界・磁界が生じる場所
電源線が近くを通る場所
放射線を被曝する恐れのある場所

8
EC 指令への適合について
本製品は、EMC 指令に適合しています。

●EMC 指令適合の考え方
オムロンの商品は、各種機械、製造装置に組み込まれ使用される電気機器であるた
め、組み込んだ機械・装置がより容易に EMC 規格に適合できるように、商品自身の
関連する EMC 指令(注 1)の適合を図っています。
しかし、お客様の機械・装置は様々であり、かつ EMC の性能は EC 指令適合を組み
込んだ機器・制御盤の構成、配線状態、配置状態などにより変化しますので、お客
様の使用状態での適合性は確認できません。したがって、機械・装置全体での最終
的な EMC 適合性の確認を、お客様自身で実施していただくようにお願いいたします。
注 1:
EMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁環境両立性)関連規格のうち、
EMS(Electro-Magnetic Susceptibility:電磁感受性)に関しては EN61131-2
EMI(Electro-Magnetic Interference:電磁妨害)に関しては EN61131-2。
また、EN61131-2 Radiated emission は 10m 法によります。

●EC 指令への適合について
NP シリーズは、EC 指令に適合しています。しかし、お客様の機械・装置を EC 指
令に適合させるにあたり、以下の注意が必要です。
・NP シリーズは、必ず制御盤内に設置してください。
・NP シリーズに接続する DC 電源は、入力に 10ms の瞬停が発生しても安定して出
力を供給できるもの、かつ強化絶縁、または二重化絶縁されたものを使用してく
ださい。
・NP シリーズの EC 適合商品は、EMI に関して共通エミッション規格(EN61131-2)
に適合していますが、特に Radiated emission(10m 法)に関しては、ご使用にな
る制御盤の構成、接続される他の機器との関係、配線等により変化することがあ
ります。したがって、EC 指令適合品である NP シリーズをご使用の場合でも、お
客様にて機械・装置全体で EC 指令適合性を確認・対応していただく必要があり
ます。
・この商品は「class A」(工業環境商品)です。住宅環境でご利用されると、電波妨
害の原因となる可能性があります。その場合には電波妨害に対する適切な対策が
必要となります。

9
使用用語と表記
このマニュアルで使用している表記、用語の意味は、次のとおりです。

●表記について
操作、解説、設定についての補足情報を記述しています。

形 CS1G-CPU□□-VI 本文中で使用している□は、何らかの文字が 1 文字入ることを表しています。


た と え ば 、 左 の 「 形 CS1G-CPU □ □ -VI 」 は 、 形 CS1G-CPU42-VI 、 形
CS1G-CPU43-VI、形 CS1G-CPU44-VI、形 CS1G-CPU45-VI を表しています。

●用語について
NP 本体 オムロン製 NP シリーズのプログラマブルターミナル本体を意味します。
NP シリーズ オムロン製プログラマブルターミナル形 NP□□シリーズ名称を意味しま
す。このマニュアルでは、特に断らない限り、NP□□シリーズを対象とし
ます。
PLC オムロン製 CP シリーズ、CS/CJ シリーズ、SYSMAC C シリーズ、
CVM1/CV シリーズのプログラマブルコントローラを意味します。
CP シリーズ 以下のオムロン製 PLC 関連製品のシリーズ名称です。
CP1L
CS/CJ シリーズ 以下のオムロン製 PLC 関連製品のシリーズ名称です。
CS1G、CS1H、CS1G-H、CS1H-H、CJ1G、CJ1M
C シリーズ 以下のオムロン製 PLC 関連製品のシリーズ名称です。
C200HS、C200HX(-Z)
、C200HG(-Z)
、C200HE(-Z)
、CQM1、CQM1H、
CPM1A、CPM2A、CPM2C
CVM1/CV シリーズ 以下のオムロン製 PLC 関連製品のシリーズ名称です。
CV500、CV1000、CV2000、CVM1
シリアルコミュニケー オムロン製 SYSMAC CS/CJ シリーズのシリアルコミュニケーション
ションユニット ユニットを意味します。
シリアルコミュニケー オムロン製 SYSMAC CS/CJ シリーズ、CQM1H のシリアルコミュニケ
ションボード ーションボードを意味します。
コミュニケーションボ オムロン製 C200HX/HG/HE(-Z)のコミュニケーションボードを意味し
ード ます。
CPU ユニット オムロン製 CP シリーズ、CS/CJ シリーズ、SYSMAC C シリーズ、
CVM1/CV シリーズの CPU ユニットを意味します。
NP-Designer オムロン製 NP-Designer(形 NP-NPDC0-V□)を意味します。
ホスト NP シリーズを制御する PLC などの制御機器の総称です。

10
マニュアル改訂履歴
マニュアル改訂記号は、裏表紙の左下に記載されている Man.No.の語尾に付記
されています。

Man.No SBSA-530□
改訂記号

改訂記号 改訂日 改訂箇所・内容


− 2008 年 7 月 初版印刷

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関連するマニュアルの種類と内容
関連するマニュアルは、下記のとおりです。
マニュアル No.の末尾の□は、改訂履歴記号です。
装置・ソフトウェア マニュアルの名称 マニュアル No.
NP シリーズ ユーザーズマニュアル(本書) SBSA-530□
ホスト接続マニュアル
PLC SYSMAC CP シリーズ CP1L CPU ユニット ユーザーズ SBCA-345□
マニュアル
SYSMAC CP シリーズ CP1H/CP1L CPU ユニット プロ SBCA-341□
グラミングマニュアル
SYSMAC C200HS セットアップマニュアル SBCC-550□
SYSMAC C200HS プログラミングマニュアル SBCC-551□
SYSMAC C200HX/HG/HE(-Z) セットアップマニュアル SCCC-302□
SYSMAC C200HX/HG/HE プログラミングマニュアル SCCC-303□
SYSMAC C200HX/HG/HE-Z プログラミングマニュアル SCCC-334□
SYSMAC CQM1 リファレンスマニュアル SBCC-545□
SYSMAC CQM1H ユーザーズマニュアル SBCB-303□
SYSMAC CV500/CV1000/CV2000 ユーザーズマニュアル SBCC-472□
ラダー編
( CVM1 シ リ ー ズ の PLC を お 使 い の 方 は 、 SYSMAC
CV500/CV1000/CV2000 ユーザーズマニュアルを参照し
てください。)
SYSMAC CPM1A ユーザーズマニュアル SCCC-331□
SYSMAC CPM2A ユーザーズマニュアル SBCB-300□
SYSMAC CPM1/CPM1A/CPM2A/CPM2C/SRM1(-V2) SBCB-301□
コマンドリファレンス
SYSMAC CPM2C ユーザーズマニュアル SBCB-302□
SYSMAC CS シリーズ CS1G/H-CPU□□ ユーザーズ SBCA-301□
マニュアル
SYSMAC CS/CJ シリーズ シリアルコミュニケーション SBCD-300□
ボード/ユニット ユーザーズマニュアル
SYSMAC CJ シリーズセットアップマニュアル SBCA-312□
SYSMAC CS/CJ シリーズプログラミングマニュアル SBCA-313□
SYSMAC CS/CJ シリーズコマンドリファレンス SBCA-302□
マニュアル
SYSMAC CS/CJ シリーズプログラミングコンソール SBCA-303□
オペレーションマニュアル
SYSMAC CS/CJ シリーズ通信コマンドリファレンス SBCA-304□
マニュアル
周辺ツール SYSMAC サポートソフト オペレーションマニュアル SCCC-317□
C 解説編
SYSMAC サポートソフト オペレーションマニュアル SCCC-318□
CVM1 解説編
SYSMAC CPT オペレーションマニュアル SCCC-339□
CX-Programmer オペレーションマニュアル SBCA-337□
モジュール型温度調節計 形 EJ1 ユーザーズマニュアル SGTD-730□

12
本書の構成

第1章 概要
NP シリーズのはたらきとしくみについて記述しています。

第2章 各部の名称と機能
NP 本体の各部の名称と機能について説明しています。

第 3 章 NP 本体の設置と周辺機器の接続
NP 本体の設置方法と、周辺機器の接続方法について説明しています。

第4章 システムメニュー
NP 本体のタッチパネルによって、様々な設定やチェックを行うことができるシステムメニューの操
作方法について説明しています。

第 5 章 NP-Designer のインストールと起動
NP シリーズの画面データを作成するには、NP-Designer というソフトウェアが必要です。NP-Designer
をパソコンにインストールし起動する方法を説明しています。

第 6 章 NP-Designer の機能
NP-Designer の各種機能について説明しています。

第7章 保守と異常への対処
システムが正常に稼働しない場合の対処方法や、日常の NP 本体の保守のしかたについて記述してい
ます。

付録
ハードウェア上の仕様や、接続ケーブルの作成方法、関連する製品の一覧などを記載しています。

13
目次
はじめに ······························································································· 1
安全上のご注意 ··················································································· 4
安全上の要点 ······················································································· 6
使用上の注意 ······················································································· 8
EC 指令への適合について ································································· 9
使用用語と表記 ················································································· 10
マニュアル改訂履歴 ········································································· 11
関連するマニュアルの種類と内容 ················································· 12
本書の構成 ························································································· 13
目次 ····································································································· 14

第1章 概要······························································································1-1
1−1 NP シリーズのはたらきとしくみ ······································1-2
1−1−1 FA 生産現場における NP シリーズのはたらき·········································· 1-2
1−1−2 NP シリーズの動作のしくみ········································································· 1-3
1−2 ホストとの通信 ····································································1-5
1−2−1 NT リンク ········································································································· 1-5
1−2−2 Host link············································································································· 1-6
1−2−3 温調器との接続 ······························································································· 1-6
1−2−4 他社 PLC との通信·························································································· 1-6
1−3 システム構成 ········································································1-7
1−3−1 接続できる周辺機器 ······················································································· 1-7
1−4 NP シリーズを運転するまでの手順 ··································1-8

第2章 各部の名称と機能······································································2-1
2−1 各部の名称 ············································································2-2
2−2 各部の仕様 ············································································2-5

第3章 NP 本体の設置と周辺機器の接続············································3-1
3−1 NP 本体の設置 ······································································3-2
3−1−1 設置環境 ··········································································································· 3-2
3−1−2 操作盤への取り付け ······················································································· 3-3

14
3−1−3 電源の接続······································································································· 3-5
3−1−4 接地線の配線··································································································· 3-6
3−2 NP シリーズの起動 ······························································3-7
3−3 NP-Designer との接続···························································3-8
3−3−1 RS-232C 経由での接続··················································································· 3-8
3−3−2 USB 経由での接続 ·························································································· 3-9
3−4 ホストとの 1:1 接続 ···························································3-10
3−4−1 接続方法 ········································································································· 3-10
3−4−2 ユニットごとの設定方法············································································· 3-13
3−5 ホストとの 1:N 接続 ··························································3-18
3−5−1 接続方法 ········································································································· 3-18
3−5−2 ユニットごとの設定方法············································································· 3-19
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式 ·············································3-31
3−6−1 ユニットごとの設定方法············································································· 3-32
3−7 Host link 接続·······································································3-43
3−7−1 接続方法 ········································································································· 3-43
3−7−2 ユニットごとの設定方法············································································· 3-46
3−8 温調器との接続 ··································································3-69
3−8−1 概要 ················································································································· 3-69
3−8−2 配線 ················································································································· 3-69
3−8−3 通信設定 ········································································································· 3-69
3−9 USB フラッシュメモリの使い方······································3-70
3−9−1 USB フラッシュメモリによるデータ転送 ··············································· 3-70

第4章 システムメニュー······································································4-1
4−1 システムメニューの表示方法 ············································4-2
4−2 システムメニューの機能 ····················································4-3

第5章 NP-Designer のインストールと起動 ········································5-1


5−1 インストールを行う前に ····················································5-2
5−2 インストール/アンインストール ·······································5-3
5−2−1 インストールの操作手順··············································································· 5-3
5−2−2 アンインストールの操作手順 ······································································ 5-3
5−3 起動・終了 ············································································5-4
5−3−1 起動方法 ··········································································································· 5-4
5−3−2 終了方法 ··········································································································· 5-4
5−4 NP 用 USB ドライバのインストール·································5-5

15
第6章 NP-Designer の機能····································································6-1
6−1 ユーザーインターフェース ················································6-2
6−2 メニュー ················································································6-5
6−2−1 ファイルメニュー ··························································································· 6-5
6−2−2 編集メニュー ································································································· 6-11
6−2−3 表示メニュー ·································································································6-20
6−2−4 PT メニュー····································································································6-22
6−2−5 部品メニュー ·································································································6-42
6−2−6 画面メニュー ·································································································6-48
6−2−7 ツールメニュー ·····························································································6-56
6−2−8 ウィンドウメニュー ·····················································································6-60
6−2−9 ヘルプメニュー ·····························································································6-61
6−3 ツールバー ··········································································6-62
6−4 部品の機能 ··········································································6-67
6−4−1 部品の選択と作成 ·························································································6-67
6−4−2 共通設定 ·········································································································6-69
6−4−3 ボタン部品 ·····································································································6-73
6−4−4 メータ(1∼3) ·····························································································6-82
6−4−5 メータ(4∼7) ·····························································································6-84
6−4−6 レベルメータ ·································································································6-86
6−4−7 パイプ ·············································································································6-89
6−4−8 ランプ ·············································································································6-93
6−4−9 データ表示部品 ·····························································································6-97
6−4−10 描画表示部品 ·····························································································6-101
6−4−11 入力部品 ·····································································································6-107
6−4−12 線グラフ部品 ·····························································································6-109
6−4−13 データログ部品 ························································································· 6-114
6−4−14 アラーム表示部品 ·····················································································6-120
6−4−15 図形部品 ·····································································································6-122
6−5 マクロ機能 ········································································6-130
6−5−1 マクロの種類 ·······························································································6-130
6−5−2 マクロ編集 ···································································································6-132
6−5−3 マクロ操作 ···································································································6-136
6−5−4 エラーメッセージ ·······················································································6-164
6−6 制御エリアと状態エリア ················································6-168
6−6−1 制御エリア ···································································································6-168
6−6−2 状態エリア ···································································································6-174
6−6−3 設定 ···············································································································6-179

16
6−7 内部メモリ ········································································6-180

第7章 保守と異常への対処··································································7-1
7−1 保守 ························································································7-2
7−2 点検と清掃 ············································································7-7
7−3 異常への対処 ········································································7-9
7−3−1 異常が発生したとき······················································································· 7-9
7−3−2 エラーメッセージが表示されたとき ························································ 7-12
7−4 本体交換時のお願い ··························································7-14

付 録········································································································付-1
付-1 仕様 ·······················································································付-2
付−1−1 一般仕様 ······································································································· 付-2
付−1−2 性能仕様 ······································································································· 付-3
付−1−3 通信仕様 ······································································································· 付-5
付-2 外形寸法 ···············································································付-6
付-3 RS-422A/485 の接続····························································付-8
付−3−1 接地とケーブル線のシールド処理 ·························································· 付-8
付−3−2 接続例 ········································································································· 付-10
付−3−2 接続例 ········································································································· 付-10
付-4 接続ケーブルの作成 ·························································付-11
付−4−1 ケーブル処理····························································································· 付-11
付−4−2 ハンダ付け································································································· 付-12
付−4−3 フード組み立て························································································· 付-12
付−4−4 ホストとの接続ケーブルの作成方法 ···················································· 付-13
付−4−5 パソコンとの接続ケーブルの作成方法 ················································ 付-18
付-5 形式一覧 ·············································································付-20
付-6 オプション品一覧 ·····························································付-32
付−6−1 交換用電池································································································· 付-32
付−6−2 USB フラッシュメモリ············································································ 付-32

17
18
第1章 概要
この章では、機能や、特長、接続の種類、通信方法など、NP シリーズについての概
要を説明しています。

1−1 NP シリーズのはたらきとしくみ ······································1-2


1−2 ホストとの通信 ····································································1-5
1−3 システム構成 ········································································1-7
1−4 NP シリーズを運転するまでの手順 ··································1-8
1−1 NP シリーズのはたらきとしくみ

1−1 NP シリーズのはたらきとしくみ
NP シリーズは、FA 生産現場の情報を表示し、必要に応じて操作を行うことができ
る高機能な表示器(プログラマブルターミナル)です。ここでは、プログラマブル
ターミナルを初めてお使いになる方を対象に、NP シリーズの役割とはたらきについ
て簡単に説明しています。

1−1−1 FA 生産現場における NP シリーズのはたらき


●ライン稼働状況のモニタリング表示
システムや装置の稼働状況などをリアルタイムに表示します。グラフなどにより、
見た目に美しく、わかりやすい表現を行うことができます。

●FA 現場にいる作業者への指示
作業している人に、システムや装置の異常などを知らせ、適切な処置の手助けをし
ます。

●操作盤のスイッチ作成
NP シリーズでは、表面画面に色々なスイッチを作成することができ、それをタッチ
スイッチ入力として、ホストに操作結果を送信することができます。

1- 2
1−1 NP シリーズのはたらきとしくみ

1−1−2 NP シリーズの動作のしくみ
●画面データの転送
NP シリーズで表示する画面データは、パソコン上の NP-Designer で作成し、NP 本
体に RS-232C または USB 経由で転送します。

画面データを作成します。

RS-232C パソコン
(NP-Designer)


画面デー

NPシリーズ本体とNP-Designerで画面データを
送受信するときだけパソコンを接続します。

また USB フラッシュメモリを介して画面データを高速に転送することもできます。

USBフラッシュメモリ
パソコン
(サポートツール)

●画面の表示
パソコン上の NP-Designer で画面に表示する内容(画面データ)を作成し、NP 本体
内に転送しておきます。ホストからの指示や、タッチ操作などにより、必要な画面
を表示できます。

ホスト

ホストからの画面表示指示や
タッチスイッチ入力等で指定
された画面を表示します。

1- 3
1−1 NP シリーズのはたらきとしくみ

●ホストからのデータ読み出し
NT リンクなどの通信方式でホストと接続し、必要なデータを自動的にホストから読
み出します。

ンク
NTリ ホスト

●ホストへのデータ送信
タッチ操作により入力したデータ(ボタンの ON/OFF や、数値、文字列)を、ホス
トへ送信できます。
ホスト
タッチパネル
報、
FF情 など
/ O
ON データ
数値

1- 4
1−2 ホストとの通信

1−2 ホストとの通信
NP シリーズでは、表示に必要な内容を参照したり、入力したデータを格納したりす
るチャネル・接点を PLC の任意のエリアに自由に割り付けることができます。
そして、割り付けたチャネル・接点を直接読み書きして、NP 本体の画面上で部品の
表示状態を変更したり、NP 本体の状態の制御や通知を行ったりします。
また、NP シリーズでは複数の PLC と通信を行うことができます。接続されている
PLC 各々にホスト名を登録し、ホスト名とアドレス名を指定して PLC の任意のエリ
アにアクセスします。

NPシリーズ PLC
DMエリア 入出力リレーエリア

補助記憶リレーエリア タイマ/カウンタ

NP シリーズでは、次のいずれかの方式でホストと接続します。
・NT リンク(1:1)
・NT リンク(1:N)
(標準、高速)
・HOSTLINK

1−2−1 NT リンク
NT リンクとは、専用プロトコルでオムロン製 PT とオムロン製 PLC 間を高速に通信
する通信方式です。

NP シリーズには、1 台の PLC に 1 台の NP 本体を接続する「NT リンク(1:1)



方式と、PLC の 1 つのポートに最大 8 台の NP 本体を接続できる「NT リンク(1:
」方式があります。
N)
さらに、「NT リンク(1:N)
」方式では、CS/CJ シリーズや CP シリーズ PLC とよ
り高速に通信できる「高速 NT リンク(1:N)
」も使用できます。
接続可能な PLC の形式に関しては「付-5 形式一覧」を参照してください。

以降の章では、NT リンク通信方式全般についての記述は「NT リンク」


、1:1 接続
、1:N 接続の NT リンクだけ
の NT リンクだけを指す場合は「NT リンク(1:1)」
指す場合は「NT リンク(1:N)」と表記します。また、必要に応じて、
「標準の NT
リンク(1:N)」や「高速 NT リンク(1:N)
」と書き分けることもあります(単に
「NT リンク(1:N)
」と記述している場合は、標準、高速の両方を表します)

1- 5
1−2 ホストとの通信

1−2−2 Host link


Host link とは、オムロン製 PT とオムロン製 PLC を 1:1 で接続し、シリアル通信
(上位リンクモード)によって PLC のチャネル、接点を読み書きする通信方式で
す。多くの PLC 機種と接続することが可能です。なお、各 PLC のマニュアルに
書かれている「上位リンク」という用語と「Host link」とは同じ意味です。

1−2−3 温調器との接続
オムロン製温度調節器 EJ1 と、RS-485 にて接続できます。
シリアルポート COM2 を使用します。

1−2−4 他社 PLC との通信


NP シリーズは、他社の PLC とも通信することができます。通信可能な PLC のメー
カ名と形式は、「NP シリーズ ホスト接続マニュアル」を参照してください。

1- 6
1−3 システム構成

1−3 システム構成
NP シリーズを使ったシステム構成を示します。形式の詳細については、
「付-5 形式
一覧」を参照してください。

1−3−1 接続できる周辺機器

ホスト

RS-232Cケーブル
(最大15m)
RS-422A/RS-485ケーブル
(最大500m) パソコン
日本語Windows 2000/XPが動作するパソコン

USBフラッシュメモリ
画面データやシステムプロ
グラムを保存することがで
きます。

← ← NP-Designer

RS-232Cケーブル
USBケーブル *1
NP本体

*1 USBでNP本体とパソコンを接続する場合は「3-3-2 USB経由での接続」を参照ください。

・NP 本体(「付-5 形式一覧」 参照)


・USB フラッシュメモリ
FAT32 フォーマットの USB フラッシュメモリのみ接続できます。
・NP-Designer
形 NP-NPDC0-V1(CD-ROM 版)

オプション品として、以下の製品が用意されています。(「付-6 オプ
ション品一覧」参照)

メーカ名 形 式
交換用電池 OMRON CJ1W-BAT01

1- 7
1−4 NP シリーズを運転するまでの手順

1−4 NP シリーズを運転するまでの手順
次の手順に従って、NP シリーズのシステムを稼働します。

ホスト側 NPシリーズ側 NP-Designer側

ホストの設定 操作盤パネルへの取り付け NP-Designerのパソコン


・NTリンク(1:1)の場合 「3-1-2 操作盤への取り付け」参照 へのインストール
「3-4 ホストとの1:1接続」参照 「第5章 NP-Designerのインストール
・NTリンク(1:N)の場合 周辺機器の接続  と起動」参照
「3-5 ホストとの1:N接続」参照
・高速NTリンク(1:N)の場合
「3-6 高速NTリンク(1:N) 電源などの接続
方式」参照 「3-1-3 電源の接続」参照
・Host linkの場合
「3-7 Host link接続」参照 電源ON
・温調器との接続の場合
「3-8 温調器との接続」参照
・他社PLCとの接続の場合 システムプログラムの
「NPシリーズ ホスト接続 インストール 画面の作成
 マニュアル」参照 「3-9-1 USBフラッシュメモリによる 「第6章 NP-Designerの機能」
 データ転送」参照  参照

画面データの転送
「3-9-1 USBフラッシュメモリによるデータ転送」参照

3
システムメニューの設定
「第4章 システムメニュー」参照

NPシリーズとの接続 ホストとの接続

プログラム作成 設定の確認と通信チェック

運転開始

4
システムの保守

*1:画面データがすでに入っているときは、運転モードになります。
*2:システムプログラムのインストールは、システムプログラムの入れ替えや、修復など、特別な場
合のみ行います。
*3:ファンクションキー、システムメニュー機能を割り当てたボタン、または裏面スイッチの操作で、
システムメニューを表示することができます。
*4:運転中に異常が発生したときなど、必要に応じて入出力のチェックや設定状態の確認などを行い
ます。

1- 8
第2章 各部の名称と機能
この章では、NP 本体の各部の名称と機能について説明します。

2−1 各部の名称 ············································································2-2


2−2 各部の仕様 ············································································2-4
2−1 各部の名称

2−1 各部の名称
●NP3-MQ000B/MQ000 本体

前面

ファンクションスイッチ
入力用として使用します。

POWER LED 表示部


電源ON/OFFにより 3.8インチSTN高輝度LCD画面
点灯/消灯します。 画面全体がタッチパネルになっていて 、
入力装置としてもはたらきます。

背面
電池カバー
カバーを開けると電池が
実装されています。

ディップスイッチ SW2
RS-422A/485切り替えと
終端抵抗の設定をします。
スライドスイッチ SW1
システムメニューを起動します。

USBホスト接続コネクタ
USBのTYPE Aコネクタです。

電源入力端子
DC24V電源を接続するための
端子台コネクタです。

USBスレーブ接続コネクタ シリアルポートCOM1コネクタ シリアルポートCOM2コネクタ


USBのTYPE Bコネクタです。 RS-232C用の9ピンコネクタです。 RS-422A/485用の端子台コネクタです。

電源を ON/OFF する場合はシステムの安全を確かめてから


操作してください。

2- 2
2 −1 各部の名称

●NP3-MQ001B/MQ001 本体

前面

ファンクションスイッチ
入力用として使用します。

POWER LED 表示部


電源ON/OFFにより 3.8インチSTN高輝度LCD画面
点灯/消灯します。 画面全体がタッチパネルになっていて 、
入力装置としてもはたらきます。

背面

電池カバー
カバーを開けると電池が
実装されています。

ディップスイッチ SW2
RS-422A/485切り替えと
終端抵抗の設定をします。
スライドスイッチ SW1
システムメニューを起動します。

USBホスト接続コネクタ
USBのTYPE Aコネクタです。

電源入力端子
DC24V電源を接続するための
端子台コネクタです。

USBスレーブ接続コネクタ シリアルポートCOM1コネクタ シリアルポートCOM2コネクタ


USBのTYPE Bコネクタです。 RS-232C用の9ピンコネクタです。 RS-422A/485用の端子台コネクタです。

電源を ON/OFF する場合はシステムの安全を確かめてから


操作してください。

2- 3
2−2 各部の仕様

2−2 各部の仕様
●タッチパネル
本体前面のタッチスイッチにより、入力操作を行えます。このタッチスイッチを押
すことで画面を切り替えたり、ホストへ接点情報を送信したりできます。

NP本体のタッチスイッチなどの入力機能を、
人命や重大な損害に関わるところや、緊急の
非常停止スイッチ機能としては使用しないで
ください。

NP本体のタッチパネルを同時に2点以上押さ
ないでください。
2点以上押すと、その2点の中心付近にある
スイッチが動作する場合があります。

・タッチスイッチは 30N 以下の力で押してください。


・バックライトが消灯している場合や、表示が無表示の場
合、タッチスイッチを不用意に押さないでください。
・タッチスイッチは、システムの安全を確認したうえで押
してください。
・タッチスイッチをドライバなどの器具で操作しないでく
ださい。
・タッチスイッチを連続して高速押下すると、その入力が
取り込めない場合があります。ひとつの入力を確認した
後、次の入力操作に移ってください。
・経年劣化によりタッチパネルの抵抗値が変化しタッチポ
イントがズレる可能性があります。定期的にキャリブレ
ーションを実施してください。

2- 4
2 −2 各部の仕様

●シリアルポート COM1 コネクタのピン配置

5 4 3 2 1

9 8 7 6

ピン番号 信号名 名 称
1 NC 未使用
2 SD 送信データ
3 RD 受信データ
4 RS 送信要求
5 CS 送信可
6 DC+5V DC+5V 出力 (250mA MAX)
7 NC 未使用
8 NC 未使用
9 SG シグナルグランド

6 番ピンの DC+5V を使用される場合、供給される機器の電


流容量が 250mA 以下であることを確認のうえ、ご使用く
ださい。NP 本体の DC+5V 出力は DC+5V±5%,250mA 最
大です。

●シリアルポート COM2 コネクタのピン配置

10 8 6 4 2

S2+ S2- R2+ R2-


COM2

FG

9 7 5 3 1

2- 5
2−2 各部の仕様

ピン番号 信号名 名称
1 FG 機能接地
2 SG シグナルグランド
3 未使用
4 RDA(-) 受信データ
5 未使用
6 RDB(+) 受信データ
7 未使用
8 SDA(-) 送信データ
9 未使用
10 SDB(+) 送信データ

●スライドスイッチ SW1

ON

左側(ON)にして電源を ON すると、システムメニューが起動します。ユーザ画
面へは移行できませんので、通常は、右側(OFF)にしておいてください。

●ディップスイッチ SW2

ON 時 OFF 時

SW 機 能 ON OFF
SW-1 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-2 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-3 COM2 の終端抵抗設定 終端抵抗あり 終端抵抗なし
SW-4 未使用 ― ―

シリアルポート COM2 の RS-422A/485 切り替えおよび終端抵抗の有無を設定しま


す。
RS-422A を使用する場合は、SW-1、SW-2 を OFF にしてください。RS-485 を使
用する場合は、SW-1、SW-2 を ON にしてください。
RS-422A/485 を使ってホストと接続する際、終端に接続する NP 本体は、SW-3 を
終端抵抗あり(ON)にしてください。ホストと 1:1 接続する場合も、SW-3 を終
端抵抗あり(ON)にしてください。

2- 6
第3章 NP 本体の設置と周辺機器の接続
この章では、NP 本体の設置方法と、周辺機器の接続方法について説明します。

3−1 NP 本体の設置 ······································································3-2


3−2 NP シリーズの起動 ······························································3-7
3−3 NP-Designer との接続···························································3-8
3−4 ホストとの 1:1 接続 ···························································3-10
3−5 ホストとの 1:N 接続 ··························································3-18
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式 ·············································3-31
3−7 Host link 接続·······································································3-43
3−8 温調器との接続 ··································································3-69
3−9 USB フラッシュメモリの使い方······································3-70
3−1 NP 本体の設置

3−1 NP 本体の設置
ここでは、操作盤への NP 本体の取り付けと、電源の接続について説明します。

NP本体の設置、点検、保守に関しては、それが
正しく実行されたことを「責任者」が必ず確認
してください。
「責任者」とは、機械設計・設置・運用・保守
・廃棄の各段階において、安全を確保するため
の資格および権限と責任のある人物のことです。

NP本体の設置と設置後の確認は、設置される機
械について十分理解されている「責任者」が行
ってください。

3−1−1 設置環境
NP 本体を操作盤などへ設置するときは、次の点に注意してください。

・次のような環境には設置しないでください。
温度変化が激しい場所
温湿度範囲が仕様値を超える場所
湿度が高く、結露が生じる場所
薬品などが飛び散る場所
油の飛散が激しい場所
腐食性ガス、可燃性ガスのある場所
振動や衝撃が激しい場所
屋外で風雨が直接当たる場所
紫外線の強い場所
・次のような場所で使用する際は遮蔽対策を十分に行って
ください。
静電気の発生や、他の機器からのノイズ発生が激しい場

強い電界・磁界が生じる場所
電源線が近くを通る場所
放射線を被曝する恐れのある場所

3- 2
3−1 NP 本体の設置

本体および周辺機器は、開封時に製品の外観チェックを行
い、損傷のないことを確認してください。また、製品を軽
く振って、異音がないことを確認してください。

3−1−2 操作盤への取り付け
NP 本体を操作盤へ埋め込んで取り付けます。
取り付けには、本体と一緒に梱包されているパネル取り付け金具と、工具(プラス
ドライバ)を使用します。
次の手順で取り付けます。
① パネルに、以下の寸法で埋め込み用の穴をあけ、パネルの前面から NP 本体
を挿入します。


推奨パネル厚:1.6∼2.5mm

形式 寸法
+1 +1
NP3 横 118.5 0 ×縦 92.5 0 mm

② 下図のようにパネルの背面からパネル取り付け金具を取り付けます。金具の
足を本体の角穴に入れて、手前に軽く引きながらプラス(+)ドライバを使
ってパネルに固定します。

3- 3
3−1 NP 本体の設置

・NP 本体は、必ず制御盤の中に設置してください。
・パネル加工時は、金属くずのユニット内部への侵入に気を
付けてください。
・取り付けできるパネルの板の厚さは、1.6~2.5mm です。防
水・防塵能力を保つため、取り付け金具は 0.7N・m のト
ルクで均等に締め付けてください。
規定以上のトルクで絞め付けたり、締め付けが均等でなか
ったりすると、フロントシートが歪む恐れがあります。ま
た、パネルは汚れや歪みがなく、取り付け強度が十分に保
てるパネルをご使用ください。

3- 4
3−1 NP 本体の設置

3−1−3 電源の接続
電源入力端子に DC24V の電源を接続します。

・DC 電源端子に AC 電源を接続しないでください。


・電圧変動の小さい DC 電源を使用してください。
・耐圧試験は実施しないでください。
・DC 電源は、入力に 10ms の瞬停が発生しても安定して
出力を供給できるもの、かつ強化絶縁または二重絶縁さ
れたものを使用してください。

●電源
接続できる電源の仕様は、次のとおりです。電源容量を満足するよう、電源仕様を
決めてください。

項目 値
電源電圧 DC24V
許容電源電圧変動範囲 DC21.6∼DC27.6V(DC24V -10%∼+15%)
電源容量 12W 以上

24V
DC (機能接地)

ブレーカー

DC 24V
電源

2
・電源コネクタへの接続線は、2mm 以上のツイスト電線
を使用してください。
・端子台の締め付けは 0.51N・m のトルクで行ってくださ
い。

3- 5
3−1 NP 本体の設置

3−1−4 接地線の配線
NP 本体には、機能接地端子( )があります。
以下の状況に応じて配線してください。

(1)NP 本体とホストとの間に地電位差が発生する場合は、図のように接地してく
ださい。距離が離れていて一点接地が困難な場合は、NP 本体の を接地しな
いでください。
(2)NP 本体が、モーターやインバータ等のノイズ発生機器と同じパネルに設置さ
れている場合は、NP 本体の を接地しないでください。

NP本体 ホスト

一点接地

ノイズによる誤動作防止のため、接地は正しく行ってくだ
さい。

3- 6
3−2 NP シリーズの起動

3−2 NP シリーズの起動
ハードウェアの接続が正しく行われていることを確認し、電源を ON にして、NP
シリーズを起動します。
ここでは、NP シリーズ起動時の動作について説明します。

●初めて NP 本体を起動する場合
① 背面のスライドスイッチ SW1 が右側(OFF)になっていることを確認して
ください。
② NP 本体の電源を ON にすると、前面の LED が点灯し、NP 本体が起動しま
す。
③ 表示部に、シリーズ名と日付、時刻が表示されます。日付、時刻が合ってい
るかどうか確認してください。
④ 日付、時刻の設定は、システムメニューを使って行います。システムメニュ
ーを起動するには、いったん電源を OFF にし、背面のスライドスイッチ
SW1 を左側(ON)にしてから再度電源を ON にします。

●NP 本体に画面データがダウンロードされている状態で起動する場合
① 背面のスライドスイッチ SW1 が右側(OFF)になっていることを確認して
ください。
② NP 本体の電源を ON にすると、前面の LED が点灯し、NP 本体が起動しま
す。
③ NP 本体にダウンロードされている画面データの初期画面が、表示部に表示
されます。

●システムメニューを起動する場合
① 背面のスライドスイッチ SW1 を左側(ON)にしてください。
② NP 本体の電源を ON にすると、前面の LED が点灯し、NP 本体が起動しま
す。
③ 表示部にシステムメニューが表示されます。

電源を ON/OFF する場合はシステムの安全を確かめてから


操作してください。

3- 7
3−3 NP-Designer との接続

3−3 NP-Designer との接続


NP-Designer で作成した画面データを、NP 本体に転送するために、NP 本体とパソ
コンを RS-232C ケーブルまたは USB ケーブルのいずれかで接続します。

3−3−1 RS-232C 経由での接続


パソコン側の RS-232C ケーブルを NP 本体のシリアルポート COM1 に接続します。

通信条件
NP-Designer の PT メニューで設定します。詳しくは、「6-2-4 PT メニュー」を参
照してください。

接続ケーブルの推奨品
RS-232C で接続する場合、次の推奨ケーブルを使用してください。
形 XW2Z-S002(ケーブル長 2m)オムロン製
(D-SUB 9 ピン オス ⇔ D-SUB 9 ピン メス、DOS/V 対応パソコン用)

接続ケーブルを作成する場合は、「付-4 接続ケーブルの作成」を参照してくださ
い。

3- 8
3−3 NP-Designer との接続

3−3−2 USB 経由での接続


パソコン側の USB ポートと NP 本体の USB スレーブ接続コネクタを接続します。
USB 接続に関しては、いくつかの準備事項と制約事項がありますので、下記を参
照して正しく接続を行ってください。

●NP 用 USB ドライバ


USB 経由で画面転送を行う場合、パソコンに NP 用 USB ドライバをインストール
しておく必要があります。USB ドライバは、パソコンで初めて NP を接続する際に、
自動的にインストールされます。

・市販、および推奨の USB HUB は NP 本体と同等の一般


仕様ではありません。ノイズ・静電気が発生する環境で
は正常動作しないこともあります。USB HUB を使用す
る際には、ノイズ・静電気遮断対策を十分に行うか、ノ
イズ・静電気が発生する場所には設置しないでください。
・USB コネクタを適応外の機器に接続しないでください。
・USB コネクタに機器を接続する前に、必ず機器の外観チ
ェックを行い、損傷のないことを確認してください。

NP シリーズは全て USB 転送に対応しています。この場合、市販の USB ケーブル


を利用して接続できます。
ケーブル長は 5m 以下でご使用ください。

3- 9
3−4 ホストとの 1:1 接続

3−4 ホストとの 1:1 接続

3−4−1 接続方法
ここでは、NP 本体側のシリアルポートとホスト側 RS-232C、RS-422A、RS-485
で接続する方法について説明します。以下の接続方法があります。

●シリアルポート COM1 を使って RS-232C で接続する方法


この接続方法は、最も接続が容易です。接続するホストによっては、オムロン製の
コネクタ付きケーブルを使用することもできます。
NP本体
ホスト

RS-232Cケーブル
(最大 15m)

●シリアルポート COM2 を使って RS-422A/485 で接続する方法


この接続方法では、最大 500m まで通信距離を延長することができます。
NP本体
ホスト

RS-422A/485ケーブル
(最大 500m)

RS-232C と RS-422A、または RS-232C と RS-485 の組み合わせで、2 台のホスト


と同時に接続できます。接続可能な機器の任意の組み合わせが可能です。

NP本体
ホスト1
RS-232Cケーブル

RS-422A/485ケーブル

ホスト2

3- 10
3−4 ホストとの 1:1 接続

シリアルポート COM2 を使用する場合は、NP 本体背面のディップスイッチ SW2


を設定してください。
SW 機 能 ON OFF
SW-1 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-2 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-3 COM2 の終端抵抗設定 終端抵抗あり 終端抵抗なし
SW-4 未使用 ― ―

・通信ケーブルを接続した後は、必ずコネクタねじを締め
てください。
・シリアルポート COM2 は、0.2N・m のトルクで締め付
けてください。
・コネクタの引っ張り荷重は 30N です。それ以上の荷重
はかけないでください。

●接続できるホスト側のユニット
オムロン製 PLC では、機種やシリーズによって、NT リンク(1:1)機能を内蔵し
ているユニットが異なります。シリアルコミュニケーションボード、またはコミュ
ニケーションボードを増設して NT リンク(1:1)方式で接続する CPU ユニット
もあります。
接続の際は、接続先の PLC のシリーズと機種や、装着されているボードの形式を
確認してください。
NT リンク(1:1)方式によって、NP シリーズと RS-232C、RS-422A、RS-485
で接続できるホスト側のユニットについては「付-5 形式一覧」を参照してくださ
い。

CS/CJ シリーズ CPU ユニットは、NT リンク(1:1)で


は接続できません。NT リンク(1:N)方式(標準、高
速)で、1:1 接続を行ってください。詳しくは、「3−5
ホストとの 1:N 接続」、または「3-6 高速 NT リンク
(1:N)方式」を参照してください。

3- 11
3−4 ホストとの 1:1 接続

●CPM2C の接続方法について
CPM2C には、CS シリーズのペリフェラルポートと同じ形状のコネクタしかあり
ませんが、CPU 内蔵 RS-232C ポート用とペリフェラルポート用とに内部で信号線
が分かれています。したがって、CPM2C 使用時には、使用する変換ケーブル・ポ
ートに応じて、CPU 内蔵 RS-232C ポート用の設定と、ペリフェラルポート用の設
定とを使い分けてください。また、簡易通信ユニット(形 CPM2C-CIF21)使用時
は RS-232C ポートへ接続してください。
詳しくは CPM2C のユーザーズマニュアル(SBCB-302)を参照してください。

接続ケーブル(形 CS1W-CN118)を使用して、NP 本体と CPM2C を接続します。


接続には CPM2C の内蔵 RS-232C ポートを使用します。ペリフェラルポートは使
用できません。

PT を接続するポート PLC システム設定


形 CS1W-CN118 のポート(D-SUB 9 ピン) 内蔵 RS-232C の設定を行う

形CS1W-CN118 CPM2C

RS-232Cポート
(D-SUB 9ピン メス)

簡易通信ユニット(形 CPM2C1-CIF21)使用時は、RS-232C ポートへ直接接続し


ます。

RS-232Cポート

3- 12
3−4 ホストとの 1:1 接続

3−4−2 ユニットごとの設定方法
ユニットごとの設定方法を以下に示します。

■C シリーズ/C200HS/C200HX/HG/HE(-Z)/CQM1/CPM2A
/CPM2C/CQM1H と接続する場合

●PLC システム設定エリア
ホストの機種・ポートに応じて、周辺ツール(CX-Programmer 等)から「PLC シ
ステム設定エリア」(データメモリ)に、設定を直接書き込みます。

RS-232C の場合
ホストの機種 チャネル番号 書き込む値 設定内容
C200HS 、 C200HX/HG/HE ( -Z ) 、 CPM2A 、 DM6645 4000 NT リ ン ク
CPM2C、CQM1、CQM1H の内蔵 RS-232C ポート (1:1)を使用
CPM1A DM6650
*
C200HX/HG/HE(-Z)のポート A 1 DM6555
*
CQM1H のポート 1 2
*
C200HX/HG/HE(-Z)のポート B 1 DM6550
*1:コミュニケーションボードの RS-232C ポート
*2:シリアルコミュニケーションボードの RS-232C ポート

RS-422A/485 の場合
ホストの機種 チャネル番号 書き込む値 設定内容
*
C200HX/HG/HE(-Z)のポート A 1 DM6555 4000 NT リ ン ク
*
CQM1H のポート 2 2 DM6550 (1:1)を使用
*1:コミュニケーションボードの RS-422A/485 ポート
*2:シリアルコミュニケーションボードの RS-422A/485 ポート

「PLC システム設定エリア」の操作に関しては、お使いの PLC のマニュアルを参


照してください。

3- 13
3−4 ホストとの 1:1 接続

●前面ディップスイッチの設定方法
「PLC システム設定エリア」(データメモリ)での設定が有効になるように、対象
PLC によって次のように設定します。

・C200HX/HG/HE(-Z)と CQM1、CQM1H の RS-232C の場合

C200HX/HG/HE(-Z) CQM1の場合 CQM1Hの場合


の場合
ON ON
1 2 3 4 5 6

1 2 3 4 5 6

1 2 3 4 5 6 7 8
ON

OFF ON ON OFF

ON OFF

RS-232Cポートの通信条件の設定
ディップスイッチ5をOFFにして、PCシステム設定での設定が有効に
なるようにします。

・CPM2A の場合

100-240 L1 L2/N COM 01 03 05 07 09 11 01 03 05


VAC 00 02 04 06 08 10 00 02 04 NC
0CH 1CH
IN
0CH 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
ON

1CH 00 01 02 03 04 05
SYSMAC CPM2A
ON

PWR RUN COMM ERR ALM


OUT
10CH 00 01 02 03 04 05 06 07
通信条件設定スイッチを
OFF

11CH 00 01 02 03

24VDC 0.3A OUTPUT 10CH


+ 00 01 02 04 05 07
11CH
00
PORT
02
EXP 「OFF」(下側)に設定し
PERIPHERAL − COM COM COM 03 COM 06 COM 01 03
てください。
OFF

3- 14
3−4 ホストとの 1:1 接続

・CPM2C の場合(RS-232C のみ接続可)

ペリフェラルポートと内蔵RS-232Cポートの使用状況に応じて、以下
のように設定します。

・PTを内蔵RS-232Cポートに接続する場合(ペリフェラルポート
 には、標準設定以外の通信が必要な機器を接続)

SW1をOFF
SW2をON

・PTを内蔵RS-232Cポートに接続する場合(ペリフェラルポート
 には、プロコンを接続)

SW1をOFF
SW2をOFF

3- 15
3−4 ホストとの 1:1 接続

●コミュニケーションボードのスイッチの設定方法(RS-422A/485 の場合)
・C200HX/HG/HE(-Z)の場合
スイッチ 1: 4 側(4 線式=RS-422A)
2 側(2 線式=RS-485)
スイッチ 2:ON 側(ターミネータ ON=終端抵抗あり)

・CQM1H の場合
2 線/4 線切り替えスイッチ(WIRE): 4 側(4 線式=RS-422A)
2 側(2 線式=RS-485)
終端抵抗 ON/OFF スイッチ(TERM):ON 側(ターミネータ ON=終端抵抗あり)

シリアルコミュニケーションボード
(INNERボードスロット1)

RDY
COMM1
COMM2

PORT1

終端抵抗ON/OFFスイッチ
TERM
 ON(右側)に設定します。
ON

WIRE
2 4

2線式/4線式切り替えスイッチ
PORT2

RS422
RS-422Aの場合:「4」(4線式)(右側)
/485
RS-485の場合 :「2」(2線式)(左側)
SCB41

3- 16
3−4 ホストとの 1:1 接続

■CVM1/CV シリーズ(-V□)と接続する場合
●PLC システム設定
CVM1/CV シリーズをご使用の場合は、「PLC システム設定」の「CPU 実行処理
(実行制御設定 2)」を必ず「同期処理」に設定してください。

●前面ディップスイッチの設定方法
下図のように設定します。RS-485 接続の場合は、切り替えスイッチを RS-422A に
してください。

・切り替えスイッチの設定
「RS-232C」/「RS-422A」を切り替えます。

通信路切替
・通信種別設定(ディップスイッチSW-3)
スイッチ  SW-3を「ON」に設定します。
 RS-232C
 (「NTリンク」で通信します。)
 RS-422A

・終端抵抗の設定(ディップスイッチSW-6、
RS-422A/485の場合)SW-6を「ON」に設定します。
 (終端抵抗を「有」に設定します。)

3- 17
3−5 ホストとの 1:N 接続

3−5 ホストとの 1:N 接続

3−5−1 接続方法
ここでは、複数の NP シリーズと 1 台のホストを 1:N で接続する方法について説明
します。
NP のシリアルポートは、COM2 を使用します。この接続方法は、NT リンク(1:
N)方式(標準、高速)の場合に使用できます。

NP本体 ホスト

RS-422A/485ケーブル

●接続できるホスト側のユニット
NT リンク(1:N)で接続できるオムロン製 PLC は、CS シリーズ、CJ シリーズ、
CP シリーズ、C シリーズのみです。CS シリーズでは、シリアルコミュニケーショ
ンユニット(形 CS1W-SCU21)を使用して NT リンク(1:N)で接続することも
できます。CJ シリーズでは、シリアルコミュニケーションユニット(形 CJ1W-
SCU41)を使用して NT リンク(1:N)で接続することもできます。
接続の際は、接続先の PLC のシリーズと機種や、装着されているボード/ユニット
の形式を確かめてください。
NT リンク(1:N)で接続できるホスト側のユニットについては、「付-5 形式一
覧」を参照してください。
シリアルポート COM2 を使用する場合は、NP 本体背面のディップスイッチ SW2
を設定してください。

SW 機 能 ON OFF
SW-1 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-2 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-3 COM2 の終端抵抗設定 終端抵抗あり 終端抵抗なし
SW-4 未使用 ― ―

3- 18
3−5 ホストとの 1:N 接続

・「-V1」が付いた CS シリーズ PLC では、標準の NT リンク(1:


N)の他に、「高速 NT リンク(1:N)」をサポートしています。
また、最新のシリアルコミュニケーションボード/ユニットを使用す
れば、「-V1」が付かない CS シリーズ PLC でも、「高速 NT リンク
(1:N)」を使用できます。詳細については、「3-6 高速 NT リン
ク(1:N)方式」を参照してください。

3−5−2 ユニットごとの設定方法
ユニットごとの設定方法を以下に示します。

■CP シリーズと接続する場合(形 CP1L−□−□)


●PLC システム設定エリア
ホストの機種・ポートに応じて、周辺ツール(CX-Programmer 等)から「PLC シ
ステム設定エリア」に、設定を直接書き込みます。

ホストの機種 チャネル番号 書き込む値 設定内容


CP1L-M 144 8200 NT リンク(1:N)を使用
145 0000 通信速度「標準」 38400bps
150 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号
(0∼7)*1
CP1L-L 160 8200 NT リンク(1:N)を使用
161 0000 通信速度「標準」 38400bps
166 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号
(0∼7)*1
*1:プロコン接続時には必ず 0 にしてください。

●前面ディップスイッチの設定方法
「PLC システム設定エリア」での設定が有効になるように、前面ディップスイッチ
を設定します。
シリアルポート 1 を使用時は SW4 を OFF、シリアルポート 2 を使用時は SW5 を
OFF にします。CP1L-L はシリアルポートが 1 個なので、ディップスイッチの
SW5 はありません。
ON
1 2 3 4 5 6

ON
1 2 3 4

CP1L-M CP1L-L

3- 19
3−5 ホストとの 1:N 接続

■C シリーズ C200HX/HG/HE(-Z)/CQM1H と接続する場合


●PLC システム設定エリア
ホストの機種・ポートに応じて、周辺ツール(CX-Programmer 等)から「PLC シ
ステム設定エリア」(データメモリ)に、設定を直接書き込みます。
RS-232C の場合
ホストの機種 チャネル番号 書き込む値 設定内容
C200HX/HG/HE(-Z)の NT リンク(1:N)
DM6645
内蔵 RS-232C ポート を使用
C200HX/HG/HE(-Z)のポート A *1 5□00 □=接続している最
DM6555
CQM1H のポート 1 *2 大の NP 本体の号機
C200HX/HG/HE(-Z)のポート B *1 DM6550 番号(0∼7)*3
*1:コミュニケーションボードの RS-232C ポート
*2:シリアルコミュニケーションボードの RS-232C ポート
*3:C200HE(-Z)の場合は、NP 本体の号機番号は 0∼3 です。

RS-422A/485 の場合
ホストの機種 チャネル番号 書き込む値 設定内容
C200HX/HG/HE(-Z)のポート A *1 DM6555 5□00 NT リンク(1:N)
を使用
□=接続している最
CQM1H のポート 2 *2 DM6550 5□00 大の NP 本体の号機
番号(0∼7)*3
*1:コミュニケーションボードの RS-422A/485 ポート
*2:シリアルコミュニケーションボードの RS-422A/485 ポート
*3:C200HE(-Z)の場合は、NP 本体の号機番号は 0∼3 です

「PLC システム設定エリア」の操作に関しては、お使いの PLC のマニュアルを参


照してください。

・ ポ ー ト B が RS-422A/485 ポ ー ト に な っ て い る
C200HX/HG/HE(-Z)用コミュニケーションボードは
ありません。
・ポート 1 が RS-422A/485 ポートになっている CQM1H
用コミュニケーションボードはありません。
・CX-Programmer で NT リンク(1:N)の設定をする場
合は、通信速度の設定で「38400bps」を選択してくだ
さい。

3- 20
3−5 ホストとの 1:N 接続

●前面ディップスイッチの設定方法(RS-232C の場合)
C200HX/HG/HE(-Z)では、「PLC システム設定エリア」(データメモリ)での
設定が有効になるように、前面ディップスイッチで以下のように設定します。

RS-232Cポートの通信条件の設定
1 2 3 4 5 6
ディップスイッチ5をOFFにして、PCシステム設定での
設定が有効になるようにします。
ON

OFF ON

●コミュニケーションボードのスイッチの設定方法(RS-422A/485 の場合)
・ C200HX/HG/HE(-Z)の場合
スイッチ 1: 4 側(4 線式=RS-422A)
2 側(2 線式=RS-485)
スイッチ 2:ON 側(ターミネータ ON=終端抵抗あり)

・ CQM1H の場合
2 線/4 線切り替えスイッチ(WIRE): 4 側(4 線式=RS-422A)
2 側(2 線式=RS-485)
終端抵抗 ON/OFF スイッチ(TERM):ON 側(ターミネータ ON=終端抵
抗あり)

シリアルコミュニケーションボード
(INNERボードスロット1)

RDY
COMM1
COMM2

PORT1

終端抵抗ON/OFFスイッチ
TERM
 ON(右側)に設定します。
ON

WIRE
2 4

2線式/4線式切り替えスイッチ
PORT2

RS422
RS-422Aの場合:「4」(4線式)(右側)
/485
RS-485の場合 :「2」(2線式)(左側)
SCB41

3- 21
3−5 ホストとの 1:N 接続

■CS シリーズ CPU ユニットと接続する場合


形 CS1G/H-CPU□□(-V1)/形 CS1G/H-CPU□□H

●PLC システム設定エリア(RS-232C の場合)


CS シリーズ CPU ユニットと接続する場合は、使用する通信ポートに合わせて、
「PLC システム設定」に次のように通信条件を設定します。
CS1G/H、CS1G/H-H の内蔵 RS-232C ポート使用時
チャネル番号 書き込む値 設定内容
160 8200 NT リンク(1:N)モード
161 0000∼0009 *1 通信速度「標準」
166 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号(0∼7)
*1:通信速度には、0000∼0009 Hex のいずれかの数値を設定してください
(0000∼0009 Hex の範囲内の値であれば、いずれでも同じです)。

たとえば、内蔵 RS-232C ポートに、NT リンク(1:N)の NP 本体の号機番号 0、


2∼5 を接続する場合は、160CH に 8200Hex、166CH に 0005Hex を設定します。
「PLC システム設定」は、周辺ツール(プログラミングコンソール)から直接設定
するか、周辺ツール(CX-Programmer)で作成した「PLC システム設定」を CPU
ユニットに転送して設定します。
「PLC システム設定」に関しての詳細は、「SYSMAC CS シリーズ ユーザーズ
マニュアル」(SBCA-301□)を参照してください。

CX-Programmer で NT リンク(1:N)の設定をする場合
は、通信速度の設定で「38400bps」を選択してください。

3- 22
3−5 ホストとの 1:N 接続

●前面スイッチの設定方法(RS-232C の場合)
NP シリーズを接続するポートに合わせて、CPU ユニットのディップスイッチ 4 ま
たは 5 を、次のように設定します。

3- 23
3−5 ホストとの 1:N 接続

■CJ シリーズ CPU ユニットと接続する場合


形 CJ1G-CPU□□

●PLC システム設定エリア(RS-232C の場合)


CJ シリーズ CPU ユニットと接続する場合は、使用する通信ポートに合わせて、
「PLC システム設定」に次のように通信条件を設定します。
CJ1G/H-H、CJ1G、CJ1M の内蔵 RS-232C ポート使用時
チャネル番号 書き込む値 設定内容
160 8200 NT リンク(1:N)モード
161 0000∼0009 *1 通信速度「標準」
166 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号(0∼7)
*1:通信速度には、0000∼0009 Hex のいずれかの数値を設定してください
(0000∼0009 Hex の範囲内の値であれば、いずれでも同じです)。

たとえば、内蔵 RS-232C ポートに、NT リンク(1:N)の NP 本体の号機番号 0、


2∼5 を接続する場合は、160CH に 8200 Hex、166CH に 0005 Hex を設定します。
「PLC システム設定」は、周辺ツール(プログラミングコンソール)から直接設定
するか、周辺ツール(CX-Programmer)で作成した「PLC システム設定」を CPU
ユニットに転送して設定します。
「PLC システム設定」に関しての詳細は、「SYSMAC CJ シリーズ ユーザーズマ
ニュアル」(SBCA-312□)を参照してください。

CX-Programmer で NT リンク(1:N)の設定をする場合
は、通信速度の設定で「38400bps」を選択してください。

3- 24
3−5 ホストとの 1:N 接続

●前面スイッチの設定方法(RS-232C の場合)
NP シリーズを接続するポートに合わせて、CPU ユニットのディップスイッチ 4 ま
たは 5 を、次のように設定します。

3- 25
3−5 ホストとの 1:N 接続

■CS シリーズ シリアルコミュニケーションボードと接続する場合


CS シリーズ CPU ユニット用シリアルコミュニケーションボードで RS-232C ポー
ト、RS-422A/485 ポートを持つタイプ
形 CS1W-SCB21(ポート 1、ポート 2 とも RS-232C ポート)
形 CS1W-SCB41(ポート 1 が RS-232C ポート、ポート 2 が RS-422A/485 ポー
ト)

●CPU ユニットの割付 DM エリアの設定


周辺ツール(プログラミングコンソールまたは CX-Programmer)から、CPU ユニ
ットの「割付 DM エリア」(システム設定エリア)に、設定を直接書き込みます。
設定書き込み後は、電源の再投入、ユニットのリスタート、通信ポートのリスター
ト、STUP 命令の実行のいずれかを行うことで、設定が有効となります。
以下に、割付 DM エリアのチャネル番号と設定内容を示します。
RS-232C、RS-422A/485(形 CS1W-SCB41 のポート 2)の場合も同じです。

割付 DM エリア(CH)
書き込む値 設定内容
ポート 1 ポート 2
DM32000 DM32010 8200 NT リンク(1:N)モード
DM32001 DM32011 0000∼0009 *1 通信速度「標準」
DM32006 DM32016 000□ □=接続している最大の NP 本体の
号機番号(0∼7)
*1:通信速度には、0000∼0009 Hex のいずれかの数値を設定してください(0000∼0009 Hex の範
囲内の値であれば、いずれでも同じです)。

たとえば、ポート 1 に、NT リンク(1:N)の NP 本体の号機番号 3∼6 を接続す


る場合は、DM32000CH に 8200 Hex、DM32001CH に 0000 Hex、DM32006CH に
0006 Hex を設定します。

CX-Programmer で NT リンク(1:N)の設定をする場合
は、通信速度の設定で「38400bps」を選択してください。

3- 26
3−5 ホストとの 1:N 接続

●前面スイッチの設定方法(RS-422A/485 の場合)

RDY
COMM1
COMM2

ポート1
RS-232C PORT1
終端抵抗設定スイッチ (TERM)
「ON」(終端抵抗あり)(右側)

OFF ON TERM
2 4 WIRE

2線式/4線式切り替えスイッチ(WIRE)
ポート2 RS-422Aの場合:「4」(4線式)(右側)
RS-422A/485
PORT2
(RS422/
RS-485の場合 :「2」(2線式)(左側)
RS485)
SCB41

3- 27
3−5 ホストとの 1:N 接続

■CS シリーズ シリアルコミュニケーションユニットと接続する場合


形 CS1W-SCU21(ポート 1、ポート 2 とも RS-232C ポート)

●CPU ユニットの割付 DM エリアの設定(RS-232C の場合)


周辺ツール(プログラミングコンソールまたは CX-Programmer)から、CPU ユニ
ットの「割付 DM エリア」(システム設定エリア)に、設定を直接書き込みます。
設定書き込み後は、電源の再投入、ユニットのリスタート、通信ポートのリスター
ト、STUP 命令の実行のいずれかを行うことで、設定が有効となります。
以下に、割付 DM エリアのチャネル番号と、設定内容を示します。
m=DM30000+100×ユニット番号(CH)

割付 DM エリア(CH)
書き込む値 設定内容
ポート 1 ポート 2
m m+10 8200 NT リンク(1:N)モード
m+1 m+11 0000∼0009 *1 通信速度「標準」
m+6 m+16 □=接続している最大の NP 本体の号機番号
000□
(0∼7)
*1:通信速度には、0000∼0009 Hex のいずれかの数値を設定してください(0000∼0009 Hex の範
囲内の値であれば、いずれでも同じです)。

CX-Programmer で NT リンク(1:N)の設定をする場合
は、通信速度の設定で「38400bps」を選択してください。

●前面スイッチの設定方法(RS-232C の場合)
ユニット前面のロータリースイッチで、シリアルコミュニケーションユニットのユ
ニット番号を設定します。スイッチの設定値表示窓の数字・記号を次のようにマイ
ナス(−)ドライバで設定します。

SCU21
RUN RDY
ERC ERH
SD1 SD2
RD1 RD2

UNIT 2F ・ユニット番号の設定
6543
EDCB

No.
 他のユニットと重複しないように
A987

 「0」∼「F」に設定します。

3- 28
3−5 ホストとの 1:N 接続

■CJ シリーズ シリアルコミュニケーションユニットと接続する場合


形 CJ1W-SCU41(ポート 1 が RS-422A/485 ポート、ポート 2 が RS-232C ポー
ト)

●CPU ユニットの割付 DM エリアの設定


周辺ツール(プログラミングコンソールまたは CX-Programmer)から、CPU ユニ
ットの「割付 DM エリア」(システム設定エリア)に、設定を直接書き込みます。
設定書き込み後は、電源の再投入、ユニットのリスタート、通信ポートのリスター
ト、STUP 命令の実行のいずれかを行うことで、設定が有効となります。
以下に、割付 DM エリアのチャネル番号と、設定内容を示します。
RS-232C、RS-422A、RS-485 の場合も同じです。
m=DM30000+100×ユニット番号(CH)
割付 DM エリア(CH)
書き込む値 設定内容
ポート 1 ポート 2
m m+10 8200 NT リンク(1:N)モード
m+1 m+11 0000 ∼ 0009 通信速度「標準」
(*1)
m+6 m+16 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番
号(0∼7)
*1:通信速度には、0000∼0009 Hex のいずれかの数値を設定してください(0000∼0009 Hex の範
囲内の値であれば、いずれでも同じです)。

CX-Programmer で NT リンク(1:N)の設定をする場合
は、通信速度の設定で「38400bps」を選択してください。

3- 29
3−5 ホストとの 1:N 接続

●前面スイッチの設定方法

形CJ1W-SCU41
SCU41
RUN ERC SD1 RD1 TER1
表示用LED
RDY ERH SD2 RD2

TERM
OFF ON 345 UNIT 終端抵抗ON/OFF スイッチ
E012
67 9
NO.
8
ABCD
WIRE
2 4 ユニット番号設定スイッチ
PORT1 他のユニットと重複しないように
(RS422 「0」∼「F」に設定します。
/485)

2線/4線切換えスイッチ
RS-422Aの場合:「4」(4線式)(右側)
RS-485の場合 :「2」(2線式)(左側)

ポート1
RS-422A/485
PORT2

ポート2
RS-232C

3- 30
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

3−6 高速 NT リンク(1:N)方式
●接続できるホスト側のユニット
RS-232C タイプの高速 NT リンク(1:N)で接続できるオムロン製 PLC は、以下
のとおりです。
・CS シリーズ CS1G/H-V1、CS1G/H-H
・CJ シリーズ CJ1G、CJ1G/H-H、CJ1M
・CP シリーズ CP1L、CP1H
CS シリーズでは、シリアルコミュニケーションユニット(形 CS1W-SCU21)/シ
リアルコミュニケーションボード(CS1W-SCB21/41)を使用して高速 NT リンク
(1:N)で接続することもできます(シリアルコミュニケーションユニット使用
時は、「-V1」が付かない CS1G/H でも、高速 NT リンク(1:N)で接続できま
す)。
CJ シリーズでは、シリアルコミュニケーションユニット(形 CJ1W-SCU41)を使
用して高速 NT リンク(1:N)で接続することもできます。

RS-422A/485 タイプの高速 NT リンク(1:N)で接続できるオムロン製 PLC は、


以下のとおりです。
・CS シリーズ CS1G/H、CS1G/H-H、
・CJ シリーズ CJ1G/H-H、CJ1G、CJ1M
CS シリーズでは、シリアルコミュニケーションボード(形 CS1W-SCB41)を使用
して高速 NT リンク(1:N)で接続します(シリアルコミュニケーションボード使
用時は、「-V1」が付かない CS シリーズでも、高速 NT リンク(1:N)で接続で
きます)。
CJ シリーズでは、シリアルコミュニケーションユニット(形 CJ1W-SCU41)を使
用して高速 NT リンク(1:N)で接続することもできます。

接続の際は、接続先の PLC のシリーズと機種や、装着されているボード/ユニット


の形式を確かめてください。
接続可能な PLC 形式については、「付-5 形式一覧」を参照してください。

シリアルポート COM2 を使用する場合は、NP 本体背面のディップスイッチ SW2


を設定してください。

SW 機 能 ON OFF
SW-1 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-2 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-3 COM2 の終端抵抗設定 終端抵抗あり 終端抵抗なし
SW-4 未使用 ― ―

3- 31
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

3−6−1 ユニットごとの設定方法
ユニットごとの設定方法を以下に示します。

■CP シリーズと接続する場合
形 CP1L-□-□

●PLC システム設定エリア
ホストの機種・ポートに応じて、周辺ツール(CX-Programmer 等)から「PLC シ
ステム設定エリア」に、設定を直接書き込みます。

ホストの機種 チャネル番号 書き込む値 設定内容


CP1L-M 144 8200 NT リンク(1:N)を使用
145 000A 通信速度「高速」 115,200bps
150 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号
(0∼7)*1
CP1L-L 160 8200 NT リンク(1:N)を使用
161 000A 通信速度「高速」 115,200bps
166 □=接続している最大の NP 本体の号機番号
000□
(0∼7)*1
*1:プロコン接続時には、必ず 0 にしてください。

●前面ディップスイッチの設定方法
「PLC システム設定エリア」での設定が有効になるように、前面ディップスイッチ
を設定します。
シリアルポート 1 を使用時は SW4 を OFF、シリアルポート 2 を使用時は SW5 を
OFF にします。CP1L-L はシリアルポートが 1 個なので、ディップスイッチの
SW5 はありません。
ON
1 2 3 4 5 6

ON
1 2 3 4

CP1L-M CP1L-L

3- 32
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

■CS シリーズ CPU ユニットと接続する場合


形 CS1G/H-CPU□□-V1/形 CS1G/H-CPU□□H

●PLC システム設定エリア(RS-232C の場合)


CS シリーズ CPU ユニットと接続する場合は、使用する通信ポートに合わせて、
「PLC システム設定」に次のように通信条件を設定します。
CS1G/H、CS1G/H-H の内蔵 RS-232C ポート使用時
チャネル番号 書き込む値 設定内容
160 8200 NT リンク(1:N)モード
161 000A 通信速度「高速」
166 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号(0∼7)

たとえば、内蔵 RS-232C ポートに、高速 NT リンク(1:N)の NP 本体の号機番


号 0、2∼5 を接続する場合は、160CH に 8200 Hex、161CH に 000A Hex、166CH
に 0005 Hex を設定します。

「PLC システム設定」は、周辺ツール(プログラミングコンソール)から直接設定
するか、周辺ツール(CX-Programmer)で作成した「PLC システム設定」を CPU
ユニットに転送して設定します。
「PLC システム設定」に関しての詳細は、「SYSMAC CS シリーズ ユーザーズ
マニュアル」(SBCA-301□)を参照してください。

CX-Programmer で高速 NT リンク(1:N)の設定をする


場合は、通信速度の設定で「115200bps」を選択してくだ
さい。

3- 33
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

●前面スイッチの設定方法(RS-232C の場合)
NP シリーズを接続するポートに合わせて、CPU ユニットのディップスイッチ 4 ま
たは 5 を、次のように設定します。

3- 34
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

■CJ シリーズ CPU ユニットと接続する場合


形 CJ1G-CPU□□/形 CJ1G/H-CPU□□-H/形 CJ1M-CPU□□

●PLC システム設定エリア(RS-232C の場合)


CJ シリーズ CPU ユニットと接続する場合は、使用する通信ポートに合わせて、
「PLC システム設定」に次のように通信条件を設定します。
CJ1G/H-H、CJ1G、CJ1M の内蔵 RS-232C ポート使用時
チャネル番号 書き込む値 設定内容
160 8200 NT リンク(1:N)モード
161 000A 通信速度「高速」
166 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号
(0∼7)

たとえば、内蔵 RS-232C ポートに、NT リンク(1:N)の NP 本体の号機番号 0、


2∼5 を接続する場合は、160CH に 8200 Hex、166CH に 0005 Hex を設定します。
「PLC システム設定」は、周辺ツール(プログラミングコンソール)から直接設定
するか、周辺ツール(CX-Programmer)で作成した「PLC システム設定」を CPU
ユニットに転送して設定します。
「PLC システム設定」に関しての詳細は、「SYSMAC CJ シリーズ ユーザーズマ
ニュアル」(SBCA-312□)を参照してください。

CX-Programmer で高速 NT リンク(1:N)の設定をする


場合は、通信速度の設定で「115200bps」を選択してくだ
さい。

3- 35
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

●前面スイッチの設定方法(RS-232C の場合)
NP シリーズを接続するポートに合わせて、CPU ユニットのディップスイッチ
「4」または「5」を、次のように設定します。

3- 36
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

■CS シリーズ シリアルコミュニケーションボードと接続する場合


形 CS1W-SCB21(ポート 1、ポート 2 共に RS-232C ポート)
形 CS1W-SCB41(ポート 1 が RS-232C ポート、ポート 2 が RS-422A/485 ポー
ト)

高速 NT リンク(1:N)は、ロット No.が「991220」
(99 年 12 月 20 日)以降のシリアルコミュニケーション
ボード、シリアルコミュニケーションユニットで使用でき
ます。これより前のロット No.の場合は使用できません。
注意してください。

●CPU ユニットの割付 DM エリアの設定


周辺ツール(プログラミングコンソールまたは CX-Programmer)から、CPU ユニ
ットの「割付 DM エリア」(システム設定エリア)に、設定を直接書き込みます。
設定書き込み後は、電源の再投入、ユニットのリスタート、通信ポートのリスター
ト、STUP 命令の実行のいずれかを行うことで、設定が有効となります。
以下に、割付 DM エリアのチャネル番号と、設定内容を示します。設定内容は RS-
232C、RS-422A/485(形 CS1W-SCB41 のポート 2)の場合も同じです。
割付 DM エリア(CH)
書き込む値 設定内容
ポート 1 ポート 2
DM32000 DM32010 8200 NT リンク(1:N)モード
DM32001 DM32011 000A 通信速度「高速」
DM32006 DM32016 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号
(0∼7)

たとえば、ポート 1 に、高速 NT リンク(1:N)の NP 本体の号機番号 3∼6 を接


続 す る 場 合 は 、 DM32000CH に 8200Hex 、 DM32001CH に 000AHex 、
DM32006CH に 0006 Hex を設定します。

CX-Programmer で高速 NT リンク(1:N)の設定をする


場合は、通信速度の設定で「115200bps」を選択してくだ
さい。

3- 37
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

●前面スイッチの設定方法(RS-422A/485 の場合)

RDY
COMM1
COMM2

ポート1
RS-232C PORT1
終端抵抗設定スイッチ (TERM)
「ON」(終端抵抗あり)(右側)

OFF ON TERM
2 4 WIRE

2線式/4線式切り替えスイッチ(WIRE)
ポート2 RS-422Aの場合:「4」(4線式)(右側)
RS-422A/485
PORT2
(RS422/
RS-485の場合 :「2」(2線式)(左側)
RS485)
SCB41

3- 38
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

■CS シリーズシリアルコミュニケーションユニットと接続する場合
形 CS1W-SCU21 (CS シリーズ用ベース取り付けタイプ)

高速 NT リンク(1:N)は、ロット No.が「991220」
(99 年 12 月 20 日)以降のシリアルコミュニケーション
ボード、シリアルコミュニケーションユニットで使用でき
ます。これより前のロット No.の場合は使用できません。
注意してください。

●CPU ユニットの割付 DM エリアの設定


周辺ツール(プログラミングコンソールまたは CX-Programmer)から、CPU ユニ
ットの「割付 DM エリア」(システム設定エリア)に、設定を直接書き込みます。
設定書き込み後は、電源の再投入、ユニットのリスタート、通信ポートのリスター
ト、STUP 命令の実行のいずれかを行うことで、設定が有効となります。
次に、割付 DM エリアのチャネル番号と設定内容を示します。

RS-232C の場合
m=DM30000+100×ユニット番号(CH)
割付 DM エリア(CH)
書き込む値 設定内容
ポート 1 ポート 2
m m+10 8200 NT リンク(1:N)モード
m+1 m+11 000A 通信速度「高速」
m+6 m+16 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号(0
∼7)

CX-Programmer で高速 NT リンク(1:N)の設定をする


場合は、通信速度の設定で「115200bps」を選択してくだ
さい。

3- 39
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

●前面スイッチの設定方法
ユニット前面のロータリースイッチで、シリアルコミュニケーションユニットのユ
ニット番号を設定します。スイッチの設定値表示窓の数字・記号を次のようにマイ
ナス(−)ドライバで設定します。

SCU21
RUN RDY
ERC ERH
SD1 SD2
RD1 RD2

UNIT 2F ・ユニット番号の設定
6543
EDCB

No.
 他のユニットと重複しないように
A987

 「0」∼「F」に設定します。

3- 40
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

■CJ シリーズシリアルコミュニケーションユニットと接続する場合
形 CJ1W-SCU41(ポート 1 が RS-422A/485 ポート、ポート 2 が RS-232C
ポート)

●CPU ユニットの割付 DM エリアの設定


周辺ツール(プログラミングコンソールまたは CX-Programmer)から、CPU ユニ
ットの「割付 DM エリア」(システム設定エリア)に、設定を直接書き込みます。
設定書き込み後は、電源の再投入、ユニットのリスタート、通信ポートのリスター
ト、STUP 命令の実行のいずれかを行うことで、設定が有効となります。
次に、割付 DM エリアのチャネル番号と、設定内容を示します。
RS-232C、RS-422A、RS-485 の場合も同じです。

m=DM30000+100×ユニット番号(CH)
割付 DM エリア(CH)
書き込む値 設定内容
ポート 1 ポート 2
m m+10 8200 NT リンク(1:N)モード
m+1 m+11 000A 通信速度「高速」
m+6 m+16 000□ □=接続している最大の NP 本体の号機番号
(0∼7)

CX-Programmer で高速 NT リンク(1:N)の設定をする


場合は、通信速度の設定で「115200bps」を選択してくだ
さい。

3- 41
3−6 高速 NT リンク(1:N)方式

●前面スイッチの設定方法

形CJ1W-SCU41
SCU41
RUN ERC SD1 RD1 TER1
表示用LED
RDY ERH SD2 RD2

TERM
OFF ON 345 UNIT 終端抵抗ON/OFFスイッチ
E012
67 9
NO.
8
ABCD
WIRE
2 4 ユニット番号設定スイッチ
PORT1 他のユニットと重複しないように
(RS422 「0」∼「F」に設定します。
/485)

2線/4線切換えスイッチ
RS-422Aの場合:「4」(4線式)(右側)
RS-485の場合 :「2」(2線式)(左側)
ポート1
RS-422A/485
PORT2

ポート2
RS-232C

3- 42
3 −7 Host link 接続

3−7 Host link 接続

3−7−1 接続方法
Host link は、NT リンク(1:1)方式と同様に、1 台の PLC に 1 台の NP 本体を接続
する方式です。RS-232C、RS-422A で接続する方法があります。

●シリアルポート COM1 を使って RS-232C で接続する方法


この接続方法は、最も接続が容易です。接続するホストによっては、オムロン製の
コネクタ付きケーブルを使用することもできます。
NP本体
ホスト

RS-232Cケーブル
(最大 15m)

●シリアルポート COM2 を使って RS-422A で接続する方法


この接続方法では、最大 500m まで通信距離を延長することができます。
NP本体
ホスト

RS-422A/485ケーブル
(最大 500m)

3- 43
3−7 Host link 接続

RS-232C と RS-422A の組み合わせで、2 台のホストと同時に接続できます。接続


可能な機器の任意の組み合わせが可能です。
NP本体
ホスト1
RS-232Cケーブル

RS-422A/485ケーブル

ホスト2

シリアルポート COM2 を使用する場合は、NP 本体背面のディップスイッチ SW2


を設定してください。
SW 機 能 ON OFF
SW-1 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-2 COM2 の RS-422A/485 設定 RS-485 RS-422A
SW-3 COM2 の終端抵抗設定 終端抵抗あり 終端抵抗なし
SW-4 未使用 ― ―

・通信ケーブルを接続した後は、必ずコネクタねじを締
めてください。
・コネクタの引っ張り荷重は 30N です。
それ以上の荷重はかけないでください。

3- 44
3 −7 Host link 接続

●接続できるホスト側のユニット
オムロン製 PLC では、機種やシリーズによって、Host link 機能(上位リンク機
能)を内蔵しているユニットが異なります。シリアルコミュニケーションボード、
またはコミュニケーションボードを増設して Host link 方式で接続する CPU ユニッ
トもあります。
接続の際は、接続先の PLC のシリーズと機種や、装着されているボード/ユニット
の形式を確認してください。
Host link 方式によって、NP シリーズと RS-232C、RS-422A で接続できるホスト
側のユニットについては「付-5 形式一覧」を参照してください。

各 PLC のユニット名やマニュアルで使われている「上位リンク」とい
う用語は、「Host link」と同じ意味です。

●通信設定
Host link で通信を行うためには、NP 本体側とホスト側の通信設定を以下の値にし
ておく必要があります。
項目 設定内容
データビット 7bit
ストップビット 2bit
パリティ 偶数
通信速度 任意。ただし、NP 本体とホストが同じ値である
こと。
ホスト号機番号 0

これらの設定は、NP 本体側では NP-Designer の PT メニューを使って行います。


詳しくは、「6-2-4 PT メニュー」を参照してください。
ホスト側の通信設定方法は、各 PLC のマニュアルを参照してください。

3- 45
3−7 Host link 接続

3−7−2 ユニットごとの設定方法
ユニットごとの設定方法を以下に示します。

■CP シリーズと接続する場合
形 CP1L-□-□

●PLC システム設定エリア
ホストの機種・ポートに応じて、周辺ツール(CX-Programmer 等)から「PLC シ
ステム設定エリア」に、設定を直接書き込みます。

ホストの機種 チャネル番号 書き込む値 設定内容


CP1L-M 144 8000 上位リンクを使用
145 0000 ∼ 000A 通信速度
(*1)
150 0000 号機番号 00
CP1L-L 160 8000 上位リンクを使用
161 0000∼000A*1 通信速度
166 0000 号機番号 00
*1:通信速度は、NP 本体の設定値と同じにしてください。

●前面ディップスイッチの設定方法
「PLC システム設定エリア」での設定が有効になるように、前面ディップスイッチ
を設定します。
シリアルポート 1 を使用時は SW4 を OFF、シリアルポート 2 を使用時は SW5 を
OFF にします。CP1L-L はシリアルポートが 1 個なので、ディップスイッチの
SW5 はありません。
ON
1 2 3 4 5 6

ON
1 2 3 4

CP1L-M CP1L-L

3- 46
3 −7 Host link 接続

■C シリーズ CPU ユニットと接続する場合


形 C200HS,C200HX/HG/HE(-Z),CPM1,CPM2A,CPM2C,CQM1,CQM1H CPU ユ
ニット,SRM1

●接続方法
CPU ユニットへの接続方法は、PLC 機種によって、以下のようになります。
PLC 機種 RS-232C 接続 RS-422A 接続
C200HS,CQM1 ・CPU ユニット内蔵の RS-232C ポ
ートに接続
C200HX/HG/HE(-Z) ・CPU ユニット内蔵の RS-232C ポ ・コミュニケーションボードの RS-
ートに接続 422A ポート(ポート A)に接続
・コミュニケーションボードの RS-
232C ポート(ポート A,B)に接続
CPM1A ・ 専 用 の RS-232C ア ダ プ タ ( 形 ・ 専 用 の RS-422A ア ダ プ タ ( 形
CPM1-CIF01)を介して、ペリフ CPM1-CIF11)を介して、ペリフ
ェラルポートに接続 ェラルポートに接続
CPM2A,SRM1 ・CPU ユニット内蔵の RS-232C ポ ・ 専 用 の RS-422A ア ダ プ タ ( 形
ートに接続 CPM1-CIF11)を介して、ペリフ
・ 専 用 の RS-232C ア ダ プ タ ( 形 ェラルポートに接続
CPM1-CIF01)を介して、ペリフ
ェラルポートに接続
CPM2C ・専用の変換ケーブル(形 CPM2C- ・専用の変換ケーブル(形 CPM2C-
CN111 、 形 CS1W-CN118 、 形 CN111 、 形 CS1W-CN114 ) と 、
CS1W-CN114 ) を 介 し て 、 CPU RS-422A ア ダ プ タ ( 形 CPM1-
ユニット内蔵の RS-232C ポート CIF11)を介して、ペリフェラル
またはペリフェラルポートに接続 ポートに接続
(形 CPM2C-CN111 は、ユニット (形 CPM2C-CN111 は、ユニット
上の通信ポートを CPU ユニット 上の通信ポートを CPU ユニット
内蔵 RS-232C ポートとペリフェ 内蔵 RS-232C ポートとペリフェ
ラルポートに分岐させるケーブル ラルポートに分岐させるケーブル
です。ペリフェラルポートに接続 です。)
する場合は、さらに RS-232C ア
ダプタ(形 CPM1-CIF01)を接続
します。)
CQM1H ・CPU ユニット内蔵の RS-232C ポ ・シリアルコミュニケーションボー
ートに接続 ドの RS-422A ポート(ポート 2)
・変換ケーブル(形 CS1W-CN118) に接続
を介して、ペリフェラルポートに
接続
・シリアルコミュニケーションボー
ドの RS-232C ポート(ポート 1)
に接続

3- 47
3−7 Host link 接続

●PLC システム設定エリア
ホストの機種・ポートに応じて、周辺ツール(CX-Programmer 等)から「PLC シ
ステム設定エリア」に、設定を直接書き込みます。

RS-232C の場合
ホストの機種 チャネル番号 書き込む値 設定内容
C200HS 、 C200HX/HG/HE ( -Z ) 、 CPM2A 、 DM6645 0001 上位リンクを使用
CPM2C、CQM1、CQM1H、SRM1 の内蔵 RS- DM6646 03□□ *3 通信条件は標準設
232C ポート 定 *4
DM6648 0000 号機番号 00
CPM1A DM6650 0001 上位リンクを使用
DM6651 03□□ *3 通信条件は標準設
定 *4
DM6653 0000 号機番号 00
C200HX/HG/HE(-Z)のポート A *1 DM6555 0001 上位リンクを使用
CQM1H のポート 1 *2 DM6556 03□□ *3 通信条件は標準設
定 *4
DM6558 0000 号機番号 00
C200HX/HG/HE(-Z)のポート B *1 DM6550 0001 上位リンクを使用
DM6551 03□□ *3 通信条件は標準設
定 *4
DM6553 0000 号機番号 00
*1:コミュニケーションボードの RS-232C ポート
*2:シリアルコミュニケーションボードの RS-232C ポート
*3:□□は通信速度の設定値です。NP 本体の設定値と同じにしてください。
*4:通信条件の標準設定とは、以下のことを意味します。
スタートビット:1bit、データビット:7bit、ストップビット:2bit、パリティ:偶数

3- 48
3 −7 Host link 接続

RS-422A の場合
ホストの機種 チャネル番号 書き込む値 設定内容
C200HX/HG/HE(-Z)のポート A *1 DM6555 0001 上位リンクを
使用
DM6556 03□□ *3 通信条件は標
準設定 *4
DM6558 0000 号機番号 00
CQM1H のポート 2 *2 DM6650 0001 上位リンクを
使用
DM6651 03□□ *3 通信条件は標
準設定 *4
DM6653 0000 号機番号 00
*1:コミュニケーションボードの RS-422A ポート
*2:シリアルコミュニケーションボードの RS-422A ポート
*3:□□は通信速度の設定値です。NP 本体の設定値と同じにしてください。
*4:通信条件の標準設定とは、以下のことを意味します。
スタートビット:1bit、データビット:7bit、ストップビット:2bit、パリティ:偶数

「PLC システム設定エリア」の操作に関しては、お使いの PLC のマニュアルを参


照してください。

3- 49
3−7 Host link 接続

●CPM2C の接続方法について
CPM2C には、CS シリーズのペリフェラルポートと同じ形状のコネクタしかあり
ませんが、CPU 内蔵 RS-232C ポート用とペリフェラルポート用とに内部で信号線
が分かれています。したがって、CPM2C 使用時には、使用する変換ケーブル・ポ
ートに応じて、CPU 内蔵 RS-232C ポート用の設定と、ペリフェラルポート用の設
定とを使い分けてください。また、簡易通信ユニット(形 CPM2C-CIF21)使用時
は RS-232C ポートへ接続してください。
詳しくは CPM2C のユーザーズマニュアル(SBCB-302)を参照してください。

接続ケーブル(形 CS1W-CN118)を使用して、NP 本体と CPM2C を接続します。


接続には CPM2C の内蔵 RS-232C ポートを使用します。ペリフェラルポートは使
用できません。

PT を接続するポート PLC システム設定


形 CS1W-CN118 のポート(D-SUB 9 ピン) 内蔵 RS-232C の設定を行う

形CS1W-CN118 CPM2C

RS-232Cポート
(D-SUB 9ピン メス)

簡易通信ユニット(形 CPM2C1-CIF21)使用時は、RS-232C ポートへ直接接続し


ます。

RS-232Cポート

3- 50
3 −7 Host link 接続

●前面スイッチの設定方法
「PLC システム設定エリア」での設定が有効になるように、対象 PLC によって次
のように設定します。

・C200HX/HG/HE(-Z)と CQM1、CQM1H の RS-232C の場合

C200HX/HG/HE(-Z) CQM1の場合 CQM1Hの場合


の場合
ON ON
1 2 3 4 5 6

1 2 3 4 5 6

1 2 3 4 5 6 7 8
ON

OFF ON ON OFF

ON OFF

RS-232Cポートの通信条件の設定
ディップスイッチ5をOFFにして、PCシステム設定での設定が有効に
なるようにします。

・CPM2A の場合

100-240 L1 L2/N COM 01 03 05 07 09 11 01 03 05


VAC 00 02 04 06 08 10 00 02 04 NC
0CH 1CH
IN
0CH 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
ON

1CH 00 01 02 03 04 05
SYSMAC CPM2A
ON

PWR RUN COMM ERR ALM


OUT
10CH 00 01 02 03 04 05 06 07
通信条件設定スイッチを
OFF

11CH 00 01 02 03

24VDC 0.3A OUTPUT 10CH


+ 00 01 02 04 05 07
11CH
00
PORT
02
EXP 「OFF」(下側)に設定し
PERIPHERAL − COM COM COM 03 COM 06 COM 01 03
てください。
OFF

3- 51
3−7 Host link 接続

・CPM2C の場合(RS-232C のみ接続可)

ペリフェラルポートと内蔵RS-232Cポートの使用状況に応じて、以下
のように設定します。

・PTを内蔵RS-232Cポートに接続する場合(ペリフェラルポート
 には、標準設定以外の通信が必要な機器を接続)

SW1をOFF
SW2をON

・PTを内蔵RS-232Cポートに接続する場合(ペリフェラルポート
 には、プロコンを接続)

SW1をOFF
SW2をOFF

●コミュニケーションボードのスイッチの設定方法(RS-422A の場合)
・C200HX/HG/HE(-Z)の場合
スイッチ 1: 4 側(4 線式=RS-422A)、
スイッチ 2:ON 側(ターミネータ ON=終端抵抗あり)

・CQM1H の場合
2 線/4 線切り替えスイッチ(WIRE): 4 側(4 線式=RS-422A)
終端抵抗 ON/OFF スイッチ(TERM):ON 側(ターミネータ ON=終端抵抗あ
り)

シリアルコミュニケーションボード
(INNERボードスロット1)

RDY
COMM1
COMM2

PORT1

終端抵抗ON/OFFスイッチ
TERM
 ON(右側)に設定します。
ON

WIRE
2 4

2線式/4線式切り替えスイッチ
PORT2

RS422
RS-422Aの場合:「4」(4線式)(右側)
/485
RS-485の場合 :「2」(2線式)(左側)
SCB41

3- 52
3 −7 Host link 接続

●通信アダプタのスイッチの設定方法
・RS-232C アダプタ(形 CPM1-CIF01)の場合
モード設定スイッチを「HOST」(上側)に設定してください。

・RS-422 アダプタ(形 CPM1-CIF11)の場合


終端抵抗切り替えスイッチを ON(上側)に設定してください。

3- 53
3−7 Host link 接続

■CVM1/CV シリーズ(-V□)CPU ユニットと接続する場合


形 CV500-CPU01-V1/CV1000-CPU01-V1/CV2000-CPU01-V1
形 CVM1-CPU01-V2/CVM1-CPU11-V2/CVM1-CPU21-V2

●PLC システム設定
PLC システム設定の「上位リンク設定」で、通信条件を次のように設定してくださ
い。
項目 設定内容
通信速度 NP 本体の設定値と同じ
ストップビット 2bit
パリティ 偶数
データビット 7bit
号機番号. 00

「PLC システム設定」は、周辺ツール(プログラミングコンソール)から直接設定
するか、周辺ツール(CX-Programmer)で作成した「PLC システム設定」を CPU
ユニットに転送して設定します。
「PLC システム設定」に関しての詳細は、「SYSMAC CVM1 CV500/1000/2000
ユーザーズマニュアル ラダー編」(SBCC-472□)を参照してください。

●前面ディップスイッチの設定方法
下図のように設定します。

・切り替えスイッチの設定
「RS-232C」/「RS-422A」を切り替えます。

通信路切替
・通信種別設定(ディップスイッチSW-3)
スイッチ  SW-3を「OFF」に設定します。
 RS-232C
 (「上位リンク」で通信します。)
 RS-422A

・終端抵抗の設定(ディップスイッチSW-6、
RS-422Aの場合) SW-6を「ON」に設定します。
 (終端抵抗を「有」に設定します。)

3- 54
3 −7 Host link 接続

■CS シリーズ CPU ユニットと接続する場合


形 CS1G/H-CPU□□(-V1),形 CS1G/H-CPU□□H

●接続方法
CPU ユニット内蔵の RS-232C ポート、またはコミュニケーションボードの RS-
232C ポートに接続します。ただし、ペリフェラルポートに接続する場合は、専用
のペリフェラルポート用接続ケーブル(形 CS1W-CN118)を介して接続します。
RS-232C 接続のみ可能です。

●PLC システム設定エリア
CS シリーズ CPU ユニットと接続する場合は、使用する通信ポートに合わせて、
「PLC システム設定」に次のように通信条件を設定します。

接続方法 チャネル番号 書き込む値 設定内容


CS1G/H 、 CS1G/H-H の 内 蔵 RS-232C 160 8000 上位リンクを使用
ポート使用 161 0000∼000A *1 通信速度
163 0000 号機番号 00
CS1G/H、CS1G/H-H のペリフェラルポ 144 8000 上位リンクを使用
ート使用 145 0000∼000A *1 通信速度
147 0000 号機番号 00
*1:通信速度は、NP 本体の設定値と同じにしてください。

「PLC システム設定」は、周辺ツール(プログラミングコンソール)から直接設定
するか、周辺ツール(CX-Programmer)で作成した「PLC システム設定」を CPU
ユニットに転送して設定します。
「PLC システム設定」に関しての詳細は、「SYSMAC CS シリーズ ユーザーズ
マニュアル」(SBCA-301□)を参照してください。

3- 55
3−7 Host link 接続

●前面スイッチの設定方法
NP シリーズを接続するポートに合わせて、CPU ユニットのディップスイッチ 4 ま
たは 5 を、次のように設定します。

3- 56
3 −7 Host link 接続

■CJ シリーズ CPU ユニットと接続する場合


形 CJ1G-CPU□□

●接続方法
CPU ユニット内蔵の RS-232C ポート、またはコミュニケーションボードの RS-
232C ポートに接続します。ただし、ペリフェラルポートに接続する場合は、専用
のペリフェラルポート用接続ケーブル(形 CS1W-CN118)を介して接続します。
RS-232C 接続のみ可能です。

●PLC システム設定エリア
CJ シリーズ CPU ユニットと接続する場合は、使用する通信ポートに合わせて、
「PLC システム設定」に次のように通信条件を設定します。

接続方法 チャネル番号 書き込む値 設定内容


CJ1G-CPU□□の内蔵 RS-232C ポート使用 160 8000 上位リンクを
使用
161 0000∼000A *1 通信速度
163 0000 号機番号 00
CJ1G-CPU□□のペリフェラルポート使用 144 8000 上位リンクを
使用
145 0000∼000A *1 通信速度
147 0000 号機番号 00
*1:通信速度は、NP 本体の設定値と同じにしてください。

「PLC システム設定」は、周辺ツール(プログラミングコンソール)から直接設定
するか、周辺ツール(CX-Programmer)で作成した「PLC システム設定」を CPU
ユニットに転送して設定します。
「PLC システム設定」に関しての詳細は、「SYSMAC CJ シリーズ ユーザーズマ
ニュアル」(SBCA-312□)を参照してください。

3- 57
3−7 Host link 接続

●前面スイッチの設定方法
NP シリーズを接続するポートに合わせて、CPU ユニットのディップスイッチ 4 ま
たは 5 を、次のように設定します。

3- 58
3 −7 Host link 接続

■C シリーズ上位リンクユニットと接続する場合
形 C200H/C200HS/C200HE(-Z)/C200HG(-Z)/C200HX(-Z)用ベース取り付けタイプ
形 C200H-LK201/LK202-V1
形 C1000H/C2000H 用ベース取り付けタイプ 形 C500-LK201-V1
形 C1000H(F)/C2000H 用ベース取り付けタイプ 形 C500-LK203
形 C200H/C1000H/C2000H 用 CPU 取り付けタイプ 形 C120-LK201/LK202-V1

●スイッチの設定方法
・C200H-LK201-V1 の場合(RS-232C)
[前面スイッチ]
各スイッチは、ロータリースイッチになっています。スイッチの設定値表示窓の数
字・記号を次のようにマイナス(−)ドライバで設定します。

・号機 No.の設定(SW1、SW2)
SW1、SW2 共に「0」に設定します。

・コマンドレベル、パリティ、伝送コードの設定(SW4)
SW4 を「2」に設定します。

・通信速度の設定(SW3)
4,800 ビット/s の場合 :SW3 を「4」に設定します。
9,600 ビット/s の場合 :SW3 を「5」に設定します。
19,200 ビット/s の場合:SW3 を「6」に設定します。

[背面スイッチ]

・1:1、1:N 手順の設定(ディップスイッチ)
スイッチ No.3「ON」に設定します。

・CTS 切り替えの設定(切り替えスイッチ)
常時、「0V」側(ON)にしておきます。

3- 59
3−7 Host link 接続

・C200H-LK202-V1 の場合(RS-422A)
[前面スイッチ]
各スイッチは、ロータリースイッチになっています。スイッチの設定値表示窓の数
字・記号を次のようにマイナス(−)ドライバで設定します。

・号機 No.の設定(SW1、SW2)
SW1、SW2 共に「0」に設定します。

・コマンドレベル、パリティ、伝送コードの設定(SW4)
SW4 を「2」に設定します。

・通信速度の設定(SW3)
4,800 ビット/s の場合 :SW3 を「4」に設定します。
9,600 ビット/s の場合 :SW3 を「5」に設定します。
19,200 ビット/s の場合:SW3 を「6」に設定します。

[背面スイッチ]

・終端抵抗の設定(切り替えスイッチ)
「有(ON)
」上側に設定します。

・1:1、1:N 手順の設定(切り替えスイッチ)
「1:N 手順(OFF)
」下側に設定します。

3- 60
3 −7 Host link 接続

・C500-LK201-V1 の場合
[前面スイッチ]

・モード制御の設定(キースイッチ)
「上位リンク」側に設定します。

[背面スイッチ]

・入出力ポートの設定(切り替えスイッチ)
「RS-232C」下側と「RS-422」上側で切り替えます。
RS485 接続の場合は、「RS-422」にしてください。
・号機 No.の設定(ディップスイッチ SW1)
SW1-1∼SW1-5 を「OFF」(0)に設定します。

・同期の設定(切り替えスイッチ)
「内部」上側に設定します。

・終端抵抗の設定(切り替えスイッチ)
「有」下側に設定します。

・通信速度の設定
(ディップスイッチ SW2-1∼SW2-4)
19,200 ビット/s の場合:0010
9,600 ビット/s の場合 :1010
4,800 ビット/s の場合 :0110
(0:OFF 1:ON)
・1:1、1:N 手順(ディップスイッチ SW2-6)
SW2-6 を「OFF」(0)に設定します。
(1:N 手順に設定します。)

・コマンドレベルの設定
(ディップスイッチ SW2-7、SW2-8)
SW2-7、SW2-8 共に「ON」(1)に設定します。
(レベル 1、2、3 を有効にします。)

・CTS 切り替えの設定(切り替えスイッチ)
常時、「0V」上側(ON)にしておきます。

3- 61
3−7 Host link 接続

・C500-LK203 の場合
[背面スイッチ]

・入出力ポートの設定(切り替えスイッチ)
「RS-232C」下側と「RS-422」上側で切り替えます。
RS485 接続の場合は、「RS-422」にしてください。

・号機 No.、パリティ、伝送コードの設定
(ディップスイッチ SW1-1∼SW1-7)
SW1-1∼SW1-7 を「OFF」(0)に設定します。
・同期の設定(切り替えスイッチ)
「内部」上側に設定します。

・終端抵抗の設定(切り替えスイッチ)
「有」下側に設定します。

・通信速度の設定
(ディップスイッチ SW2-1∼SW2-4)
19,200 ビット/s の場合:0010
9,600 ビット/s の場合 :1010
4,800 ビット/s の場合 :0110
(0:OFF 1:ON)
・1:1、1:N 手順(ディップスイッチ SW2-6)
SW2-6 を「OFF」(0)に設定します。
(1:N 手順に設定します。)
・コマンドレベルの設定
(ディップスイッチ SW2-7、SW2-8)
SW2-7、SW2-8 共に「ON」(1)に設定します。
(レベル 1、2、3 を有効にします。)

・CTS 切り替えの設定(切り替えスイッチ)
常時、「0V」上側(ON)にしておきます。

3- 62
3 −7 Host link 接続

・C120-LK201-V1 の場合
[背面スイッチ]

・号機 No.、パリティ、伝送コードの設定
(ディップスイッチ SW1-1∼SW1-5)
SW1-1∼SW1-5 を「OFF」(0)に設定します。
※パリティは「偶数」、伝送コードは「ASCII 7 ビッ
ト、2 ストップビット」に固定されています。

・通信速度の設定
(ディップスイッチ SW2-1∼SW2-4)
19,200 ビット/s の場合:0010
9,600 ビット/s の場合 :1010
4,800 ビット/s の場合 :0110
(0:OFF 1:ON)
・1:1、1:N 手順(ディップスイッチ SW2-6)
SW2-6 を「OFF」(0)に設定します。
(1:N 手順に設定します。)
・コマンドレベルの設定
(ディップスイッチ SW2-7、SW2-8)
SW2-7、SW2-8 共に「ON」(1)に設定します。
(レベル 1、2、3 を有効にします。)

・CTS 切り替えの設定
(ディップスイッチ SW3-1、SW3-2)
SW3-1 を「ON」(1)、SW3-2 を「OFF」(0)に設定し
ます。(常時、「0V」側にしておきます。)

・同期の設定
(ディップスイッチ SW3-3∼SW3-6)
SW3-3、SW3-5 を「ON」(1)、SW3-4、SW3-6 を
「OFF」(0)に設定します。
(「内部」側に設定します。)

3- 63
3−7 Host link 接続

・C120-LK202-V1 の場合
[背面スイッチ]
・号機 No.、パリティ、伝送コードの設定
(ディップスイッチ SW1-1∼SW1-5)
SW1-1∼SW1-5 を「OFF」
(0)に設定します。
*パリティは「偶数」 、伝送コードは「ASCII 7 ビ
ット、2 ストップビット」に固定されています。
・通信速度の設定
(ディップスイッチ SW2-1∼SW2-4)
19,200 ビット/s の場合:0010
9,600 ビット/s の場合 :1010
4,800 ビット/s の場合 :0110
(0:OFF 1:ON)
・1:1、1:N 手順(ディップスイッチ SW2-6)
SW2-6 を「OFF」 (0)に設定します。
(1:N 手順に設定します。 )

・コマンドレベルの設定
(ディップスイッチ SW2-7、SW2-8)
SW2-7、SW2-8 共に「ON」
(1)に設定します。
(レベル 1、2、3 を有効にします。 )

・終端抵抗の設定
(ディップスイッチ SW3-1∼SW3-6)
SW3-1、SW3-3、SW3-5 を「ON」(1)、
SW3-2、SW3-4、SW3-6 を「OFF」(0)に
設定します。 (「有」側にしておきます。 )

3- 64
3 −7 Host link 接続

■CVM1/CV シリーズ上位リンクユニットと接続する場合
形 CVM1/CV シリーズ用ベース取り付けタイプ 形 CV500-LK201

●接続方法
CVM1/CV シリーズ上位リンクユニット(形 CV500-LK201)には、2 つの接続コ
ネクタ(通信ポート 1,2)があります。
・通信ポート 1
通信ポート 1 は、RS-232C 専用の 25 ピンタイプの接続コネクタです。
・通信ポート 2
通信ポート 2 は、RS-232C と RS-422A を切り替えることができる 9 ピンタイプ
の接続コネクタです。切り替えは、ユニット前面の通信路切り替えスイッチを使
って行います。

●前面スイッチの設定方法

・号機 No.の設定(SW3、SW4)
通信ポート 2 を使用する場合は、SW3、SW4 共に「0」に設定します。

・通信路切替スイッチの設定(切り替えスイッチ)
「RS-232C」上側と「RS-422」下側で切り替えます。
RS-485 接続の場合は、「RS-422」にしてください。

・CTS 切替設定(ディップスイッチ SW-2、SW-3)


SW-2 または SW-3 を「ON」に設定します。
(常時、「0V 固定」側にしておきます。)
通信ポート 1 を使う場合は SW-2 を、通信ポート 2 を使う場合は
SW-3 を設定します。

・通信条件設定(ディップスイッチ SW-1)
SW-1 を「OFF」に設定します。
PLC 本体の CPU 高機能ユニットシステム設定の値で通信を行
います。システム設定の初期値は以下のとおりです。
伝送速度:9600 ビット/s 通信方式:全 2 重
パリティ:偶数 ストップビット:2 ビット
Xon/Xoff 制御:行わない データ長:7 ビット
・終端抵抗の設定(切り替えスイッチ)
「有(ON)」上側に設定します。

3- 65
3−7 Host link 接続

■CS シリーズシリアルコミュニケーションボードと接続する場合
形 CS1W-SCB21(ポート 1、ポート 2 とも RS-232C ポート)
形 CS1W-SCB41(ポート 1 が RS-232C ポート、ポート 2 が RS-422A ポート)
(CS シリーズ CPU ユニット用シリアルコミュニケーションボードで RS-232C
ポート、RS-422A ポートを持つタイプ)

●CPU ユニットの割付 DM エリアの設定


周辺ツール(プログラミングコンソールまたは CX-Programmer)から、CPU ユニ
ットの「割付 DM エリア」(システム設定エリア)に、設定を直接書き込みます。
設定書き込み後は、電源の再投入、ユニットのリスタート、通信ポートのリスター
ト、STUP 命令の実行のいずれかを行うことで、設定が有効となります。
以下に、割付 DM エリアのチャネル番号と設定内容を示します。
RS-232C、RS-422A(形 CS1W-SCB41 のポート 2)の場合も同じです。

割付 DM エリア(CH)
書き込む値 設定内容
ポート 1 ポート 2
DM32000 DM32010 8000 上位リンクモード
DM32001 DM32011 0000∼000A *1 通信速度
DM32003 DM32013 0000 号機番号 00
*1:通信速度は、NP 本体の設定値と同じにしてください。

●前面スイッチの設定方法(RS-422A の場合)

RDY
COMM1
COMM2

ポート1
RS-232C PORT1
終端抵抗設定スイッチ (TERM)
「ON」(終端抵抗あり)(右側)

OFF ON TERM
2 4 WIRE

2線式/4線式切り替えスイッチ(WIRE)
ポート2 RS-422Aの場合:「4」(4線式)(右側)
RS-422A/485
PORT2
(RS422/
RS-485の場合 :「2」(2線式)(左側)
RS485)
SCB41

3- 66
3 −7 Host link 接続

■CS シリーズ シリアルコミュニケーションユニットと接続する場合


形 CS1W-SCU21(ポート 1、ポート 2 とも RS-232C ポート)

●CPU ユニットの割付 DM エリアの設定


周辺ツール(プログラミングコンソールまたは CX-Programmer)から、CPU ユニ
ットの「割付 DM エリア」(システム設定エリア)に、設定を直接書き込みます。
設定書き込み後は、電源の再投入、ユニットのリスタート、通信ポートのリスター
ト、STUP 命令の実行のいずれかを行うことで、設定が有効となります。
以下に、割付 DM エリアのチャネル番号と、設定内容を示します。
m=DM30000+100×ユニット番号(CH)
割付 DM エリア(CH)
書き込む値 設定内容
ポート 1 ポート 2
m m+10 8000 上位リンクモード
m+1 m+11 0000∼000A *1 通信速度
m+3 m+13 0000 号機番号 00
*1:通信速度は、NP 本体の設定値と同じにしてください。

●前面スイッチの設定方法
ユニット前面のロータリースイッチで、シリアルコミュニケーションユニットのユ
ニット番号を設定します。スイッチの設定値表示窓の数字・記号を次のようにマイ
ナス(−)ドライバで設定します。

SCU21
RUN RDY
ERC ERH
SD1 SD2
RD1 RD2

UNIT 2F ・ユニット番号の設定
6543
EDCB

No.
 他のユニットと重複しないように
A987

 「0」∼「F」に設定します。

3- 67
3−7 Host link 接続

■CJ シリーズ シリアルコミュニケーションユニットと接続する場合


形 CJ1W-SCU41(ポート 1 が RS-422A ポート、ポート 2 が RS-232C ポート)

●CPU ユニットの割付 DM エリアの設定


周辺ツール(プログラミングコンソールまたは CX-Programmer)から、CPU ユニ
ットの「割付 DM エリア」(システム設定エリア)に、設定を直接書き込みます。
設定書き込み後は、電源の再投入、ユニットのリスタート、通信ポートのリスター
ト、STUP 命令の実行のいずれかを行うことで、設定が有効となります。
以下に、割付 DM エリアのチャネル番号と、設定内容を示します。
RS-232C、RS-422A の場合も同じです。
m=DM30000+100×ユニット番号(CH)
割付 DM エリア(CH)
書き込む値 設定内容
ポート 1 ポート 2
m m+10 8000 上位リンクモード
m+1 m+11 0000∼000A *1 通信速度
m+3 m+13 0000 号機番号 00
*1:通信速度は、NP 本体の設定値と同じにしてください。

●前面スイッチの設定方法

形CJ1W-SCU41

SCU41
RUN ERC SD1 RD1 TER1
表示用LED
RDY ERH SD2 RD2

TERM
OFF ON 345 UNIT 終端抵抗ON/OFF スイッチ
E012
67 9

NO.
8

ABCD
WIRE
2 4 ユニット番号設定スイッチ
PORT1 他のユニットと重複しないように
(RS422 「0」∼「F」に設定します。
/485)

2線/4線切換えスイッチ
RS-422Aの場合:「4」(4線式)(右側)
RS-485の場合 :「2」(2線式)(左側)

ポート1
RS-422A/485
PORT2

ポート2
RS-232C

3- 68
3 −8 温調器との接続

3−8 温調器との接続

3−8−1 概要
EJ1 とは、NP シリーズのシリアルポート COM2 を使用して、RS-485 で通信を行
います。最大 31 台の EJ1 との接続が可能です。
EJ1 との接続と同時に、シリアルポート COM1 を使用して、別のホストと RS-
232C 接続することも可能です。

NPシリーズ 温調器EJ1

RS-485接続
(最大延長50m)
最大31台接続可能

3−8−2 配線
NP シリーズの COM2 と EJ1 のポート B とを RS-485 で接続します。ケーブルの
配線図は、「付-4-4 ホストとの接続ケーブルの作成方法」を参照してください。

3−8−3 通信設定
EJ1 と NP シリーズとの通信設定を行います。
NP 本体側の通信設定は、NP-Designer を使って設定します。EJ1 の設定方法は、
「モジュール型温度調節計 形 EJ1 ユーザーズマニュアル」を参照してください。
NP-Designer による通信仕様の設定方法は、「6-2-4 PT メニュー」を参照してくだ
さい。

3- 69
3−9 USB フラッシュメモリの使い方

3−9 USB フラッシュメモリの使い方


NP 本体では USB フラッシュメモリが使用できます。USB フラッシュメモリを介
して、次のことができます。
・画面データをパソコンから NP 本体に転送する。
・画面データを NP 本体からパソコンに転送する。
・NP 本体のシステムをアップデートする。

USB フラッシュメモリは、FAT32 フォーマットのみ使用


可能です。

3−9−1 USB フラッシュメモリによるデータ転送

●画面データをパソコンから NP 本体に転送する場合
NP-Designer で作成した画面データを、NP 本体に転送します。操作手順は次のと
おりです。
① パソコンに、USB フラッシュメモリを装着します。
② NP-Designer のファイルメニューを使って、USB フラッシュメモリに画面デ
ータを転送します。詳しくは、「6-2-1 ファイルメニュー」を参照してくだ
さい。
③ USB フラッシュメモリをパソコンから抜き、NP 本体背面の USB(Host)コ
ネクタに装着します。
④ NP 本体背面のスライドスイッチ SW1 を左側(ON)にして、NP 本体の電源
をいったん OFF にしてから再び ON にします。すると、システムメニューが
起動します。
⑤ システムメニューのファイルメニューを使って、USB フラッシュメモリに格
納されている画面データを、NP 本体に転送します。詳しくは、「第 4 章 シ
ステムメニュー」を参照してください。
⑥ USB フラッシュメモリを、NP 本体から抜きます。

3- 70
3−9 USB フラッシュメモリの使い方

●画面データを NP 本体からパソコンに転送する場合
NP 本体の画面データを、パソコンに転送します。操作手順は次のとおりです。
① NP 本体背面の USB(Host)コネクタに、USB フラッシュメモリを装着しま
す。
② NP 本体背面のスライドスイッチ SW1 を左側(ON)にして、NP 本体の電源
をいったん OFF にしてから再び ON にします。すると、システムメニューが
起動します。
③ システムメニューのファイルメニューを使って、NP 本体の画面データを、
USB フラッシュメモリに転送します。詳しくは、「第 4 章 システムメニュ
ー」を参照してください。
④ USB フラッシュメモリを、NP 本体から抜きます。
⑤ パソコンに、USB フラッシュメモリを装着します。
⑥ NP-Designer のファイルメニューを使って、USB フラッシュメモリに格納さ
れている画面データをパソコンに転送します。詳しくは、「6-2-1 ファイル
メニュー」を参照してください。
⑦ USB フラッシュメモリをパソコンから抜きます。

3- 71
3−9 USB フラッシュメモリの使い方

●NP 本体のシステムをアップデートする場合
NP 本体のシステムをアップデートします。操作手順は次のとおりです。
① パソコンに、USB フラッシュメモリを装着します。
② NP-Designer のファイルメニューを使って、USB フラッシュメモリにシステ
ムプログラムを転送します。詳しくは、「6-2-1 ファイルメニュー」を参照
してください。
③ USB フラッシュメモリをパソコンから抜き、NP 本体背面の USB(Host)コ
ネクタに装着します。
④ NP 本体背面のスライドスイッチ SW1 を左側(ON)にして、NP 本体の電源
をいったん OFF にしてから再び ON にします。すると、システムメニューが
起動します。
⑤ システムメニューのファイルメニューを使って、USB フラッシュメモリに格
納されているシステムプログラムを、NP 本体に転送します。詳しくは、
「第 4 章 システムメニュー」を参照してください。
⑥ USB フラッシュメモリを、NP 本体から抜きます。

・USB フラッシュメモリのアクセス中は、以下の操作を
しないでください。データが破損したり、USB フラッ
シュメモリのフォーマットが必要になったりする場合
があります。
NP 本体の電源を OFF にする
USB フラッシュメモリを抜く
・パソコンから USB フラッシュメモリを抜く場合は、取
り外し操作手順にしたがって操作してください。

ファイル転送中の電源 OFF などにより NP 本体のシステムが破損した場合、通常


のダウンロードによるシステムプログラムの入れ換えができなくなる場合がありま
す。この場合の対処方法については、「7-3 異常への対処」を参照してください。

3- 72
第4章 システムメニュー
この章では、システムメニューについて説明しています。

4−1 システムメニューの表示方法 ············································4-2


4−2 システムメニューの機能 ····················································4-3
4−1 システムメニューの表示方法

4−1 システムメニューの表示方法
システムメニューを表示させる方法には、次の 3 通りがあります。
① システムメニューに移行する機能を割り付けたファンクションスイッチを押
す。ファンクションスイッチの詳細については、「6-2-6 ファンクションスイ
ッチ」を参照してください。
② システムメニューに移行する機能を割り付けたボタン部品を押す。
③ 裏面 SW1 を左側(ON)にして NP 本体を起動する。

4-2
4−2 システムメニューの機能

4−2 システムメニューの機能
システムメニューには以下のボタンが表示されます。

––––

設定キーを押すと次の画
面が表示されます。

4-3
4−2 システムメニューの機能

各ボタンの詳細を説明します。
項目 機能
プロコン機能を起動します。
プロコン機能については、「プログラミングコンソール オペレーション
プロコン マニュアル(SBCA-303□)
」を参照してください。
キー操作部の言語を変更するには、 LCD 表示部に JPN→ENG または、
ENG
→JPN と表示されているときに、3番キーを押してください。
USB フラッシュメモリを利用して画面データやシステムの転送をしま
す。

ファイル

USB フラッシュメモリを利用してシステムをアップデートします。

NP 本体のユーザ領域を初期化します。

USB フラッシュメモリから画面データをダウンロードします。

USB フラッシュメモリに画面データをアップロードします。

COM ポート経由で画像データやシステムの転送をします。
[COM ポートダウンロード/アップロード]ダイアログで転送するポート
を選択すると、NP 本体は画面データ受信可能な状態になります。

転送シリアル

COM ポートにより転送する場合は、NP-Designer の[ツール]メニュー


の[オプション]ダイアログを開き、[PC COM ポート]を選択してくだ
さい。

4-4
4−2 システムメニューの機能

項目 機能

転送シリアル

4-5
4−2 システムメニューの機能

項目 機能
標準設定と通信設定を設定します。
①標準設定

ブザー ON/OFF ブザー音の有無を選択します。


スクリーンセーバ スクリーンセーバを起動するまでの時
起動時間(分) 間を設定します。単位は分です。
システム
起動待ち時間(秒) NP 本体が起動するまでの時間を設定し
ます。単位は秒です。
初期言語(ID) 複数の言語を使用している際、起動時の
初期言語を設定します。
設定
②通信設定
各 COM ポートの通信設定をします。

日時を設定します。

日時

4-6
4−2 システムメニューの機能

項目 機能
表示を調整します。

液晶調整

工場出荷時設定は、必ずしも最適な液晶表示設定ではありません。
コントラストを調整します。

設定 明るさを調整します。

リフレッシュレートを調整します。

工場出荷時に戻す 設定を工場出荷時に戻します。
コントラストを中間 コントラストを中間値に戻します。
値に戻す
画面の表示位置とタッチパネルの位置を調整します。
画面の左上にターゲットと[<<マーカーの中心を正確に押してくだ
キャリブレート
さい>>]というメッセージが表示されます。ターゲットは左上、右
下、中央に順に表示されますので、順に押してください。
電池交換時のバックアップを行います。詳細は、7-1「保守」の「電
バックアップ
池の交換」を参照してください。
戻る システムメニューの初期画面に戻ります。

システムメニューを終了し、ユーザ画面へ移行します。
終了 裏面スイッチでシステムメニューに切換えている場合、[終了]ボタ
ンを押してもシステムメニューからユーザ画面へ移行できません。

4-7
4−2 システムメニューの機能

4-8
第5章 NP-Designer のインストールと起動
NP-Designer を初めて使用されるときは、お手持ちのパソコンに NP -Designer の
ソフトウェアをインストールする必要があります。
NP -Designer は、マイクロソフト株式会社の Windows 2000/XP 上で動作するアプ
リケーションソフトです。

5−1 インストールを行う前に ····················································5-2


5−2 インストール/アンインストール ·······································5-3
5−3 起動・終了 ············································································5-4
5−4 NP 用 USB ドライバのインストール·································5-5
5−1 インストールを行う前に

5−1 インストールを行う前に
NP-Designer の動作環境に必要なシステムは以下のとおりです。

システム要件
項目 最低要件
オペレーティングシステム(OS) Microsoft Windows2000 (Service Pack 4)
Microsoft Windows XP (Service Pack 2)
CPU PentiumⅢ 500 MHz(PentiumⅢ 1GHz 以上を推奨)
メモリ 256MB
ハードディスク 100MB
ディスプレイ SVGA (800×600)
256 色
通信ポート USB ポート
RS-232C ポート

5-2
5−2 インストール/アンインストール

5−2 インストール/アンインストール

5−2−1 インストールの操作手順
1. Windows2000/WindowsXP を起動します。
2. CD-ROM ドライブに NP-Designer の CD-ROM をセットします。
自動的にセットアッププログラムが起動します。
以下の場合は、
[Setup.exe]をダブルクリックして、セットアッププログラム
を実行してください。
・セットアッププログラムが自動的に起動しない場合
3. インストールに用いる言語を選択します。
4. [OK]ボタンをクリックすると、
[Select Installation Folder]ダイアログが表
示されます。
5. [次へ]ボタンをクリックして、デフォルトのインストール先[C: ¥Program
File¥OMRON¥NP-Designer]を選択します。
任意のインストール先を選択するには、
[参照]をクリックします。
選択可能なディレクトリが表示されます。
NP-Designer をインストールする任意のディレクトリを選択して、
[OK]ボタ
ンをクリックします。
[次へ]ボタンをクリックして、次のステップに進みます。
[Select Components]ダイアログが表示されます。
6. インストールするコンポーネントを選択して[インストール]ボタンをクリッ
クします。
7. [終了]ボタンをクリックすると、インストールが完了します。
デジタル署名に関するダイアログが表示された場合は、「はい」ボタンをク
リックしてください。

5−2−2 アンインストールの操作手順
[スタート]-[プログラム]-[OMRON]-[NP-Designer]-[Uninstall]をクリッ
クします。

5-3
5−3 起動・終了

5−3 起動・終了

5−3−1 起動方法
[スタート]-[プログラム]-[OMRON]-[NP-Designer]を選択します。

[オプション]ダイアログで[次回起動時にプロジェクトを自動で開く]を選択
した場合は、前回使用したファイルが自動的に開きます。
・次の場合には、以下の画面が表示されます。
[次回起動時にプロジェクトを自動で開く]を選択していない場合
NP-Designer の初回起動時

5−3−2 終了方法
NP-Designer の終了は、以下のいずれかの操作で行います。
・[ファイル]メニューの[アプリケーションの終了]を選択する。
・メインウインドウ右上のボタンをクリックする。
・メインウインドウ左上の NP-Designer のアイコンをダブルクリックする。
・メインウインドウ左上の NP-Designer のアイコンをクリックし、表示される
コントロールメニューボックスから[閉じる]を選択する。
・[Alt]キーを押しながら[F4]キーを押す。

編集中のプロジェクトデータが保存されていない場合は、確認のメッセージが
表示されます。

5-4
5−4 NP 用 USB ドライバのインストール

5−4 NP 用 USB ドライバのインストール


NP 用 USB ドライバをパソコンへインストールします。
インストールを行うと、USB を経由してパソコン−NP 本体間のデータ転送が可能
になります。

●操作手順

① NP 本体の USB スレーブ接続コネクタとパソコンを USB ケーブルで接続する


と、新しいハードウェアの検出ウィザードが表示されます。「ソフトウェアを
自動的にインストールする(推奨)
」を選択し、「次へ」ボタンをクリックしま
す。

② 以下のダイアログが表示されます。「続行」ボタンをクリックします。

5-5
5−4 NP 用 USB ドライバのインストール

③ インストールが完了すると、以下のダイアログが表示されますので「完了」ボ
タンをクリックしてください。

上記の方法でインストールができない場合

① NP 本体の USB スレーブ接続コネクタとパソコンを USB ケーブルで接続する


と、新しいハードウェアの検出ウィザードが表示されます。「一覧または特定
の場所からインストールする(詳細)
」を選択し、「次へ」ボタンをクリックし
ます。

② 以下のダイアログが表示されます。「次の場所で最適のドライバを検索する」
が選択されていることを確認、「次の場所を含める」にチェックした上で「参
照」ボタンをクリックし、次のフォルダを指定します。
C:¥Program Files¥OMRON¥NP-Designer¥ScrEditApp
「次へ」ボタンをクリックします。

5-6
5−4 NP 用 USB ドライバのインストール

③ 以下のダイアログが表示されます。「続行」ボタンをクリックします。

④ インストールが完了すると、以下のダイアログが表示されますので「完了」ボ
タンをクリックしてください。

5-7
5−4 NP 用 USB ドライバのインストール

5-8
第6章 NP-Designer の機能
6−1 ユーザーインターフェース ················································6-2
6−2 メニュー ················································································6-5
6−3 ツールバー ··········································································6-61
6−4 部品の機能 ··········································································6-66
6−5 マクロ機能 ········································································6-128
6−6 制御エリアと状態エリア ················································6-165
6−7 内部メモリ ········································································6-176
6−1 ユーザーインターフェース

6−1 ユーザーインターフェース
●基本画面

メニューバー

ツールバー

ワークスペース
プロパティ
(作画部分)

アウトプット
ウィンドウ

ステータスバー

●プロパティ
プロパティリスト
各オブジェクトのプロパティ設定をします。詳細については、
[6-4 部品の機能]を
ご参照ください。

部品のステートの
選択

編集中画面にある全ての
部品

6-2
6−1 ユーザーインターフェース

編集中の画面のプレビュー

●アウトプットウィンドウ
全ての編集操作をアウトプットウィンドウに表示します。エラーチェック時に出力
されたメッセージもアウトプットウィンドウに表示します。メッセージをクリック
するとエラーが発生した部品のウィンドウが表示されます。

6-3
6−1 ユーザーインターフェース

●ステータスバー
現在の編集ステータスを表示します。
ステータス 選択したダウンロード方法 現在のマウス位置 PT 機種 Caps Lock

NumLock Scr Lock

[マウス位置] @選択した部品の画面左上からの位置

選択した部品の幅と高さ

6-4
6−2 メニュー

6−2 メニュー
NP-Designer にはメニューがあります。このメニューから部品、画像、グラフ、マ
クロ、データブロックなどを設定し、NP 本体に表示させる画面データを作成します。
プルダウンメニューの一覧と各項目の用途を以下に示します。

6−2−1 ファイルメニュー

●プロジェクトの新規作成
新規にプロジェクトを作成します。
操作方法:[ファイル]メニューの[プロジェクトの新規作成]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + N を押下

6-5
6−2 メニュー

1. プロジェクトファイルを開いていない場合は、以下のダイアログが表示されま
す。

・プロトコルに EJ1 を選択した場合、サンプル画面が挿入されます。

2. プロジェクトファイルを開いている場合は、以下のダイアログが表示されます。

・プロジェクトを保存する場合は[はい]ボタンをクリック
・保存しない場合は[いいえ]ボタンをクリック
・保存操作をキャンセルする場合は[キャンセル]ボタンをクリック
[はい]ボタンまたは[いいえ]ボタンを押下すると、[プロジェクトの新規作成]
ダイアログが表示されます。

3. [プロジェクトの新規作成]ダイアログの各項目を入力して、
[OK]ボタンを
クリックします。

6-6
6−2 メニュー

●プロジェクトを開く
プロジェクトファイルを開きます。
操作方法:[ファイル]メニューの[プロジェクトを開く]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + O を押下
1. 既にプロジェクト編集中で未保存の場合、保存確認ダイアログが表示されます。
[はい]または[いいえ]をクリックします。
2. 以下のダイアログが表示されます。このダイアログで既存の npp ファイルを
選択して、[開く]をクリックします。

●プロジェクトを閉じる
プロジェクトを閉じます。
操作方法:[ファイル]メニューの[プロジェクトを閉じる]を選択

●保存
プロジェクトを保存します。
操作方法:[ファイル]メニューの[保存]を選択

ツールバーの をクリック
ショートカット Ctrl + S を押下

新規プロジェクトの場合は、
[名前を付けて保存]ダイアログが表示されます。プロ
ジェクトが既に保存されている場合は、すぐに保存が実行されます。

6-7
6−2 メニュー

●プロジェクトに名前を付けて保存
プロジェクトに名前を付けて保存します。
操作方法:[ファイル]メニューの[プロジェクトに名前を付けて保存]を選択
1. この機能を実行すると[名前を付けて保存]ダイアログが表示されます。
2. プロジェクト名を入力します。このとき拡張子を「.npp」として保存します。
3. [保存]を押下します。
[名前を付けて保存]または[保存]のどちらを使用しても初めてプロジェクトを
保存する場合は、[名前を付けて保存]ダイアログが自動的に表示されます。

●システム&画面転送[パソコン→USB フラッシュメモリ]
画面を USB フラッシュメモリ経由でパソコンから NP 本体に転送します。
操作方法:[ファイル]メニューの[システム&画面転送[パソコン→USB フラッシュ
メモリ]]を選択
1. この機能を実行すると、以下の[フォルダの参照]ダイアログが表示されま
す。

6-8
6−2 メニュー

2. 保存先を指定すると、プロジェクトが USB フラッシュメモリにコピーされま


す。この USB フラッシュメモリを NP 本体に挿入し、NP 本体へ転送するこ
とができます。詳細については、
[3-9 USB フラッシュメモリの使い方]を参
照してください。

●USB フラッシュメモリデータを開く
USB フラッシュメモリデータを開きます。
操作方法:[ファイル]メニューの[USB フラッシュメモリデータを開く]を選択
ショートカット Ctrl + I を押下
1. ファイルエクスプローラを使用して、USB フラッシュメモリに保存された画
面データを移動させます。
2. [USB フラッシュメモリデータを開く]機能を実行すると、
[フォルダの参照]
ダイアログが表示されます。
3. 画面データを開いて直接画面データを編集することができます。

●データセキュリティ
パスワード設定を有効または無効にします。
操作方法:[ファイル]メニューの[データセキュリティ]を選択

パスワード設定を有効にすると、
[ファイル]メニューの[データセキュリティ]の
横に が表示され、ダイアログが表示されます。この場合は、npp ファイルはパス
ワード保護されていて、このファイルを開くときにパスワード入力が必要であると
いうことを意味しています。
パスワードは[PT]メニューの[PT 設定]ダイアログで設定します。

6-9
6−2 メニュー

●印刷
印刷を行ないます。
操作方法:[ファイル]メニューの[印刷]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + P を押下

●印刷プレビュー
印刷プレビューを表示します。
操作方法:[ファイル]メニューの[印刷プレビュー]を選択

●ページ設定
プリンタのプロパティ、印刷用紙、印刷の向きなどを設定します。
操作方法:[ファイル]メニューの[ページ設定]を選択

●最近使ったプロジェクト
最近編集したプロジェクトを最大4つ表示します。ファイル名を選択するとそのプ
ロジェクトを開きます。
操作方法:[ファイル]メニューの最近使ったプロジェクトを選択

●アプリケーションの終了
NP-Designer を終了します。
操作方法:[ファイル]メニューの[アプリケーションの終了]を選択

6-10
6−2 メニュー

6−2−2 編集メニュー

●元に戻す
「元に戻す」は、アウトプットウィンドウの履歴に表示している操作を1つ元に戻
す機能です。(アウトプットウィンドウの履歴に表示されないプロパティの操作な
どは、
「元に戻す」では戻りません。)
操作方法:[編集]メニューの[元に戻す]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + Z を押下

●やり直し
元に戻した操作をもう一度実行します。操作履歴は全てアウトプットウィンドウに
表示されます。
操作方法:[編集]メニューの[やり直し]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + Y を押下

6-11
6−2 メニュー

●切り取り
選択している部品を他の場所に貼り付けるために、クリップボードに移動します。
操作方法:[編集]メニューの[切り取り]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + X を押下

●コピー
選択している部品をクリップボードにコピーします。
操作方法:[編集]メニューの[コピー]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + C を押下

●貼り付け
クリップボードから部品を貼り付けます。
操作方法:[編集]メニューの[貼り付け]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + V を押下

●削除
選択している部品を削除します。
操作方法:[編集]メニューの[削除]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
キーボードの[Delete]キーを押下

●全て選択
全ての部品を選択します。全て選択を実行すると、配置やサイズ変更を実行する際
には、ベース部品(選択マークが紺色の部品)が基準となります。
操作方法:[編集]メニューの[全て選択]を選択
ショートカット Ctrl + A を押下

6-12
6−2 メニュー

●検索
検索条件と一致する内容を検索します。検索結果はアウトプットウィンドウに表示
されます。検索結果をクリックすると、検索内容の位置にジャンプします。
操作方法:[編集]メニューの[検索]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + F を押下

検索ダイアログ

検索内容 検索したい内容を入力します。
オプション 最前面の画面 検索内容に一致する内容を、現在の画面内のみ検索します。
全ての画面 検索内容に一致する内容を、全ての画面内について検索します。

6-13
6−2 メニュー

検索ダイアログ
タイプ 銘板 検索内容に入力した文字を検索します。
読出アドレス 検索内容に入力した読出アドレスを検索します。
書込アドレス 検索内容に入力した書込アドレスを検索します。
全アドレス 検索内容に入力した全ての書込/読出アドレスを検索します。
完全に一致す 検索内容に入力した内容と完全に一致する内容のみを検索します。チェックしない場
る内容のみを 合は、検索内容を含む全ての内容を検索します。
検索する
多言語を検索 検索内容に入力した語を含む全ての言語を検索します。このオプションは[タイプ]
する が[銘板]に設定されている時のみ有効です。

●置換
現在の画面、または全ての画面上の文字、読出アドレス、書込アドレスを置換しま
す。
[データタイプ]にはビット、ワード、2ワードを選択します。置換内容が読出
アドレス、または書込アドレスのときのみ[データタイプ]オプションが有効にな
ります。
操作方法:[編集]メニューの[置換]を選択
ショートカット Ctrl + H を押下

置換ダイアログ

検索内容 検索したい内容を入力します。
置換内容 置換したい内容を入力します。
オプション 最前面の画面 検索内容に一致する内容を、現在の画面内のみで検索・置換しま
す。
全ての画面 検索内容に一致する内容を、全ての画面内で検索・置換します。
置換対象 銘板 入力した内容を検索・置換します。
読出アドレス 入力した読出アドレスのみを検索・置換します。
書込アドレス 入力した書込アドレスのみを検索・置換します。
データタイプ ビット ビット、ワード、2 ワードのいずれかを選択します。
ワード
2 ワード

6-14
6−2 メニュー

置換ダイアログ
置換 入力した検索内容を置換して、次の内容を検索します。例えば、
書込アドレスを$157 から $158 に置換する場合は、
[検索内容]
に$157、[置換内容]に$158 を入力します。[置換]ボタンをク
リックすると、一致する内容が検索されます。確認ダイアログで
[はい]ボタンをクリックして置換を実行します。

全て置換 一致した内容を自動的に全て置換します。

●ホスト号機番号置換
ホストの号機番号を置換します。
操作方法:[編集]メニューの[ホスト号機番号置換]を選択

ホスト号機番号置換ダイアログ

号機番号検索 置換元の号機番号を設定します。
号機番号置換 置換先の号機番号を指定します。
ホスト名 対象のホスト名を指定します。
オプション 置換範囲を選択します。チェックした項目が置換対象です。

●グループ化
選択している部品をグループ化します。グループ化した複数の部品は、一つのオブ
ジェクトとして位置およびサイズを変更することができます。グループ化した部品
を他の部品と再度グループ化することはできません。
操作方法:[編集]メニューの[グループ化]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + G を押下

6-15
6−2 メニュー

●グループ化解除
部品のグループ化を解除します。
操作方法:[編集]メニューの[グループ化解除]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + U を押下

●頂点の編集
多角形の頂点の位置を変更・追加・削除して、形状を変更します。この機能を選択
すると、図形の頂点が表示されます。以下の手順で頂点の変更・追加・削除を実行
します。
操作方法:[編集]メニューの[頂点の編集]を選択

1. 頂点の変更
① カーソルを頂点に近づけ、形状が へ変化したら、変更したい位置までドラッ
グします。
② 右クリックをすると、頂点の編集モードが終了します。

2. 頂点の追加
① [Ctrl]キーを押しながらカーソルを輪郭線に近づけ、形状が へ変化したら、
輪郭線上で頂点を追加する位置を左クリックします。
② 右クリックをすると、頂点の編集モードが終了します。

3. 頂点の削除
① [Ctrl]キーを押しながらカーソルを削除する頂点に近づけ、形状が へ変化
したら、頂点を左クリックします。
② 右クリックをすると、頂点の編集モードが終了します。

●順序
重ねて配置された部品の表示順序を変更します。
操作方法:[編集]メニューの[順序]から各機能を選択
ツールバーの各順序アイコンをクリック
[順序]には以下の機能があります。
最前面に移動 最前面へ移動させます。

最背面に移動 最背面へ移動させます。

1 つ前面へ移動 部品を 1 つ前面へ移動させます。

1 つ背面へ移動 部品を 1 つ背面へ移動させます。

6-16
6−2 メニュー

●配置整列
部品を配置します。複数の部品を選択した時この機能を利用できます。基準となる
部品は、ベース部品です。
操作方法:[編集]メニューの[配置整列]から各機能を選択
ツールバーの各配置整列アイコンをクリック
[配置整列]には以下の機能があります。
左揃え ベース部品の左端の位置に揃えます。

右揃え ベース部品の右端の位置に揃えます。

上揃え ベース部品の上端の位置に揃えます。

下揃え ベース部品の下端の位置に揃えます。

上下中央揃え 複数選択している部品を垂直中央に配置します。

左右中央揃え 複数選択している部品を水平中央に配置します。

左右等間隔に整列 選択している部品を左右方向に等間隔に整列しま
す。
上下等間隔に整列 選択している部品を上下方向に等間隔に整列しま
す。

●同じサイズに揃える
選択した複数の部品の幅や高さを揃えます。
操作方法:[編集]メニューの[同じサイズに揃える]から各機能を選択
ツールバーの各アイコンをクリック
[同じサイズに揃える]には以下の機能があります。
幅を揃える 幅を揃えます。

高さを揃える 高さを揃えます。

サイズを揃える 高さ・幅ともにサイズに揃えます。

●文字処理
文字の配置設定
文字の配置を行なったり、文字に下線を引きます。
操作方法:[編集]メニューの[文字処理]から各機能を選択
ツールバーの各アイコンをクリック

6-17
6−2 メニュー

以下の文字の配置設定が可能です。
左揃え 文字を左に揃えます。

中央揃え 文字をエリア内で左右中央に揃えます。

右揃え 文字を右に揃えます。

上揃え 文字を上に揃えます。

上下中央揃え 文字をエリア内で上下中央に揃えます。

下揃え 文字を下に揃えます。

下線 文字に下線を引きます。

テキストのインポート
テキストライブラリから文字列のインポートを行います。
操作方法:[編集]メニューの[文字処理]から[テキストのインポート]を選択

[テキストインポート]ダイアログで、 [テキストライブラリに設定したフォント
を使う]にチェックをすると、インポートを行ったテキストはテキストライブラリ
のフォントで表示されます。テキストライブラリの設定については、[6-2-4 PT メ
ニュー]の[テキストライブラリ]の項目をご参照ください。

6-18
6−2 メニュー

●繰り返し
選択した部品を縦方向や横方向に指定個数分複製します。
操作方法:[編集]メニューから[繰り返し]を選択
ショートカット Ctrl + W を押下

繰り返しダイアログ

個数 (横・縦) 複製したい個数を入力します。個数には複製元の部品の数も含まれます。
間隔 (横・縦) 縦方向、横方向にそれぞれ何ドット間隔で配置するかを設定します。
X 方向/Y 方向 アドレスの増加/減少方向を指定します。
アドレスオフセット 複製時に加算するアドレスのオフセット値を-10000∼10000 の間で設定し
ます。

繰り返し操作の例
ステップ 1

6-19
6−2 メニュー

ステップ 2

6−2−3 表示メニュー

●ツールバー、プロパティ、アウトプットウィンドウ
ツールバー、プロパティ、アウトプットウィンドウを表示・非表示することができ
ます。操作方法は、各メニュー項目を選択します。

6-20
6−2 メニュー

●グリッド設定
グリッド設定を用いると、部品をより簡単かつ正確に配置・整列することができま
す。
グリッドは点で表示され、この間隔は自由に設定することができます。
操作方法:[表示]メニューの[グリッド設定]を選択

グリッド設定ダイアログ

グリッドを表示する 画面上でグリッド点を表示します。
グリッドに合わせる 部品をグリッドに合わせます。部品を移動させると、常にグリッド線上に
ジャンプします。
間隔 幅 幅を設定します。設定範囲は4∼50 です。
高さ 高さを設定します。設定範囲は4∼50 です。

グリッド表示時の画面例

6-21
6−2 メニュー

6−2−4 PT メニュー

●転送
転送[PT→パソコン]
NP 本体からパソコンに画面データを転送します。
操作方法:[PT]メニューから[転送]−[転送[PT→パソコン]]を選択
ショートカットキーCtrl + Shift + B を押下
1. この機能を選択すると、パスワード入力ダイアログが表示されます。

2. パスワード(NP-Designer に設定した最上位パスワード)を入力すると[名前
を付けて保存]ダイアログが表示されます。
3. プロジェクトファイル名を入力し、
[OK]をクリックすると、転送が始まりま
す。プログレスバーが 100%に達し、転送が完了すると、アップロードした画
面データが開きます。

転送中は、進捗状況を確認することができます。
[停止]ボタンを押下して、転送を
中止することもできます。

画面データを転送した際、NP 本体のシステムメニューの設定はアップロードされま
せんので、ご注意ください。

6-22
6−2 メニュー

システム転送[パソコン→PT]
システムを NP 本体へ送信します。NP 本体の機能が追加されます。
操作方法:
[PT]メニューから[転送]−[システム転送[パソコン→PT]
]を選択

転送[パソコン→PT]
NP 本体に画面データを転送します。
操作方法:[PT]メニューから[転送]−[転送[パソコン→PT]]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカットキーCtrl + B を押下

転送中は、進捗状況を確認することができます。

パソコンと NP 本体の接続に失敗すると、以下のエラーメッセージが表示されます。

ケーブルでの転送方法は、USB ケーブルと RS-232 ケーブルのいずれかを選択でき


ます。
転送設定方法:
1.[ツール]メニューの[オプション]を選択
2.[転送設定]で転送方法を設定

画面転送[パソコン→PT]
NP 本体に画面のみを転送します。
操作方法:[PT]メニューから[転送]−[画面転送[パソコン→PT]]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + F9 を押下

6-23
6−2 メニュー

●システム転送[パソコン→USB フラッシュメモリ]
システムを USB フラッシュメモリ経由でパソコンから NP 本体に転送します。この
メニューはプロジェクトを閉じた状態でのみ表示されます。
操作方法:プロジェクトを閉じた状態で、[PT]メニューの[システム転送[パソ
コン→USB フラッシュメモリ]]を選択

転送する前に必ず通信設定を確認してください。通信設定
を誤ると、NP 本体のタッチ反応が低下する可能性がありま
す。

●データブロック設定
データブロック(レシピ)とは、PLC などのメモリエリアに対して、複数の数値を
一度に書き込み/読み出しできる機能です。データブロック機能を利用するには、
[データブロック設定]ダイアログで設定をした上で、制御エリアから制御を行う
必要があります。
操作方法:[PT]メニューから[データブロック設定]を選択
[データブロック設定]ダイアログの設定については下表をご参照ください。

データブロック設定ダイアログ

データブロックを チェックを入れると、データブロック機能が有効になります。
有効にする チェックを外すと、データブロック機能が無効になります。
アドレス
先頭アドレスを入力します。 ボタンをクリックすると、入力ダイアログが表示さ
れます。
フィールド数 データブロックのフィールド数を設定します。1 ワード以上を設定します。
グループ数 データブロックのグループ数を設定します。1 以上を設定します。

6-24
6−2 メニュー

データブロック設定ダイアログ
入力 データブロックのフィールド数とグループ数を設定したあと、 [入力]ボタンをクリッ
クして、データブロックデータを編集します。データブロックのメモリサイズには制
限があります。[PT 設定]ダイアログで[データ保存場所]に SRAM を選択した場
合、データブロックのメモリサイズは 64k になり、全データブロックサイズが 64K
未満でなければなりません(フィールド数×グループ数<64×1024)。

開く データブロックデータをロードします。ロードしたデータブロックデータには先頭ア
ドレスは含まれません。
保存 編集したデータブロックデータをファイルに保存します。保存時に先頭アドレスは保
存されません。
リセット 全てのデータブロック関連の設定と入力したデータブロックデータを削除します。

クリア 入力した全てのデーアブロックを0にクリアします。
印刷 現在の画面のデータブロックデータを全て印刷します。
OK 設定したデータブロックデータを保存します。
キャンセル データブロック設定ダイアログを閉じます。データは保存されません。

6-25
6−2 メニュー

●アラーム設定
アラーム機能とは、登録したアドレスが条件に合致した場合にメッセージを表示す
る機能です。アラーム機能を利用するには、アラーム設定とアラーム関連部品の 2
つの設定が必要です。 [アラーム設定]ダイアログの設定については下表をご参照
ください。
操作方法:[PT メニュー]−[アラーム設定]を選択
アラーム関連部品の設定については「6-4 部品の機能」をご参照ください。

アラーム設定ダイアログ

ア ラ ー ム アラーム アラーム先頭アドレスを設定します。32 ワード・512 のアラーム設定


設定 ブロックアドレス が可能です。
モニタ間隔(S) モニタする時間間隔を設定します。単位は秒です。
レコード数 発生アラームを記録する数を設定します。記録された数がレコード数
を超えると、一番古い記録が削除されて新しい記録が最後のアドレス
に保存されます。
不揮発性メモリ この機能を選択すると、電源 OFF 時にデータが SRAM に保存されま
す。アラームデータの保存容量は、8K bytes です。
(電源 OFF 時に
SRAM の電力が使用されます。

6-26
6−2 メニュー

アラーム設定ダイアログ
ア ラ ー ム プロパティ
設定

アラーム設定は多言語機能に対応しています。上の例では、3言語を設定
しています。各言語のタブをクリックして、メッセージを編集します。
メッセージ アラーム発生時に表示するメッセージを入力します。
色 アラーム発生時に表示するメッセージの色を決定します。
検知パターン アラームの検知条件を設定します。ON または OFF を指
定してください。
画面 アラーム発生時に表示する画面を選択します。
バナー 有効 メッセージバナーを有効/無効にします。
位置 メッセージバナーの表示位置を決定します。上または下に設定可能です。
方向 左 メッセージは右から左に移動します。
右 メッセージは左から右に移動します。
上 メッセージは下から上に移動します。
下 メッセージは上から下に移動します。
移動数 メッセージバナーの移動数を設定します。設定範囲は1∼50 ドットです。
間隔(ms) メッセージバナーの移動間隔を設定します。設定範囲は 50∼3000ms で
す。
背景色 メッセージバナーの背景色を設定します。
削除 メッセージを削除します。
番号部分を選択して、削除をしてください。
開く 現在のアラーム設定情報をクリアし、Alarm Describe File 形式のファイル
を取り込み(インポート)ます。
保存 アラーム設定ダイアログ内の設定情報やアラームメッセージを、Alarm
Describe File 形式のファイルに変換し、出力(エクスポート)します。
閉じる アラーム設定ダイアログを閉じます。

・[Alarm Describe File]への出力・取り込みによって、別プロジェク


トからアラーム設定を流用することができます。
・[Alarm Describe File]はテキストエディタなどで編集しないでくだ
さい。ファイルを取り込めなくなる場合があります。

6-27
6−2 メニュー

●データログ設定
データログ設定はサンプリングを行う部品と合わせてご使用ください。部品の詳細
については、[6-4 部品の機能]をご参照ください。
操作方法:[PT]メニュー−[データログ設定]を選択

データログ設定ダイアログ

追加 必要項目を入力してデータログを追加します。最大で 12 のデータログを追加することができ
ます。

読出アドレス データログをサンプリングする先頭アドレスを設定します。
データ長 サンプリングするワード長を設定します。設定範囲は 1∼13 ワード(連続)
です。最大連続 13 ワードをサンプリングすることができます。
例:データ長が 6 に設定されている場合、連続した 6 ワード($M100,
$M101,…,$M105)をサンプリングします。[ログ点数]に 100 が設定さ
れている場合、毎回 6 ワード×100=600 をサンプリングします。

6-28
6−2 メニュー

データログ設定ダイアログ
追加 サンプリング周 アドレスを読み出すサンプリング周期時間(アドレスを読み出す一回の時
期 間)を設定します。
[トリガ]を制御フラグ(OFF→ON)に設定している
場合、
[サンプリング周期(ms)]は無効になります。サンプリングサイク
ル時間の設定範囲は、0∼86400000ms です。
ログ点数 ログ点数を設定します。
トリガ ログを取るタイミングを選択します。

[サンプリング周期毎]
[サンプリング周期]で設定したサンプリング周期でログを取ります。

[制御フラグの OFF→ON]
制御フラグが OFF から ON になったタイミングでログを取ります。
日時を記録する チェック ON すると、サンプリング操作時に日時を記録します。
自動停止 ログ点数を超えた場合に自動停止をするかを設定します。
・チェック ON 時、ロギング数が[ログ点数]で設定した値に達すると、
NP 本体はデータの記録を停止します。
・チェック OFF 時、記録した数が[ログ点数]で設定した値を超えると、
一番古い記録が上書きされます。
不揮発性メモリ チェック ON すると、電源 OFF 時にサンプリングデータを SRAM に保存
します。保存容量は、240K bytes です。(電源 OFF 時に SRAM の電力が
使用されます。 )
OK データを保存してバッファプロパティダイアログを閉じます。
キャンセル 保存せずにバッファプロパティダイアログを閉じます。
削除 データログを削除します。
修正 データログを修正します。

6-29
6−2 メニュー

●変数テーブル
アドレスに名称を付けます。例えば、 [SERIALA:DM00100]に、
[Symbol_A]とい
う名称をつけることができます。
操作方法:[PT]メニュー−[変数テーブル]を選択

変数テーブルダイアログ

開く tag ファイルを開きます。
保存 [変数テーブル]ダイアログの設定を tag ファイルに保存します。
追加 変数を追加します。
1. 内部メモリまたは SERIALA を選択します。
(2 つ目以降のタブ名称はホスト名称が表示さ
れます。)
2.[追加]ボタンをクリックします。
数字のみまたはアドレス表記と同一の変数を追加しないでください。
削除 選択した行を削除します。
1. マウスで削除をしたい行を選択します。
2.[削除]ボタンをクリックします。選択した行が削除されます。
閉じる 保存せずにダイアログを閉じます。

・名称、もしくはアドレスを入力せずに「閉じる」ボタンを押すと、警
告メッセージが表示されます。

6-30
6−2 メニュー

●PT 設定
[PT 設定]ダイアログには、[基本設定]、[通信]
、[デフォルト]、
[多言語]の 4
つのタブがあります。ここでは、これらのタブの内容について説明しています。
操作方法:[PT]メニュー−[PT 設定]を選択

PT 設定−基本設定タブ

プロジェクトタイ プロジェクトのタイトルを設定します。
トル
機種名 使用する NP 機種名を選択します。
データ保存場所 バックアップメモリデータを SRAM または USB flash memory に保存します。
起動待ち時間 NP 本体の起動待ち時間を設定します。設定範囲は0∼255 秒です。
プロジェクト定期 プロジェクト定期マクロの実行間隔を設定します。
マクロ待ち時間 設定範囲は 100∼65535 ミリ秒です。
パスワード 最上位パスワードを設定します。パスワードは半角数字で設定します。このパスワー
ドは転送時やファイルを開く時に使用します。
開始レベル 開始時のレベルを設定します。0 から7の8レベルがあり、0 が最も低く、7が最も
高くなります。
ユーザーセキュリ このオプションを選択すると、ユーザセキュリティレベルがユーザのレベルよりも
ティレベルが高い 高い場合に部品にマーク表示を行います。
部品にマーク表示
アドレス(制御エ システム制御エリアの先頭アドレスを設定します。
リア) 制御エリアの詳細については、「6-6 制御エリアと状態エリア」を参照してくださ
い。
サイズ 制御エリアのサイズを指定します。制御エリアサイズが0に設定されている場合は、
制御エリア機能は無効になります。

6-31
6−2 メニュー

PT 設定−基本設定タブ
終了後フラグを この機能を選択すると、制御エリアの操作が完了したときに制御エリアのアドレスが0
クリアする にクリアされます。
アドレス(状態 状態エリアの先頭アドレスを設定します。状態エリアの詳細については、「6-6 制御エ
エリア) リアと状態エリア」を参照してください。
最適化 動的最適化 画面切換え時に、画面上でアドレスを読み出している全ての部品を最適
化します。
この機能を選択すると、短時間の間、画面上のアドレスを読み出してい
る全ての部品上に不正な値が表示されますのでご注意ください。最適化
が完了すると、正しい値が表示されます。
静的最適化 エラーチェック操作時に、画面上でアドレスを読み出している全ての部
品を最適化します。
シ ス テ ム メ システムメニューに表示する言語を設定します。
ニュー言語

PT 設定−通信タブ

ホストの追加/ 削除/ 追加 [追加]ボタンをクリックして、ホスト名称とプロトコルを


修正 選択します。同時に2ポートでの通信ができないホストがあ
ります。詳細は「ホスト接続マニュアル」の「1-1 接続可能
なホストの一覧」を参照してください。
削除 ホストを削除します。ホスト No.1 を削除することはできま
せん。
修正 ホスト名とプロトコルを修正します。
プロトコル設定 1 PT 号機番号 PT 号機番号を設定します。設定範囲は 0∼255 です。
ホスト号機番号 ホスト号機番号を設定します。未設定の場合は、デフォルト
設定になります。設定範囲は 0∼255 です。
インターフェース 通信インターフェースを設定します。
データビット 7 ビットまたは 8 ビットを選択します。
ストップビット 1 ビットまたは 2 ビットを選択します。

6-32
6−2 メニュー

PT 設定−通信タブ
プロトコル設定 1 通信速度 4800、9600、19200、38400、57600、115200 から通信速度を選択
します。直接入力することも可能です。最大設定値は、150000 で
す。
パリティ なし、偶数、奇数から選択します。
プロトコル設定 2 COM ポート NP 本体(COM1 または COM2)と通信する COM ポートを設定し
ます。
パスワード 接続する PLC により、通信前にパスワード入力が必要な場合があ
ります。パスワードは半角数字で設定します。
通信待ち時間 ホストの起動待ち時間を設定します。設定範囲は0∼255ms です。
タイムアウト ホストと通信を行うときの通信タイムアウト時間を設定します。設
定範囲は 20∼65535ms です。
リトライ回数 リトライ回数を設定します。リトライ回数に達しない限り、通信エ
ラーダイアログは表示されません。設定範囲は0∼255 回です。
最適化 この機能を有効にすると、全ての関連部品の読出アドレスが全て最適化されます。
サイズ制限 この機能を使用すると、連続したアドレスを読み出す場合に画面更新速度が低下し
ないようにすることが可能です。
この機能は、[基本設定]の[静的最適化]を選択したときに選択することができ
ます。
通信割り込み N 回実 この機能を有効にすると、設定通信割り込み回数に達したときにホストとの通信が
施後、接続を中止する 停止します。この機能を使用すると、NP 本体がリトライを実施したあとの通信エ
ラー発生後に通信エラーダイアログが NP 本体の画面上に表示しないようにするこ
とができます。設定範囲は 1∼255 回です。

6-33
6−2 メニュー

PT 設定−デフォルトタブ

システムデフォルト値 起動時表示画面 NP 本体起動時に表示する画面を設定します。


デフォルトデータフォーマット 部品のデフォルトデータフォーマットを設定し
ます。
デフォルト画面背景色 新規画面作成時、デフォルトの背景色を設定す
ることができます。
システムエラー表示時間 システムエラーメッセージダイアログを表示す
る時間を設定します。設定範囲は 0∼5 秒です。
0 に設定するとシステムエラーメッセージは
NP 本体の画面上に表示されませんのでご注意
ください。
部品デフォルト値 部品フォント名 部品のデフォルトフォントを指定します。
部品フォントサイズ 部品のデフォルトフォントサイズを指定しま
す。
部品フォント色 部品のデフォルトフォント色を指定します。
フリッカ時間 部品のデフォルトフリッカ時間を指定します。

6-34
6−2 メニュー

PT 設定−多言語タブ

セーバ画面 セーバ画面に使用する画面の選択方法などの詳細については[6-2-6 画面メニュー]をご


参照ください。
セーバ画面を有効にする この機能は、[画面]メニューの[メンテナンス]で[セーバ画
面を編集する]を実行する場合に選択します。選択していない
場合は、
[セーバ画面を編集する]で選択した画面でのスクリー
ンセーバは起動しません(設定時間が経過すると、セーバ画面
は表示されず、バックライトが消灯されます)。

6-35
6−2 メニュー

PT 設定−多言語タブ
セーバ画面 ホストのアドレスを読み出す ・この機能を選択すると、スクリーンセーバが有効になります。NP
本体の画面をタッチするとスクリーンセーバが解除します。
- 設定値が 0 の場合
スクリーンセーバが無効になります。
- 設定値が 0 以外の場合
スクリーンセーバが有効になります。
・この機能を選択しない場合、スクリーンセーバは NP 本体に設定
したスクリーンセーバ起動時間が経過すると自動的に起動しま
す。NP 本体の画面をタッチするとスクリーンセーバが解除しま
す。

セーバ画面切換え間隔 セーバ画面の表示間隔を設定します。設定範囲は 1∼255 秒です。


セーバ画面モード終了時 元の画面に戻る:スクリーンセーバ画面に切り換わる前の表示画面
に戻ります。
画面指定:スクリーンセーバ終了後に表示する画面を指定します。
多言語 追加 言語を追加します。最大 8 言語まで設定できます。

・言語名と値を入力します。値は、システムが参照する値です。設
定範囲は 0∼255 です。
・ ボタンをクリックすると、言語名タブに表示 する旗の色を
選択することができます。
有効/無効 画面データを NP 本体に転送する際に、このボタンを用いてどの言
語を使用するかを選択します。
削除 言語を削除します。1 つのプロジェクトに少なくとも 1 言語を使用
する必要があります。
修正 設定した言語名と値を修正します。
デフォルト 複数の言語を使用している際、起動時の初期言語を設定します。

6-36
6−2 メニュー

PT 設定−多言語タブ
多 言 語 ユ ー ザ ー イ ン タ ー この機能を選択すると、多言語ユーザーインターフェースが有
フェース編集を有効にする 効になり、プロパティテーブルで多言語が表示されます。編集
インターフェースは以下の通り表示されます。

●システムマクロ
起動マクロ、プロジェクト周期マクロ、プロジェクト定期マクロ、サブマクロを選
択します。マクロ機能の詳細については、「6-5 マクロ機能」をご参照ください。

6-37
6−2 メニュー

●画像ライブラリ
画像ライブラリに数多くの画像をインポート・保存することができます。
操作方法:[PT]メニュー−[画像ライブラリ]を選択

画像ライブラリダイアログ

[画像ライブラリ]をクリックして保存されている全ての画像を表示します。画像を選択すると、プレビュー
で画像を表示することができます。選択した画像の上でマウスの左ボタンをダブルクリックすると、画像は
実際のサイズで表示されます。

新規画像ライブラリを作成します。 アイコンをクリックすると、[新規画像
ライブラリ]ダイアログが表示されます。

新規画像ライブラリ

画像ライブラリを開く 画像ライブラリ(*.pib ファイル)を開きます。

画像削除 選択したライブラリをアンインストールします。アンインストールしたライブ
ラリはごみ箱に移動されます。

6-38
6−2 メニュー

画像ライブラリダイアログ
画像ライブラリ更新 画像ライブラリを更新します。

指定した画像ライブラリに画像をインポートします。画像ライブラリに保存
できる画像の形式は、BMP、JPG、GIF(静止画像)
、ICO です。

画像インポート手順:
1. アイコンをクリックすると、
[Select Picture]ダイアログが表示されます。
2. 画像を選択します。

画像インポート

エクスポート 画像ライブラリから画像を BMP 形式でエクスポートします。

画像削除 画像ライブラリに保存された画像を削除します。

ショートカットメニュー マウスを右クリックすると、下のショートカットメニューが表示されます。
ショートカットメニューには画像ライブラリで使用する機能が表示されま
す。

6-39
6−2 メニュー

●テキストライブラリ
頻繁に使用する用語や文字をテキストライブラリに入力します。テキストライブラ
リからテキストを選択して、部品にテキストを入力することができます。
操作方法:[PT]メニュー−[テキストライブラリ]を選択

テキストライブラリダイアログ

追加 テキストライブラリにテキストを追加します。テキストライブラリで多言語を用いることが
できます。異なる言語でテキストや用語を入力して、テキストライブラリに保存します。多
言語フォントも設定することができます。
削除 テキストライブラリのテキストなどを削除します。
開く テキストなどをテキストライブラリにインポートします。
保存 テキストファイルをエクスポートします。
閉じる テキストライブラリダイアログを閉じます。

テキストエディタを用いて txt ファイルを編集しないでくだ


さい。編集すると開くことができなくなる可能性がありま
す。

6-40
6−2 メニュー

6−2−5 部品メニュー
NP-Designer には、ボタン、アナログメータ、レベルメーター、パイプ、ランプ、
データ表示、描画、入力、線グラフ、データログ、アラーム表示、図形など 12 種類
の部品があり、様々な機能を使用することができます。各部品のプロパティの詳細
については、
[6-4 部品の機能]を参照してください。

●部品を作成する
1. ワークスペースでマウスを右クリックして部品を選択します。

6-41
6−2 メニュー

2. マウスの左ボタンを押してドラッグします。

3. マウスの左ボタンを離して部品を作成します。

4. 部品のプロパティを設定します。

●部品の移動
1. マウスのカーソルを部品の上に置きます。カーソルが に変化します。

2. マウスの左ボタンを押下します。マウスを動かして部品を移動させます。

6-42
6−2 メニュー

3. 部品が任意の場所に移動したら、マウスの左ボタンを離します。

●部品の幅を変更する
1. マウスのカーソルを部品の端におきます。カーソルが に変化します。

2. マウスの左ボタンを押下して、部品の幅を変更します。

3. 部品が任意の幅に変更したら、マウスの左ボタンを離します。

6-43
6−2 メニュー

●部品の高さを変更する
1. マウスのカーソルを部品の端におきます。マウスのカーソルが に変化しま
す。

2. マウスの左ボタンを押下して、部品の高さを変更します。

3. 部品が任意の高さに変更したら、マウスの左ボタンを離します。

●部品の幅と高さを同時に変更する
1. マウスのカーソルを部品の角におきます。マウスのカーソルが に変化しま
す。

6-44
6−2 メニュー

2. マウスの左ボタンを押下して、部品の幅と高さを変更します。

3. 部品が任意の高さと幅に変更したら、マウスの左ボタンを離します。

●入力文字
以下のいずれかの方法で文字を入力します。

・プロパティリストで、マウスのカーソルが に変化したら カーソルが点滅する


場所に文字を入力する。
・部品を選択してからスペースキーを押下して、文字を入力する。

6-45
6−2 メニュー

●マウスの右クリック
マウスの右クリックで、異なったメニューを使用することができます。
・ツールバー上でマウスを右クリック
ツールバー表示設定メニューが表示されます。

・ワークスペースでマウスを右クリック
部品選択メニューが表示されます。

6-46
6−2 メニュー

・部品上でマウスを右クリック
部品編集メニューが表示されます。

6−2−6 画面メニュー

6-47
6−2 メニュー

●画面の新規作成
画面を新規作成します。1 プロジェクトあたり 300 画面まで作成可能です。
操作方法:[画面]メニューの[画面の新規作成]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + Shift + N を押下
新しい画面のタイトルと番号を指定します。

●画面を開く
既存の画面を開きます。
操作方法:[画面]メニューの[画面を開く]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + Shift + O を押下
この機能を実行すると、各画面のプレビューが[画面を開く]ダイアログに表示さ
れます。

6-48
6−2 メニュー

●メンテナンス
[画面メンテナンス]ウィンドウで、マウスを右クリックして画面をメンテナンス
することができます。画面のコピー、貼り付け、切り取り、セーバ画面の指定など
が可能です。
セーバ画面の選択方法は以下の通りです。セーバ画面の設定は、
[PT]メニューから
[PT 設定]-[多言語]タブで行なってください。

セーバ画面の選択方法
1. [画面] メニューから[メンテナンス]を選択して、
[画面メンテナンス]を
開きます。

2. マウスを右クリックして、[セーバ画面を編集する]を選択します。

6-49
6−2 メニュー

3. マウスをドラッグして、セーバ画面を指定します。

セーバ画面の削除方法
削除したいセーバ画面を選択し、[Delete]キーを押下します。

●切り取り
画面全体を切り取ってクリップボードに貼り付けます。
操作方法:[画面]メニューの[切り取り]を選択

画面の切り取り操作を元に戻すことはできません。画面の削除と同様、
画面が削除されます。しかし画面を貼り付けることにより切り取り前と
同じ画面を作成することができます。画面の[切り取り]を選択すると、
以下のダイアログが表示されます。

●コピー
画面全体をコピーします。
操作方法:[画面]メニューの[コピー]を選択

6-50
6−2 メニュー

●貼り付け
画面を貼り付けます。全ての画面設定は貼り付け前の画面と同じです。画面タイト
ルは自動的に変更されます。
操作方法:[画面]メニューの[貼り付け]を選択

●削除
現在編集中の画面や部品を削除します。
操作方法:[画面]メニューの[削除]を選択

画面の削除操作を元に戻すことはできません。画面の[削除]を選択する
と、以下のダイアログが表示されます。削除を実行する前に削除対象画
面である事を十分に確認してください。

●イメージエクスポート
画面をイメージにしてエクスポートします。
操作方法:[画面]メニューの[イメージエクスポート]を選択

アイコンをクリック

●イメージインポート
編集画面の背景としてイメージをインポートします。インポート可能なファイル形
式は、BMP、JPG、GIF、ICO です。
操作方法:[画面]メニューの[イメージインポート]を選択

●インポートしたイメージをクリア
インポートしたイメージを削除します。
操作方法:[画面]メニューの[インポートしたイメージをクリア]を選択

●画面ロード時マクロ
使用方法とマクロの編集方法については、
[6-5 マクロの機能]を参照してください。

●画面アンロード時マクロ
使用方法とマクロの編集方法については、
[6-5 マクロの機能]を参照してください。

6-51
6−2 メニュー

●画面定期マクロ
使用方法とマクロの編集方法については、
[6-5 マクロの機能]を参照してください。

●ファンクションスイッチ
NP 本体の各画面で使用するファンクションスイッチの機能を指定することができ
ます。

ファンクションスイッチの設定方法
1. ファンクションスイッチが画面上に表示されていない場合は、
[画面]メニュー
から[ファンクションスイッチ]を選択してファンクションスイッチを表示し
ます。
2. ファンクションスイッチを押下すると、メニューが表示されます。
3. 任意の機能をクリックします。

6-52
6−2 メニュー

「システムメニュー」機能はデフォルトで割り当てられています。デ
フォルトで「システムメニュー」機能に割り当てられているファンク
ションスイッチは以下の通りです。

形式 ファンクションスイッチ
ファンクションスイッチが 3 中央のファンクションスイッチ
つボタン
ファンクションスイッチが 6 F6
つボタン

●画面プロパティ
現在編集中の画面のプロパティを設定します。
操作方法:[画面]メニューの[画面プロパティ]を選択
[プロパティ]の[リスト]タブで[プロパティ]の[Detail]を選択

画面プロパティダイアログ

画面番号 画面番号の範囲は1∼65535 です。番号は重複できません。


ポ ッ プ ア ッ ポップアップ画面と 他の画面に重ねて表示する場合に、この機能を選択します。
プ画面 して使用する

ベース画面を切換えてもポップアップ画面は閉じません。

6-53
6−2 メニュー

画面プロパティダイアログ
ポップアップ画 幅 ポップアップ画面の幅を設定します。単位はドットです。最小値は
面 32 です。
高さ ポップアップ画面の高さを設定します。単位はドットです。最小値は
32 です。
ポップアップ画面 ポップアップ画面を NP 本体の中央に表示する、または任意の位置を
の位置 設定するかを指定します。
以下のいずれかの方法で位置を設定します。
・直接座標(X、Y 軸)を入力する。
・マウスボタン を押下してポップアップ画面を任意の位置にド
ラッグする。

タイトルバーを付 このオプションは、ポップアップ画面にタイトルバーを表示する際に
ける 選択します。
画面定期マクロ待ち時間 画面定期マクロの実行間隔を設定します。設定範囲は 100ms∼5s で
す。
画面表示スピード 高速、中速、低速の 3 段階のスピードがあります。この機能を用いる
と、画面切換時に部品を即座に表示することができます。
注意:各画面上の 4 部品のみが即座に更新されますのでご注意くださ
い。
対象部品のプロパティにある[画面表示スピードアップ]設定
で[Yes]を選択してください。
シート シ ー ト を 適 用 す このオプションは、別の画面をシートとして適用します。
る シートは全部品の背面に移動して背景画面になります。

6-54
6−2 メニュー

6−2−7 ツールメニュー

●エラーチェック
プロジェクトをエラーチェックします。
新規のプロジェクトの場合は、エラーチェック前に[名前を付けて保存]ダイアロ
グが表示されます。既に保存されている、または既存のプロジェクトであれば、直
ちにエラーチェックが実行されます。
エラーチェックの結果は、アウトプットウィンドウに表示されます。エラーがない
場合は、ファイルが作成されます。
操作方法:[ツール]メニューの[エラーチェック]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカットキーCtrl + E を押下

エラーチェックによるデバッグ例
1. 新規プロジェクトを作成します。
2. 編集画面を 2 つ作成します。
3. 各画面にボタンを作成して、部品のデフォルト設定のままにしておきます。

6-55
6−2 メニュー

エラーチェックによるデバッグ例

4. アイコンを押下してエラーチェックを実行します。エラー警告メッセージが表示さ
れ、エラー数が表示されます。下のダイアログでは、エラーが 2 つ発生し、両エラーはア
ウトプットウィンドウに表示されています。

5. エラーメッセージをクリックすると、エラーが発生した画面に自動的に切り換わります。

●テスト
PLC に接続することなく、編集画面の読出/書込アドレスやマクロが、作成プログラ
ム上で正しく設定されているかをテストすることができます。
操作方法:[ツール]メニューの[テスト]を選択

ツールバーの アイコンをクリック
ショートカット Ctrl + T を押下

テスト画面で日付時刻の設定は保存されません。

6-56
6−2 メニュー

●オプション
オプションダイアログで NP-Designer の環境設定を行ないます。
操作方法:[ツール]メニューの[オプション]を選択

オプションダイアログ

出力パス エラーチェック後に出力されるファイルの保存場所を設定します。テスト機能、ファイル
の転送時などにこの場所のファイルが参照されます。
オプション ツールバー/ウィンドウ 画面にツールバーやウィンドウの表示/非表示を設定します。

言語 英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、日本語を選択しま
す。
転送設定 転送時の通信ポート(USB1.1/PC COM ポート)を設定します。
自動保存… 指定した時間間隔毎に自動的にファイルを保存します。設定単位
時間間隔 は分、設定範囲は0分∼120 分です。
次回起動時にプロジェ 最後に編集したファイルを、NP-Designer 起動時に自動で開きま
クトを自動で開く す。

6-57
6−2 メニュー

オプションダイアログ
オプション アップロード時に NP 本体からパソコンに画面転送を行なうと、画像も全て転送されま
画像データを含め す。

入力アドレスを変 例えば、アドレス[SERIALA:DM00100]を[Symbol_A]という文
数 名 に 自 動 コ ン 字に置換する場合、あらかじめ変数テーブルで設定をしておきます。
バートする このオプションが選択されていると、入力アドレス
[SERIALA:DM00100]は自動的に[Symbol_A]に変換されます。
表 示 読 出 / 書 込 ア 表示する読出/書込アドレスのフォントサイズを設定します。
ドレスのフォント
サイズ
PT USB ド ラ PT USB ドライバを再インストールします。
イブ 再インス
トール

PT USB ド ラ PT USB ドライバをアンインストールします。


イブ アンイン
ストール
OK 変更した設定が保存され[オプション]ダイアログが閉じます。
キャンセル 変更した設定は保存されずに[オプション]ダイアログが閉じます。

6-58
6−2 メニュー

6−2−8 ウィンドウメニュー

ウィンドウメニューの一覧と各項目の用途を、次に示します。

メニュー 機能 ショートカットキー アイコン


閉じる 開いている画面編集ウィンドウを閉じます。
全て閉じる 開いている画面編集ウィンドウをすべて閉じま
す。
次のウィンドウ 次のウィンドウへフォーカスを移します。 Shift+PgDn

前のウィンドウ 前のウィンドウへフォーカスを移します。 Shift+PgUp

重ねて表示 開いている画面編集ウィンドウを重ねて表示し
ます。
上下に並べて表示 画面編集ウィンドウを上下に並べて表示します。
左右に並べて表示 画面編集ウィンドウを左右に並べて表示します。
ウィンドウ一覧 開いている画面編集ウィンドウを一覧で表示し
ます。最前面の画面にはチェックがつきます。

6-59
6−2 メニュー

6−2−9 ヘルプメニュー

●バージョン情報
NP-Designer のバージョン情報を表示します。
操作方法:[ヘルプ]メニューの[バージョン情報]を選択

ツールバーの アイコンをクリック

6-60
6−3 ツールバー

6−3 ツールバー
ここでは、ツールバーの説明をしています。各機能の詳細については[6-2 メニュー]
をご参照ください。

●ファイルツールバー

アイコン 機能

プロジェクトの新規作成

プロジェクトを開く

保存

イメージエクスポート

画面作成

画面を開く

検索

印刷

バージョン情報

●編集ツールバー

アイコン 機能

元に戻す

やり直し

切り取り

コピー

貼り付け

削除

6-61
6−3 ツールバー

●フォントツールバー

アイコン 機能

フォントサイズ

フォント

左揃え

中央揃え

右揃え

上揃え

上下中央揃え

下揃え

フォント色

太字

斜体

下線

●ビットマップ

アイコン 機能 説明
スポイトツールで画像の色を吸い取って、透過したい色を画像
透過色選択
上で選択します。
全画像整列/ 現在選択している部品と状態だけでなく、全ての画像と状態に
サイズ変更 対して、ストレッチ、サイズ変更、整列が実行されます。

画像フルストレッチ 選択している画像を部品全域に引き伸ばします。

サイズ変更 1:1 元画像の縦横比を保持してサイズ変更します。

実サイズ変更 選択している画像を実際の画像サイズに変更します。

画像左揃え 選択している画像を左に揃えます。

画像左右中心揃え 選択している画像を左右中心に揃えます。

画像右揃え 選択している画像を右に揃えます。

6-62
6−3 ツールバー

アイコン 機能 説明
画像上揃え 選択している画像を上に揃えます。

画像上下中心揃え 選択している画像を上下中心に揃えます

画像下揃え 選択している画像を下に揃えます。

●部品ツールバー

アイコン 機能
ボタン

アナログメータ

レベルメータ

パイプ

ランプ

データ表示

描画

入力

折れ線

データログ

アラーム

図形

●ビルドツールバー

アイコン 機能
現在の部品ステート

OFF/0 ステートを表示する

ON/1 ステートを表示する

全ての読出/書込アドレスを表示する

前のウィンドウ

6-63
6−3 ツールバー

アイコン 機能
次のウィンドウ

エラーチェック

転送[パソコン→PT]

画面転送[パソコン→PT]

テスト

●レイアウトツールバー

アイコン 機能
グループ化

グループ化解除

最前面に移動

最背面に移動

1 つ前面へ移動

1 つ背面へ移動

左揃え

右揃え

上揃え

下揃え

左右中央揃え

上下中央揃え

左右等間隔で中点に整列

上下等間隔で中点に整列

同じ幅に揃える

同じ高さに揃える

同じサイズに揃える
*詳細は 6-2-2 編集メニューをご参照ください。
●ズームツールバー

6-64
6−3 ツールバー

アイコン 機能

ズームレベル

拡大

縮小

6-65
6−4 部品の機能

6−4 部品の機能
NP-Designer の部品を使って様々な種類の画面を作成する事ができます。ここでは、
部品の選び方や機能について説明をしています。

6−4−1 部品の選択と作成
画面編集時に以下のいずれかの方法で部品を選択してください。
・ 画面のワークスペースでマウスを右クリックすると、ショートカットメニュー
が表示されます。マウスを使って使用したい部品を選択します。

・ [部品] メニューから部品を選択します。
・ ツールバーのアイコンをクリックして部品を選択します。

画面を選択した後、左クリックします。ワークスペース上でマウスをドラッグして、
以下のように部品を作成します。1 画面あたり 1024 部品まで作成可能です。

・入力を受け付ける部品を重ねて配置した際、最も手前の部品の入力の
み受け付け、背面の部品へは入力されません。

6-66
6−4 部品の機能

6−4−2 共通設定
各部品に共通な設定は以下の通りです。 部品によっては、以下の機能がない部品も
ありますのでご注意ください。
共通設定 説明
銘板 部品の銘板、銘板サイズ、フォント、銘板色を設定します。
[フォント]の
銘板サイズ
フォント 横にある ボタンをクリックすると、以下の[フォント設定]ダイアロ
銘板色 グが表示されます。読出アドレスを None にした場合、読出アドレスは書
込アドレスと同じアドレスを参照します。

[フォント設定]ダイアログで、フォント名、フォントサイズ、倍率を設定します。プレ
ビュー画面で、文字フォーマットを見る事ができます。多言語機能を使用している場合は、
[フォント設定]ダイアログの言語のタブでそれぞれの言語のフォント設定を編集する事
ができます。上の例を参照してください。

6-67
6−4 部品の機能

共通設定 説明
書込アドレス
プロパティの[書込アドレス]または[読出アドレス]の横にある ボタンをクリックす
読出アドレス
ると、入力ダイアログが表示されます。書込アドレス、または読出アドレスを設定します。
読出アドレスを None にした場合、読出アドレスは書込アドレスと同じアドレスを参照しま
す。

SERIALA または内部メモリを [ホスト]に設定します。接続先が複数の場合は、[ホス


ト]ドロップダウンリストに接続方法が追加されます。 [ホスト]と[タイプ]を設定し、
アドレスを入力してエンターキーをクリックしてください。選択した部品に対応する値が
記録されます。
ホストに内部メモリを選択した場合は、以下から[エリア]を選択します。

6-68
6−4 部品の機能

共通設定 説明
書込アドレス $ : 内部アドレス
読出アドレス $M : 不揮発性内部アドレス
*$ : 間接アドレス
RCPNO : データブロック番号アドレス
RCP : データブロックアドレス
[PT メニュー]の[通信]タブで[NULL]に設定したとき、選択できるホストは内部
メモリのみです。
フリッカ [有効]を選択すると、部品が点滅します。
画像ライブラリ 1. [画像ライブラリ名]をクリックして、部品の画像を選択します。

2. [画像名]の をクリックすると、以下のダイアログが表示されま
画像名
す。

3. ダイアログ上でダブルクリックして画像を選択します。
* Shift キーを押しながらマウスの左クリックで複数の画像を選択し、指定した部品に同時
にインポートすることが可能です。選択した複数の画像は部品の各ステートに順番に保
存されます。選択した画像の数が部品ステート数を超える時、部品ステート数のみの画
像がインポートされ、ステート数を超えた画像は処理されず部品へインポートされませ
ん。
注意:ユーザーが指定した画像ライブラリ名と画像名はプロジェクトデータに保存され
ません。プロジェクトを再度開いた場合、画像ライブラリ名は「_LocalTempxx」画像名
は「HMIxx」になります。
透過効果
スポイト は、画像の色を吸い取り、画像の透過色を決定します。操作
透過色
前と操作後の詳細は下図の通りです。
操作前 操作後

6-69
6−4 部品の機能

共通設定 説明
長押し(s) ボタンの有効時間を設定します。設定範囲は 0 から 10 秒です。[長押し]を設定した
場合、設定時間を超える間ボタンを押下するとボタンが有効になります。この機能を
用いると誤操作を防止する事ができます。
ユ ー ザ セ キ ュ リ 0∼7 のユーザセキュリティレベルを設定します。
(デフォルトは 0。最も高いセキュリ
ティレベル ティレベルは7)。現在のセキュリティレベル以下のレベルの部品のみを操作する事が
できます。
最低セキュリティ ボタン押下後に強制的に現在のセキュリティレベルを最低レベルに設定します。この
設定 機能を用いるとユーザによる誤操作を防止する事ができます。
インタロックアド インタロックアドレス:
レス 設定した通信アドレスの状態によって、部品の入力を受け付けるか受け付けないかの
インタロックレベ インタロックを設定できます。
ル インタロックレベル:
・On に設定した場合。
インタロックアドレス On 時は入力不可です。
(Off 時は入力許可です)
・Off 設定した場合。
インタロックアドレス Off 時は入力不可です。
(On 時は入力許可です)
ON 時マクロ 「6-5 マクロ機能」をご覧ください。
OFF 時マクロ 「6-5 マクロ機能」をご覧ください。
タッチ ON マクロ 「6-5 マクロ機能」をご覧ください。
タッチ OFF マクロ 「6-5 マクロ機能」をご覧ください。
トリガ 設定値の書込前または書込後に、ホストの指定アドレスを ON にします。指定アドレ
トリガモード スは手動で OFF にするまで ON 状態となります。
枠の色 部品の枠の色を設定します。
背景色 部品の背景色を設定します。
塗りつぶしの色 部品の塗りつぶしの色を設定します。
画面表示スピード 「6-2-6 画面メニュー」の「画面プロパティ」をご覧ください。
アップ

6-70
6−4 部品の機能

6−4−3 ボタン部品

ボタン マクロ 読出 書込 説明
セット タ ッ チ ON/ ○ ○ 設定アドレス(ビット)が ON に設定されます。ユー
タッチ OFF ザがボタンを離したり、再度押下したりしても、設
定アドレスは常に ON の状態です。タッチ ON マク
ロがある場合は、同時に実行されます。
リセット タ ッ チ ON/ ○ ○ 設定アドレス(ビット)が OFF に設定されます。ユー
タッチ OFF ザがボタンを離したり再度押下したりしても、設定
アドレスは常に OFF の状態です。タッチ OFF マク
ロがある場合は、同時に実行されます。
モーメンタリ タ ッ チ ON/ ○ ○ ボタン押下中のみ、設定アドレス(ビット)が ON
タッチ OFF になります。
ボタンを押すとビットが ON になり、同時にタッチ
ON マクロが実行されます。ボタンを離すとビット
が OFF になり、同時にタッチ OFF マクロが実行さ
れます。
オルタネート タ ッ チ ON/ ○ ○ ボタンを押すごとに、OFF から ON になった時は、
タッチ OFF タッチ ON マクロが実行され、ON から OFF になっ
た時は、タッチ OFF マクロが実行されます。
N-ステート ON/OFF 時 ○ ○ 1から 256 まで、複数のステートを設定することが
出来ます。読出アドレスに応じてステートが変化し
ます。
値の割当 ON/OFF 時 × ○ ボタンを押下すると、[Numeric keypad]ダイアロ
グが NP 本体の画面に表示されますので、値を直接
入力してください。値を入力し、[ENTER]キーを
押下すると、入力値は設定アドレスに送られます。
定数の割当 ON/OFF 時 × ○ 特定の値が設定アドレスに書き込まれます。
N-インクリメント ON/OFF 時 ○ ○ 設定アドレスの値と設定値が足され、その値が設定
アドレスに保存されます。
N-デクリメント ON/OFF 時 ○ ○ 設定アドレスの値から設定値が引かれ、その値が設
定アドレスに保存されます。
画面切換 ON/OFF 時 × × 指定画面に切り換ります。

6-71
6−4 部品の機能

ボタン マクロ 読出 書込 説明
前の画面に戻る ON/OFF 時 × × 直前に表示していた画面に戻ります。
前の表示に戻る ON/OFF 時 × × 画面切換ボタンで切り換えた順番に従い、前の表示
画面に戻ります。
温調操作 × × ○ 温調操作ボタンは温調へコマンドを発行することが
できるボタンです。

●一般ボタン
一般ボタンには、セットボタン、リセットボタン、モーメンタリボタン、オルタネー
トボタンの4種があります。これらのボタンを押下すると、ON/OFF 信号がホスト
に送られます。
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。
一般ボタンのプロパティ
スタイル 標準 浮き出し 円形 透明

ボタンのスタイルを指定します。
機能 新規に部品を作成せずに、他の一般ボタンに変更する事ができます。

●N-ステートボタン
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。
N-ステートボタンのプロパティ
1以上の状態をもつボタンです。
データ長 ビット、ワード、LSB のいずれかを設定します。
読出フォーマット BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数のいずれかのデータ
形式を設定します。データ長がワードの時のみ設定できます。
ステートの追加/削除 部品のステート数を設定します。ステートの設定範囲は、データ長の設定によ
り異なります。
ビット:2 ステート
ワード:256 ステート
LSB :16 ステート
シーケンス (前のステート/次のステート)
N-ステート部品のシーケンスを切り換えます。

6-72
6−4 部品の機能

例:N-ステートボタン
データ長が LSB の場合(D100.0-D100.1∼D100.3-D100.4):

S0=D100.0 ON S1=D100.1 ON S2=D100.2 ON S3=D100.3 ON S4=D100.4 ON

●値の割当ボタン
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

値の割当ボタンのプロパティ
画面上でこのボタンを押下すると、数値入力キーパッドが表示されますので、直接値を入力することが
可能です。
[Enter]キーを押下すると、入力設定値は指定アドレスに送られます。
詳細レンジ設定

データ長 ワード(16 ビット)または2ワード(32 ビット)を選択し


ます。
データ形式 設定可能なデータ形式は以下の通りです。
ワード:BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、
16 進数、バイナリ
2 ワード:BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、
16 進数、バイナリ、浮動小数点
最小 最小値および最大値を設定して、入力設定範囲を決定しま
す。
最大
整数桁 整数桁と小数桁を設定します。データ形式に[浮動小数点]
小数桁 が設定されたときのみ、実際の桁数になります。

6-73
6−4 部品の機能

例:値の割当

Numeric keypad(テンキー)

●定数の割当ボタン
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

定数の割当ボタンのプロパティ
画面上で定数の割当ボタンを押下すると、設定された定数値はホスト対応アドレスへ送られます。値の
割当ボタンと同じように機能します。
詳細レンジ設定

データ長 ワード(16 ビット)または2ワード(32 ビット)を設定します。

データ形式 BCD、10 進数(符号付き)


、10 進数(符号無し)、16 進数のいず
れかを選択します。
詳細設定 書き込みたい定数値を入力します。

6-74
6−4 部品の機能

●N-インクリメント/N-デクリメント
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

N-インクリメント/N-デクリメントボタンのプロパティ
N-インクリメント/N-デクリメントボタンを押下すると、ホストの値が読み込まれ、設定した定数値が増
減されます。その後、増減した値がホスト対応アドレスに書き込まれます。値が上/下限値を越えると、
上/下限値がホスト対応アドレスに保存されます。
機能 新規に部品を作成せずに、N-インクリメント/N-デクリメントに変更する事がで
きます。
詳細レンジ設定

データ長 ワード(16 ビット)または2ワード(32 ビット)を選択します。


データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数のい
ずれかを設定します。
増減値 N-インクリメントや N-デクリメントボタン押下時の、増減値を
設定します。
上/下限値 増減値の制限を設定します。

例:N-インクリメント/N-デクリメントボタン
+/-ボタンを押下して、D1000 の値を調整します。

6-75
6−4 部品の機能

●画面切換/前の画面に戻る/前の表示に戻るボタン
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

画面切換/前の画面に戻る/前の表示に戻るボタンのプロパティ
以下の3つのボタンで画面を切り換える事ができます。
1.画面切換:画面上でこのボタンを押下すると、NP 本体は指定画面に切り換わります。
2.前の画面に戻る:画面上でこのボタンを押下すると、NP 本体は前の画面に移動します。
3.前の表示に戻る:画面上でこのボタンを押下すると、NP 本体は前の表示に戻ります。

上の例は、画面遷移の操作例です。
画面切換ボタン:
画面1で、
[画面 2 へ]ボタンを押下すると、画面2に切り換わります。画面2で[画面 3 へ]ボタンを押
下すると、画面3に切り換わります。
前の画面に戻る:
画面3で[前の画面に戻る]ボタンを押下すると、一つ前に表示していた画面2に切り換わります。続けて
画面2で[前の画面に戻る]ボタンを押下すると、画面 3 に切り換わります。
前の表示に戻る:
画面 2 で、[前の表示に戻る]ボタンを押下すると、画面1に切り換わります。
機能 新規に部品を作成せずに、画面切換/前の画面に戻る/前の表示に戻るボタンに変更する事がで
きます。
詳細設定

注意:このオプションは画面切換ボタンでのみ設定できます。
ポップアップ画面を閉じる ポップアップ画面に配置した場合にのみこのチェックボック
スが有効になります。
このボタンを押下すると、使用中のポップアップ画面が終了
します。
画面切換後、ユーザセキュリ チェックすると、ボタン押下後に、強制的に現在のユーザセ
ティレベルを最低セキュリティ キュリティレベルが最低レベルになります。これにより誤動
レベルに設定する。 作を防止します。

6-76
6−4 部品の機能

画面切換/前の画面に戻る/前の表示に戻るボタンのプロパティ
画面切換 切換先画面を選択します。このボタンを選択すると以下のダイアログが表示されます。

[画面を開く]ダイアログの左側の一覧から表示したい画面を選択すると、プレビュー
が右側に表示されます。
注意:このオプションは画面切換ボタンでのみ設定できます。

●温調操作ボタン
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。
プロトコルに EJ1 を指定した場合、温調操作ボタンが利用できます。設定方法は、
「6-2-4 PT メニュー」の「PT 設定-通信タブ」を参照ください。
温調操作ボタンは温調へコマンドを発行することができるボタンです。
コマンドの指定方法は、書込アドレス(入力ダイアログ)で指定します。
各コマンドの詳細は温調マニュアルを参照してください。

●システム機能ボタン

6-77
6−4 部品の機能

全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

システム機能ボタンのプロパティ
機能 新規に部品を作成せずに、システム機能ボタンに変更する事ができます。
システム日時 NP 本体の画面上でボタンを押すと、日時ダイアログボックス
が表示されます。NP 本体のシステム日時(年月日、時間、分、
秒)を設定します。

パスワードテーブル NP 本体の画面上でこのボタンを押すと、Password Table ダイ


設定 アログボックスが表示されます。
現在のユーザセキュリティレベルと同じ又は低いレベルのパス
ワードのみを表示・変更する事ができます。高いレベルのパス
ワードを表示・変更する事はできません。

ユーザセキュリティレベル 7

ユーザセキュリティレベル 5
画面データを入れ換えても、パスワードテーブルで設定したパ
スワードが引き継がれます。

6-78
6−4 部品の機能

システム機能ボタンのプロパティ
機能 パスワード入力 このボタンを押すと、Password Keypad ダイアログボックスが
表示されます。
入力したパスワードに応じてユーザセキュリティレベルが変化
します。高いレベルのパスワードを入力すれば、ユーザセキュ
リティレベルも高くなります。

コントラスト・輝度 このボタンを押下すると、以下のダイアログが表示されますの
で、NP 本体の LCD コントラストと輝度を調整します。
「工場
出荷時の設定に戻す」ボタンを押下すると、NP 本体の LCD 設
定は初期値に設定されます。「コントラストを中間値に戻す」ボ
タンを押下すると、コントラスト調整バーが中間に移動します。

最低セキュリティ このボタンを押すと、ユーザセキュリティが最低レベル(レベ
ル0)に設定されます。
システムメニュー このボタンを押すと、システムメニューが表示されます。シス
テムメニューで[終了]を選択すると、NP 本体起動時の操作
画面に戻る事ができます。

6-79
6−4 部品の機能

6−4−4 メータ(1∼3)

全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●メータ(1∼3)
メータ(1∼3)のプロパティ
アドレス値が制限を超えていないかをモニタするのに適しています。
スタイル 標準 浮き出し くぼみ

詳細設定

データ長 ワード(16 ビット)または 2 ワード(32 ビット)を選択してくださ


い。
データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)のいずれかを設定し
てください。
最小値 表示する最大値と最小値を設定します。
最大値

6-80
6−4 部品の機能

メータ(1∼3)のプロパティ
詳細設定 ターゲット値色 チェックすると、下のメータのようにユーザが設定し
た色でターゲット値が表示されます。
ここでは、ターゲット値は 60 に、色は色 No.0 に設定
しています。

上下限 「下限領域色/上限領域色」を参照してください。
ターゲット/上下限可変 チェックすると、下限値は読出アドレス+1、上限値は
読出アドレス+2 ターゲット値は読出アドレス+3 にな
ります。
整数桁 整数桁および小数桁を設定します。桁数は実際の桁数
小数桁 ではなく、表示のために使用されます。
下限領域色 詳細設定ダイアログの[上下限]をチェックした場合のみ、下限/上限領域色をプロパ
上限領域色 ティで選択する事ができます。
下限値を 30、下限領域色を色 No.3、上限値を 70、上限領域色を色 No.1 に設定する
と、メータ部品(1∼3)は下のように表示されます。

針色 針の色を設定します。
目盛色 目盛の色を設定します。
目盛数を設定します。上下ボタンを用いて目盛数を増減させます。設定範囲は 1 から
目盛数
10 です。

6-81
6−4 部品の機能

6−4−5 メータ(4∼7)

全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●メータ(4∼7)
メータ(4∼7)のプロパティ
設定したアドレス値の連続的な変化をメータで表示します。
枠の色 メータ(4∼7)の塗りつぶしの色、枠の色、背景色を設定します。以下の例では、枠の色
塗りつぶしの色 は色 No.1、塗りつぶしの色は色 No.2、背景色は色 No.5 に設定しています。
背景色

スタイル 標準 浮き出し くぼみ 透明

詳細設定

6-82
6−4 部品の機能

メータ(4∼7)のプロパティ
詳細設定 データ長 ワード(16 ビット)または2ワード(32 ビット)を設定します。
データ形式 BDC、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数のいずれか
を設定します。
最小値 表示する最大値と最小値を設定します。
最大値
ターゲット値色 チェックすると、以下のようにユーザが設定した色でターゲット値が
表示されます。最小/最大値が参照され、部品に線が引かれます。
ここでは、ターゲット値は 80 に、色は色 No.4 に設定されています。

上下限 「下限領域色/上限領域色」を参照してください。
ターゲット/上下限 チェックすると、下限値は読出アドレス+1、上限値は読出アドレス+
可変 2、ターゲット値は読出アドレス+3 になります。
下限領域色 詳細設定ダイアログの[上下限]をチェックした場合のみ、下限/上限領域色をプロパティ
上限領域色 で選択する事ができます。下限値を 30、下限領域色を色 No.2、上限値を 70、上限領域色
を色 No.1 に設定すると、メータ部品(4∼7)は下のように表示されます。(ここでは最小
及び最大値は、それぞれ 0 と 100 に設定しています。)

値が 20 の場合 値が 50 の場合 値が 80 の場合

6-83
6−4 部品の機能

6−4−6 レベルメータ

全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●レベルメータ
レベルメータのプロパティ
ホストの指定アドレス値が読出され、その値がレベルメータに表示されます。

塗りつぶしの色 部品の塗りつぶしの色と背景色を設定します。下の例では、塗りつぶしの色は色
背景色 No.2、背景色は色 No.6 に設定されています。

スタイル 標準 浮き出し くぼみ

表示方法 左 表示処理方向が右から左になります。

右 表示処理方向が左から右になります。

上 表示処理方向が下から上になります。

下 表示処理方向が上から下になります。

6-84
6−4 部品の機能

レベルメータのプロパティ
詳細設定

データ長 ワード(16 ビット)または 2 ワード(32 ビット)を設定します。


データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数のいず
れかを設定します。
最小値 表示する最大値と最小値を設定します。
最大値
ターゲット値色 チェックすると、下のメータのようにターゲット値がユーザの設
定した色で表示されます。
ここでは、ターゲット値は 50、色は色 No.1、最大値は 100、最
小値は 0 に設定されています。

上下限 「下限領域色/上限領域色」を参照ください。
タ ー ゲ ッ ト / 上 チェックすると、下限値は読出アドレス+1、上限値は読出アドレ
下限可変 ス+2、ターゲット値は読出アドレス+3 になります。
下限領域色 詳細設定ダイアログの[上下限]をチェックした場合のみ、下限/上限領域色をプロ
上限領域色 パティで選択する事ができます。
下限値を 30、下限領域色を色 No.2、上限値を 70、上限領域色を色 No.1 に設定す
ると、レベルメータは下のように表示されます。最小及び最大値は、それぞれ 0 と
100 に設定しています。

値が 20 の場合 値が 50 の場合 値が 80 の場合

6-85
6−4 部品の機能

●デビィエーション部品
デビィエーション部品のプロパティ
NP 本体はホストの指定アドレスを読み出します。この読出値から設定した標準値を引き、デビィエー
ション値を算出します。この値をデビィエーション部品に表示します。
塗りつぶしの色 部品の色と背景色を設定します。下の例では、部品の色が色 No.2、背景色は色 No.6
背景色 に設定しています。

スタイル 標準 浮き出し くぼみ

表示形式 水平方向 デビィエーション値は水平方向に表示されます。


垂直方向 デビィエーション値は垂直方向に表示されます。

データ長 ワード(16 ビット)または2ワード(32 ビット)を設定し


ます。
データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数
のいずれかを設定します。
標準値 デビィエーション値を計算するための標準値を設定しま
す。
最小値 表示する最大値と最小値を設定します。
最大値
デビィエーション値表 チェックすると、デビィエーション値は設定した色で表示
示 されます。チェック OFF の場合は、デビィエーション値は
プロパティの「塗りつぶしの色」で設定された色で表示さ
れます。

6-86
6−4 部品の機能

デビィエーション部品のプロパティ

値 値 デビィエーション値を設定します。
色 デビィエーション値の表示色を設定します。
標準値/デビィエーショ チェックすると、標準値は読出アドレス+1、デビィエー
ン値可変 ション値は読出アドレス+2 になります。
例えば、データ長がワード、データ形式が 10 進数(符号無し)、標準値が 50、最小
値が 0、最大値が 100、デビィエーション値が 20 に設定されている場合は、デビィ
エーション部品は下のように表示されます。

値が 10 の場合 値が 30 の場合

値が 70 の場合 値が 90 の場合

6−4−7 パイプ

全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

6-87
6−4 部品の機能

●パイプ(1 と 2)
パイプ(1 と 2)のプロパティ
ホストの特定アドレスを読出して、パイプ(1)/パイプ(2)に表示します。
ウォータ色 パイプ(1)/パイプ(2)のウォータ色とパイプ内側色を設定します。
パイプ内側色 パイプ(1) パイプ(2)

ウォータ色が色 No.1 ウォータ色が色 No.2


パイプ内側色が色 No.7 パイプ内側色が色 No.7

スタイル 標準 180 度回転

詳細設定

データ長 ワード(16 ビット)または2ワード(32 ビット)を設定します。


データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数のいず
れかを設定します。
最小値 パイプ部品の最小値と最大値を設定します。
最大値
ターゲット値色 チェックすると、設定した色でターゲット値が表示されます。
上下限 「下限領域色/上限領域色」を参照ください。

6-88
6−4 部品の機能

パイプ(1と2)のプロパティ
詳細設定 ターゲット / 上下限 「ターゲット」と「上下限」をチェックした場合のみ有効です。
可変 下限値は読出アドレス+1、上限値は読出アドレス+2、ターゲッ
ト値は読出アドレス+3 になります。
下限領域色 下限/上限領域色を指定します。詳細設定ダイアログの[上下限]をチェックした場合
上限領域色 のみ有効になります。
下限値を 30、下限領域色を色 No.2、上限値を 70、上限領域色を色 No.1 に設定すると、
パイプ部品は以下のように表示されます。 (ここでは最小及び最大値は、それぞれ 0 と
100 に設定しています。

値が 20 の場合 値が 50 の場合 値が 80 の場合

●パイプ(3)
パイプ(3) 部品のプロパティ
パイプを接続する時に使用します。パイプ(3)部品は以下の通りです。

パイプゲージ パイプの幅を設定します。設定範囲は1∼5です。設定値を 1 にすると、パイプ


の幅は 13 ドット、設定値が 2 の場合は 26 ドット(以下 3∼5 も同比率で拡大)
になります。

6-89
6−4 部品の機能

●パイプ(4)
パイプ(4)のプロパティ
パイプを接続する時に使用します。パイプ(4)部品は以下の通りです。

スタイル 標準 90 度回転 180 度回転 270 度回転

パイプゲージ パイプの幅を設定します。設定範囲は 1∼5 です。設定値を1にすると、パイプの幅


は 13 ドット、設定値が 2 の場合は 26 ドット(以下 3∼5 も同比率で拡大)になりま
す。

●パイプ(5)
パイプ(5) 部品のプロパティ
パイプを接続する時に使用します。パイプ(5)部品は以下の通りです。

スタイル 標準 90 度回転 180 度回転 270 度回転

パイプゲージ パイプの幅を設定します。設定範囲は 1∼5 です。設定値を 1 にすると、パイプの幅は


13 ドット、設定値が2の場合は 26 ドット(以下 3∼5 も同比率で拡大)になります。

6-90
6−4 部品の機能

●パイプ(6 と 7)
パイプ(6と7)のプロパティ
水平型、垂直型のパイプです。読出アドレスの値変化によってウォーターフロー方向を表示します。

読出アドレス値=0 読出アドレス値=1 読出アドレス値=2

パイプ 6

パイプ7

移動カーソル色 移動カーソルの色を設定します。読出アドレスに発生したデータがある場合に移動
カーソルが表示されます。
パイプゲージ パイプの幅を設定します。設定範囲は 1∼5 です。設定値を1にすると、パイプの幅は
13 ドット、設定値が2の場合は 26 ドット(以下 3∼5 も同比率で拡大)になります。

6−4−8 ランプ

全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●N-ステートランプ
N-ステートランプのプロパティ
n 個の状態を持つランプです。
読出アドレス 「6-4-2 共通設定」をご参照ください。
アドレス設定については、
読出アドレスがホストの接点に設定されると、N-ステートランプはホストの接点(ON
または OFF)に応じて変化します。
例えば、値が 1 のとき[スタート]と表示し、値が 0 のとき[ストップ]と表示する
ように設定することが可能です。N-ステートランプの各ステートに画像を追加して各
ステートが有効になった時に、ステートに応じた画像を表示する事も可能です。

6-91
6−4 部品の機能

N-ステートランプのプロパティ
スタイル 標準 浮き出し 円形 透明

データ長 ビット、ワード、LSB のいずれかを設定します。


読出フォー BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数のいずれかのデータ形式を選択し
マット ます。データ長がワードの時のみ設定できます。
ステートの 部品のステート数を設定します。ステートの設定範囲は、データ長の設定により異なります。
追加/削除 ビット: 2 ステート
ワード: 256 ステート
LSB: 16 ステート

例:ランプ

●レンジランプ
レンジランプ部品のプロパティ
アドレスの値に応じてランプの色を変化させます。
スタイル 標準 浮き出し 円形 透明

ス テ ー ト の 部品のステート数を設定します。ステートの設定範囲は、データ長の設定により異なります。
追加/削除 ワード:256 ステート
詳細設定

6-92
6−4 部品の機能

レンジランプ部品のプロパティ
詳細設定 データ長 ワード(16 ビット)または 2 ワード(32 ビット)を設定します。
データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)のいずれかを設
定します。
レンジ 変数指定 ステート数をnとした場合、n個のレンジを使用することができ
ます。各レンジの範囲(最小)をアドレスで指定します。
例えば、読出アドレスが$0 で、部品の全ステート数が5の時、使
用可能レンジは0~4になります。レンジ 0 の下限値は$1 で、レ
ンジ 1 の下限値は$2(以下同様)となります。
定数指定 ステート数をnとした場合、n個のレンジを使用することができ
ます。各レンジの範囲と最小を指定します。
例えば、ステート数が 5 のとき、レンジ数は 5(0∼4)になりま
す。このレンジ毎に、塗りつぶしの色を、色 No.3(0)、色 No.4
(1)
、色 No.5(2)
、色 No.6(3)、色 No.7(4)に設定すること
が出来ます。
レンジ 0 レンジ 1 レンジ 2 レンジ 3 レンジ 4
100 50 33 1 0
読出アドレス値とレンジランプ部品の色の関係は以下の通りで
す。
読出アドレス値 レンジランプの色
100 以上 色 No.3
50 ∼ 99 色 No.4
33 ∼ 49 色 No.5
1 ∼ 32 色 No.6
0 以下 色 No.7

●シンプルランプ
シンプルランプのプロパティ
シンプルランプには 2 ステート(ON/OFF)があり、表示画面の一部を強調するといったことなどが簡単
にできます。下の絵では、パイプの上にシンプルランプを配置しています。シンプルランプは右下のよう
に変化します。

XOR 色 ベース画像の XOR 色を設定します。

6-93
6−4 部品の機能

シンプルランプの背面に部品を重ねて配置した場合、シンプ
ルランプ点灯中は、背面に配置した部品の表示が変化して
も、重なった部分の描画は更新されません。

6-94
6−4 部品の機能

6−4−9 データ表示部品

全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●数値表示部品
数値表示部品のプロパティ
設定アドレス値を読み出して、その値を設定した形式で表示します。
銘板サイズ 銘板サイズと銘板色を指定します。銘板サイズは 8∼64 です。
銘板色
スタイル 標準 浮き出し くぼみ 透明

指 定 桁 ま で 各値に指定桁まで 0 をつけます。
0 をつける (ここでは、整数桁が 4 桁に設定されています。)

(YES が選択されている場合)

(NO が選択されている場合)

6-95
6−4 部品の機能

数値表示部品のプロパティ
詳細設定

データ長 ワード(16 ビット)または 2 ワード(32 ビット)を選択しま


す。
データ形式 設定可能なデータ形式は以下の通りです。
ワード:BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)
、16
進数、バイナリ
2 ワード:BCD、10 進数(符号付き)、10 進数(符号無し)、
16 進数、バイナリ、浮動小数点
整数桁 整数桁と小数桁を設定します。データ形式に[浮動小数点]が
設定されたときのみ、実際の桁数になります。
小数桁
ゲイン(a) 表示数値(y)は、(a)x(読出アドレス値)+(b)の計算方
法で決定します。例えば、ゲイン値(a)が 2 で、オフセット
オフセット(b)
値(b)が 3 で、読出アドレス値が 4 の時、表示数値は 2 x 4 +
3 = 11 になります。
四捨五入 チェックすると、ゲインとオフセットの計算処理(y)の後、
数値を四捨五入します。

●文字列表示部品
文字列表示部品のプロパティ
特定アドレスの値を読み出して、その値を文字に変換して画面上に表示します。読出しア
ドレスの値は、ASCII形式で設定してください。
読出アドレス 「6-4-2 共通設定」を参照してください。
銘板サイズ 銘板サイズと銘板色を指定します。銘板サイズは8∼64 です。
銘板色
スタイル 標準 浮き出し くぼみ 透明

6-96
6−4 部品の機能

文字列表示部品のプロパティ
文字数 設定可能文字数は1∼28 文字です。

例えば文字列アドレスを$0、文字数を2と設定します。$0 の値を以下のようにすると、
上記の画面が表示されます。
$0=4142H

●日付表示部品
日付表示部品のプロパティ
NP 本体のシステム日付を表示します。
銘板サイズ/銘板色 銘板サイズと銘板色を指定します。銘板サイズは 8∼64 です。
スタイル 数値表示のプロパティを参照してください。
日付フォーマット MM/DD/YY、 DD/MM/YY、 DD.MM.YY、YY/MM/DD

●時間表示部品
時間表示部品のプロパティ
NP 本体のシステム時間を表示します。
銘板サイズ/銘板色 銘板サイズと銘板色を指定します。銘板サイズは 8∼64 です。
スタイル 数値表示のプロパティを参照してください。
時間形式 HH:MM:SS、HH:MM

6-97
6−4 部品の機能

●曜日表示部品
曜日表示のプロパティ
曜日(日曜∼土曜)を表示します。初期ステートは 0 です。(0:SUN∼6:SAT)
各ステートにはあらかじめ SUN、MON….SAT 等の曜日が書かれています。この設定はプロパティで変
更する事ができます。
スタイル 数値表示のプロパティを参照してください。

●メッセージバンク表示部品
メッセージバンク表示部品のプロパティ
ホストの対応する接点やアドレスのステート内容を直接表示します。
スタイル 数値表示のプロパティを参照してください。
データ長 ビット、ワード、LSB のいずれかを選択します。
読出フォーマット BCD、10 進数(符号付き) 、10 進数(符号無し) 、16 進数のいずれかのデー
タ形式を設定します。データ長がワードの時のみ設定できます。
ステートの追加/削除 部品のステート数を設定します。ステートの設定範囲は、データ長の設定により
異なります。
ビット:2 ステート
ワード:256 ステート
LSB:16 ステート

●バナー表示部品
バナー表示部品のプロパティ
設定した方法で移動、点灯、表示を行い、ホストの対応する接点やアドレスのステート内容を表示しま
す。
スタイル 数値表示のプロパティを参照してください。
データ長 ビット、ワード、LSB のいずれかを選択します。
読出フォーマット BCD、10 進数(符号付き) 、10 進数(符号無し) 、16 進数のいずれかのデー
タ形式を設定します。データ長がワードの時のみ設定できます。
ステートの追加/削除 部品のステート数を設定します。ステートの設定範囲は、データ長の設定により
異なります。
ビット:2 ステート
ワード:256 ステート
LSB:16 ステート
方向 左 移動方向は右から左です。
右 移動方向は左から右です。
上 移動方向は下から上です。
下 移動方向は上から下です。
移動数 メッセージの移動数を設定します。 設定範囲は1∼50 ドットです。
単位はドット、
間隔(ms) メッセージの移動間隔を設定します。単位はミリ秒で、設定範囲は 50∼3000ms
です。

6-98
6−4 部品の機能

6−4−10 描画表示部品

全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●画像ステート部品
画像ステート部品のプロパティ
NP 本体の画面の指定位置に 1 つまたは複数のステート画像を表示します。ステートによって異なった
画像を表示する事ができます。
データ長 ビット、ワード、LSB のいずれかを選択します。
読 出 フ ォ ー BCD、10 進数(符号付き) 、10 進数(符号無し) 、16 進数のいずれかのデータ形式を
マット 設定します。データ長がワードの時のみ設定できます。
ス テ ー ト の 部品のステート数を設定します。ステートの設定範囲は、データ長の設定により異なりま
追加/削除 す。
ビット:2 ステート
ワード:256 ステート
LSB:16 ステート
自動更新 無効 読出アドレス値によってステート番号が決定されます。

有効 読出アドレス値が 1 以上の時、ステートは自動更新されます。読出アドレス値
が 0 の時、ステートは自動更新されません。
可変 読出アドレス+1
1 以上:ステートは自動更新されます。
0:ステートは自動更新されません。
更 新 時 間 ステートの自動更新間隔を設定します。設定範囲は 100∼3000ms です。
(ms)

6-99
6−4 部品の機能

画像ステート部品のプロパティ
透過効果 [Yes]にすると、部品は透過色で表示されます。通常、部品の透過色設定と合わせて使
透過色 用します。以下の例を参照ください。
塗りつぶし
色の透過
透過効果を[No]に設定した場合
透過色は無効になります。

[塗りつぶし色の透過]を[Yes]に設定した場合

[透過効果]を[塗りつぶし色の透過]
[Yes]を
選択した場合透過します。

例:画像ステート
指定読出アドレス=D100。内部メモリ値と各ステートは以下の通りです。

D100=1 D100=2 D100=3 D100=4

6-100
6−4 部品の機能

●アニメーション部品
アニメーション部品のプロパティ
X と Y 方向をコントロールして、アニメーション画像を自由に移動・表示します。ステートによって異
なった画像を表示する事ができます。
読出アドレス 設定方法については「6-4-2 共通設定」をご参照ください。
読出アドレス 読出アドレス値が、アニメーション部品のステートになります。
読出アドレス+1 読出アドレス+1 の値が、アニメーション部品の水平軸位置に
なります。
読出アドレス+2 読出アドレス+2 の値が、アニメーション部品の垂直軸位置に
なります。
画像クリア 部品移動時やステート変更時に、前アニメーション部品を削除します。
データ長 ワードまたは LSB を選択します。
読出フォーマット BCD、10 進数(符号付き) 、10 進数(符号無し) 、16 進数のいずれかのデー
タ形式を設定します。データ長がワードの時のみ設定できます。
ステートの追加/削除 部品のステート数を設定します。ステートの設定範囲は、データ長の設定により
異なります。
ワード:256 ステート
LSB:16 ステート

●線描画部品
線描画部品のプロパティ
読出アドレスの値に応じて、線描画部品の形状、色、表示位置を変更します。

読出アドレス 設定方法については、「6-4-2 共通設定」をご参照ください。


位置可変 Yes No
読出アドレス 始点の水平位置 色/フリッカ(注)
読出アドレス+1 始点の垂直位置 フリッカ(注)
読出アドレス+2 終点の水平位置
読出アドレス+3 終点の垂直位置
読出アドレス+4 色/フリッカ(注)
読出アドレス+5 フリッカ(注)
[フリッカ]と[色可変] を[Yes]に設定した場合、色可変用アドレスになり
注:
ます。次のアドレスがフリッカを制御するアドレスになります。

6-101
6−4 部品の機能

線描画部品のプロパティ
色 線描画部品の表示色を設定します。
幅 線の幅を設定します。単位はドットです。設定範囲は 1∼8 です。
読 出 フ ォ ー BCD、10 進数(符号付き) 、10 進数(符号無し) 、16 進数のいずれかのデータ形
マット 式を設定します。
線のスタイル 以下の線のスタイルがあります。

位置可変 このプロパティの「読出アドレス」をご参照ください。
色可変 このプロパティの「読出アドレス」をご参照ください。
フリッカ フリッカを制御するアドレスを ON にするとフリッカします。

●矩形描画部品
矩形描画部品のプロパティ
読出アドレスの値に応じて、矩形描画部品の形状、色、表示位置を変更します。

6-102
6−4 部品の機能

読出アドレス 設定方法については、「6-4-2 共通設定」をご参照ください。


[位置可変]を[Yes]に設定した場合
サイズ可変 Yes No
読出アドレス 部品左上の水平位置 部品左上の水平位置
読出アドレス+1 部品左上の垂直位置 部品左上の垂直位置
読出アドレス+2 部品の幅 色/フリッカ(注)
読出アドレス+3 部品の高さ フリッカ(注)
読出アドレス+4 色/フリッカ(注)
読出アドレス+5 フリッカ(注)
[位置可変]を[No]に設定した場合:
サイズ可変 Yes No
読出アドレス 水平方向の半径 色/フリッカ(注)
読出アドレス+1 垂直方向の半径 フリッカ(注)
読出アドレス+2 色/フリッカ(注)
読出アドレス+3 フリッカ(注)
注:[フリッカ]と[色可変] を[Yes]に設定した場合、色可変用アドレスになりま
す。次のアドレスがフリッカを制御するアドレスになります。
幅 線の幅を設定します。設定範囲は1∼8ドットです。
読 出 フ ォ ー BCD、10 進数(符号付き) 、10 進数(符号無し) 、16 進数のいずれかのデータ形式
マット を設定します。
透過 この設定を有効にすると、枠の色のみで部品が表示されます。 [塗りつぶしの色]設
定も無効になります。
角丸 設定した数値を半径とする扇形に面取りします(部品の大きさによって上限は変化しま
す)

位置可変 このプロパティの「読出アドレス」をご参照ください。
サイズ可変 このプロパティの「読出アドレス」をご参照ください。
色可変 このプロパティの「読出アドレス」をご参照ください。
フリッカ フリッカを制御するアドレスを ON にするとフリッカします。

6-103
6−4 部品の機能

●円描画部品
円描画部品のプロパティ
読出アドレスの値に応じて、円描画部品の形状、色、表示位置を変更します。

読出アドレス 設定方法については、「6-4-2 共通設定」をご参照ください。


[中心座標可変]を[Yes]に設定した場合:
半径可変 Yes No
読出アドレス 中心の水平位置 中心の水平位置
読出アドレス+1 中心の垂直位置 中心の垂直位置
読出アドレス+2 水平方向の半径 色/フリッカ(注)
読出アドレス+3 垂直方向の半径 フリッカ(注)
読出アドレス+4 色/フリッカ(注)
読出アドレス+5 フリッカ(注)
[中心座標可変]を[No]に設定した場合:
半径可変 Yes No
読出アドレス 水平方向の半径 色/フリッカ(注)
読出アドレス+1 垂直方向の半径 フリッカ(注)
読出アドレス+2 色/フリッカ(注)
読出アドレス+3 フリッカ(注)
注:[フリッカ]と[色可変]を[Yes]に設定した場合、色可変用アドレスになりま
す。次のアドレスがフリッカを制御するアドレスになります。
色 円描画部品の線の色を設定します。
幅 線の幅を設定します。設定範囲は1∼8ドットです。
読出フォーマッ BCD、10 進数(符号付き) 、10 進数(符号無し) 、16 進数のいずれかのデータ形
ト 式を設定します。
透過 この設定を有効にすると、枠の色のみで部品が表示されます。 [塗りつぶしの色]設
定が無効になります。
中心座標可変 このプロパティの「読出アドレス」をご参照ください。
半径可変 このプロパティの「読出アドレス」をご参照ください。
色可変 このプロパティの「読出アドレス」をご参照ください。
フリッカ フリッカを制御するアドレスを ON にするとフリッカします。

6-104
6−4 部品の機能

6−4−11 入力部品

指定したアドレスに、値や文字をを入力します。
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●数値入力部品
数値入力部品のプロパティ
画面上の数値入力部品を押下すると、数値入力キーが表示され、設定値を直接入力する事ができます。
ENTER キーを押下すると、入力設定値は設定したアドレスに送られます。
銘板サイズ/銘板色 銘板サイズと銘板色を指定します。銘板サイズは 8∼64 です。
スタイル 標準 浮き出し くぼみ 透明

指定桁まで 0 をつけ この機能の有効/無効設定により、以下のような表示方法が選択できます。 (ここ


る では 4 桁に設定しています。)

([Yes]を選択した場合)

([No]を選択した場合)

詳細設定

6-105
6−4 部品の機能

数値入力部品のプロパティ
詳細設定 データ長 ワード(16 ビット)または 2 ワード(32 ビット)を設定し
ます。
データ形式 設定可能なデータ形式は以下の通りです。
ワード:BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)

16 進数、バイナリ
2ワード:BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、
16 進数、バイナリ、浮動小数点
最小 入力できる最大値と最小値を設定します。最大・最小範囲の
最大 チェックは、ゲイン・オフセット前の値で行ないます。
整数桁 整数桁と小数桁を設定します。データ形式に「浮動小数点」
が設定されたときのみ、実際の桁数になります。
小数桁
最小/最大値可変 チェックすると、最小値は読出アドレス+1、最大値は読出
アドレス+2 になります。
ゲイン(a) 表示数値は、(a)x(読出アドレス値)+(b)の計算方法で
決定します。
オフセット(b) 例えば、ゲイン値(a)が 2、オフセット値(b)が 3、読出
アドレス値が 4 の時、表示数値は(2)x 4 +(3)= 11 にな
ります。
四捨五入 チェックすると、ゲインとオフセットの計算処理の後、数値
を四捨五入します。
ア ス タ リ ス ク (*) を [Yes]にすると、設定値を入力した時にアスタリスクが表示されます。
表示

●文字列入力部品
文字列入力部品のプロパティ
画面上の文字列入力部品を押下すると文字列入力キーが表示され、文字列を直接入力する事ができます。
入力した文字は書込アドレスに書き込まれます。ASCII 形式で文字を入力・表示します。
銘板サイズ 銘板サイズと銘板色を指定します。銘板サイズは 8∼64 です。
銘板色
スタイル 標準 浮き出し くぼみ 透明

文字数 設定範囲は 1∼28 です。初期設定値は 4 です。


アスタリスク(*) [Yes]にすると、文字列を入力した時にアスタリスクが表示されます。
を表示

6-106
6−4 部品の機能

6−4−12 線グラフ部品

全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●折れ線部品
折れ線部品のプロパティ
連続したアドレスの値を折れ線で表示します。
まずプロパティで[線の数](1∼4)を設定します。[値]設定の[Detail]をクリックして表示される
[詳細設定]ダイアログで、折れ線の設定を行います。
例:
サンプル数が 100 で線の数が4の場合は、100×4=400 ワードのデータを読み出します。読出アドレ
スを D0 に設定すると、400 ワード(D0∼D399)を読み出します。
折れ線1から4は、それぞれ次のアドレスを読み出して描画します。
折れ線 1:D0∼D99
折れ線 2:D100∼D199
折れ線 3:D200∼D299
折れ線 4:D300∼D399
データを読み出して折れ線を表示するためには、制御エリアの折れ線サンプリングフラグの設定をする
必要があります。「6-6 制御エリアと状態エリア」をご参照ください。

スタイル 標準 浮き出し くぼみ

線の数 1∼4 を設定します。

6-107
6−4 部品の機能

折れ線部品のプロパティ
詳細設定

サンプル数 サンプル数が定数の場合:最大サンプル数は以下の通りです。
・部品スタイルが[標準]と設定されている場合、最大サンプル数
最大サンプル数 は部品の幅になります。単位はドットです。
・部品スタイルが[浮き出し]又は[くぼみ]と設定されている場
合、最大サンプル数は[部品の幅]−[枠の幅]になります(枠
サイズは 7 ドット固定)
。下の部品では、矢印の先が枠の幅を示し
ています。

サンプル数が定数の場合は、
[最大サンプル数]の設定値が無効にな
りますのでご注意ください。
サンプル数が変数の場合は、読出アドレスの値がサンプル数になり
ます。変数の値が、[最大サンプル数]を超えた場合でも、あらかじ
め設定した[最大サンプル数]を超えて描画することはありません。
読出フォーマット BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数のいずれ
かを設定します。データ長はワードです。
サンプルフラグ サンプルフラグを設定します。
ここで設定した番号のサンプルフラグを ON にすると、PT はデータ
を読み出してグラフを描画します。同じ番号のクリアフラグを ON
にするとグラフがクリアされます。このサンプルフラグは制御エリ
アにあります。制御エリアの設定については「6-6 制御エリアと状
態エリア」をご参照ください。

6-108
6−4 部品の機能

詳細設定 最小 グラフの最小値や最大値を設定します。読出値が最大値を超える場
最大 合は最大値、最小値よりも少ない場合は最小値が表示されます。
幅 線の幅を設定します。設定範囲は 1∼8 ドットです。
色 線の色を設定します。
グリッド色 下の部品では、グリッド色が色 No.2、分割数が 3 に設定されています。
分割数

●X-Y 分布部品
X-Y 分布部品のプロパティ
X 軸と Y 軸の変化を折れ線で表示します。
まずプロパティで[線の数](1∼4)を設定します。[値]設定の[Detail]をクリックして表示される
[詳細設定]ダイアログで、X-Y 分布の設定を行います。
例:
サンプル数が 100 で、線の数が4本の時、100 x 4 x 2 = 800 になります。X 軸の読出アドレスが D0、Y
軸の読出アドレスが D500 のとき、
制御エリアの折れ線サンプリングフラグが ON にトリガされると 800
ワードを読出します(D0∼D399 及び D500∼D899) 。
折れ線 1 から 4 は、それぞれ次のアドレスを読み出し描画します。
折れ線 1:X 軸が D0∼D99 Y 軸が D500∼D599
折れ線 2:X 軸が D100∼199 Y 軸が D600∼D699
折れ線 3:X 軸が D200∼D299 Y 軸が D700∼D799
折れ線 4:X 軸が D300∼D399 Y 軸が D800∼D899
データを読み出して X-Y 分布を表示するためには、制御エリアの設定が必要です。制御エリアの設定に
「6-6 制御エリアと状態エリア」をご参照ください。
ついては、
スタイル 標準 浮き出し くぼみ

2 点を線で結ぶ この機能を有効にすると、点が線で結ばれます。
線の数 1∼4 を設定します。

6-109
6−4 部品の機能

X-Y 分布部品のプロパティ
詳細設定

サンプル数 サンプル数が定数の場合:最大サンプル数は以下の通りです。
最大サンプル数 ・部品スタイルが[標準]に設定されている場合、最大サン
プル数は部品の幅になります。単位はドットです。
・部品スタイルが[浮き出し]又は[くぼみ]に設定されて
いる場合、最大サンプル数は[部品の幅]−[枠の幅]]なり
ます(枠のサイズは 7 ドット)。下の部品では、矢印の先が
枠の幅を示しています。

サンプル数が定数の場合は、
[最大サンプル数]の設定値が無
効になりますのでご注意ください。
サンプル数が変数の場合は、読出アドレスの値がサンプル数
になります。変数の値が、
[最大サンプル数]を超えた場合で
も、あらかじめ設定した[最大サンプル数]を超えて描画す
ることはありません。
データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数の
いずれかを設定します。データ長はワードです。
X-読出アドレス X 軸データの読出アドレスを設定します。
Y-読出アドレス Y 軸データの読出アドレスを設定します。

6-110
6−4 部品の機能

X-Y 分布部品のプロパティ
詳細設定 サンプルフラグ サンプルフラグを設定します。
ここで設定した番号のサンプルフラグが ON になると、デー
タを読み出してグラフを描画します。同じ番号のクリアフラ
グを ON にするとグラフがクリアされます。このサンプルフ
ラグは制御エリアにあります。制御エリアの設定については
「6-6 制御エリアと状態エリア」をご参照ください。
X-最小 X 軸の最小値や最大値を設定します。
X-最大
Y-最小 Y 軸の最小値や最大値を設定します。
Y-最大
幅 線の幅を設定します。設定範囲は1∼8ドットです。
色 線の色を設定します。
目盛色 下の部品では、目盛色は色 No.2、横目盛線数と縦目盛線数は共に2に設定しています。
横目盛線数
縦目盛線数

6-111
6−4 部品の機能

6−4−13 データログ部品

データログはグラフや表でデータログ部品に表示されます。データログ部品はデー
タログ設定と合わせて使用します。データログ設定については、「6-2-4 PT メ
ニュー」を参照してください。
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●トレンドグラフ部品
トレンドグラフ部品のプロパティ
データログをトレンドグラフ部品に表示します。
線の数 1∼8 を設定します。

6-112
6−4 部品の機能

トレンドグラフ部品のプロパティ
値 ロギングバッファ ホストの対応するアドレスを読み出すデータログバッファの数を設定
します。
データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数、浮動小数
点のいずれかを設定します。データ長はワードです。
(注意)
データ形式で[浮動小数点]を選択する場合は、必ず[データログ設
定]ダイアログの [データ長]に 2 ワード以上を設定してください。
最小 最小値および最大値を設定します。
データが最大値を超えている場合、範囲外の値は最大値部分に表示さ
最大 れます。また、データが最小値よりも小さい場合は、最小値部分に表
示されます。
整数桁 整数桁と小数桁を設定します。データ形式に[浮動小数点]が設定さ
小数桁 れたときのみ、実際の桁数になります。
デ ー タ ロ グ バ ッ [データログバッファ設定]ボタンをクリックして[データログ設定]
ファ設定 ダイアログを開けます。PT メニューから[データログ設定]を選択し
てダイアログを開けることもできます。
日時
時間フォーマット HH:MM:SS または HH:MM を選択します。
日付フォーマット MM/DD/YY、DD/MM/YY、DD.MM.YY のいずれかを選択します。
色 日時の表示色を設定します。このオプションは、時間・日付フォーマッ
トを選択すると有効になります。
線 (No.1 ~ 8)
有効 チェックすると、以下のオプションを設定する事ができます。
データ読出数 データログを読出すデータ番号を設定します。
例えば、[データログ設定]ダイアログの[データ長]で 3 ワードを
設定すると、0∼2 を選択できます。1 を選択すると、線 1 は[デー
タログ設定]ダイアログの読出アドレス+1 のデータを読出します。
データ形式に[浮動小数点]を選択し、データログ設定ダイアログの
[データ長]に奇数ワードを設定する場合は、[データ読出数] には
必ず偶数を設定してください。
幅 表示する線の幅を設定します。設定範囲は1∼8ドットです。
色 表示する線の色を設定します。
グリッド色 下の部品では、グリッド色を色 No.2 に、分割数を 3 に設定しています。
分割数

6-113
6−4 部品の機能

例:データログトレンドグラフ部品

●データログテーブル部品
データログテーブル部品のプロパティ
データログテーブル部品は表形式でデータログを表示します。[データログ設定]ダイアログで読出ア
ドレスを設定し、データ長にワードを設定してください。データ長の範囲は 1∼8 ワードです。設定し
[詳細設定]ダイアログの[データ番号]が異なります。例えば、データ長の値が 5
たデータ長により、
に設定されている場合は、データ番号の選択数も5になります。
項目数 1∼8 を設定します。

6-114
6−4 部品の機能

データログテーブル部品のプロパティ
値 ロギングバッファ ホストの対応するアドレスを読み出すデータログバッ
ファの数(No.1∼No.X)を設定します。
データログバッファ設 [データログバッファ設定]ボタンをクリックして[デー
定 タログ設定]ダイアログを開けます。 PT メニューから
[データログ設定]を選択してダイアログを開くこともで
きます。
日時
時間フォーマット HH:MM:SS または HH:MM を選択します。
日付フォーマット MM/DD/YY、DD/MM/YY、DD.MM.YY のいずれかを選択
します。
色 日時の表示色を設定します。このオプションは、時間・日
付フォーマットを選択すると有効になります。
データ (No. 1~8)
データ長 ワード(16 ビット)または 2 ワード(32 ビット)を設定
します。
データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進
数、浮動小数点のいずれかを設定します。
データ番号 データログを読出すデータ番号を設定します。
例えば、[データログ設定]ダイアログの[データ長]で
3 ワードを設定すると、0∼2 を選択できます。1 を選択す
ると、線1は[データログ設定]ダイアログの読出アドレ
ス+1 のデータを読出します。
データ形式に[浮動小数点]を選択し、データログ設定ダ
イアログの[データ長]に奇数ワードを設定する場合は、
[データ番号]には必ず偶数を設定してください。
色 表示するデータの色を設定します。
整数桁 整数桁と小数桁を設定します。データ形式に[浮動小数点]
小数桁 が設定されたときのみ、実際の桁数になります。
指定桁まで 0 をつける 表示桁数分を 0 で埋めて表示します。例えば表示桁数 4
で、データ値が 1 の場合、0001 と表示されます。

例:データログテーブル

6-115
6−4 部品の機能

●イベントログテーブル部品
イベントログテーブル部品のプロパティ
イベントログテーブル部品は表形式でイベントログを表示します。
ステートが切り換ると、指定メッセージが切り換ります。
データ長 ワードまたは LSB を設定します。
読出フォーマット BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)、16 進数のいずれかを設定しま
す。データ長がワードの時のみ設定できます。
ステートの追加/削除 部品のステート数を設定します。ステートの設定範囲は、データ長の設定により
異なります。
ワード:256 ステート
LSB:16 ステート
詳細設定

ロギングバッファ ホストの対応するアドレスを読み出すデータログバッ
ファの数(No.1∼No.X)を設定します。
[データログバッ
ファ設定]ボタンを押下、または PT メニューから[デー
タログ設定]を選択して、ホストの対応するアドレスを設
定します。
データ番号 トリガ時の読出ワードデータを設定します。
例えば、[データログ設定]ダイアログの[データ長]で
3 ワードを設定すると、0∼2 を選択できます。1 を選択す
ると、線 1 は[データログ設定]ダイアログの読出アド
レス+1 のデータを読出します。
データログバッファ [データログバッファ設定]ボタンをクリックして[デー
設定 タログ設定]ダイアログを開けます。PT メニューから
[データログ設定]を選択してダイアログを開くこともで
きます。
日時
時間フォーマット HH:MM:SS または HH:MM を選択します。
日付フォーマット MM/DD/YY、DD/MM/YY、DD.MM.YY のいずれかを選択
します。
色 日時の表示色を設定します。このオプションは、時間・日
付フォーマットを選択すると有効になります。

6-116
6−4 部品の機能

例:イベントログテーブル

1. D1000=0
2. D1000=1
3. D1000=2
4. D1000=3
5. D1000=4
6. D1000=5
7. D1000=6

6-117
6−4 部品の機能

6−4−14 アラーム表示部品

アラーム部品は表形式でアラームメッセージを表示します。
アラーム部品はアラーム設定と合わせて使用します。アラーム設定については、
「6-2-4 PT メニュー」を参照してください。
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

●履歴リスト部品
履歴リスト部品のプロパティ
設定されたアラームの発生履歴/解除履歴を時系列に一覧表形式で表示します。発生履歴は”○”、解除履
歴は”×”で示します。
詳細

時間フォーマット HH:MM:SS または HH:MM を選択します。


日付フォーマット MM/DD/YY、DD/MM/YY、DD.MM.YY のいずれかを選択します。
アラーム番号 チェックすると、アラーム発生時にアラーム設定ダイアログ上のアラー
ム番号がアラームメッセージの左側に表示されます。
色 日時の表示色を設定します。このオプションは、時間・日付フォーマッ
トを選択すると有効になります。
例:履歴リスト
アラーム発生時、解除時は以下の図のように表示されます。

①2007 年 8 月 31 日 9 時 4 分 7 秒 アラーム番号 001 のアラームが発生した


②2007 年 8 月 31 日 9 時 5 分 40 秒 アラーム番号 002 のアラームが発生した
③2007 年 8 月 31 日 9 時 6 分 29 秒 アラーム番号 001 のアラームを解除した

6-118
6−4 部品の機能

●最新リスト部品
最新リスト部品のプロパティ
発生中のアラームを一覧表形式で表示します。
詳細設定

時間フォーマット HH:MM:SS または HH:MM を選択します。


日付フォーマット MM/DD/YY、DD/MM/YY、DD.MM.YY のいずれかを選択します。
色 日時の表示色を設定します。このオプションは、時間・日付フォー
マットを選択すると有効になります。

●発生頻度リスト部品
発生頻度リスト部品のプロパティ
アラーム発生頻度(発生回数)を、アラーム番号順に一覧表形式で表示します。
詳細設定

時間フォーマット HH:MM:SS または HH:MM を選択します。


日付フォーマット MM/DD/YY、DD/MM/YY、DD.MM.YY のいずれかを選択します。
アラーム番号 チェックすると、アラーム発生時に、[アラーム設定]ダイアログ
上のアラーム番号がアラームメッセージの左側に表示されます。
発生回数 0 の場合も表 チェックすると、アラームメッセージの発生回数が 0 の時、部品に
示する メッセージが表示されます。
色 日時の表示色を設定します。このオプションは、時間・日付フォー
マットを選択すると有効になります。

6-119
6−4 部品の機能

●メッセージバナー部品
メッセージバナー部品のプロパティ
発生中のアラームを流れ文字 1 行で表示します。
スタイル 標準 浮き出し くぼみ 透明

移動数 メッセージバナーの移動数を設定します。設定範囲は 1∼50 ドットです。


間隔 (ms) 移動の時間間隔を設定します。設定範囲は 50∼3000 ミリ秒です。

時間フォーマット HH:MM:SS または HH:MM を選択します。


日付フォーマット MM/DD/YY、DD/MM/YY、DD.MM.YY のいずれかを選択します。
アラーム番号 チェックすると、アラーム発生時に、[アラーム設定]ダイアログ
上のアラーム番号がアラームメッセージの左側に表示されます。
色 日時の表示色を設定します。このオプションは、時間・日付フォー
マットを選択すると有効になります。

6−4−15 図形部品

図形部品を用いて任意の図形を描画することが出来ます。
全部品に共通する設定については、「6-4-2 共通設定」を参照してください。

6-120
6−4 部品の機能

●直線部品
直線部品のプロパティ
直線部品を描画します。

線の向き 線の幅(1∼8)

線の色 直線部品の表示色を設定します。
線の幅 設定範囲は 1∼8 ドットです。
線のスタイル 線のスタイルを選択します。

●矩形部品
矩形部品のプロパティ
矩形部品を描画します。
線の色 線の色を設定します。

線の幅 設定範囲は 1∼8 ドットです。


透過 有効にすると、部品の色が表示されず枠のみが表示されます。[塗りつぶしの色]設定も
無効になります。
角丸 設定した数値を半径とする扇形に面取りします(部品の大きさによって上限は変化しま
す)

6-121
6−4 部品の機能

●円部品
円部品のプロパティ
円部品を描画します。
線の色 円部品の線の色を設定します。
線の幅 設定範囲は 1∼8 ドットです。
透過 円部品の外の部分は、透明で表示されます。
この設定を有効にすると、枠のみが表示され、部品の色は表示されません。この時、
円部品の下に他の部品がある場合は、その部品が画面上に表示されます。以下を参
照ください。

[透過]を[No]に設定した楕円

[透過]を[Yes]に設定した円

●多角形部品
多角形部品のプロパティ
多角形部品を描画します。
線の色 多角形部品の線の色を設定します。
塗りつぶしの色 多角形部品の表示色を設定します。下の例をご参照ください。

色 No.0 に設定した場合 色 No.5 に設定した場

6-122
6−4 部品の機能

多角形部品のプロパティ
線の幅 設定範囲は 1∼8 ドットです。
透過 多角形部品の外の部分は透明で表示されます。
この設定を有効にすると、枠のみが表示され、部品の色は表示されません。
また、[塗りつぶしの色]設定も無効になります。多角形部品の下に他の部
品がある場合は、その部品が画面上に表示されます。以下をご参照ください。

[透過]を[No]に設定した場合

[透過]を[Yes]に設定した場合

6-123
6−4 部品の機能

●扇形部品
扇形部品のプロパティ
扇形部品を描画します。
線の色 線の色を設定します。
線の幅 設定範囲は 1∼8 ドットです。
円弧 この設定を有効にすると円弧になり、
[塗りつぶしの色]設定が無効になります。
この設定を無効にすると扇形になります。

[円弧]を[No]に設定

[円弧]を[Yes]に設定

6-124
6−4 部品の機能

●文字部品
文字部品のプロパティ
文字部品を描画します。
銘板サイズ 銘板サイズ板サイズは 8∼64 です。

銘板色 銘板の色と銘板フレーム色を設定します。
塗りつぶしの色 下の例では、銘板色は色 No.7、塗りつぶしの色は色 No.0 に設定しています。

透過 有効にすると、塗りつぶしの色が表示されず枠のみが表示されます。
[塗りつぶしの
色]設定も無効になります。

●目盛部品
目盛部品のプロパティ
目盛部品を描画します。
銘板サイズ 銘板サイズと銘板色を指定します。銘板サイズは8∼64 です。
銘板色
スタイル 標準 90 度回転 180 度回転 270 度回転

値表示 目盛の横に値を表示します。
主目盛線数

主目盛線数が 2 に設定されている場合

主目盛線数が 3 に設定されている場合

6-125
6−4 部品の機能

目盛部品のプロパティ

データ長 ワード(16 ビット)または 2 ワード(32 ビット)を設定します。


データ形式 BCD、10 進数(符号付き)
、10 進数(符号無し)のいずれかを設定します。
最小 最小値および最大値を設定して、入力設定範囲を決定します。
最大
整数桁 整数桁と小数桁を設定します。
小数桁
目盛色 目盛色を設定します。
補助目盛線数

主目盛線数を 3、補助目盛線数を1に設定した場合

主目盛線数を 3、補助目盛線数を 2 に設定した場合

6-126
6−4 部品の機能

●表部品
表部品のプロパティ
表部品を描画します。

ヘッダ 行ヘッダ 表の最上行の色を設定します。


列ヘッダ 表の最前列の色を設定します。
インタレース 行 設定色が隔行毎に表示されます。
列 設定色が隔列毎に表示されます。
行ヘッダ インタレースの行ヘッダを色表示します。
列ヘッダ インタレースの行ヘッダを色表示します。
セル設定 行の高さを揃える 行の高さを均等に揃えます。
列の幅を揃える 列の幅を均等に揃えます。
グリッド色 表部品のグリッド色を設定します。
行数 設定範囲は 1∼99 です。
列数 設定範囲は 1∼99 です。

6-127
6−5 マクロ機能

6−5 マクロ機能

6−5−1 マクロの種類
マクロ機能とは、簡単なプログラムを作成して実行できる機能です。このマクロ機
能は、ホスト で行っていた処理を、NP 本体へ移行することができます。これによ
りホスト側の負荷を軽減することができます。マクロ機能は、パソコン上のテスト
機能により、動作をチェックすることができます。

マクロの種類
マクロ種類 説明
起動マクロ NP 本体起動時に 1 度だけ実行します。
プロジェクトに設定
プロジェクト周期マクロ NP 本体運転中に繰り返し実行します。
するマクロ
プロジェクト定期マクロ NP 本体運転中に指定した間隔で実行します。
画面ロード時マクロ 画面を表示するときに実行します。画面上の部品は、
このマクロが実行された後に描画されます。
画面アンロード時マクロ 画面を閉じる時に実行します。画面切換の場合、切
画面に設定するマク
換後の[画面ロード時マクロ]は、切換前の[画面

アンロード時マクロ]が終了した後に実行されます。
画面定期マクロ 画面を表示している間、指定した間隔で定期的に実
行します。
ON 時マクロ 部品に割り付けられたビットを ON にするときに1
度だけ実行します。
部品(ボタン)に設定 OFF 時マクロ 部品に割り付けられたビットを OFF にするときに 1
するマクロ 度だけ実行します。
タッチ ON マクロ 部品を押した瞬間に実行されます。
タッチ OFF マクロ 部品を押した状態から離した瞬間に実行されます。
サブマクロ サブルーチン用のマクロです。
以下が可能です。
その他 ・各マクロからサブマクロをコール
・1 プロジェクトに 512 個のサブマクロを登録
・任意の名前を付ける

●制限事項
・1 つのマクロに記述できる最大行数は、512 行です。
・1 行に記述できる最大文字数は、128 バイトです。
・プログラムが終了しないといった無限ループが起こらないように注意をしてくだ
さい。

6-128
6−5 マクロ機能

●サブマクロ

サブマクロ機能を用いて各マクロにコ
メントする事ができるので、管理、メン
テナンス、操作が容易です。サブマクロ
の名前はデフォルトで全て、Sub-macro
(n)になっています(n=1∼512)

左の列にサブマクロ番号が表示されま
[CALL n]]
す。 (n = 1∼512)命令を用
いて、サブマクロを使用する事ができま
す。

6-129
6−5 マクロ機能

6−5−2 マクロ編集
1.マクロ命令の選択手順
① メニューバーやプロパティから使用したいマクロを選択して、マクロ編集画面
を表示します。
② [マクロウィザード]アイコンをクリックして[マクロ命令]ダイアログを表
示します。
③ [マクロ命令]ダイアログの[命令]ボタンまたは[命令]メニューをクリッ
クします。
④ 命令を選択します。
⑤ マクロを編集します。

2.マクロ編集画面とマクロ命令ダイアログ
●マクロ編集画面

注:左の行の番号が行番号です。

マクロ編集画面のツールバー
・マクロインポート
既存のマクロファイルをインポートします。接続するホストを変更しても、既存のマクロ
ファイルを流用することができるので、再度マクロを入力する必要がありません。このた
めマクロ編集時間を削減する事ができます。マクロファイルを開く際は以下のようなダイ
アログが表示されます。

6-130
6−5 マクロ機能

・マクロエクスポート
作成したマクロファイルを保存します。保存する際には、他のマクロファイルと区別する
ための名前を付けて保存することができます。

・マクロ更新
マクロを更新します。

・切り取り
マクロを切り取ります。

・コピー
マクロをコピーします。

・貼り付け
マクロを貼り付けます。

6-131
6−5 マクロ機能

・構文チェック
マクロの構文チェックを行ないます。

・マクロウィザード
[マクロ命令]ダイアログを表示してマクロを編集する事ができます。マクロ命令の中で
ホストアドレスを使用する際は、内部メモリと区別するために、括弧で括られて記述され
ます。

●マクロ命令ダイアログ

[マクロ命令]ダイアログ
・前へ
選択した行が一行上に移動し、その行にあったマクロは一行下に移動します。

・次へ
選択した行が一行下に移動し、その行にあったマクロは一行上に移動します。

・マクロ更新
編集したマクロを更新します。編集後に[更新]を押すまで、修正されたマクロは更新さ
れませんので、ユーザーは修正を行なうかを再度検討する事ができます。編集後の更新を
忘れた場合は、再度編集する必要があります。

・挿入
編集中のマクロを行間に挿入する事ができます。新しい行を挿入した後、既存の行は一行
下に移動します。

・削除
選択した行を削除します。行を削除した後、既存の行は上に移動します。

6-132
6−5 マクロ機能

・コメント
プログラムにコメントを記述する場合は、シャープ(#)記号を文頭に記述します。シャー
プから行の末尾までがコメントとみなされます。

・入力欄

入力欄で(手動でキーを使用して)マクロを編集する事ができます。
[手順]
1. 入力欄にマクロを入力します。
2. マクロを更新、または[Enter]キーを押下します。マクロは適切な形式に自
動的に変換されます。
・ エラーがあった場合は、警告ダイアログが表示されます。
・ 変数と演算子との間のスペース数には、制限がありません。

・命令
命令を使用してマクロを編集します。 以下の方法で命令と式を入力できます。
・ 直接入力
・ メニューまたは[命令]ボタンから選択

6-133
6−5 マクロ機能

6−5−3 マクロ操作
●定義
バイト : 8 ビットのデータです。00∼FF の 16 進数表記を行なうときに使用します。
ワード : 16 ビットのデータです。b15∼b0 のように、連続2バイトで構成されています。0000
∼FFFF の 16 進数表記を行なうときに使用します。
2ワード : 32 ビットのデータです。b31∼b0 のように、連続 2 ワードで構成されています。
00000000∼FFFFFFFF の 16 進数表記を行なうときに使用します。
符号付き : 符号付の値には正と負の記号が付いています。値は基本的に、正数にはプラス記号を、
負数にはマイナス記号を付けて表示されます。

●算術演算
整数演算と浮動小数点演算の、2 種類の算術演算があります。
各オペランドは内部メモリまたは定数です。しかし、出力結果を格納するオペラン
ドには内部メモリを設定してください。詳細については、下表とその例をご参照く
ださい。
命令 式 説明 備考
計算結果はワード/2 ワード(符
+ Var1=Var2 + Var3 加算
号付き又は符号無し)で保存さ
れます。指定した桁数を超えた
- Var1=Var2 - Var3 減算 場合は、範囲外のデータは破棄
されます。
* Var1 = Var2 * Var3 乗算

/ Var1= Var2 / Var3 除算


整数演算
剰余取
% Var1= Var2 % Var3

Var1 = ADDSUMW(Var2,
ADDSUMW 合計
Var3)

= Var1 = Var2 代入

FADD Var1=FADD(Var2, Var3) 加算 浮動小数点演算は、符号付き 32


ビットデータの演算です。
FSUB Var1=FSUB(Var2, Var3) 減算
浮 動 小 数 FMUL Var1=FMUL(Var2, Var3) 乗算
点演算
FDIV Var1=FDIV(Var2, Var3) 除算
剰余取
FMOD Var1=FMOD(Var2, Var3)

6-134
6−5 マクロ機能

+, FADD
加算
式: Var1 = Var2 + Var3[(符号付き| 2 ワード)

(符号付き 2 ワード)
Var1 = FADD(Var2, Var3)
Var2 と Var3 を足して、その結果を Var1 にセットする。
例:
内部メモリ$2 内の値に 1 加算する
$2 = $2 + 1
内部メモリ$1 と$2 内の値を加算し、合計をアドレス$3 にセットする
$3 = $2 + $1
内部メモリ$4 内の値に 1.9 を加算する
$4 = FADD($4, 1.9)(SIGNED DW)
内部メモリ$4 と$6 内の浮動小数点データを加算して、合計をアドレス$8 にセット
する
$8 = FADD($4, $6)(SIGNED DW)

-, FSUB
減算
式: Var1 = Var2 - Var3[(符号付き | 2 ワード)]
(符号付き 2 ワード)
Var1 = FSUB(Var2, Var3)
Var2 から Var3 を引き、その結果を Var1 にセットする。
例:
内部メモリ$2 内の値から1を引く。
$2 = $2 -1
内部メモリ$2 の値から内部メモリ$1 内の値を引き、計算結果を内部メモリ$3 にセッ
トする
$3 = $2 - $1
内部メモリ$4 の値から 1.9 を引く
$4 = FSUB($4, 1.9)(SIGNED DW)
内部メモリ$4 の浮動小数点データから、内部メモリ$6 の浮動小数点データを引いて、
計算結果を内部メモリ$8 にセットする
(SIGNED DW)
$8 = FSUB($4, $6)

6-135
6−5 マクロ機能

*, FMUL
乗算
式: Var1 = Var2 * Var3[(符号付き | 2 ワード)]
(符号付き 2 ワード)
Var1 = FMUL(Var2, Var3)
Var2 と Var3 を掛けて、その結果を Var1 にセットします。
例:
内部メモリ$2 内の値に 2 を掛ける。
$2 = $2 * 2
内部メモリ$2 内の値に$1 内の値を掛けて、計算結果をアドレス$3 にセットする
$3 = $2 * $1
内部メモリ$4 内の値に 1.5 を掛ける。
$4 = FMUL($4, 1.5)(SIGNED DW)
内部メモリ$4 内の浮動小数点データに$6 を掛けて、結果を$8 にセットします。
(SIGNED DW)
$8 = FMUL($4, $6)

/, FDIV
除算
式: Var1 = Var2 / Var3[(符号付き | 2 ワード)]
((符号付き 2 ワード)
Var1 = FDIV(Var2, Var3)
Var2 と Var3 の割り算を行い、その結果を Var1 にセットします。Var3 の値は 0 以外
の値になります。
例:
内部メモリ$2 内の値を 5 で割り、その結果をアドレス$3 にセットする
$3 = $2 / 5
内部メモリ$4 内の値を 4.3 で割り、その結果をアドレス$6 にセットする
$6 = FDIV($4, 4.3)(SIGNED DW)

%, FMOD
剰余取得
式 Var1 = Var2 % Var3[(符号付き | 2 ワード)

(符号付き 2 ワード)
Var1 = FMOD(Var2, Var3)
Var2 と Var3 を割り、その剰余を Var1 にセットします。Var3 内の値は 0 以外の値に
なります。

6-136
6−5 マクロ機能

例:
内部メモリ$2 内の値を 5 で割り、その結果の剰余をアドレス$3 にセットする
$3 = $2 % 5
内部メモリアドレス$4 内の値を 4 で割り、その結果の剰余をアドレス$6 にセットし
ます。
(SIGNED DW)
$6 = FMOD($4, 4)

=
代入
式:Var1 = Var2[(符号付き 2 ワード | 2 ワード)]
データを Var2 から Var1 に代入する。MOV 命令を実行した後、Var2 のデータは変
更されません。
例:
内部メモリアドレス$0 のデータに定数 4 を代入します。
$0 = 4
内部メモリアドレス$4 のデータに、内部メモリアドレス$2 のデータを代入します。
$4 = $2

ADDSUMW
合計
式:Var1 = ADDSUMW(Var2, Var3)[(2 ワード) ]
Var2、Var2+1、 Var2+2 …、Var2+(Var3 の値-1)
、を加算して、合計結果を Var1
にセットします。
例:
$2 = 1
$3 = 2
$4 = 3
$5 = 3
$0 = ADDSUMW($2, $5)
内部メモリ$2 から$4 の値のデータを加算し、合計を$0 にセットします。加算する
データの個数は$5 で指定します。この例の合計値は 6($2+$3+$4)になります。

6-137
6−5 マクロ機能

●論理演算
OR、AND、XOR、NOT、左シフト、右シフトの、6 つの論理演算があります。各演
算には、3 つのオペランドがあります。各オペランドには内部メモリまたは定数が設
定可能です。出力結果を格納するオペランドには、内部メモリを設定します。単位
はワードまたは 2 ワードです。詳細については、下表とその例をご参照ください。

命令 式 詳細 備考
| Var1 = Var2 | Var3 論理 OR 演算 計算結果をワードと 2 ワードで
&& Var1 = Var2 && Var3 論理 AND 演算 セットします。
^ Var1 = Var2 ^ Var3 論理 XOR 演算
NOT Var1 = NOT Var2 論理 NOT 演算
<< Var1 = Var2 << Var3 論理左シフト演算
>> Var1 = Var2 >> Var3 論理右シフト演算

| 論理 OR 演算
式:Var1 = Var2 | Var3[
(2 ワード)

Var2 と Var3 の論理 OR 演算を行い、計算結果を Var1 にセットします。
例:
$2 = F000H
$4 = 0F00H
$2 = $2 | $4
$2 には FF00H がセットされます。

&&
論理 AND 演算
式:Var1 = Var2 && Var3[(2ワード)

Var2 と Var3 の論理 AND 演算を行い、計算結果を Var1 にセットします。
例:
$2 = F000H
$4 = 0F00H
$2 = $2 && $4
$2 には 0000H がセットされます。

6-138
6−5 マクロ機能

^
論理 XOR 演算
式:Var1 = Var2 ^ Var3[
(2 ワード)

Var2 と Var3 の論理 XOR 演算を行い、計算結果を Var1 にセットします。
例:
$2 = F100H
$4 = 0F00H
$2 = $2 ^ $4
$2 には FE00H がセットされます。

NOT
論理 NOT 演算
式:Var1 = NOT Var2 [(符号付き | 2 ワード)]
Var2 に論理 NOT 演算を実行して、計算結果を Var1 にセットします。
例:
$2 = F100H
$4 = NOT $2
$4 には 0EFFH がセットされます。

<<
論理左シフト演算
式:Var1 = Var2 << Var3[(2 ワード)

Var2(ワード/2 ワード)を左にシフト(ビットの数は Var3)して、計算結果を Var1
にセットします。
例:
$2 = F100H
$2 = $2 << 4
$2 を 4 ビット左にシフトすると 1000H になります。

6-139
6−5 マクロ機能

>>
論理右シフト演算
式: Var1 = Var2 >> Var3[
(2 ワード)]
Var2(ワード/2 ワード)を右にシフト(ビット数は Var3)して、計算結果を Var1
にセットします。
例:
$2 = F100H
$2 = $2 >> 4
$2 を 4 ビット右にシフトすると 0F10H になります。

●データ転送
データ転送には、MEMCOPY、MEMSET、STRCPYB 、FMOV の 4 つの命令があ
ります。詳細は、下表とその例をご参照ください。
命令 式 詳細 備考
Var1 と Var2 のデータタイ
MEMCOPY MEMCOPY(Var1, Var2, Var3) ブロック移動
プはアドレスです。
MEMSET MEMSET(Var1, Var2, Var3) メモリを埋める
STRCPYB STRCPYB(Var1, "Var2") 文字を ASCII 形式に変換 Var2 は入力文字です。
FMOV Var1 = FMOV(Var2) 浮動小数点データ転送

MEMCOPY
指定したワードの数だけデータをコピーする
式:MEMCOPY(Var1, Var2, Var3)
データをアドレス Var2 からアドレス Var1 に、ワード単位でコピーします。コピー
するワードの数は Var3 で指定します。 コピー先のアドレスが最大値を超える場合は、
エラーチェック時にエラーが発生します。
例:
$0、$1、$2、$3 のデータを順番に$10、$11、$12、$13 にコピーします。
$0 = 1
$1 = 2
$2 = 3
$3 = 4
MEMCOPY ($10, $0, 4)
MEMCOPY 命令を実行すると、$10=1、 $11=2、 $12=3、 $13=4 になります。

6-140
6−5 マクロ機能

MEMSET
メモリを指定したデータで埋め尽くす
式:MEMSET (Var1, Var2, Var3)
[(符号付き)]
Var1 で指定したアドレスから Var3 個のメモリをすべて Var2 で指定したデータで埋
め尽くします。書き込み先のアドレスが最大数を超える場合は、エラーチェック時
にエラーが発生します。
例:
$5 = 10
MEMSET($0, $5, 4)
MEMSET 命令を実行すると、$0、$1、$2、$3 は定数 10 で埋まります。

STRCPYB
文字を ASCII 形式に変換
式:STRCPYB(Var1, "Var2")
Var2 を ASCII 形式に変換して、Var1 にセットします。最大データ長は 128 ワード
です。
例:
STRCPYB($1, "AB12")
STRCPYB 命令を実行すると、4241H を$1 に、3231H を$2 にセットします。

FMOV
浮動小数点データ転送
式: Var1 = FMOV(Var2)(符号付き 2 ワード)
浮動小数点データを Var2 から Var1 に転送します。FMOV 命令を実行した後、Var2
のデータに変更はありません。
例:
定数 44.3 を内部メモリアドレス$0 に転送します。
(SIGNED DW)
$0 = FMOV(44.3)

6-141
6−5 マクロ機能

●データコンバート
命令 式 詳細
BCD Var1 = BCD(Var2) データをバイナリ値から BCD に変換する
BIN Var1 = BIN(Var2) データを BCD から バイナリ値に変換する
XWD Var1 = XWD(Var2) ワードから 2 ワードに変換する
XBW Var1 = XBW(Var2, Var3) バイトからワードに変換する
XWB Var1 = XWB(Var2, Var3) ワードからバイトに変換する
SWAP SWAP (Var1, Var2, Var3) バイトデータを入れ替える
XCHG XCHG (Var1, Var2, Var3) データを交換する
MAX Var1 = MAX(Var2, Var3) 最大値取得
MIN Var1 = MIN(Var2, Var3) 最小値取得
STR2H Var1 = STR2H(Var2,Var3,Var4) 文字データ(ASCII 形式)を 16 進数データに
変換する
H2STR Var1 = H2STR(Var2,Var3) 16 進数データを文字データ(ASCII 形式)に
変換する
FCNV Var1= FCNV (Var2) 整数を浮動小数点データに変換する
ICNV Var1= ICNV (Var2) 浮動小数点データを整数に変換する

BCD
データをバイナリ値から BCD 値に変換する
式:Var1 = BCD(Var2)[(2 ワード)

Var2 のバイナリ値を BCD 値に変換し、Var1 にセットします。
例:
$4 のバイナリ値は 5564 です。BCD 命令を実行した後、$4 のバイナリ値は 5564H
に変換されます。
$4 = 5564
$4 = BCD($4)

BIN
BCD データをバイナリ値に変換する
式:Var1 = BIN(Var2)[(2 ワード)

Var2 の BCD データをバイナリ値に変換し、Var1 にセットします。
例:
$4 の BCD(16 進数)データは 5564H です。BIN 命令を実行した後、$4 の BCD デー
タは 5564 に変換されます。
$4 = 5564H
$4 = BIN($4)

6-142
6−5 マクロ機能

XWD
ワードから2ワードに変換する
式:Var1 = XWD(Var2)
[符号付き]
Var2 のワード値を 2 ワード値に変換し、Var1 にセットします。
例:
$4 の 10 進数のワード値は-7 です。XWD 命令を実行すると、$4 のワード値を、2 ワー
ド値に変換し、$7 にセットします。
$4 = -7(SIGNED)
$7 = XWD($4)(SIGNED)

XBW
バイトからワードに変換する
式:Var1 = XBW(Var2, Var3)
バイトデータ(バイト数は Var3)を Var2 からワード値に変換し、その結果を Var1
にセットします。
Var2 の 2 バイトは 2 ワードにコンバートされ、Var1 に保存されます。このとき上位
バイトは 0 で埋められます。
例:
$65534 の値は 12 と仮定します。$785 から 12 バイト(6 ワード)を 12 ワードにコ
ンバートして、その結果を$10 から $21 に保存します。
$10=XBW($785, $65534)

XWB
ワードからバイトに変換する
式:Var1 = XWB(Var2, Var3)
ワードデータ(ワード数は Var3)を Var2 の下位バイトからバイト形式に変換して
(Var2 の上位バイトは破棄)、その結果を Var1 にセットします。
例:$985 の値を 12 と仮定してください。$986 の下位バイトから 12 ワードを読み
出し、この 12 ワードを 12 バイト(6 ワード)に変換し、その結果を$65∼$70 にセッ
トする。
$65= XWB($986, $985)

6-143
6−5 マクロ機能

SWAP
バイトデータを入れ替える
式:SWAP (Var1, Var2, Var3)
Var2、Var2+1、Var2+2…Var2+Var3 (ワード)の上位バイトと下位バイトを入れ替
えて、Var1, Var1+1, Var1+2…Var1+Var3 に順番にセットする。
例:
$10、$11、 …、$14 の上位バイトと下位バイトを入れ替えて、結果を$1、 $2...$5
に順にセットします。
SWAP($1, $10, 5)
$11 = 1234H の場合、SWAP 命令を実行すると、$2 = 3412H になります。

XCHG
データを交換する
式:XCHG (Var1, Var2, Var3)[(2 ワード)]
Var2、Var2+1、Var2+2…Var2+Var3 のデータと Var1、Var1+1、Var1+2…Var1+Var3
のデータを入れ替えます。XCHG 命令を実行すると、Var1 と Var2 のデータが交換
されます。
例:
$10, $11, …, $14 のデータと$1, $2, .., $5 を順番に交換します。
XCHG($1, $10, 5)
$11 = 1234H 、$2 = 5678H のとき、XCHG 命令を実行すると、$2 = 1234H、$11 =
5678H になります。

MAX
最大値を取得する
式:Var1 = MAX(Var2, Var3)[(符号付き 2 ワード | 2 ワード)

Var2 と Var3 から最大値を取得して、その結果を Var1 にセットする。
例:
$0 = 0
$1 = 2
$2 =10
$0 = MAX($1, $2)
結果 ―> $0 = 10

6-144
6−5 マクロ機能

MIN
最小値を取得する
式:Var1 = MIN(Var2, Var3)[(符号付き 2 ワード | 2 ワード)

Var2 と Var3 から最小値を取得して、その結果を Var1 にセットします。
例:
$0 = 0
$1 = 2
$2 =10
$0 = MIN($1, $2)
結果―> $0 = 2

STR2H
文字データ(ASCII 形式)を 16 進数データに変換する
式:Var1 = STR2H(Var2,Var3,Var4)
Var1:変換先のデータ格納アドレス(内部メモリのアドレス)
Var2:変換元のデータ格納アドレス(内部メモリのアドレス)
Var3:変換するデータサイズ
Var4:データ長
Var4==0 の場合:データ長はバイト
Var4==1 の場合:データ長はワード
Var4==2 の場合:データ長は 2 ワード

Var2 で指定したアドレスの文字データを、Var3 で指定したサイズ分変換して Var1


にセットします。
例:
$100∼$107 の文字データを 16 進数に変換して、$0∼$3 に格納します。
あらかじめ、以下のような文字データが$100∼$107 に格納されているものとします。
$100 $101 $102 $103 $104 $105 $106 $107
‘1’ ‘2’ ‘3’ ‘4’ ‘5’ ‘6’ ‘7’ ‘8’
$0 = STR2H($100,8,0)
結果Æ$0 = 12H(WORD)
$1 = 34H(WORD)
$2 = 56H(WORD)
$3 = 78H(WORD)

6-145
6−5 マクロ機能

H2STR
16 進数のデータを文字データ(ASCII 形式)に変換する
式:Var1 = H2STR(Var2,Var3)
Var2 で指定したアドレスの 16 進数のデータを、Var3 で指定したサイズ分変換して
Var1 にセットします。
例:
$100 = 1234H
$0 = H2STR($100,1)
結果Æ$0 = 31H
$1 = 32H
$2 = 33H
$3 = 34H

FCNV
整数を浮動小数点データに変換する
式:Var1= FCNV (Var2)(符号付き 2 ワード)
Var2 の整数を浮動小数点データに変換して、Var1 にセットします。
例:
$2 = 100
(SIGNED DW)
$1 = FCNV($2)
結果Æ $1 = 100.0

ICNV
浮動小数点データを整数に変換する
式:Var1= ICNV(Var2)
Var2 の浮動小数点データを整数に変換して、Var1 にセットします。
例:
$2=FMOV(100.5)(SIGNED DW)
(SIGNED DW)
$1 = ICNV($2)
結果 Æ $1 = 100

6-146
6−5 マクロ機能

●比較
IF…THEN GOTO LABEL …
式:IF 条件式 THEN GOTO LABEL ID
条件式が真のとき、LABEL ID で指定した位置にジャンプし、プログラムを実行しま
す。
比較命令一覧表
命令 説明 備考
A == B A と B が等しい
A != B A と B が異なる
A>B A が B より大きい
A >= B A が B 以上
A と B は内部メモリま
A<B A が B 未満 たは定数
A <= B A が B 以下
A && B == 0 A と B の AND 命令を実行して、その結果が0
A と B の AND 命令を実行して、その結果が0
A && B != 0
以外
A == ON A が ON
A は内部メモリ
A == OFF A が OFF
IFB A == ON THEN A が ON A は内部メモリまたは
IFB A == OFF THEN A が OFF PLC アドレス
A と B は内部メモリま
IF A == B THEN CALL C A と B が等しければサブマクロをコールする
たは定数

例:
$2 が 10 以上のとき、LABEL1の位置にジャンプしプログラムを続行します。
IF $2 >= 10 THEN GOTO LABEL 1
…..
LABEL 1
…..

式:IFB Var1 == {ON | OFF} THEN GOTO LABEL ID


Var1 が ON または OFF のとき、LABEL ID の位置にジャンプしプログラムを続行し
ます。Var1 はホストアドレスです。
例:
IFB $0.0 == ON THEN GOTO LABEL 1

6-147
6−5 マクロ機能

IF…THEN CALL …
式: IF Var1 == Var2 THEN CALL サブマクロ番号
Var1 が Var2 と等しいとき、サブマクロをコールします。Var1 と Var2 は内部メモリ
または定数です。
例:
$2 が 10 のとき、サブマクロ1をコールします。
IF $2 == 10 THEN CALL 1

IF…ELSE…ENDIF
式:
IF 条件式 1
命令文 1
ELSEIF 条件式 2
命令文 2
ELSE
命令文 3
ENDIF
複数条件で論理的決定を行ないます。条件式 1 が真のとき、命令文 1 が実行されま
す。条件式 1 が偽のとき、条件式 2 が判定されます。条件式 2 が真のとき、命令文
2 が実行されます。条件式 1 と 2 の両方が偽のとき、命令文 3 が実行されます。条
件式については「比較命令一覧表」をご参照ください。
例:
$1 が 100 未満のとき、$1 = $1 + 1 が実行されます。$1 が 100 以上のときは$1 = $1
+ 10 が実行されます。
IF $1 < 100
$1 = $1 + 1
ELSE
$1 = $1 + 10
ENDIF

FCMP
データの大小を比較し、結果を格納する
式:Var1 = FCMP(Var2, Var3)[(符号付き 2 ワード)]
Var2 と Var3 の大小を判定して、その結果を Var1 にセットします。
Var2 == Var3 Var2 > Var3 Var2 < Var3
格納される結果 0 1 2

6-148
6−5 マクロ機能

●フロー制御
GOTO、LABEL、CALL…RET、FOR…NEXT 、END の 5 種類のフロー制御があり
ます。

GOTO
指定した LABEL の位置へ無条件に移動する
式: GOTO LABEL Var1
GOTO 文が実行されると、Var1 で指定した LABEL の位置にジャンプし、処理を続
けます。
例:
指定した LABEL2 の位置に無条件に移動して、プログラムを実行し続けます。
GOTO LABEL 2
…..
LABEL 2

LABEL
GOTO 文で、LABEL の位置にプログラムの実行を無条件で移す
式: LABEL Var1
マクロ内で同じ LABEL を重複して使用する事はできませんので、ご注意ください。
例:
指定した LABEL2 の位置へ移動して、プログラムを実行し続けます。
GOTO LABEL 2
…..
LABEL 2
…..
LABEL2 を重複して使うとエラーが起こり、ユーザーに不正である事を示します。
LABEL 2
…..

6-149
6−5 マクロ機能

CALL…RET
サブマクロプログラムをコールする
式: CALL Var1
Var1 はサブマクロ番号です。サブマクロ番号は 001∼512 で、Var1 は内部メモリア
ドレスまたは定数である必要があります。

CALL 命令を実行すると、サブマクロに処理が移ります。サブマクロの中で RET 命


令が実行されると、サブマクロの呼び出し元に処理が戻ります。RET 命令を記述し
なかった場合は呼び出したサブマクロ内の全命令実行後、自動的に RET 命令が実行
されます。サブマクロ内からでも、他のサブマクロを呼び出す事ができます。しか
し、メモリ不足を避けるため、サブマクロからのサブマクロ呼び出しは6段階未満
にしてください。

FOR…NEXT
ループをプログラムする
式:
FOR Var1
命令文
NEXT
入れ子のループです。「FOR」はループの開始を、「NEXT」はループの終わりを示し
ます。入れ子のループは最大 5 つまで記述する事ができます。Var1 は内部メモリま
たは定数です。この命令が実行されたとき、Var1 で指定した回数だけ連続して実行
されます。「命令文」部分には、繰り返し実行させたいマクロ命令を記述します。「命
令文」部分で Var1 の値を変更する事が出来ますが、命令の実行を繰り返す回数は変
更されません。
例:
$10 = 10
$1 = 0
FOR $10
$1 = $1 + 1
$10 = 2
NEXT
実行した後、結果は$1 = 10、$10 = 2 になります。
$10 の値を途中で変更しても、ループ回数は変更されませんのでご注意ください。

6-150
6−5 マクロ機能

END
マクロを終了する
式:
命令文 1
END
命令文 2
END 命令を用いてマクロプログラムを終了します。命令文 1 を実行した後に、END
命令があるのでマクロの実行を終了します。命令文 2 は実行しません。サブマクロ
で END 命令を使用した場合、プログラムは END 命令の位置で終了します。
例:
$1 = 10
$1 = $1 + 1
END
$1 = $1 + 1
実行すると、結果は$1 = 11 になります。END 命令でマクロプログラムを終了した
ため$1 = 12 にはなりません。

●ビット設定
BITSET、BITCLR、BITINV 、BITGET の 4 種類のビット設定があります。

ビット設定命令一覧表
命令 式 説明
BITSET BITSET Var1 Var1 ビットを ON にセット
BITCLR BITCLR Var1 Var1 ビットを OFF にセット
BITINV BITINV Var1 Var1 ビットを反転してセット
BITGET Var1 = BITGET Var2 Var2 のビット値を取得して Var1 にセット

BITSET
特定ビットを ON にセット
式: BITSET Var1
Var1 ビットを ON にセット
例:
内部メモリ$0 の 0 番ビットに、1をセットします。
$0 = FFFEH
BITSET $0.0
結果 Æ $0 = FFFFH

6-151
6−5 マクロ機能

BITCLR
特定ビットを OFF にセット
式: BITCLR Var1
Var1 ビットを OFF にセット
例:
内部メモリ$0 の 0 番ビットに 0 をセットします。
$0 = FFFFH
BITCLR $0.0
結果 Æ $0 = FFFEH

BITINV
特定ビットを反転してセット。ON Æ OFF、OFF Æ ON
式: BITINV Var1
Var1 のビットを反転してセットします。ON Æ OFF、OFF Æ ON
例:
内部メモリ$0 の 0 番ビットを反転して、その値をセットします。
$0 = FFFEH
BITINV $0.0
結果 Æ $0 = FFFFH

BITGET
ビット値取得
式: Var1 = BITGET Var2
Var2 のビット値を取得して、Var1 にセットします。
例:
$0 の第 3 ビット値を取得して、$10 の第 5 ビットに保存します。
$0 = FFFEH
$10 = 0
$10.5 = BITGET $0.3
結果 Æ $10 = 20H

6-152
6−5 マクロ機能

●通信
通信命令一覧表
命令 式 説明
INITCOM Var1= INITCOM (Var2) COM ポートの初期設定
加算してチェックサムを計算
ADDSUM Var1=ADDSUM(Var2, Var3)
する
XOR を用いて、チェックサム
XORSUM Var1 = XORSUM(Var2, Var3)
を計算する
PUTCHARS *1 Var1 = PUTCHARS(Var2, Var3, Var4) COM ポートで文字を出力する
GETCHARS *1 Var1 = GETCHARS(Var2, Var3, Var4) COM ポートで文字を取得する
SELECTCOM SELECTCOM(Var1) COM ポートを選択する
CLEARCOMBUFFER *1 CLEARCOMBUFFER(Var1, Var2) COM ポートバッファをクリア
する
CHRCHKSUM Var1 = CHRCHKSUM(Var2, Var3, Var4) 文字列の ASCII データと文字
長、チェックサムを計算する
*1:マクロには、画面切替やスイッチ押下などのタイミングとは非同期に動くプロジェクト定期マク
ロ、プロジェクト周期マクロ、画面定期マクロがあります。
こ れ ら の マ ク ロ 内 に 通 信 バ ッ フ ァ へ の ア ク セ ス 命 令 (PUTCHARS(), GETCHARS(),
CLEARCOMBUFFER())を置いた場合、通信バッファへのデータ読み書きが意図しないタイミング
で実行される可能性があり、他マクロ内の命令との競合で、データの誤読や上書きによるデータ
破壊が発生することがあります。
これら非同期に動くマクロの組み合わせまたは、非同期に動くマクロとその他のマクロの組み合
わせを使用する際は、通信バッファへのアクセス命令は、1ヶ所のマクロでのみ使用してくださ
い。

INITCOM
各ポートごとに通信設定をして通信を開始します。
結果は Var1 に保存されます。
1:成功
0:失敗

INITCOM

6-153
6−5 マクロ機能

INITCOM の変数 2 の設定(通信プロトコル)

COM ポート インターフェース

データビット パリティ

ストップビット 通信速度

フロー制御
PC と NP 本体間のデータ転送完了を確認する場合に、フロー制御が必要です。
フロー制御

フロー制御なし フロー制御機能が無効です。
CTS/RTS ハードウェアのフロー制御です。ハンドシェイキング信号で、データの
送受信を制御します。
DSR/DTR ハードウェアのフロー制御です。PC と NP 本体が直接ケーブルで接続さ
れているときに使用します。
XON/XOFF ソフトウェアのフロー制御です。ソフトウェアで制御コードを生成して、
転送データに追加します。

6-154
6−5 マクロ機能

ADDSUM
加算してチェックサムを計算する
Var1=ADDSUM(Var2, Var3)
Var1:計算後の値
Var2:計算用の先頭アドレス
Var3:データ長

XORSUM
XOR を用いて、チェックサムを計算する
Var1=XORSUM(Var2, Var3)。
Var1 の値:計算後の値
Var2:計算用の先頭アドレス
Var3:データ長

PUTCHARS
COM ポートで文字を出力する
結果は Var1 に保存されます。
Var1= PUTCHARS (Var2, Var3, Var4)
Var1:通信後のレスポンス値
1:成功
0:失敗

6-155
6−5 マクロ機能

Var2:転送データの先頭アドレス
Var3:データ長
Var4:許容通信時間(単位は ms)

GETCHARS
COM ポートで文字を取得する。
結果は Var1 に保存されます
Var1= GETCHARS (Var2, Var3, Var4)
Var1:通信後のレスポンス値
1:成功
0:失敗
Var2:転送データの先頭アドレス
Var3:データ長
Var4:許容通信時間(単位は ms)

SELECTCOM
COM ポートを選択する
PT メニューの PT 設定でホスト接続を設定していない場合は、同時に 2 つの COM
ポート(0:COM1、1:COM2)を使用する事ができます。全ての通信命令は、この命
令を実行した後に、指定した COM ポートで処理されます。別のマクロを使用しても

6-156
6−5 マクロ機能

マクロ間での影響はありません。

CLEARCOMBUFFER
COM ポートバッファをクリアする

式 :CLEARCOMBUFFER(Var1, Var2)
Var1:通信ポート数。定数 0(COM1)または 1(COM2)です。
Var2:バッファエリアタイプ。定数 0(受信バッファエリア)または、1(送信バッ
ファエリア)

例:
COM2 の送信バッファエリアをクリアする
CLEARCOMBUFFER(1, 1)

6-157
6−5 マクロ機能

CHRCHKSUM
文字列の ASCII データと文字長、チェックサムを計算する。

式: Var1 = CHRCHKSUM(Var2, Var3, Var4)


Var1:内部メモリアドレス。Var2 の ASCII データの文字長+チェックサムのデータ
長が保存されます。
Var2:文字列
Var3:内部メモリアドレス。Var2 の ASCII データとチェックサムが保存されます。
Var4:Var3 に保存されているチェックサムのデータ長。1 はバイト、2 はワードを
表します。
チェックサム計算:
各データ文字形式を ASCII 形式にコンバートして、加算します。例えば、
「1」を ASCII
「31H」に、
「4」を ASCII「34H」にコンバートすると、チェックサムは 31H + 34H
= 65H になります。
例:
「14」の ASCII データ、データ長とチェックサムを計算します。
$0 = CHRCHKSUM("14", $10, 2)
上記の操作を実行すると、$0 に 4 が保存されます。「4」は 2 バイト(ASCII データ
長)+2 バイト(チェックサムのデータ長)=4 バイトであることを表します。
$10 に保存されるチェックサムは 65H です。

●その他
命令 式 説明
TIMETICK Var1 = TIMETICK システム起動から現在までの時間を取得
GETLASTERROR Var1 = GETLASTERROR 直近のエラー値を取得
# #Var1 コメント
DELAY DELAY Var1 システムディレイ
GETSYSTEMTIME Var1 = GETSYSTEMTIME システム時間取得
SETSYSTEMTIME SETSYSTEMTIME(Var1) システム時間設定
Var1 = GETHISTORY(Var2, Var3,
GETHISTORY 履歴データ取得
Var4, Var5, Var6)

6-158
6−5 マクロ機能

TIMETICK
システム起動時から現在までの時間を取得して、特定アドレスに保存します。
時間の単位は 100ms です。

GETLASTERROR
直近のエラー値を取得する
エラーがない場合は、GETLASTERROR の値は 0 になります。各マクロが同時に実
行されても、エラーメッセージによるマクロへの影響はありません。エラーコード
の詳細については、 「6-5-4 エラーメッセージ」をご参照ください。

6-159
6−5 マクロ機能

COMMENT
マクロの説明を挿入する
COMMENT を用いてマクロの説明を挿入すると、動作がわかりやすくなります。コ
メント文はマクロ機能に影響を与えません。「#」記号を挿入すると、「#」以降から
行末までがコメントになります。元に戻す場合は、「#」記号を取り除いてください。

DELAY
システムによって、ユーザーが指定した時間分だけ処理を待つ。
NP 本体はシステム構造上、遅延が発生する可能性があります。
遅延時間の単位は ms です。

GETSYSTEMTIME
システム時間取得
式: Var1 = GETSYSTEMTIME
Var1 は、内部メモリアドレス内の連続7ワードの先頭アドレスです。
Var1 年
Var1 + 1 月
Var1 + 2 日
Var1 + 3 曜日
Var1 + 4 時
Var1 + 5 分
Var1 + 6 秒

6-160
6−5 マクロ機能

例:
システム時間を 2008/01/09 Wed 09:26:25 と仮定します。この命令を使用して現在
のシステム時間を取得して、$1∼$7 に保存します。
$1 = GETSYSTEMTIME
$1 = 2008、$2 = 01、$3 = 9、$4 = 3、$5 = 9、$6 = 26、$7 = 25 を取得します。

SETSYSTEMTIME
システム時間設定
式: SETSYSTEMTIME(Var1)
Var1 は、内部メモリアドレス内の連続7ワードの先頭アドレスです。
Var1 年
Var1 + 1 月
Var1 + 2 日
Var1 + 3 曜日
Var1 + 4 時
Var1 + 5 分
Var1 + 6 秒
例:
現在のシステム時間を、2008/01/09 Wed 09:26:25 と設定します。
$1 = 2008
$2 = 1
$3 = 9
$4 = 3
$5 = 9
$6 = 26
$7 = 25
SETSYSTEMTIME($1)

GETHISTORY
履歴データ取得
式: Var1 = GETHISTORY (Var2, Var3, Var4, Var5, Var6)
Var1:データ長が保存される内部メモリアドレスを指定します。
Var2:ロギングバッファの番号を、内部メモリか定数で指定します。
Var3:ロギングしたデータのうち何番目のデータを読み出すか、内部メモリか定数
で指定します。番号は 1、2、3、...、(ログ点数)を指定します。
Var4:読み出す点数を、内部メモリか定数で指定します。
Var5:データを保存する先頭アドレスを、内部メモリかホストアドレスで、指定し
ます。

6-161
6−5 マクロ機能

Var6:読み出すデータタイプを、内部メモリか定数で指定します。
0: データ、1: 時間、2: 時間とデータ

6−5−4 エラーメッセージ
エラーチェック後にアウトプットウィンドウにエラーが表示されます。
■編集中のエラーメッセージ
・Code – 100: LABEL cannot be found
GOTO が指定する LABEL はありません。
・Code – 101: Recursion occurs
このエラーメッセージはサブマクロを使用する時に頻繁に表示されます。直接あ
るいは間接コールに関係なく、コールを実行するサブマクロの機能を反復と呼び
ます。基本的に反復はサブマクロで使用されません。GOTO または FOR(無限)を
代用してください。
・Code – 102: More than 3 nested FOR is used
このエラーメッセージは、FOR 命令で 3 つ以上の入れ子を用いたときに表示され
ます。メモリ不足を防止するために表示されます。GOTO または IF を代用する事
ができます。
・Code – 103: Sub-macro does not exist
このエラーメッセージは、プログラムにサブマクロがない事を示します。例えば、
コール 5 はコールサブマクロ 5 を意味します。プログラムでサブマクロ 5 を編集
していないとき、この警告エラーメッセージは表示されます。このメッセージは、
入力エラーや対応するサブマクロの編集漏れなどといったエラーを防止するため
に表示されます。
・Code – 104: Number of NEXT is less than the number of FOR
NEXT と FOR の数は一致しなければなりません。このエラーコードは、NEXT が
不足している際に表示されます。
・Code –105: Number of FOR is less than the number of NEXT
NEXT と FOR の数は一致しなければなりません。このエラーコードは、FOR が
不足している際に表示されます。
・Code–106: Repeated LABEL
このエラーメッセージは同一マクロ内に LABEL が重複している事を示します。こ
のエラーメッセージはエラーチェック時に表示されます。LABEL が重複している
とプログラムが正しく動作しない場合があります。
・Code–107: There is RET in Macro
このエラーメッセージは、 マクロに RET 命令が存在することを示しています。 RET
はプログラムを返すためにサブマクロで使用される命令です。マクロでは、RET
ではなく END を使用します。

6-162
6−5 マクロ機能

■PT マクロエラーメッセージ
マクロでエラーメッセージを読み出す事ができます。

・Code–10: GOTO Error


このメッセージは、マクロに GOTO エラーが発生している事を示します。
・Code–11: Stack Overflow
このメッセージは、マクロのスタックがあふれている事を示します。サブマクロ
数が許容範囲を超えていること、または異なるマクロを同時に実行したことが原
因で発生する可能性があります。メッセージは、メモリ不足を避けるために表示
されます。
・Code–12: CALL Empty Sub-macro
サブマクロコールエラーです。コールされたサブマクロは設定されている必要が
あります。このメッセージは、予期しないエラーを防止するために表示されます。
・Code–13: Data Read Error
データ読み出しエラーです。メモリデータエラーにより発生する場合もあります
が、多くの場合は、ホストデータの読み出しエラーにより発生します。
・Code–14: Data Write Error
データ書き込みエラーです。メモリデータエラーにより発生する場合もあります
が、多くの場合は、ホストデータの書き込みエラーにより発生します。
・Code–15: Divisor is 0
このエラーメッセージは、除算操作の除数が 0 という事を示しています。

■PT 通信エラーメッセージ
・Communication Busy
Error Message: Com x Station x: Communication Busy ...
・Unknown Code
Error Message: Com x Station x: Receive Unknow Code ...
・No Response from Controller
Error Message: Com x Station x: Controller No Response ...
・PT CheckSum Error
Error Message: Com x Station x: Check Sum Error in PT Message ...

6-163
6−5 マクロ機能

・Controller CheckSum Error


Error Message: Com x Station x: Check Sum Error in Controller Message ...
・Incorrect Command
Error Message: Com x Station x: Command Can Not be Executed ...
・Incorrect Address
Error Message: Com x Station x: Address Fault ...
・Incorrect Value
Error Message: Com x Station x: Value is Incorrect ...
・Controller is Busy
Error Message: Com x Station x: Controller is Busy ...
・CTS Signal Fail
Error Message: Com x Station x: CTS Signal Fail ...
・No Such Resource in Controller
Error Message: Com x Station x: No Such Resource ...
・No Such Service in Controller
Error Message: Com x Station x: No Such Service ...
・Must Retry
Error Message: Com x Station x: Must Retry ...
・PT Station Number Error
Error Message: Com x Station x: PT Station Number Error ...
・Controller Station Number Error
Error Message: Com x Station x: Controller Station Number Error ...
・UART Communication Error
Error Message: Com x Station x: UART Communication Error ...
・Other Communication Error
Error Message: Comx Station x: Other Communication Error ...

6-164
6−6 制御エリアと状態エリア

6−6 制御エリアと状態エリア

6−6−1 制御エリア
制御エリア設定でホストのエリア(ホストアドレス)を指定すると、ホストから NP
本体を制御することができます。制御エリアは連続したワードアドレスです。デー
タ長は 0∼8 ワードですが、画面データで使用する機能によりデータ長の設定が異な
ります。例えば、データログ機能には、最低 5 ワードが必要です。制御エリアのサ
イズが 0 に設定されている場合、制御エリア機能が無効になります。制御エリア機
能が有効になると、ホストで NP 本体の制御をする事ができます。設定については
「6-6-3 設定」をご参照ください。
各機能とワードの詳細は以下の通りです。
ワード アドレス オフセット
0 画面番号指定用アドレス(SNIR) +0
1 制御フラグアドレス(CFR) +1
2 折れ線制御アドレス(CUCR) +2
3 データログバッファサンプリング用アドレス(HBSR) +3
4 データログバッファクリア用アドレス(HBCR) +4
5 データブロック制御アドレス(RECR) +5
6 データブロックグループ番号指定用アドレス(RBIR) +6
7 システム制御フラグアドレス (SCFR) +7

●画面番号指定用アドレス(SNIR)
ワード 機能
0 画面番号指定
SNIR に画面番号を書き込むと、書き込んだ番号に NP 画面が切り換わります。この
機能で、ホスト側から NP の表示画面を切り換えることができます。画面番号の数
値格納形式は 10 進数で指定してください。BCD では指定できません。

●制御フラグアドレス(CFR)
ビット 機能
0 通信有効/無効
1 バックライト点灯/消灯
2 サイレン音鳴動
3 アラームバッファクリア
4 アラームカウンタクリア
5∼7 予約
8 ユーザーセキュリティレベル設定(ビット0)
9 ユーザーセキュリティレベル設定(ビット1)
10 ユーザーセキュリティレベル設定(ビット2)
11∼15 予約

6-165
6−6 制御エリアと状態エリア

通信有効/無効
NP 本体の通信を制御します。ビット 0 を ON にすると、NP 本体の通信が無効にな
ります。OFF にすると、NP 本体の通信が有効になります。

バックライト点灯/消灯
NP 本体のバックライトを制御します。ビット 1 を ON にすると、NP 本体のバック
ライトが消灯します。ビット 1 を OFF にすると、バックライトが点灯します。

サイレン音鳴動
NP 本体のサイレンを制御します。ビット 2 を ON にすると、NP 本体のサイレン
が鳴ります。ビット 2 を OFF にするとサイレンが停止します。

アラームバッファクリア制御フラグ
アラームバッファをクリアします。ビット 3 を ON にすると、アラームバッファが
クリアされます。再度制御する場合は、このフラグを一度 OFF にしてから、再び
ON にする必要があります。

アラームカウンタクリア制御フラグ
アラームカウンタをクリアします。ビット 4 を ON にすると、アラームカウンタが
クリアされます。再度制御する場合は、このフラグを一度 OFF にしてから、再び
ON にする必要があります。

ユーザーセキュリティレベル設定
NP 本体のユーザーセキュリティレベルを設定する事ができます。設定レベルは 0∼
7 です。MSB はビット 10、LSB はビット 8 となります。
ユーザーセキュリティレベル設定の初期値は「PT 設定」で設定した開始レベルにな
ります。
開始レベルより高いレベルが設定されている部品に対し、正しいパスワードを入力
すると、ユーザーレベル設定が高いレベルに更新されるので、次回からパスワード
入力を求められなくなります。
運転中にシステムメニューに入り、運転を再開した場合、ユーザーセキュリティレ
ベル設定は NP-Designer の「PT 設定」で設定した開始レベルに戻ります。

6-166
6−6 制御エリアと状態エリア

●折れ線制御アドレス(CUCR)
ビット 機能
0 折れ線サンプリングフラグ1
1 折れ線サンプリングフラグ2
2 折れ線サンプリングフラグ3
3 折れ線サンプリングフラグ4
4∼7 予約
8 折れ線クリアフラグ1
9 折れ線クリアフラグ2
10 折れ線クリアフラグ3
11 折れ線クリアフラグ4
12∼15 予約

折れ線サンプリング制御フラグ(1-4)
折れ線(折れ線/X-Y 分布部品)のサンプリングを制御します。この制御フラグ(ビッ
ト 0∼3)を ON にすると、設定したホストのアドレスから連続データが読み出され
てサンプリングを一度行い、そのデータをグラフに変換して、NP 本体の画面に表示
します。再度制御する場合は、このフラグを一度 OFF にしてから再び ON にする必
要があります。

折れ線クリア制御フラグ(1-4)
この制御フラグが(ビット 8∼11)を ON にすると、折れ線(折れ線/X-Y 分布部品)
がクリアされます。再度制御する場合は、このフラグを OFF にしてから再び ON に
する必要があります。

●データログバッファサンプリング用アドレス(HBSR)
NP 本体には、データログバッファ用アドレスのサンプリングを制御するビットが
12 個あります。ツールのデータログ設定で指定した時間間隔(サンプリング周期)
によるサンプリングだけでなく、ホストからの制御によるデータログバッファのサ
ンプリングやクリアを行う事ができます。データログバッファサンプリングの設定
については、 「6-2-4 PT メニュー」の「データログ設定」をご参照ください。
ビット 機能
0 データログバッファサンプリング制御フラグ1
1 データログバッファサンプリング制御フラグ2
2 データログバッファサンプリング制御フラグ3
3 データログバッファサンプリング制御フラグ4
4 データログバッファサンプリング制御フラグ5
5 データログバッファサンプリング制御フラグ6
6 データログバッファサンプリング制御フラグ7
7 データログバッファサンプリング制御フラグ8
8 データログバッファサンプリング制御フラグ9
9 データログバッファサンプリング制御フラグ 10
10 データログバッファサンプリング制御フラグ 11

6-167
6−6 制御エリアと状態エリア

ビット 機能
11 データログバッファサンプリング制御フラグ 12
12∼15 予約

データログバッファサンプリング制御フラグ
ホストから NP 本体のデータログバッファサンプリング操作を制御します。制御フ
ラグ(ビット 0∼11)を ON にすると、サンプリングが一回実施されます。
再度制御する場合は、このフラグを一度 OFF にしてから、再び ON にする必要があ
ります。

●データログバッファクリア用アドレス(HBCR)
ビット 機能
0 データログバッファクリアフラグ1
1 データログバッファクリアフラグ2
2 データログバッファクリアフラグ3
3 データログバッファクリアフラグ4
4 データログバッファクリアフラグ5
5 データログバッファクリアフラグ6
6 データログバッファクリアフラグ7
7 データログバッファクリアフラグ8
8 データログバッファクリアフラグ9
9 データログバッファクリアフラグ 10
10 データログバッファクリアフラグ 11
11 データログバッファクリアフラグ 12
12∼15 予約

データログバッファクリアフラグ
ホストから NP 本体のデータログをクリアすることができます。制御フラグ(ビッ
ト 0∼11)を ON にすると、データログのバッファはクリアされます。再度制御す
る場合は、このフラグを一度 OFF にしてから、再び ON にする必要があります。

●データブロック制御アドレス(RECR)
ビット 機能
0 データブロックグループ番号変更制御フラグ
1 データブロック読出制御フラグ(ホスト Æ PT)
2 データブロック書込制御フラグ(PT Æ ホスト)
3∼15 予約

6-168
6−6 制御エリアと状態エリア

データブロックグループ番号変更制御フラグ
データブロックグループ番号(RCPNo)を指定する時に使用します。データブロッ
クグループ番号(N)をデータブロックグループ番号指定用アドレス(RBIR)に書
込んで、この制御フラグ(ビット 0)を ON にすると、データブロックグループ番号
を変更する事ができます。設定後、RCPNo は自動的に N に変更します。再度制御
する場合は、一度このフラグを OFF にしてから、再び ON にする必要があります。

データブロック読出制御フラグ(ホスト→PT)
データブロックを読み出して、NP 本体の指定エリアに保存する時に使用します。
データブロックグループ番号(N)をデータブロックグループ番号変更制御フラグに
て指定した後、この制御フラグ(ビット1)を ON にしてください。データブロッ
クはホストから読出されて、NP 本体の指定エリアに保存されます。再度制御する場
合は、一度このフラグを OFF にしてから、再び ON にする必要があります。

データブロック書込制御フラグ(PT →ホスト)
データブロックをホストに書き込む時に使用します。書き込み前に、まずデータブ
ロックグループ番号(N)を指定する必要があります。
(「データブロックグループ番
号変更制御フラグ」をご参照ください。) データブロックグループ番号を指定し
たあと、この制御フラグ(ビット 2)を ON にするとデータブロックがホストに書き
込まれます。再度制御する場合は、一度このフラグを OFF にしてから再び ON にす
る必要があります。

●データブロックグループ番号指定用アドレス(RBIR)
ワード 機能
0 データブロックグループ番号指定
データブロックグループ番号変更制御フラグを ON にして、データブロックグルー
プ番号(N)をデータブロックグループ番号指定アドレス(RBIR)に書き込むと、
RCPNo 値が変更されます。

●システム制御フラグアドレス(SCFR)
ビット 機能
0 多言語設定値ビット 0
1 多言語設定値ビット 1
2 多言語設定値ビット 2
3 多言語設定値ビット 3
4 多言語設定値ビット 4
5 多言語設定値ビット 5
6 多言語設定値ビット 6
7 多言語設定値ビット 7
8∼15 予約

6-169
6−6 制御エリアと状態エリア

多言語設定値
指定した多言語設定値をこのアドレスに保存して、アドレスの設定に応じて指定言
語に切換える命令を NP 本体に出します。設定値は 0∼255 です。MSB はビット7、
LSB はビット 0 となります。
注:多言語設定値に無い値をこのアドレスに設定した場合は、多言語の状態は変化
しません(設定前の状態を保持します)

6−6−2 状態エリア
状態エリア設定でホストのエリア(ホストアドレス)を指定すると、ホストから NP
本体の状態を知ることができます。制御エリアのサイズが 0 に設定されている場合、
制御エリア機能が無効になります。制御エリア機能が無効になると、状態エリア機
能も無効になります。状態エリア機能が有効になると、ホストで NP 本体の状態を
読出しする事ができます。設定については「6-6-3 設定」をご参照ください。
各機能とワードの詳細は以下の通りです。
ワード アドレス オフセット
0 一般制御状態アドレス(GCSR) +0
1 画面番号状態アドレス(SNSR) +1
2 折れ線制御状態アドレス(CCSR) +2
3 データログバッファサンプリング状態アドレス(HSSR) +3
4 データログバッファクリア状態アドレス(HCSR) +4
5 データブロック状態アドレス(RESR) +5
6 データブロック番号状態アドレス(RBSR) +6
7 一般制御状態アドレス 2(GCSR2) +7

●一般制御状態アドレス(GCSR)
ビット 機能
0 画面切換状態
1∼2 予約
3 アラームバッファクリア状態
4 アラームカウンタクリア状態
5∼7 予約
8 ユーザーセキュリティレベル状態(ビット 0)
9 ユーザーセキュリティレベル状態(ビット 1)
10 ユーザーセキュリティレベル状態(ビット 2)
11∼15 予約

画面切換状態
画面が切り換わるとき、ビット 0 は ON します。画面の切り換えが完了すると、こ
のビットは OFF します。

6-170
6−6 制御エリアと状態エリア

アラームバッファクリア状態
アラームバッファをクリアするとき、ビット 3 は ON します。操作が完了すると、
このビットは OFF します。

アラームカウンタクリア状態
アラームカウンタをクリアするとき、ビット 4 は ON します。操作が完了すると、
このビットは OFF します。

ユーザーセキュリティレベル状態
現在のユーザーセキュリティレベルの状態(0∼7)を保持します。MSB はビット 10、
LSB はビット 8 となります。
ビット

ユーザ ビット 8 ビット 9 ビット 10


セキュリティ
レベル
0 OFF OFF OFF
1 ON OFF OFF
2 OFF ON OFF
3 ON ON OFF
4 OFF OFF ON
5 ON OFF ON
6 OFF ON ON
7 ON ON ON

●画面番号状態アドレス(SNSR)
ワード 機能
0 最後に開いた画面番号

最後に開いた画面番号
最後に開いた画面の画面番号を保存します。画面を切り換える毎に、開いた画面番
号(ポップアップ画面を含む)を保存します。

●折れ線制御状態アドレス(CCSR)
ビット 機能
0 折れ線サンプリング状態 1
1 折れ線サンプリング状態 2
2 折れ線サンプリング状態 3
3 折れ線サンプリング状態 4
8 折れ線クリア状態 1
9 折れ線クリア状態 2
10 折れ線クリア状態 3

6-171
6−6 制御エリアと状態エリア

ビット 機能
11 折れ線クリア状態 4
4~7;12~15 予約

折れ線サンプリング状態フラグ
折れ線や X-Y 分布をサンプリングするとき、折れ線サンプリング状態フラグ(ビッ
ト 0∼3)は ON します。サンプリングが完了すると、サンプリング状態フラグは
OFF します。

折れ線クリア状態フラグ
折れ線や X-Y 分布をクリアするとき、折れ線クリア状態フラグ(ビット 8∼11)は
ON します。クリア操作が完了すると、折れ線クリア状態フラグは OFF します。

●データログバッファサンプリング状態アドレス(HSSR)
ビット 機能
0 データログバッファサンプリング状態 1
1 データログバッファサンプリング状態 2
2 データログバッファサンプリング状態 3
3 データログバッファサンプリング状態 4
4 データログバッファサンプリング状態 5
5 データログバッファサンプリング状態 6
6 データログバッファサンプリング状態 7
7 データログバッファサンプリング状態 8
8 データログバッファサンプリング状態 9
9 データログバッファサンプリング状態 10
10 データログバッファサンプリング状態 11
11 データログバッファサンプリング状態 12
12-15 予約

データログバッファサンプリング状態フラグ
データログバッファのサンプリング時、データログバッファサンプリング状態フラ
グ(ビット 0∼11)は ON します。サンプリングが完了すると、データログバッファ
サンプリング状態フラグは OFF します。

6-172
6−6 制御エリアと状態エリア

●データログバッファクリア状態アドレス(HCSR)
ビット 機能
0 データログバッファクリア状態1
1 データログバッファクリア状態2
2 データログバッファクリア状態3
3 データログバッファクリア状態4
4 データログバッファクリア状態5
5 データログバッファクリア状態6
6 データログバッファクリア状態7
7 データログバッファクリア状態8
8 データログバッファクリア状態9
9 データログバッファクリア状態 10
10 データログバッファクリア状態 11
11 データログバッファクリア状態 12
12~15 予約

データログバッファクリア状態フラグ
データログバッファをクリアするとき、データログバッファクリア状態フラグ(ビッ
ト 0∼11)が ON します。クリアが完了すると、データログバッファクリア状態フ
ラグは OFF します。

●データブロック状態アドレス(RESR)
ビット 機能
0 データブロック番号変更状態フラグ
1 データブロック読出状態フラグ(ホスト → PT)
2 データブロック書込状態フラグ(PT → ホスト)
3~15 予約

データブロック番号変更状態フラグ
ホストによってデータブロック番号が変更されるとき、データブロック番号変更状
態フラグ(ビット 0)が ON します。データブロック番号を変更して RCPNo 値を更
新した後、データブロック番号変更状態フラグは OFF します。

データブロック読出状態フラグ(ホスト → PT)
ホストからデータブロックを 1 データ読み出すとき、データブロック読出状態フラ
グ(ビット 1)が ON します。データブロックのデータが読み出されて NP 本体への
保存が完了すると、データブロック読出状態フラグは OFF します。

データブロック書込状態フラグ(PT → ホスト)
データブロックの 1 データをホストに送信するとき、データブロック書込状態フラ
グ(ビット 2)が ON します。データブロックデータがホストに送信されて書き込み
が完了すると、データブロック書込状態フラグは OFF します。

6-173
6−6 制御エリアと状態エリア

●データブロック番号状態アドレス(RBSR)
ワード 機能
0 現在のデータブロック番号
ホストまたは NP 本体によってデータブロック番号アドレス RCPNo が変更されると、
データブロック番号状態アドレス(RBSR)も更新されます。データブロック番号状
態アドレスをモニタすることで、現在のデータブロック番号を知る事ができます。

●一般制御状態アドレス 2(GCSR2)
ビット 機能
0 多言語状態値ビット 0
1 多言語状態値ビット 1
2 多言語状態値ビット 2
3 多言語状態値ビット 3
4 多言語状態値ビット 4
5 多言語状態値ビット 5
6 多言語状態値ビット 6
7 多言語状態値ビット 7
8 ∼ 15 予約

多言語状態値
多言語状態値から、NP 本体に表示される現在の言語を読出します。
注: (PT メニューから「PT 設定」−「多言語タブ」−「多言語欄」)
[多言語]欄の値が格納されます。

6-174
6−6 制御エリアと状態エリア

6−6−3 設定
NP 本体の制御や NP 本体の状態の読出しには、以下の設定が必要です。
1. [PT]メニューの [PT 設定]を選択して、[PT 設定]ダイアログを表示し
ます。
2. [基本設定]タブを選択します。
3. 制御エリアに先頭アドレスとサイズを指定します。
4. 状態エリアに先頭アドレスを指定します。

6-175
6−7 内部メモリ

6−7 内部メモリ
■内部アドレス(R/W):$
ワードアクセス:$n (n: 0∼65535)
ビットアクセス: $n.b (n: 0∼65535, b: 0~15)
65536 16 ビットの内部アドレス($0 ∼ $65535)があります。

■不揮発性内部アドレス(R/W):$M
ワードアクセス: $Mn(n:0∼1023)
ビットアクセス: $Mn.b(n:0∼1023, b: 0~15)
1024 16 ビットの不揮発性内部アドレス($M0 ∼ $M1023)があります。

■間接アドレス(R/W): *$
ワードアクセス:*$n (n: 0∼65535)
間接アドレスは、アドレスを保存できるアドレス領域です。ユーザーは、$n からア
ドレスを取得して、このアドレスに保存されている値を取得する必要があります。

*$n= $n m
X

例えば、$n = m; $m = X の場合、*$n = X になります。


(m 値は 65535 を超える事は
できません。

■データブロック番号アドレス(R/W):RCPNO
データブロックグループ番号を指定します。最小データブロックグループ番号は1、
最大データブロックグループ数はデータブロックを編集するときに決定します。NP
本体/PLC にデータをアップロード/ダウンロードする際、データブロック番号アドレ
スの設定に応じて、データブロックグループのデータが読み出し/書込みされます。
各データブロックのフィールドとグループ数は、データブロックを編集するときに
決定します。最大 64k ワードのデータを NP 本体に保存する事ができます。

■データブロックアドレス(R/W): RCP
データブロックのフィールド数は L で、グループ番号は N です。
ワードアクセス:RCPn(n:0∼NxL+(L-1))
ビットアクセス:RCPn.b(n:0∼NxL+(L-1), b: 0∼15)
データブロックアドレスは、NP-Designer 終了後に NP 本体からアップロードした
データブロックを保存します。

6-176
6−7 内部メモリ

アドレスの読出/書込方法は以下の通りです。
データブロックのフィールド数を L、データブロックグループ番号を N に設定して
いると仮定します。
データブロックに設定したデータにアクセスするには 2 通りの方法があります。
方法 1. RCPNO と RCP0∼RCP(L-1)を用いる
方法 2. 計算式:RCP{ n×L+(m-1)
}を用いる
以下にデータへのアクセス方法例を示します。
例:次に示すフィールド数:L=2、グループ数:N=3 のデータブロックを設定しま
す。

このとき、データブロックのフィールド数 L が 2 なので、データブロックアドレス
の先頭から 2 個分のアドレスである RCP0、RCP1 には、RCPNO の値に応じたデー
タが格納されます。

●RCPNO の値が 1 の場合


データブロックアドレス RCP0 RCP1
データ 11 22
グループ番号 1 のデータが格納されます。

●RCPNO の値を 3 に更新した場合


データブロックアドレス RCP0 RCP1
データ 55 66
データブロックアドレスの値がグループ番号 3 のデータに更新されます。
また、RCP2 以降のデータブロックアドレスには以下のようにデータが格納されま
す。
データブロック
RCP2 RCP3 RCP4 RCP5 RCP6 RCP7
アドレス
データ 11 22 33 44 55 66
グループ番号 n で m 番ワードのデータは RCP{ n×L+(m-1)
}に格納されますの
で、グループ番号 3 で 1 番ワードのデータ” 55 ”は RCP{3×2+(1-1)}=RCP6 に
格納されます。
よって、グループ番号 3 で 1 番ワードのデータ” 55 ”の変更は、以下の方法で可能で
す。
方法 1:RCPNO の値を 3 にし、RCP0 の値を変更する
方法 2.:RCP6 の値を変更する

6-177
6−7 内部メモリ

6-178
第7章 保守と異常への対処
この章では、異常の発生を未然に防ぐための保守・点検方法と NP 本体に異常が発
生したときの対処方法について説明します。

7−1 保守 ························································································7-2
7−2 点検と清掃 ············································································7-7
7−3 異常への対処 ········································································7-9
7−4 本体交換時のお願い ··························································7-14
7−1 保守

7−1 保守
NP シリーズを常に最良の状態で使用するために、保守作業を行ってください。

NP本体の設置、点検、保守に関しては、それが
正しく実行されたことを「責任者」が必ず確認
してください。
「責任者」とは、機械設計・設置・運用・保守
・廃棄の各段階において、安全を確保するため
の資格および権限と責任のある人物のことです。

NP本体の分解や修理、改造はしないでください。
本来の安全機能が失われる危険があります。

●プロジェクトデータのバックアップ
何らかの故障が発生してユニットを修理に出すときや、代替品と交換するときのた
めに、必ずプロジェクトデータのバックアップを取って大切に保管しておいてくだ
さい。

●予備の本体
NP 本体に故障が発生したときや、バックライトの寿命で画面が見えにくくなった
ときなどに、システムの修復を速やかに行うために予備の NP 本体を用意しておく
ことをお勧めします。

7- 2
7−1 保守

●バックライト
表示部のバックライトの輝度が減少して、画面が見づらくなったときは、バックラ
イトの交換が必要です。バックライトの交換はお客様では行えません。弊社サービ
スセンタまでご連絡ください。

バックライト交換の目安
通常は、下記を交換の目安としてください。
「常温常湿にて NP3 は約 40,000 時間(LED1個あたり光度 40%減少時)」
特に低温度環境下では、バックライトの寿命も低下します。明るさが減少して見づ
らくなったら交換してください。

NP 本体内のバックライトの交換は、お客様では行えませ
ん。弊社サービスセンタまでご連絡ください。

7- 3
7−1 保守

●電池の交換
カレンダ・時計やログデータなどの画面データ以外のデータをバックアップするた
めの電池として、リチウム電池を使用しています。
電池の寿命は、25℃の環境で使用して約 5 年です。より高い温度環境で使用すると
きは、さらに寿命が短くなります。使用する環境に応じて、データをバックアップ
した後に電池を交換してください。
交換する必要が発生したときに、すぐに交換できるように、あらかじめ電池を用意
しておくことをお勧めします。

・電池の形式
メーカ名 形 式
OMRON CJ1W-BAT01

・交換の目安
交換の目安は次のとおりです。
・新しい電池を本体に装着してから 5 年が経過したとき
・NP 本体に電池交換の案内が表示されたとき、電池を交換してください。

・交換方法
次の手順に従って、電池を交換してください。
新しい電池を準備します。
① システムメニューを開き、[設定]を選択後、[バックアップ]を押下しま
す。
② NP 本体の電源を OFF にします。
③ NP 本体背面にある電池カバーを開きます。
④ NP 本体の内側に固定されている電池を外し、ケーブルをつかんで、コネク
タを引き抜きます。

7- 4
7−1 保守

⑤ 新しい電池のコネクタを接続し、電池を電池カバーのホルダに装着します。
図 2 のように電池側面のリード線がホルダの上側のつめに接するようにして
ください。

図1

図2

⑥ 電池のケーブルを挟まないように注意して、電池カバーを閉じます。

バックアップデータは、電池交換後に自動でリストアされ
ます。

・床に落下させるなどして強い衝撃を与えてしまった電池は、
液漏れする恐れがありますので絶対に使用しないでくださ
い。
・電池を装着するときは、種類を確認して正しく装着してく
ださい。
・電池を抜くと、NP 本体内のデータが消去されます。
・電池を分解・ショートさせないでください。

7- 5
7−1 保守

・保存データ
・パスワード
・輝度・コントラスト
・リフレッシュレート
・ブザー
・スクリーンセーバ起動時間
・起動待ち時間
・デフォルト言語
・PT 内部メモリ
・通信パラメータ

7- 6
7 −2 点検と清掃

7−2 点検と清掃
NP シリーズを常に最良の状態で使用するために、清掃と点検を定期的に行ってく
ださい。

NP本体の設置、点検、保守に関しては、それが
正しく実行されたことを「責任者」が必ず確認
してください。
「責任者」とは、機械設計・設置・運用・保守
・廃棄の各段階において、安全を確保するため
の資格および権限と責任のある人物のことです。

●清掃のしかた
表示部が汚れると、画面が見えにくくなります。次の要領で定期的に清掃してくだ
さい。
・ 日常の清掃時は、乾いた柔らかい布で乾拭きしてください。汚れが激しい場
合は、乾拭きで無理に落とそうとすると、前面シートに傷が付く恐れがあり
ます。この場合は、湿った布によりあらかじめ汚れを取ってください。
・ 乾拭きで汚れが落ちないときは、布を十分に薄めた中性洗剤(2%程度)で湿
して、しぼってから拭いてください。
・ 本体にゴム、ビニール製品、テープなどを長時間付着させておくと、シミが
付くことがあります。付着している場合は、清掃時に取り除いてください。

絶対にベンジン、シンナーなどの揮発性の溶剤や化学雑巾
などは使用しないでください。

7- 7
7−2 点検と清掃

●点検のしかた
点検は、6 ヶ月∼1 年に 1 回の間隔で実施してください。極端に高温多湿の環境や
ほこりの多い環境などで使用する場合は、点検する間隔を短くしてください。

・点検項目
次の項目について、判定基準から外れていないかどうかを点検します。判定基準か
ら外れているときは、基準内に入るように周囲の環境を改善したり、ネジなどを締
め直したりしてください。

点検項目 点検内容 判定基準 点検手段


供給電圧 電源端子の電圧変動 許容電圧変動範囲 テスタ
(DC24V -10%∼+15%)
周囲の環境状態 周囲温度(操作盤内温度) 0∼50℃(付録 1 参照) 温度計
周囲湿度(操作盤内湿度) 35∼85%RH(付録 1 参照) 湿度計
ほこりの有無 ほこりが積もっていないこと 目視
油付着の有無 油が前面シートと成形の間に 目視
しみていないこと
取り付け状態 固定金具などのゆるみ 規定のトルクであること プラスドライバ
接続ケーブルのコネクタ接続 完全に挿入されてロックされ プラスドライバ
状態 ており、ゆるみがないこと
外部配線のネジのゆるみ ゆるみがないこと プラスドライバ
外部接続ケーブルの状態 切れかかっているなどの異常 目視、テスタ
がないこと
寿命のある部品 バックライトの輝度 輝度が十分であること 目視
バックライトの寿命(常温
25℃): NP3 は 40,000 時
間(LED1個あたり光度 40%
減少時)を目安とする
電池 5 年(常温 25°C) 5 年ごとの交換

・本製品を分解して修理、改造しないでください。
・本体、および不要になった電池の廃棄については、地
方自治体により規制を受ける場合があります。それぞ
れの自治体規制に従って廃棄してください。
・長時間水・油がかかる場所では、ご使用になれない場合
があります。また、長時間使用するとパッキンが劣化し
ます。点検の上劣化していた場合は弊社サービスセンタ
へご連絡ください。

7- 8
7−3 異常への対処

7−3 異常への対処
異常が発生したときの対処方法について説明します。

7−3−1 異常が発生したとき
PT 本体の動作に異常が発生したときは、以下の表から症状を探し、「対処の仕
方」にしたがって処置してください。

電源を ON/OFF する場合は、システムの安全を確かめてか


ら操作してください。
本製品を分解して修理、改造しないでください。

データ転送時
本体の症状 原因 対処の仕方
NP-Designer と NP NP-Designer と 接 続 接続ケーブルの配線状態を確認してください。
本体間でシリアル転 されていない。 (「3-3 NP-Designer との接続」参照)
送ができない。
NP-Designer の 転 送 NP-Designer「ツール」メニュー−「オプション」
設定が USB になって の転送設定を PC COM ポートにしてください。
いる。
NP 本体が転送モード NP 本体を転送モードにしてください。
になっていない。 (「第4章 システムメニュー」参照)
USB で接続時、パソ 外部ノイズによって ノイズ対策のための USB HUB 配置、USB ケーブ
コンが NP 本体を認 誤動作している。 ル配線を行ってください。
識できない。
USB で画面転送中に NP-Designer の 転 送 NP-Designer「ツール」メニュー−「オプション」
タイムアウトが発生 設定が PC COM ポー の転送設定を USB に設定してください。
する。 トになっている。
外部ノイズによって ノイズ対策のための USB HUB 配置、USB ケーブ
誤動作している。 ル配線を行ってください。

NP 本体起動時
本体の症状 原因 対処の仕方
LED が点灯しない。 電源が供給されてい 接続箇所を確認し、電源を正しく供給してください
ない。 (「3-1 NP 本体の設置」参照)。
電源ヒューズが切れ NP 本体の修理が必要です。裏表紙に記載されてい
ている。 る連絡先にお問い合わせください。
システムプログラム NP 本体の故障の可能性があります。裏表紙に記載
が壊れている。(致 されている連絡先にお問い合わせください。
命的なエラー)
LED が緑点灯のまま バックライトが故障 バックライトの交換が必要です、裏表紙に記載され
画面に何も表示され している。 ている連絡先にお問い合わせください。
ない。

7- 9
7−3 異常への対処

ホストとの接続時
本体の症状 原因 対処の仕方
ホストと通信できない 外部ノイズによっ ノイズ対策のための配線を行ってください。
(エラーメッセージが表 て通信エラーが発
示される)。 生している。

ホスト側のプロト NP-Designer で通信設定を設定してください。


コル設定と NP 本
体側の設定が一致
していない。
NP 本体とホスト 接続ケーブルの種類、長さ、配線状態が仕様に合って
の間が正しく接続 いるか確認してください(「1-2 ホストとの通信」参
されていない。 照)。
NT リ ン ク ( 1 : 号機番号が重複しないよう、設定し直してください
N ) に よ る接続の (「3-5 ホストとの 1:N 接続」参照)。
場合に、号機番号
が重複している。

NP 本体を運転中
本体の症状 原因 対処の仕方
Power LED が点灯しな 電源が供給されて 接続箇所を確認し、電源を正しく供給してください
い。 いない。 (「3-1 NP 本体の設置」参照)。
電源ヒューズが切 NP 本体の修理が必要です。裏表紙に記載されている
れている。 連絡先にお問い合わせください。
画面に何も表示されな スクリーンセーバ 異常ではありません。画面をタッチしてください。
い。 機能が作動してい
る。
バックライトが故 バックライトの交換が必要です。裏表紙に記載されて
障している。 いる連絡先にお問い合わせください。
表示の更新が遅い。 画面切り換えやポ 左記の操作を頻繁に行うと、表示更新が遅くなり、通
ップアップ画面の 信待ちが発生する場合があります。システムに過剰な
開閉を頻繁に行っ 負荷をかけないよう画面切り換えなどの間隔を調整し
ている。 てください。
タッチパネルが反応しな 外部ノイズによっ いったんリセットで復帰させ、ノイズ対策のための配
い。 て誤動作してい 線を行ってください。
る。
タッチパネルが壊 異常がある場合は、裏表紙に記載されている連絡先に
れている。 お問い合わせください。
表示が暗い。 輝度が不足してい システムメニューにある「LCD」でバックライト輝度
る。 を上げてください。バックライト輝度調整に対応して
いない機種もあります。仕様を確認してください。
バックライト不 バックライトの交換が必要です。裏表紙に記載されて
良、または寿命で いる連絡先にお問い合わせください。
ある。
プロコンに接続できな ホストとの設定が ホストの設定を確認してください。NT リンク 1:N
い。 適切でない。 (標準または高速)、最大号機番号を 0 にしてくださ
い。

7- 10
7−3 異常への対処

部品の操作時
本体の症状 原因 対処の仕方
数値や文字の更新が 外部ノイズにより 通信ケーブルを動力線と分離させるなどのノイズ対
遅い。 通信が不安定にな 策を行ってください。
っている。
表示画面の数値表 更新が遅い画面上にある数値表示&入力・文字列表示
示& 入力・文字列 &入力の個数を減らしてください。
表示&入力が多
い。
RS-422A の 場 合 「付-3 RS-422A/485 の接続」を参照して、正しく配
に、不正な分岐 線してください。
や、終端抵抗の設
定に誤りがある。
画面に配置した部品 通信エラーが起き 通信設定を再度確認してください。
のうち、表示されな ている。
いものがある。
ロググラフの表示が ログタイミングの イベント用通信アドレスの ON/OFF の周期を長くし
実際のログタイミン イベントとして設 てください。
グと一致しない。 定した通信アドレ
ス が 高 速 に
ON/OFF し て い
る。
数値の入力ができな 数値入力の上下限 NP-Designer で数値入力部品のプロパティ設定より
い。 値のチェック機能 「詳細設定」を選択して、最小・最大値を確認して
が動作している。 必要に応じて修正してください。
機能部品を押しても パスワードが設定 表示されるパスワード入力ダイアログにパスワード
入力できない、また されている。 を入力してください。
は機能が実行されな
い。
システムメニューに システムメニュー ファンクションキーまたは、ボタンにシステムメニ
移行できない。 へ移行する機能が ューへの移行機能を設定してください。
割り当てられてい
ない。

7- 11
7−3 異常への対処

7−3−2 エラーメッセージが表示されたとき
パソコンに次のようなメッセージが表示されたときは、以下の表から症状を探し、
「対処の仕方」にしたがって処置してください。

●パソコン(NP-Designer)と NP 間での画面データ転送時のエラーとその対処
ここでは、画面データをダウンロード/アップロードしたときに発生する可能性のあ
るエラーとその対処方法について説明します。

メッセージ 原因 対処の仕方
機種名が不正です。 画面データの設定機種と実際 ・ NP-Designer の[PT]の[PT 設
の機種が異なる。 定]で、機種名を確認してくだ
さい。
接続に失敗しました。 NP 本体に接続中または、転 以下を確認してください。
送中にタイムアウトが発生し -NP 本体の電源
た。
-ケーブルの接続
(同じ現象が発生する場合は、ア
プリケーションを終了し、一度パ
ソコンと NP を再起動した上で、
再度接続を実行してください。)
PT か ら の 応 答 が あ り ま せ ・ 転 送設定と異なる方法で画 ・ NP-Designer の [ ツ ー ル ] の
ん。 面 データを転送しようとし [オプション]で、転送設定を
た。 確認してください。
・ COM ポート経由で画面データ ・ COM ポート経由で画面データを転
を転送しようとした際、NP 送する際は、NP を転送モードに
が 転送モードになっていな してください(「第 4 章 システ
い。 ムメニュー」参照)。
・ NP 背 面 の 「 ス ラ イ ド ス イ ッ チ ・ NP 背面の「スライドスイッチ
SW1」が ON になっている。 SW1」を OFF にしてから転送し
・ NP が ビ ジー状態になってい てください。
る。 ・ NP を再起動してから転送してく
ださい。
転送が中止されました。 NP 本体に接続中または、転 ・以下を確認してください。
送中にタイムアウトが発生し -NP 本体の電源
た。
-ケーブルの接続
(同じ現象が発生する場合は、ア
プリケーションを終了し、一度パ
ソコンと NP を再起動した上で、
再度接続を実行してください。)
・NP とホストとの通信リトライ
に負荷がかかっていた可能性が
あります(同じ現象が発生する
場 合 は 、 NP の フ ラ ッ シ ュ
ROM をフォーマットし、再度
転送を実行してください)。

7- 12
7−3 異常への対処

●パソコン(NP-Designer)でのエラーメッセージ
ここでは、画面データを編集した際に発生する可能性のあるエラーとその対処方法
について説明します。

メッセージ 原因 対処の仕方
ファイル名、ディレクトリ エラーチェック、テスト機 NP-Designer の「ツール」→「オ
名、またはボリューム ラベ 能、ファイル転送時などに出 プション」から、出力パスを正し
ルの構文が間違っています。 力されるファイルの出力パス く指定してください。
指定されたパスが見つかりま が正しくないため。
せん。

指定されたファイルが見つか NP-Designer 起動時、直前に −


りません。(NP-Designer 起 編集されたプロジェクトを自
動時) 動的に開こうとしたが、その
ファイルが見つからないた
め。

7- 13
7−4 本体交換時のお願い

7−4 本体交換時のお願い
点検で不良を発見して本体を交換するときは、次の点に注意してください。
・ NP 本体の画面データのバックアップを取っておいてください。
特に、弊社にて修理をする場合、画面データを消去することがあります。
・ 必ず電源を OFF にしてから交換してください。
・ 交換後、新しい本体にも異常がないか確認してください。
・ 不良ユニットを修理のために返却される場合は、不良の内容についてできる
だけ詳細に記載した用紙を本体に添付して、巻末記載の弊社支店または営業
所にお送りください。

7- 14
付 録
付-1 仕様 ·······················································································付-2
付-2 外形寸法 ···············································································付-6
付-3 RS-422A/485 の接続····························································付-8
付-4 接続ケーブルの作成 ·························································付-11
付-5 形式一覧 ·············································································付-20
付-6 オプション品一覧 ·····························································付-32
付-1 仕様

付-1 仕様

付−1−1 一般仕様
仕 様
項 目
形 NP3-MQ000B/MQ000/形 NP3-MQ001B/MQ001
定格電源電圧 DC24V
許容電源電圧範囲 DC21.6∼27.6V(DC24V -10%∼+15%)
許容瞬時停電時間 規定なし
消費電力 12W 以下
使用周囲温度 0∼50℃ *1*2
保存周囲温度 −20∼+60℃ *2
35∼85%RH(0∼40℃) *2
使用周囲湿度 35∼50%RH(40∼50℃) *2
結露がないこと
使用周囲雰囲気 腐食性ガスのないこと
耐ノイズ性 IEC61000-4-4 に準拠 2KV(電源ライン)
2
耐振動(動作時) 5∼9Hz 振幅 3.1mm, 9∼150Hz 9.8m/s XYZ 各方向 30 分
耐衝撃(動作時) 147m/s2 XYZ 各方向 3 回
外形寸法 130.1(W)×104.8(H)×55.4(D)mm
+1 +1
パネルカット寸法 横 118.5 0 ×縦 92.5 0 mm パネル厚範囲 1.6∼2.5mm
質量 500g 以下
保護構造 前面操作部 IP65 防油形 *3
電池寿命 電池寿命 5 年(25°C)*4
対応規格 EC 指令 UL508
*1:表示部デバイスが STN LCD の場合、高温 40℃を超えると表示品位の低下(コントラスト比の
低下など)が生じます。また、低温になると液晶の特性から応答速度が低下します。
*2:下図の温湿度範囲でご使用下さい。

*3:長時間水・油がかかる場所では、ご使用になれない場合があります。また、長時間使用するとパ
ッキンが劣化します。点検の上劣化していた場合は弊社サービスセンタへご連絡ください。
*4:電池を抜くと、NP 本体のデータが消去されます。

付- 2
付-1 仕様

付−1−2 性能仕様
●表示部仕様
仕 様
項 目
形 NP3-MQ000B/MQ000/形 NP3-MQ001B/MQ001
表示デバイス 3.8STN LCD
ドット数 横 320×縦 240 ドット
表示パネル*2 表示色 モノクロ 8 階調
有効表示エリア 横 78.8×縦 59.6mm (3.8 インチ)
視野角 左右±30°、上 10°、下 30°
寿命 40,000 時間以上 *1
輝度調整 タッチパネル操作により 19 段階の調整可能
バックライト
バックライト異
検知機能なし
常検知
点灯 : 通電中
前面 LED
消灯 : 非通電
*1:常湿常温にて LED1 個あたり光度 40%減時の目安時間であり、保証値ではありません。
*2:表示部に表示不良画素が若干存在するものがあります。輝点、黒点につきましては、以下の基準
範囲内であれば、異常ではありません。
輝点、黒点の画素数:0.2 <(短径+長径)/2 ≦ 0.55(mm)の大きさのものが 4 個以内
(ただし 1 個/□20mm 中)

●操作部仕様
仕 様
項 目
形 NP3-MQ000B/MQ000/形 NP3-MQ001B/MQ001
タッチパネル 方式:抵抗膜式
(アナログタイ 分解能:1024×1024
プ方式) 入力:感圧式
*1 寿命:100 万回以上
*1:表示部はアナログ抵抗膜方式です。表示部を同時に 2 点以上押した場合に押した点の中心付近に
スイッチがある場合にスイッチが動作する場合があります。表示部を同時に 2 点以上押さないで
ください。

付- 3
付-1 仕様

●外部 I/F 仕様
仕 様
項 目
形 NP3-MQ000B/MQ000/形 NP3-MQ001B/MQ001
USB HOST 1 ポート(USB メモリ接続用)
USB Slave 1 ポート(画面データ転送:パソコン接続)

●プログラミングツール(画面データ作成用ソフト)
項 目 仕 様
名称 NP-Designer
形式 NP-NPDC0-V1

付- 4
付-1 仕様

付−1−3 通信仕様
シリアル通信の仕様
項 目 仕 様
EIA RS-232C 準拠
COM1 D-SUB 9 ピン・コネクタメス
6 番ピン DC+5V 出力(250mA 以下)
EIA RS-422A,RS-485 準拠
COM2
10 ピン端子台

NT リンク(1:1)の場合
項 目 仕 様
通信規格 EIA RS-232C EIA RS-422A/485
9 ピン D-SUB コネクタ
接続コネクタ 10 ピン端子台
(メス)
接続台数 1:1 1:1
伝送距離 最大 15m 最大 500m

NT リンク(1:N)の場合
項 目 仕 様
通信規格 EIA RS-232C EIA RS-422A/485
9 ピン D-SUB コネクタ
接続コネクタ 10 ピン端子台
(メス)
接続台数 1:1∼8 1:1∼8
伝送距離 最大 15m 最大 500m

付- 5
付-2 外形寸法

付-2 外形寸法
●形 NP3-MQ000(B)

64.0 16.0
55.4

104.8

28.5(Min.)
84.0 31.5(Max.)

130.1 16.0 52.6


5.6 (69.3)

42.8
43.9
117.8 12.5
52.4
58.3

付- 6
付-2 外形寸法

●形 NP3-MQ001(B)

64.0 16.0
55.4

104.8 28.5(Min.)
31.5(Max.)
84.0
130.1 16.0 52.6
5.6 (69.3)

42.8
43.9
117.8 12.5
52.4
58.3

付- 7
付-3 RS-422A/485 の接続

付-3 RS-422A/485 の接続

付−3−1 接地とケーブル線のシールド処理
RS-422A/485 を使用して通信を行う場合は、以下の接続・シールド処理・接地を行
ってください。

●接地線の配線
NP 本体には、機能接地端子( )があります。
① 通常は、図(a)ように接地してください。
・ 各装置間の接地端子(GR)と機能接地端子( )同士をつなぎ、1 点で D 種
接地(第 3 種接地)をしてください。
・ PLC の LG 端子は GR 端子と短絡してください。
・ 接地線は 2mm2 以上の電線を使用してください。
・ 接続方法の詳細は、各通信ユニットのマニュアルを参照してください。
② モーターやインバータなどのノイズ発生機器と同じパネルに接地されている
場合は、図(b)のように NP の機能接地端子( )は接地しないでください。

ノイズによる誤動作防止のため、接地は正しく行ってくだ
さい。

●RS-422A/485 ケーブルのシールド処理
RS-422A/485 のケーブルには必ずシールド処理を施してください。

各機器間の接地端子(GR)と機能接地端子( )同士をつなぎ、1 点で D 種接地


(第 3 種接地)した場合は図(a)のように片端シールドしてください。
NP の機能接地端子( )を接地しない場合は図(b)のように両端シールドして
ください。

ノイズによる誤動作防止のため、ケーブルのシールド処理
は正しく行ってください。

付- 8
付-3 RS-422A/485 の接続

図 a 図 b

CPU装置 CPU装置


  源

  源
CPU CPU
or or
通信 通信

○LG ○LG
○GR ○GR

NP本体 NP本体

RS-422A/485片端シールド線 ○ FG RS-422A/485両端シールド線 ○ FG

信号線 信号線

NP本体 NP本体

○ FG ○ FG

NP本体 NP本体

○ FG ○ FG

付- 9
付-3 RS-422A/485 の接続

付−3−2 接続例
RS-232C/422A 変換ユニットを使って PLC と NP 本体を接続する例を以下に示しま
す。配線の際は配線例を参照して正しく配線を行ってください。

CPU装置 NP本体(0号機) NP本体(1号機)

CPUユニット内
RS-422A変換ユニット
RS-232Cポート
(形CJ1W-CIF11)

NTリンク(1:N)

●配線例

NP本体 NP本体
CPU装置
(0号機) (1号機)
形CJ1W-CIF11 NP本体
DIP SW設定 DIP SW設定
SW1 終端抵抗有無 ON (あり) OFF(RS-422A) OFF(RS-422A) SW1 RS-422A/485切替
SW2 2/4線式切替 OFF(4線式) OFF(RS-422A) OFF(RS-422A)  SW2 RS-422A/485切替
SW3 2/4線式切替 OFF(4線式) OFF(なし) ON (あり) SW3 終端抵抗有無
SW4 空き OFF (未使用) (未使用) SW4 未使用
SW5 RD制御 OFF (なし)
SW6 SD制御 OFF(なし)
RDA-
RDB+
SDA-
SDB+

RDA-
RDB+
SDA-
SDB+

RDA-
RDB+
SDA-
SDB+
FG

FG

FG

*:RS-422A/485 ケーブルのシールド線の処理については、「付−3−1 接地とケーブル線


のシールド処理」を参照してください。

接続ケーブルは、次の製品を使用してください。
形 式 仕 様
TKV VBS3P-03 立井電線製
CO-HC-ESV-3P×7/0.2 平河ヒューテック製

付- 10
付-4 接続ケーブルの作成

付-4 接続ケーブルの作成
以下の手順で接続ケーブルを作成します。

付−4−1 ケーブル処理
① ケーブルを必要な長さに切断します。
② カミソリなどでケーブルの外皮のビニールをむきます。
このとき、シールド線(編組)を傷つけないようにしてください。
③ ハサミでシールド線を切断します。
④ ストリッパで各線の芯線をむきます。
⑤ シールド線を折り返します。
⑥ シールド線の折り返し部分にアルミ箔テープを巻き付けます。

40 (RS-232C)
25(RS-422A/RS-485)

10

(単位mm) アルミ箔テープ

付- 11
付-4 接続ケーブルの作成

付−4−2 ハンダ付け
① 各線に熱収縮チューブを通します。
② 各線およびコネクタ端子に予備のハンダを付けます。
③ 各線とコネクタ端子をハンダ付けします。

1mm

ハンダごて

熱収縮チューブ
ヒシチューブF
内径 1.5
=10

④ 熱収縮チューブをハンダ部分まで戻し、ジェッタでチューブを加熱して収縮
させます。

熱収縮チューブ

付−4−3 フード組み立て
下図のように、コネクタフードを組み立てます。

アルミ箔テープ

コネクタに接続する側        コネクタに接続しない側

付- 12
付-4 接続ケーブルの作成

付−4−4 ホストとの接続ケーブルの作成方法
NP 本体とホストとの接続ケーブルを作成する場合は、以下を参考にして作成して
ください。

●NP 本体シリアルポート COM1−ホストの配線(RS-232C)

1 6 NP本体側 ホスト側 1 6
略 称 ピン番号 シールド線 ピン番号 略 称
FG コネクタフード コネクタフード FG
- 1 2 SD
SD 2 3 RD
RS-232C RS-232C
コネクタ RD 3 4 RS コネクタ
RS 4 5 CS
CS 5 6 -
+5V 6 7 -
- 7 8 -
- 8 9 SG
SG 9 (9ピンタイプ)
5 9 (9ピンタイプ) 5 9

●NP 本体シリアルポート COM2−ホストの配線(RS-422A)

NP側 ホスト側
RS-422Aケーブル

NP側 ホスト側
略 称 略 称
RDA(-) RDA(-)
RS-422A RDB(+) RDB(+)
端子台 SDA(-) SDA(-)
SDB(+) SDB(+)
機能接地 機能接地
シールド線

次のNPへ

各信号をツイストペア線で結線する場合は、RDA と RDB,SDA と SDB がツイス


トペア線のペアとなるよう結線してください。ペアの組み合わせが正しくないと通
信エラーが発生する場合があります。

付- 13
付-4 接続ケーブルの作成

●NP 本体シリアルポート COM2−NP 本体シリアルポート COM2 の配線


(RS-422A)

NP側 ホスト側

RS-422A

NP側 NP側
略 称 略 称
RDA(-) RDA(-)
RS-422A RDB(+) RDB(+) RS-422A
端子台 SDA(-) SDA(-) 端子台
SDB(+) SDB(+)
機能接地 機能接地
シールド線

●NP 本体シリアルポート COM2−ホストの配線(RS-485)

NP側 ホスト側


RS-485

NP側 ホスト側
略 称 略 称
RDA(-) RDA(-)
RS-485 RDB(+) RDB(+)
端子台 SDA(-) SDA(-)
SDB(+) SDB(+)
機能接地 機能接地
シールド線

次のNPへ

付- 14
付-4 接続ケーブルの作成

●NP 本体シリアルポート COM2−NP 本体シリアルポート COM2 の配線


(RS-485)

NP側 ホスト側

RS-485


NP側 NP側
略 称 略 称
RDA(-) RDA(-)
RS-485 RDB(+) RDB(+) RS-485
端子台 SDA(-) SDA(-) 端子台

SDB(+) SDB(+)
機能接地 機能接地
シールド線

付- 15
付-4 接続ケーブルの作成

●CS シリーズ CS1G/H シリアルコミュニケーションボード、C シリーズ


C200HX/HG/HE(-Z)コミュニケーションボード、CQM1H シリアルコミュニケ
ーションボード、CVM1/CV シリーズ上位リンクユニット接続時の配線

対象ユニット:
形 CS1G-CPU42(-V1) 形 CS1G-CPU43(-V1)
形 CS1G-CPU44(-V1) 形 CS1G-CPU45(-V1)
形 CS1H-CPU63(-V1) 形 CS1H-CPU64(-V1)
形 CS1H-CPU65(-V1) 形 CS1H-CPU66(-V1)
形 CS1H-CPU67(-V1)
形 C200HE-CPU32(-Z) 形 C200HE-CPU42(-Z)
形 C200HG-CPU33(-Z) 形 C200HG-CPU43(-Z)
形 C200HG-CPU53(-Z) 形 C200HG-CPU63(-Z)
形 C200HX-CPU34(-Z) 形 C200HX-CPU44(-Z)
形 C200HX-CPU54(-Z) 形 C200HX-CPU64(-Z)
形 C200HX-CPU65-Z 形 C200HX-CPU85-Z
形 CQM1H-CPU51 形 CQM1H-CPU61
形 CV500-LK201(通信ポート 2)

NP側 PLC側 1 6
略 称 ピン番号 略 称
シールド線
RDA(-) コネクタフード FG
RS-422A RDB(+) 1 SDA(-)
端子台
SDA(-) 2 SDB(+)
SDB(+) 3 -
RS-422A
機能接地 4 - コネクタ
5 -
6 RDA(-)
7 -
8 RDB(+)
9 - 5 9
(9ピンタイプ)

シールド線の処理については、「付−3−1 接地とケーブル線のシールド処理」を
参照してください。

付- 16
付-4 接続ケーブルの作成

●CVM1/CV シリーズ CPU ユニット接続時の配線


対象ユニット:
形 CV500-CPU01-V1 形 CV1000-CPU01-V1
形 CV2000-CPU01-V1
形 CVM1-CPU01-V□ 形 CVM1-CPU11-V□
形 CVM1-CPU21-V□

「-V□」の付かない CVM1/CV シリーズの CPU ユニットは、いずれの通信方式で


も接続できません。

NP側 PLC側 1 6
略 称 ピン番号 略 称
シールド線
RDA(-) コネクタフード FG
RS-422A RDB(+) 1 SDA(-)
端子台
SDA(-) 2 SDB(+)
SDB(+) 3 -
RS-422A
機能接地 4 RS コネクタ
5 CS
6 RDA(-)
7 -
8 RDB(+)
9 - 5 9
(9ピンタイプ)

シールド線の処理については、「付−3−1 接地とケーブル線のシールド処理」を
参照してください。

●温調器 EJ1 接続時の配線

NP側 EJ1側
RS-485ケーブル


NP側 EJ1側
略 称 略 称
RDA(-) A(-)
RS-485 RDB(+) B(+)
端子台 SDA(-)
SDB(+)
機能接地
シールド線

次のEJ1へ

シールド線の処理については、「付−3−1 接地とケーブル線のシールド処理」を
参照してください。

付- 17
付-4 接続ケーブルの作成

付−4−5 パソコンとの接続ケーブルの作成方法

NP-Designer 接続ケーブルを作成する場合は、以下を参考に作成してください。
DOS/V 対応パソコンの RS-232C コネクタの種類によって、次のように配線します。

●25 ピンコネクタの場合

2 2
SD SD
3 3
RD RD
4 4
パソコン側 RS RS NP本体側
5 5 CS
CS
7 9 SG
SG
1 シールド線
FG

コネクタ コネクタ
フード フード

接続ケーブルを組み立てる場合は、次の製品を使用してください。

名 称 形 式 備 考
形 XM2D-2501 25 ピンタイプ
コネクタ オムロン製(パソコン側)
形 XM2A-0901 9 ピンタイプ オムロン製(PT 側)
形 XM2S-2511 25 ピンタイプ
オムロン製(パソコン側)
コネクタフード
形 XM2S-0911 9 ピンタイプ mm ピッチねじ
オムロン製(PT 側)
AWG28×5P IFVV-SB 多芯シールドケーブル 藤倉電線製
ケーブル
CO-MA-VV-SB 5P×28AWG 多芯シールドケーブル 日立電線製

付- 18
付-4 接続ケーブルの作成

●9 ピンコネクタの場合

3 2
SD SD
2 3
RD RD
7 4
パソコン側 RS RS NP本体側
8 5 CS
CS
5 9 SG
SG
シールド線
コネクタ
フード
コネクタ
フード

接続ケーブルを組み立てる場合は、次の製品を使用してください。

名 称 形 式 備 考
形 XM2D-0901 9 ピンタイプ オムロン製
(パソコン側)
コネクタ
形 XM2A-0901 9 ピンタイプ オムロン製
(NP 本体側)
形 XM2S-0911 9 ピンタイプ mm ピッチねじ
* オムロン製
コネクタフード 1
形 XM2S-0913 9 ピンタイプ インチピッチねじ
オムロン製
AWG28×5P IFVV-SB 多芯シールドケーブル 藤倉電線製
ケーブル
CO-MA-VV-SB 5P×28AWG 多芯シールドケーブル 日立電線製
*1 パソコン側のコネクタフードは、ご使用のパソコンのコネクタ部のねじの規格に合ったものを使
用してください。

付- 19
付-5 形式一覧

付-5 形式一覧
●NP 本体
液 晶 筐 体
形 式
種類 サイズ 色 ドット数 色
形 NP3-MQ000B STN 3.8inch モノクロ 320×240 黒
形 NP3-MQ000 STN 3.8inch モノクロ 320×240 シルバー
形 NP3-MQ001B STN 3.8inch モノクロ 320×240 黒
形 NP3-MQ001 STN 3.8inch モノクロ 320×240 シルバー

●シリアルコミュニケーションユニット
形 式 仕 様 対応 PLC
形 CS1W-SCU21 RS-232C(2 ポート)・ベース取り付けタイプ CS シリーズ CS1G/H、
CS1G/H-H
形 CS1W-SCU41 ・RS-232C(1 ポート)・RS-422A(1 ポート) CS シリーズ CS1G/H、
・ベース取り付けタイプ CS1G/H-H
形 CJ1W-SCU41 ・RS-232C(1 ポート)・RS-422A(1 ポート) CJ シ リ ー ズ CJ1G/H-
・ビルディングブロックタイプ H、CJ1M

付- 20
付-5 形式一覧

■NT リンク(1:1)によって NP シリーズと接続可能な PLC シリーズ


PLC シリーズ 仕様
C200HE/HG/HX シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(切り替え/9 ピンタイプ)
CQM1(H)シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)
CPM1A シリーズ RS-232C アダプタ(形 CPM1-CIF01)で RS-232C ケーブルに接続
CPM2A シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)
CPM2C シリーズ 変換ケーブル(形 CPM2C-CN111)で分岐させた RS-232C コネクタに
接続
CVM1/CV シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(切り替え/9 ピンタイプ)

●NP 本体のシリアルポートと RS-232C 方式で NT リンク(1:1)によって接続で


きるホスト側のユニット
NT リンク(1:1)機能を内蔵している コミュニケーションボード増設で接続可
PLC シリーズ
CPU ユニット 能な CPU ユニット
形 C200HS−CPU21/23/31/33
形 C200HE-CPU42(-Z) 形 C200HE-CPU32/42(-Z) *1
形 C200HG-CPU43/63(-Z) 形 C200HG-CPU33/43/53/63(-Z) *1
形 C200HX-CPU44/64(-Z) 形 C200HX-CPU34/44/54/64(-Z) *1
形 C200HX-CPU65/85-Z 形 C200HX-CPU65/85-Z
形 CQM1-CPU41/42/43/44-V1
C シリーズ
形 CQM1-CPU45-EV1
形 CPM1A-10/20/30/40CD□-□(-V1)

形 CPM2A-30/40/60CD□□-□
形 CPM2C-10/20□□□□□□-□ *4
形 CQM1H-CPU21/51/61 *2
CV シリーズ*3 形 CV500-CPU01-V1
形 CV1000-CPU01-V1
形 CV2000-CPU01-V1
CVM1 シ リ ー 形 CVM1-CPU01/11/21-V2
ズ *3
*1:コミュニケーションボード形 C200HW-COM02/COM04/COM05/COM06(-V1)のいずれかが必
要です。
*2:シリアルコミュニケーションボード形 CQM1H-SCB41 が必要です。
*3:「-V1」が付かない CVM1/CV シリーズ PLC の CPU ユニットには接続できません。
*4:変換ケーブル(形 CS1W-CN118)や、コネクタ付きケーブル(形 XW2Z-200T-2)を使用して
接続します。

CS シリーズ CPU ユニットは、NT リンク(1:1)では接続


できません。NT リンク(1:N)方式(標準/高速)で 1:1 接
続を行ってください。詳細は「3-5 ホストとの 1:N 接
続」、または「3-6 高速 NT リンク(1:N)方式」を参照し
てください。

付- 21
付-5 形式一覧

●NP 本体のシリアルポートと RS-422A/485 方式で NT リンク(1:1)によって


接続できるホスト側のユニット
PLC シリーズ NT リンク(1:1)機能を内蔵している CPU ユニット
形 C200HE-CPU32/42(-Z) *1
形 C200HG-CPU33/43/53/63(-Z) *1
C シリーズ 形 C200HX-CPU34/44/54/64(-Z) *1
形 C200HX-CPU65/85-Z *1
形 CQM1H-CPU51/61 *2
形 CV500-CPU01-V1
CV シリーズ *3 形 CV1000-CPU01-V1
形 CV2000-CPU01-V1
CVM1 シリーズ *3 *4 形 CVM1-CPU01/11/21-V2
*1:コミュニケーションボード形 C200HW-COM03-V1 または形 C200HW-COM06-V1 が必要です。
*2:シリアルコミュニケーションボード形 CQM1H-SCB41 が必要です。
*3:「-V1」が付かない CVM1/CV シリーズ PLC の CPU ユニットには接続できません。
*4:RS-485 の接続はできません。

付- 22
付-5 形式一覧

■標準 NT リンク(1:N)によって NP シリーズと接続可能な PLC シリ


ーズ
PLC シリーズ 仕様
CP シリーズ RS-232C オプションボード(形 CP1W-CIF01)で RS-232C ケーブ
ルに接続
RS-422A/485 オプションボード(形 CP1W-CIF11)で接続
C200HE/HG/HX シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(切り替え/9 ピンタイプ)
CQM1H シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)
CS シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)
CJ シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)

●NP 本体のシリアルポートと RS-232C 方式で NT リンク(1:N)によって接続


できるホスト側のユニット
PLC シリーズ 内蔵しているポートを使用して接続する場合 オプション品を使用して接続する場合

CP シリーズ 形 CP1L-L14D/L20D/M30D/M40D *1
形 CS1G-CPU42/43/44/45(-V1)
形 CS1H-CPU63/64/65/66/67(-V1)
CS シリーズ 形 CS1G-CPU42H/43H/44H/45H 同左 *2
形 CS1H-CPU63H/64H/65H/66H/67H
形 CS1D-CPU65H/67H
形 CJ1H-CPU65H/66H *2
CJ シリーズ 形 CJ1G-CPU42H/43H/44H/45H *2 同左 *3
形 CJ1M-CPU11/12/13/21/22/23
形 C200HE-CPU42(-Z) 形 C200HE-CPU32/42(-Z) *4
形 C200HG-CPU43/63(-Z) 形 C200HG-CPU33/43/53/63 ( -Z )
(*4)
C シリーズ
形 C200HX-CPU44/64(-Z) 形 C200HX-CPU34/44/54/64(-Z) *4
形 C200HX-CPU65/85-Z 形 C200HX-CPU65/85-Z *4
形 CQM1H-CPU21/51/61 *5
*1: RS-232C オプションボード形 CP1W-CIF01 が必要です。
*2: シリアルコミュニケーションボード形 CS1W-SCB21/41、シリアルコミュニケーションユニット
形 CS1W-SCU21 のいずれかが必要です。
*3: シリアルコミュニケーションユニット形 CJ1W-SCU41 が必要です。
*4: コミュニケーションボード形 C200HW-COM02/COM04/COM05/COM06(-V1)のいずれかが必
要です。
*5: シリアルコミュニケーションボード形 CQM1H-SCB41 が必要です。

付- 23
付-5 形式一覧

●NP 本体のシリアルポートと RS-422A/485 方式で NT リンク(1:N)によって接


続できるホスト側のユニット
PLC シリーズ ユニット名 接続時に必要なオプション品
形 CP1L-L14D/L20D/M30D/M40D RS-422A/485 オプションボード:形
CP シリーズ
CP1W-CIF11
形 CS1G-CPU42/43/44/45(-V1) シリアルコミュニケーションボー
形 CS1H-CPU63/64/65/66/67(-V1) ド:形 CS1W-SCB41
CS シリーズ 形 CS1G-CPU42H/43H/44H/45H
形 CS1H-CPU63H/64H/65H/66H/67H
形 CS1D-CPU65H/67H
形 CJ1H-CPU65H/66H シリアルコミュニケーションユニッ
CJ シリーズ 形 CJ1G-CPU42H/43H/44H/45H ト:形 CJ1W-SCU41
形 CJ1M-CPU11/12/13/21/22/23
形 C200HE-CPU32/42(-Z)
形 C200HG-CPU33/43/53/63(-Z) コミュニケーションボード:
形 C200HX-CPU34/44/54/64(-Z) 形 C200HW-COM03/COM06(-V1)
C シリーズ
形 C200HX-CPU65/85-Z
形 CQM1H-CPU21/51/61 シリアルコミュニケーションボー
ド:形 CQM1H-SCB41

「-V1」が付いた CS シリーズ PLC では、標準の NT リンク(1:N)


の他に、「高速 NT リンク(1:N)」をサポートしています。また、
Lot.991220 以降のシリアルコミュニケーションボード/ユニットを使用
すれば、 「-V1」が付かない CS シリーズ PLC でも、「高速 NT リ
ンク(1:N)」を使用できます。詳細については「3-6 高速 NT リン
ク(1:N)方式」を参照してください。

付- 24
付-5 形式一覧

■高速 NT リンク(1:N)によって NP シリーズと接続可能な PLC シリ


ーズ
PLC シリーズ 仕様
CP シリーズ RS-232C オプションボード(形 CP1W-CIF01)で RS-232C ケーブ
ルに接続
RS-422A/485 オプションボード(形 CP1W-CIF11)で接続
CS シリーズ *1 RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)
CJ シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)
*1:「-V1」が付いてない CS シリーズ PLC の CPU ユニットは接続できません。

●NP 本体のシリアルポートと RS-232C 方式で NT リンク(1:N)によって接続


できるホスト側のユニット
内蔵しているポートを使用して接続する場 オプション品を使用して接続する場
PLC シリーズ
合 合
形 CP1L-L14D/L20D/M30D/M40D
CP シリーズ
*1
形 CS1G-CPU42/43/44/45(-V1) *2
形 CS1H-CPU63/64/65/66/67(-V1)*2
CS シリーズ 形 CS1G-CPU42H/43H/44H/45H 同左 *3
形 CS1H-CPU63H/64H/65H/66H/67H
形 CS1D-CPU65H/67H
形 CJ1H-CPU65H/66H
CJ シリーズ 形 CJ1G-CPU42H/43H/44H/45H 同左 *4
形 CJ1M-CPU11/12/13/21/22/23
*1: RS-232C オプションボード形 CP1W-CIF01 が必要です。
*2:「-V1」が付いてない CS シリーズ PLC の CPU ユニットは高速 NT リンクを使用できません。
*3: シリアルコミュニケーションボード形 CS1W-SCB21/41、シリアルコミュニケーションユニット
形 CS1W-SCU21 のいずれかが必要です。
*4: シリアルコミュニケーションユニット形 CJ1W-SCU41 が必要です。

●NP 本体のシリアルポートと RS-422A/485 方式で NT リンク(1:N)によって接


続できるホスト側のユニット
接続時に必要なシリアルコミュニケー
PLC シリーズ ユニット名
ションボード/ユニット
形 CP1L-L14D/L20D/M30D/M40D RS-422A/485 オプションボード:形
CP シリーズ
CP1W-CIF11
形 CS1G-CPU42/43/44/45(-V1) シリアルコミュニケーションボード:
形 CS1H-CPU63/64/65/66/67(-V1) 形 CS1W-SCB41
CS シリーズ 形 CS1G-CPU42H/43H/44H/45H
形 CS1H-CPU63H/64H/65H/66H/67H
形 CS1D-CPU65H/67H
形 CJ1H-CPU65H/66H シリアルコミュニケーションユニッ
CJ シリーズ 形 CJ1G-CPU42H/43H/44H/45H ト:形 CJ1W-SCU41
形 CJ1M-CPU11/12/13/21/22/23

付- 25
付-5 形式一覧

■Host link によって NP シリーズと接続可能な PLC シリーズ


PLC シリーズ 仕様
CP シリーズ RS-232C オプションボード(形 CP1W-CIF01)で RS-232C ケ
ーブルに接続
C200HE/HG/HX シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(切り替え/9 ピンタイプ)
CQM1(H)シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)
CPM1A シリーズ RS-232C アダプタ(形 CPM1-CIF01)で RS-232C ケーブルに
接続
CPM2A シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)
CPM2C シリーズ 変換ケーブル(形 CPM2C-CN111)で分岐させた RS-232C コネ
クタに接続
CVM1/CV シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(切り替え/9 ピンタイプ)
CS シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)
CJ シリーズ RS-232C 接続用コネクタ付き(9 ピンタイプ)

●NP 本体のシリアルポートと RS-232C 方式で Host link によって接続できるホ


スト側のユニット
Host link 機能(上位リンク機 上位リンクユニット/コミュニ 接続時に必要なオプシ
PLC シリ
能)を内蔵している CPU ユニ ケーションボード増設で接続 ョン品
ーズ
ット 可能な CPU ユニット
CP シ リ 形 CP1L-L14D/L20D/M30D/ 形 CP1W-CIF01
ーズ M40D
形 C1000H-CPU01-V1 形 C120-LK201-V1
形 C2000H-CPU01-V1
形 C200HS-CPU01/03/21/ 形 C200H-LK201-V1
23/31/33
形 C200HE-CPU11/32/42
形 C200HE-CPU11/32/42-Z
形 C200HG-CPU33/43/53/63
形 C200HG-CPU33/43/53/
63-Z
形 C200HX-CPU34/44/54/64
形 C200HX-CPU34/44/54/
C シリー
64/65/85-Z

形 C200HS-CPU21/22/31/33
形 C200HE-CPU42 形 C200HE-CPU32/42 形 C200HW-COM02/
形 C200HE-CPU42-Z 形 C200HE-CPU32/42-Z 04/05/06-V1
形 C200HG-CPU43/63 形 C200HG-CPU33/43/53/63
形 C200HG-CPU43/63-Z 形 C200HG-CPU33/43/53/
63-Z
形 C200HX-CPU44/64 形 C200HX-CPU34/44/54/64
形 C200HX-CPU44/64/65/ 形 C200HX-CPU34/44/54/
85-Z 64/65/85-Z
形 C1000H-CPU01-V1 形 C500-LK201-V1
形 C2000H-CPU01-V1
Host link 機能(上位リンク機 上位リンクユニット/コミュニ 接続時に必要なオプ
PLC シリ
能)を内蔵している CPU ユ ケーションボード増設で接続 ション品
ーズ
ニット 可能な CPU ユニット

付- 26
付-5 形式一覧

Host link 機能(上位リンク機 上位リンクユニット/コミュニ 接続時に必要なオプシ


PLC シリ
能)を内蔵している CPU ユ ケーションボード増設で接続 ョン品
ーズ
ニット 可能な CPU ユニット
形 C1000H-CPU01-V1 形 C500-LK203
形 C1000HF-CPUA1-V1
形 C2000H-CPU01-V1
形 CPM1-10/20CDR-□
+形 CPM1-CIF01
形 CPM1A-10/20/30/
40CD□-□
+形 CPM1-CIF01
形 CPM2A-30/40/
C シリー 60CD□□-□
ズ +形 CPM1-CIF01
(ペリフェラルポート接続
時)
形 CPM2C-10/
20□□□□□□-□ *1
形 CQM1-CPU21
形 CQM1-CPU41/42/43/
44-V1
形 CQM1H-CPU11/21/51/ 形 CQM1H-CPU51/61 形 CQM1H-SCB41
61 *2
CV シ リ 形 CV500-CPU01-V1 形 CV500-CPU01-V1 形 CV500-LK201
ーズ 形 CV1000-CPU01-V1 形 CV1000-CPU01-V1
*3 形 CV2000-CPU01-V1 形 CV2000-CPU01-V1
CVM1 シ 形 CVM1-CPU01-V2 形 CVM1-CPU01-V2 形 CV500-LK201
リーズ 形 CVM1-CPU11-V2 形 CVM1-CPU11-V2
*3 形 CVM1-CPU21-V2 形 CVM1-CPU21-V2
形 CS1G-CPU42/43/44/ 形 CS1G-CPU42/43/44/ 形 CS1W-SCU21(-V1)
45(-V1) 45(-V1) 形 CS1W-SCB21(-V1)
形 CS1H-CPU63/64/65/ 形 CS1H-CPU63/64/65/ 形 CS1W-SCB41(-V1)
CS シ リ 66/67(-V1) 66/67(-V1)
ーズ 形 CS1G-CPU42H/43H/ 形 CS1G-CPU42H/43H/
44H/45H 44H/45H
形 CS1H-CPU63H/64H/ 形 CS1H-CPU63H/64H/
65H/66H/67H 65H/66H/67H
形 CJ1G-CPU44/CPU45 形 CJ1G-CPU44/CPU45 形 CJ1W-SCU21/
形 CJ1G-CPU42H/43H/ 形 CJ1G-CPU42H/43H/ 41/-V1
CJ シ リ 44H/45H 44H/45H
ーズ 形 CJ1H-CPU65H/66H/67H 形 CJ1H-CPU65H/66H/67H
形 CJ1M-CPU11/12/13/ 形 CJ1M-CPU11/12/13/
21/22/23 21/22/23
SRM1 形 SRM1-C02-V2
*1:変換ケーブル(形 CPM2C-CN111、形 CS1W-CN114/118)や、RS-232C アダプタ(形 CPM1-
CIF01)、RS-422A アダプタ(形 CPM1-CIF11)を使用して接続します。
*2:形 CQM1H-CPU11 は CPU 内蔵 RS-232C ポートがないため、変換ケーブル(形 CS1W-CN118)
を介して、ペリフェラルポートで PT と接続します。
*3:「-V□」が付かない CVM1/CV シリーズ PLC の CPU ユニットは接続できません。

付- 27
付-5 形式一覧

●NP 本体のシリアルポートと RS-422A/485 方式で Host link によって接続できる


ホスト側のユニット
Host link 機能(上位リンク機 上位リンクユニット/コミュニ 接続時に必要なオプシ
PLC シリ
能)を内蔵している CPU ユニ ケーションボード増設で接続 ョン品
ーズ
ット 可能な CPU ユニット
CP シ リ 形 CP1L-L14D/L20D/M30D/ 形 CP1W-CIF11
ーズ M40D
形 C1000H-CPU01-V1 形 C120-LK202-V1
形 C2000H-CPU01-V1
形 C200HS-CPU01/03/21/ 形 C200H-LK202-V1
23/31/33
形 C200HE-CPU11/32/42
形 C200HE-CPU11/32/42-Z
形 C200HG-CPU33/43/53/63
形 C200HG-CPU33/43/
53/63-Z
形 C200HX-CPU34/44/54/64
形 C200HX-CPU34/44/
54/64/65/85-Z
形 C200HE-CPU32/42 形 C200HW-COM03/
形 C200HE-CPU32/42-Z 06-V1
形 C200HG-CPU33/43/53/63
形 C200HG-CPU33/43/
53/63-Z
形 C200HX-CPU34/44/54/64
形 C200HX-CPU34/44/
C シリー
54/64/65/85-Z

形 C1000H-CPU01-V1 形 C500-LK201-V1
形 C2000H-CPU01-V1
形 C1000H-CPU01-V1 形 C500-LK203
形 C1000HF-CPUA1-V1
形 C2000H-CPU01-V1
形 CPM1-10/20CDR-□
+形 CPM1-CIF11
形 CPM1A-10/20/30/
40CD□-□
+形 CPM1-CIF11
形 CPM2A-30/40/
60CD□□-□
+形 CPM1-CIF11
(ペリフェラルポート接続
時)
形 CPM2C-10/
20□□□□□□-□ *1
形 CQM1H-CPU51/61 形 CQM1H-SCB41

Host link 機能(上位リンク機 上位リンクユニット/コミュニ 接続時に必要なオプシ


PLC シリ
能)を内蔵している CPU ユ ケーションボード増設で接続 ョン品
ーズ
ニット 可能な CPU ユニット

付- 28
付-5 形式一覧

Host link 機能(上位リンク機 上位リンクユニット/コミュニ 接続時に必要なオプシ


PLC シリ
能)を内蔵している CPU ユ ケーションボード増設で接続 ョン品
ーズ
ニット 可能な CPU ユニット
CV シ リ 形 CV500-CPU01-V1 形 CV500-CPU01-V1 形 CV500-LK201
ーズ 形 CV1000-CPU01-V1 形 CV1000-CPU01-V1
*2 形 CV2000-CPU01-V1 形 CV2000-CPU01-V1
CVM1 シ 形 CVM1-CPU01-V2 形 CVM1-CPU01-V2 形 CV500-LK201
リーズ 形 CVM1-CPU11-V2 形 CVM1-CPU11-V2
*2 形 CVM1-CPU21-V2 形 CVM1-CPU21-V2
形 CS1G-CPU42/43/44/ 形 CS1W-SCB41(-V1)
45(-V1)
形 CS1H-CPU63/64/65/
CS シ リ 66/67(-V1)
ーズ 形 CS1G-CPU42H/43H/
44H/45H
形 CS1H-CPU63H/64H/
65H/66H/67H
形 CJ1G-CPU44/CPU45 形 CJ1W-SCU41-V1
形 CJ1G-CPU42H/43H/
CJ シ リ 44H/45H
ーズ 形 CJ1H-CPU65H/CPU66H
形 CJ1M-CPU11/12/13/
21/22/23
形 SRM1-C02-V2
SRM1
+形 CPM1-CIF11
*1: 変換ケーブル(形 CPM2C-CN111、形 CS1W-CN114/118)や、RS-232C アダプタ(形 CPM1-
CIF01)、RS-422A アダプタ(形 CPM1-CIF11)を使用して接続します。
*2: 「-V□」が付かない CVM1/CV シリーズ PLC の CPU ユニットは接続できません。

付- 29
付-5 形式一覧

●NP 本体関連ソフトウェア
名 称 形 式 備 考
NP-Designer 形 NP-NPDC0-V1 OS: Windows2000 ( Service Pack4 ) /XP
(Service Pack2)
NP-Designer には、転送プログラムと、NP シリ
ーズ用の標準のシステムプログラムが含まれてい
ます。

●接続関連部品
コネクタ付きケーブル(NP 本体↔PLC)
形 式 ケーブル長 対象ユニット 通信方式 仕 様
形 XW2Z-200T 2m 9 ピンコネクタを持 NT リンク 9 ピン⇔9 ピン
つユニット (RS-232C のみ)
形 XW2Z-500T 5m
形 XW2Z-200T-2 2m CPM2C ペリフェラ NT リンク 9 ピン⇔CPM2C ペ
形 XW2Z-500T-2 5m ルポート (RS-232C のみ) リフェラルポート

コネクタ付きケーブル(NP 本体↔パソコン)
形 式 ケーブル長 対象パソコン 仕 様
形 XW2Z-S002 2m DOS/V 対応パソコン 9 ピン(メス)⇔9 ピン(オス)

RS-232C 接続ケーブル
形 式 仕 様
AWG28×5P IFVV-SB 多芯シールドケーブル 藤倉電線製
CO-MA-VV-SB 5P×28AWG 多芯シールドケーブル 日立電線製

付- 30
付-5 形式一覧

RS-232C 適合コネクタ
名 称 形 式 仕 様 同梱しているユニット
コネクタ 形 XM2A-2501 25 ピンタイプ(オス) 形 CV500-LK201
オムロン製 形 C200H-LK201-V1
形 XM2D-2501 25 ピンタイプ(メス)
オムロン製(DOS/V パソコン用)
形 XM2A-0901 9 ピンタイプ(オス) オムロン製 CS/CJ シリーズ
C シリーズ CQM1、C200HS
C200HX/HG/HE(-Z)
CVM1/CV シリーズ CPU ユ
ニット
形 CV500-LK201
形 XM2D-0901 9 ピンタイプ(メス) オムロン製
(DOS/V パソコン用)
DB-25P 25 ピンタイプ(オス) JAE 製
コネクタフード 形 XM2S-2511 25 ピ ン タ イ プ mm ピ ッ チ ね じ 形 CV500-LK201
オムロン製 形 C200H-LK201-V1
形 XM2S-2513 25 ピンタイプ インチピッチねじ
オムロン製
形 XM2S-0911 9 ピンタイプ mm ピッチねじ C シリーズ CQM1、C200HS
オムロン製 C200HX/HG/HE(-Z)
CVM1/CV シリーズ CPU ユ
ニット
形 CV500-LK201
形 XM2S-0911-E 9 ピンタイプ mm ピッチねじ CS/CJ シリーズ
オムロン製
形 XM2S-0913 9 ピンタイプ インチピッチねじ
オムロン製
DB-C2-J9 25 ピンタイプ JAE 製

RS-422A/485 接続ケーブル
形 式 仕 様
TKV VBS3P-03 立井電線製
CO-HC-ESV-3P×7/0.2 平河ヒューテック製

CS1 シリーズ PLC ペリフェラルポート用ケーブル


形 式 仕 様
形 CS1W-CN118 オムロン製(CS1 シリーズペリフェラルポート
⇔D-SUB 9 ピン メスコネクタ)

付- 31
付-6 オプション品一覧

付-6 オプション品一覧

付−6−1 交換用電池
メモリ内容バックアップ用のリチウム電池です。

メーカ名 形 式
OMRON CJ1W-BAT01

付−6−2 USB フラッシュメモリ


FAT32 フォーマットの USB フラッシュメモリのみ接続できます。

付- 32
● 本誌に記載のない条件や環境での使用、および原子力制御・鉄道・航空・車両・燃焼装置・医療機器・娯楽機械・安全機器、
その他人命や財産に大きな影響が予測されるなど、
特に安 全 性が 要 求される用 途 への 使 用をご検 討 の 場 合は、定 格 ・ 性 能に対し余 裕を持った使い方やフェールセイフ等 の 安 全 対 策 へのご配 慮をいただくとともに、当 社 営 業
担当者までご相談いただき仕様書等による確認をお願いします。
● 本製品の内、 外国為替及び外国貿易法に定める輸出許可、承認対象貨物(又は技術) に該当するものを輸出(又は非居住者に提供) する場合は同法に基づく輸出許可、承認(又は
役務取引許可) が必要です。

インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 営業統轄事業部
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー14F
(〒141-0032)
●営業にご用の方も、技術お問い合わせの方も、フリーコールにお電話ください。
 音声ガイダンスが流れますので、案内に従って操作ください。 オムロン制御機器の最新情報をご覧いただけます。

www.fa.omron.co.jp
カスタマサポートセンタ

0120-919-066
クイック オムロン

携帯電話・PHSなどではご利用いただけませんので、
その場合は下記電話番号へおかけください。 緊急時のご購入にもご利用ください。
電話 055-982-5015(通話料がかかります)
【技術のお問い合わせ時間】
 ■営業時間:9:00∼12:00/13:00∼19:00 オムロン商品のご用命は
       (土・日・祝祭日は9:00∼12:00/13:00∼17:00)
 ■営 業 日:年末年始を除く
上記フリーコール以外に、055-977-6389(通話料がかかります)
におかけいただくことにより、直接FAシステム機器の技術窓口につながります。
【営業のお問い合わせ時間】
 ■営業時間:9:00∼12:00/13:00∼17:30(土・日・祝祭日は休業)
 ■営 業 日:土・日・祝祭日/春期・夏期・年末年始休暇を除く
●FAXによるお問い合わせは下記をご利用ください。
 カスタマサポートセンタ お客様相談室 FAX 055-982-5051
●その他のお問い合わせ先
 納期・価格・修理・サンプル・仕様書は貴社のお取引先、
 または貴社担当オムロン営業員にご相談ください。


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